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  •  今時、インターネットエクスプローラーを使っているヤツが悪いんだろうけれど、今日のインターネットエクスプローラーは動きが遅いし、挙動が不審だ。でも、インターネットエクスプローラーじゃないと困る事だってあるんだよね。最新ブラウザのエッジがすべての面で、旧式のインターネットエクスプローラーよりも優れているわけじゃないしね。ああ、困った困った。
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2009年4月の記事

2009年4月30日 (木)

四月と言えばバイオン[2009年4月の落ち穂拾い]

 ふと気がつくと、今月はなんかやたらと、倍音倍音と書いていたような気がします。そんな倍音関係のコメントを拾いました。

パイプオルガンの音色づくり

 吹奏楽の音づくりって、パイプオルガンでの音色作りに似ているなあと思いました。

 パイプオルガンは、開管の金属パイプと閉管の木管パイプの二つのパイプをそれぞれ音域をずらし、調性をずらして、音量を組み合わせて、あの音色を作っていくんですよね。つまり各パイプの組み合わせで、人工的に倍音を作成して、任意の音色を作り上げるというやり方です。ある意味、現代のシンセサイザーの音色づくりにも通じる部分があります。

 私はパイプオルガンは弾きませんが、オルガニストさんが音色を丹念に作っていくのを見ると、ああ、オルガンって大変だなあと思います。今のオルガンはパソコン内蔵ですから、音色の変更はキック一発でできますが、昔はリアルタイムで各パイプの組み合わせを変えていたそうで、楽器にコンピューターが組み込まれるようになって、一番恩恵を受けているが、パイプオルガンではなかろうかと思います。

 話ズレましたね(汗)。
 
 
倍音を聞きとる感覚について

 これはまず、倍音の発生する演奏を聞いた経験の回数とか、極端に言っちゃえば有無も関係するのではないでしょうか? つまり、下手くそな演奏しか聞いてないと、倍音もへったくれもないわけだし…。それなりの音楽ホールとか教会堂でないと倍音って、なかなか発生してくれないしね。

 あと、録音主体で音楽鑑賞している人も、倍音って、あんまり録音で収録されにくいし、再生しにくいので、その辺の感覚が鈍いんじゃないかなあ…って思います。

 倍音を含め“美”というものは、理屈で片づけられない面を持っているので、世の中を理屈で割り切ろうとする人には分かりづらいという面もあるし…。

 倍音なんて、聞けば、キレイだから、一発でメロメロになれるんだけどなあ…。
 
 
各社のフルートの傾向と対策(ヤマハ・ムラマツ・サンキョウ・アルタス)

 たかさんが以下のようなコメントをくださいました。埋もれさせるにはもったいないので、サルベージしました。ちなみに、オリジナルのコメントはこちらです。

私が吹いてみたメーカーの、こういう観点での感想を述べますね。

 ヤマハ…初心者用から上級者用まで、幅広いラインアップをしていて、選択肢が広い。上級者用は音色にも特徴がある。鳴らすのに技術のいる楽器もあるけれど、総じて鳴らしやすい。音色もアメリカン、フレンチ、ジャーマンといろいろ取り揃えている。個人的にはビジューなんかいいなあと思っている。

 ムラマツ…あまり技術がなくても、そこそこ音量は出る(生徒に吹かせてもそうです)。鳴るポイントを楽器が教えてくれる。一昔前のADモデルは音量もあり音色も良かった。音色はジャーマン系。

 サンキョウ…技術のある無しに関係なく、奏者によって、合う合わないがある。(いい音が出せる生徒とダメな生徒がいる。アルタスを持っている生徒にサンキョウを吹かせたことがあるけど、全然鳴らせなかった)鳴るポイントが、ある意味独特。音色はパリのアメリカ人系という感じ。

 アルタス…鳴るポイントはサンキョウよりも普通(ムラマツに近い)。ただ、技術がないとちっとも鳴らない。ムラマツと違って、鳴るポイントを楽器が教えてくれない。(個人的には鳴るポイントに柔軟性があると思う。ムラマツにはそれがない)音色はオールドフレンチ系。

 
今月の歌曲

 ひたすら、ドナウディ作曲の「O del mio amato ben(ああ、私の愛する人の)」ばかりを歌っていました。だって、発表会の曲だもん。

 
今月のフルートソロ(遊び吹き含む)

 今月はたくさん吹いたね。

 もうすぐ17歳(Sixteen Going on Seventeen:ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」より)
 ドレミの歌(Do-Re-Mi:ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」より)
 サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music:ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」より)
 エーデルワイス(Edelweiss:ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」より)
 トロイメライ(原曲はシューマンのピアノ曲)

 以上は、レッスンに持っていこうと月の前半、がんばって練習した曲です。

 すべての山に登れ(Climb Ev'ry Mountain:ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」より)
 大きな古時計(Gransfather's Clock:日本でも数年前に流行りましたね)
 ムーン・リバー(Moon River:映画「ティファニーで朝食を」の主題歌)
 ダニー・ボーイ(Danny Boy:アイルランド民謡)
 蛍の光(Auld Lang Syne:アイルランド民謡…って知ってた?)

 以上は、そのうち、レッスンに持っていこうと思って練習してます。前回のセッションレッスンで、以前選曲したやつは終わってしまったので、これらは今回新しく選曲した曲です。実は選曲した曲は全部で21曲もあるけれど、ま、とりあえず、今はこのあたりを吹いてます。

 さくらさくら(日本古謡)
 この道(山田耕筰)
 竹田の子守歌(民謡)
 五木の子守歌(民謡)
 白鳥(動物の謝肉祭より サン・サーンス)
 亡き王女のためのパヴァーヌ(ラベル)
 G線上のアリア(バッハ)

 以上の7曲はロングトーンの代用として吹いてます。レッスンに持っていくつもりはない曲なので、結構気楽に吹いてます。出来がいいなあと思ったら、録音してアップするかもしれませんし、実際「亡き王女のためのパヴァーヌ」はアップしたし(笑)。飽きたら何となく曲も入れ換えてゆきたいと思ってます。でも、この7曲を吹くと、もうこれだけで、ヘトヘトになります。ううむ、スローでロングな曲は、かなりキツイです。ははは。

 まあ、そんなところです。

 あと、ガルボルディの「やさしい二重奏 op.145A」の一番の1stフルートの練習をしたいと思ってますが、なかなかね。
 
 
今月のお気に入り

最近のお気に入りの楽譜がこれ。ドレミ音楽出版の「永遠の洋楽ポップス名曲大全集」って奴。80~90年代のポップスがたくさん載ってます。レッスンで使っている曲集が70年代までのポップスしか載っていないので、それ以降の曲集が欲しかったというのが、購入理由。

 世代的なこともありますが、やっぱり一番吹きたいのは、80年代洋楽なんだよね、私。どのページを開いても、ワクワクする曲ばかり載ってます。まさにお宝な曲集です。

 これは例によって、フルート向けの曲集ではないので、載っているのは、歌詞とメロディとコードだけです。でも、ポピュラーの人には、これだけあれば十分なんだよね。いわゆる、プロフェッショナル・ユースな曲集なので、伴奏CDなどと言ったものは付いてません。あしからず。

 いい曲があったら、ロングトーンの代わりのアダージョな曲として吹いてみたいと思ってますが…なかなかアダージョな曲がなくてね。

 
今月の金魚

 みんな元気です。
 
 
今月のひとこと

お気に入りのブログに、たかさんの「春日部東高校吹奏楽部顧問の独り言」を加えました。みなさん、よろしくお願いします。(2009年3月27~31日)

歌の発表会の練習がちっとも進まない(嘆)。なぜなら、音楽が美しすぎて、歌っているうちに泣けてしまうから。客を泣かせるならともかく、歌い手自身が泣いてしまっては、歌にならない。でも、どうしても、泣けてしまう。目にいっぱい涙を溜めながら、むせび泣いて歌っちゃあ、そりゃあクラシックじゃなくて、演歌だよ、演歌。まずい、とても、まずい。メリスマがこぶしに聞こえてしまう…。(2009年3月31日~4月1日)

またも、新記録達成。2009年3月31日(火)のページ・ビューが583ページ(171人)ありました。大勢の方にお越しいただき、ありがとうございます。フルートクライスのイベントに参加した記事をアップした日でした。ちなみに、その31日の検索ワードの第1位は「声楽」で、「フルートクライス」は第9位でした。てっきり、フルートクライス関係の方々がドッと押し寄せて見に来たのかと思ったのですが、どうも違ったようです。ユニーク・アクセス数の記録は、267人(2008年12月17日)のままで、更新されませんでした。(2009年4月1~5日)

そろそろサクラが満開ですね。我が家は玄関を出て、ちょっと行くとお向かいさんのサクラの巨木がありまして、これがもう、すごぶる良い感じに咲いてます。ウメもモモもまだ咲いてまして、ほんと我が家の前は、花盛りって感じです。余所ん家の花ですけれど。(2009年4月5~7日)

驚きました。何が驚いたのかと言うと、ブログのランキング。私もエントリーしている「にほんブログ村」の「フルート」カテゴリー。このブログの順位は5~10位くらいの、何ともビミョーなところをキープしているのですが、実はその辺って、プロのフルート奏者の方とフルート屋さんばかりで、アマチュアのレッスン日記ブログは、私だけ。つまり『日本で一番読まれているフルートレッスン日記』は「老いた犬~」ってわけです。へー、驚いた。え? ランキングは他にもあるし、ランキングに参加していない有名サイトだってある? はい、その通りです、ごもっともです。だから、私が日本一とは厳密には言えないけれど、まあ、そこは気持ちよ、気持ちよくさせといてくださいな~(お願い)。(2009年4月7~10日)

つい10日ほど前に、ページビューの新記録を作ったばかりですが、また新記録更新です。2009年4月9日「高音Eからの逃走」で一日あたり、611ページ(176人)というページ・ビューの新記録を作りました。初の600ページ台に突入です。これも読者のみなさんのおかげです。感謝しています。ありがとうございます。これからも真摯に熱心に(ちょっとだけ、おふざけも入れながら)ブログを続けていきたいと思ってます。なお、ユニークアクセスの記録は、2008年12月17日の267人(553ページ)のまま、記録更新とはなりませんでした。(2009年4月10~11日)

今日は、サクラの花吹雪が美しい日ですね。(2009年4月11~12日)

転びました(泣)。したたかに腰を打って、また腰を傷めました。それはいつもの事なので良いのですが(笑)、問題は右腕をケガしたこと。いやあ、皮膚が破れると、赤い水が体から出るんですねえ…、理屈じゃ分かっていても、驚きました。結果は擦過傷という、怪我のうちにも入らないような軽傷でした。むろん、出血もすぐに収まりました。痛みももう収まりました。後は傷口がふさがり,皮膚がきれいに再生すれば問題なし。軽傷な割には包帯をグルグル巻きなので、すごくおおげさに見えます。ちょっと誇らしい気分です(笑)。大人になって、出血を伴うような怪我なんてしないから、腕から血が流れ、床に小さな小さな血溜まりを見た時は、一瞬パニクりました。気が小さい事を改めて自覚しました。(2009年4月12~14日)

お気に入りのブログに、お散歩さんぽさんの「From a little woods」が仲間入りです。みなさん、よろしく。ところで、お散歩さんぽさんのこのブログ、実はとっくにリンクしていると思っていました。しかし、そうではなかった事に、さっき気付き、あわててリンクさせていただきました。いつもいつもコメントいただいているのに、礼儀知らずな私で、すいまへんです。(2009年4月14~15日)

庭のビワの木に青い実がたんまりとなった。あと2カ月もすれば収穫時期になるけれど、今年は豊作間違いなし。今からワクワクしてます。(2009年4月15~17日)

せっかく来て下さったのに、お休み中でごめんなさい。(2009年4月17~21日)

色々なことが一段落つき、久しぶりに歌ってみた。自分の歌声が頭の中に響いて響いて、グわンぐワんンだよ。鳴る鳴る、自分がよく鳴るのが分かる。ああ、うるさい(笑)。(2009年4月21~26日)

先日、妻に「なんかもう、最近はすっかり管楽器奏者になっちゃったわね。もう歌わないの?」と尋ねられました。ううむ、毎日歌っているじゃん。練習しているじゃん。発表会に集中しているから、たくさんの曲を歌ったり、発声練習をしたりはしてないけれど、毎日、色々と考えながら歌っているじゃん。歌は…やたらと練習すれば良いというものではないんだぞ。まさか、ブログを読んでいる皆さんも、そうお考え? そうだとしたら、それは誤解だよ。一応、私は、歌の人だよ(上手くないけれど)。笛も吹く“歌の人”だからね、そこんとこ、よろしく。(2009年4月26~28日)

「ザ・フルート」の定期購読がしたくて、でも、ローンが苦しくて、その費用がひねり出せずに諦めていましたが、いよいよ次号が100号ということで、定期購読特典CDなるものが作られることになり、何となく、その特典CDを切望したので、音楽の神様に「どうか、定期購読の費用、一万円をください」とお祈りしたところ、すぐに翌日、携帯電話のキャッシュバックとやらで、1万円が臨時収入として入ってくることになりました。うひゃー、音楽の神様ありがとう。本当にありがとう。偶然にしては出来過ぎな話でした。(2009年4月28~29日)

 
今月の落ち穂拾いは以上です。

2009年4月29日 (水)

すべての歌は“演歌”である

 発声練習も終わり、歌のお稽古に入りました。

 今回は、ここに書き切れないほど、細かく、単語の一つ一つにこだわったレッスンでした。フレーズごとに歌い、そこで使われている言葉の意味を尋ねられ、その歌い方でその言葉の意味を伝えきれているかどうかの確認作業でした。もちろん、ダメの総受け状態でした(汗)。とにかく、歌いながらも、きちんとしゃべる事を求められました。

 「ただ、何となく歌う」のは、禁止です。単語の一つ一つに意味を込めて歌わないとだめです。そのためにも、まずは単語を何となく発音しないこと。一語一語、きちんとしっかりと発音し、聞いている人にも、何をしゃべっているのが、きちんと分かるように活舌良く歌うこと。

 発表会のチラシには、次のような文面が載ってます。『…(今回の発表会)は「歌曲」中心に、「言葉の意味」にこだわってみました。外国語でも感情を伝えることができたらと思います。…』 感情の伝達を第一に考えて歌いなさいとのことです。

 それが実に難しい。感情を込めて(私なりに)芝居がかって歌うと、途端にリズムや音程や発声がおろそかになります。リズムとか音程とか発声とかに気を使うと、歌から心が抜けてしまいます。どうもテクニックとハートの両立が、とても難しい私みたいです。ああ、ダメですね。

 テクニック的に十分に満たしながらも、きちんと心を込めて歌う。確かに歌う曲は、イタリア近代歌曲だけど、演歌のつもりで、きちんと演じながら歌わないと…。いや、ほんと、演歌歌手を(歌唱方法はともかく、歌に対する態度は)大いに見習わないと。いやいや、芝居っ気が足りなくて、申し訳ないです。

 一通りのダメ出しが終わったところで、お教室の前に出て歌いました。グループレッスンの時によくやったアレです。個人レッスンとは言え、前に出て歌うと、妻が観客になります。グループレッスンの時は、お教室のお姉様方の前で歌っていましたが、それと妻の前で歌うのは、実に大違いですね。いやあ、身内って恥ずかしい物です。私、軽く、パニくりました。

 パニくって、発声を失敗しました。何をしたかと言うと、そば鳴りな声で歌ってしまったよ。いやあ、大失敗。これ、舞台だと致命的な失敗なんだよね。そば鳴りを予防するのは、実は簡単なことなんだけれど、その簡単なことすら忘れてしまうのだから、私のパニックの様子が手にとるように分かるでしょ。全く、小心者なんだから。

 本番では、ちゃんと、遠鳴りのする声で歌わないとダメダメです。はあ~、大丈夫かな私。この、声のそば鳴りも不安だし、音程がぶら下がるも不安。あと、きっと呼吸も浅くなって、へんなところでブレスをしたり、息が足りなくなったりするんだよね。あれあれ、なんか本番を間近に控えて、ナーバスになっているの? この私が?? 

 ははは、大丈夫かな?

 最後に宿題が出ました。それは“この歌の主人公はどんな人ですか? また、amato ben と歌われている人は、どんな人でしょうか? 彼らのプロフィールを考えて、紙に書いて、次回のレッスンの時に先生に“提出”だって。あらあら、何となくは考えていたけれど、紙に書くほど、具体的には考えていなかったよ。困りました。どうしましょう。

 ううむ、ぱっと思い浮かぶのは、老々看護の御夫婦。長年、妻を介護して、その妻を看取ったばかりのお爺さん。もちろん、お爺さんは、未来のイタリア・ヴェネチアーノ君です…って、分かんないだろうなあ。

 妻って、誰だろ? ハンガリーちゃん? まさか女装したドイツ君? 全然分からない人は、ここを見ると分かるかも。

2009年4月28日 (火)

黒いフリスク

 声楽のレッスンに行ってきました。

 最近は仕事も忙しく、体調も今一つです。体調が今一つでもフルートは何とかなりますが、声楽は何ともなりません。調整不足、あるいは壊れた楽器でレッスンに向かうような気分です。でも、発表会も近いので、そんな体調でも学べることは学び、修正できるところは修正するために、がんばってレッスンに行きました。エライぞ>私。本番だって、元気ブリブリで迎えられるとは限らないのだから、がんばってゆきましょう

 レッスンは発声からです。

 今回、改めて注意されたのは「声がひっくり返る事を恐れないで歌うこと」です。声は、高いところに行くと、引っくり返るのが人間の生理現象です。私も当然、そうなんですが、今までは、声が引っくり返る事を恐れ、その付近に来ると、力付くで引っくり返りを防止していました。そのために、高い方に来ると、体のあっちこっちが閉じてしまいます。でも閉じるのは声楽的には良くないので、声を引っくり返さないようにしながらも、閉じてしまった体を、力付くで開いていくというやり方をしてました。大変なんですよ、エラいでしょ。

 先生がおっしゃるには、もちろん前提として「声の引っくり返り」はダメなんですが、だからと言って、引っくり返らないようにばかりするのは、方向的にはダメなんだそうです。引っくり返りをむりやり押さえつけるよりは、引っくり返ってしまうギリギリまで踏ん張り、それで引っくり返ってしまったら、それはそれで、良くはないけれど、そういうものとして受け入れて、また頑張る方がずっと良いと言われました。

 テノールの高音は、声が引っくり返るか返らないかのギリギリのところを、危ういバランスの上で歌っているのだから、まずは、引っくり返るポイントのギリギリまで行ってみることが肝心なんだそうです。それを引っくり返らないようにしていたら、いつまでたっても、テノールらしい、カツーンとした高音が使えるようにはならないそうです。

 なので、消極的に(笑)、声を引っくり返していこうと思いました。もちろん、最終的には引っくり返さないことが目的なのですが、まずは“力付くで押さえる”のを止め、その結果としての引っくり返りは受け入れる方向で…いきます…で、いいんだよね?

 それと、今回のレッスンでは秘密兵器が登場しました。それは“黒いフリスク”。私のような、鼻腔の響きが足りない生徒に、鼻腔を意識付けさせるための秘密兵器です。使い方は簡単。黒いフリスクを口に入れて、即座にかみ砕くだけ。それだけで、鼻腔がスースーしますので、そのスースーするところに声を当てていくだけ。

 さらに、かみ砕いたフリスクを飲み込むと、今度は、鼻腔までの通路がスースーするので、頭の中で息をどうやって通してゆけばよいかが、とてもよく分かります。

 問題は、よく分かったからと言って、できるわけじゃないところ(爆)。でも、何も分からずに暗闇の中を手さぐりで探すよりも、懐中電灯の一本でもあれば便利なように、黒いフリスクがあると、息の通した方、通した息をどう当てるかが、分かります。

 分かったら、それを癖になるまで、繰り返して練習です。

 あと、よっぽど声の調子が悪かったのでしょ。さらにアッチョンブリケもやりました。フリスクかじって、アッチョンブリアをやって、ようやくいつも程度の声になったような気がします。

 ああ、先が長いです。

 歌の練習そのものの話は、また明日。

2009年4月27日 (月)

ラベル作曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」を吹いてみたよ

 久しぶりに自宅録音をしてみました。今回は、毎日のロングトーンの代わりに演奏しているルーチンの曲の中から比較的「これはいけるかな?」みたいな感じの曲で行こう、と決めていたので、これ。ラベル作曲の「亡き王女のためのパヴァーヌ」です。れっきとしたクラシック曲だよ。それもフランス物だよ。

 いやあ、大きく出たでしょう。今までが「ホワイト・ルーム」と「チム・チム・チェリー」と「ジャンバラヤ」でしょ、いきなりの、真っ当なクラシック曲。背伸びしました。この路線で長続きするわけもないので、次はまた、お手軽なポップスにしようと思ってます。

 とにかく、ラベルです。最初に言い訳をしておきます(見苦しいけど)。

 これ、実はリハーサルテイクで、OKテイクではありません。と言うのも、本番前の、機材のチェックと練習を兼ねて吹いた、いわば、ファーストテイクなんです。ま、本番のつもりは全くなく、とりあえず練習テイクなんで、ちょっと吹き方も雑なんですが、まさかこれで行くつもりもなかったので、結構楽に吹いてます。

 このリハーサルテイクの後で、本番に臨んだのですが、そのテイクは、割とすぐに指を間違えちゃったので、すぐにやり直し。やり直し後のテイクは演奏中に息子君が書斎のドアを開けて「お風呂出たよ~」って叫んだので失敗。「全くもう…」とつぶやきながら録音機を操作したところ、なんと録音がハングしちゃってました。ははは、何もできないでやんの。

 とりあえず、色々やってみたけれど、どうにもならないので、電池を引っこ抜くという荒技&電源入れ直しというのをやりました。仕方がありません。今思うと、ハングの原因は、おそらく充電池の容量が少なくなりすぎてしまったことだろうと思ってます。

 ま、とにかく、そんな感じだったので、もう演奏する気分になれませんでした。最後まで通せたのが、これのリハーサルテイクだけだったのです。欠点も色々あるし、自分的には「どうよ?」と思うところもありますが、まあ、これをアップするのも、記録という点で良かろうと判断したので、アップすることにしました。

 テンポがちょっと速いこと、吹き方が雑なのは、そんなわけです。音の終わり方をもっと丁寧に吹かないといけませんが、数カ所、ブツって感じに切れてますね。いやあ、残念。吹きながら「これはダメだな…」と思ってましたが、やっぱり再生してみると、ダメダメです。ははは、でも、2009年4月現在の私の姿としては、リアルなので、いいことにしました。

 演奏を聞けば分かりますが、今回は無伴奏です。テンポが一定の曲ではないので、メトロノームの使用はできませんし、かと言って、カラオケは、おそらくネットを探せば見つかるでしょう(キーはオリジナルですから)が、カラオケに合わせて演奏すると、自分の解釈で演奏できないので、今回は潔く無伴奏を選びました。でも、メロディに力があるので、無伴奏でも結構イケているでしょ。

 しかし、フルートって、強弱の幅を付けるのが、すっごく難しいね。とりあえず、pの方は毎日ホイッスルトーンの練習していることもあり、自分的には上々なんだけれど、fの方が突き抜けないね。どうしましょ。

 とにもかくにも、「昔は、ひどい演奏していたな…」と言える日が来ることを期待して、アップすることにしました。もちろん、ダメ出し歓迎です。色々とダメを出してもらえると、勉強になりますので、ひとつよろしく。でも、私はまだ、フルート始めて一年に満たない初心者だってことは、一応、考慮に入れてね。十年選手と同じに吹けるはずがないんだからサ(笑)。

 ではでは、よろしく。私はまな板の上でお昼をすることにしましょう。しかし、無伴奏ってのは、素っ裸と同じで、欠点丸見えだね、いやはや。

2009年4月26日 (日)

今年のアレルギー報告[2009年4月第4週・通算16週]

体重:103.6kg[-0.4kg:-2.2kg]
体脂肪率:31.5%[-0.1%:-1.8%]
BMI:33.1[-0.1:+0.2]
体脂肪質量:32.8kg[-0.1kg:+1.0kg]
腹囲:103.8cm[-1.1cm:-2.5cm]
     [先々週との差:2009年当初との差]

 一週間あきました。それぞれカウンターは進んでますので、そふくしダイエット第11週目です。

 いやあ、春の花粉症の季節もだいたい終りでしょうか? 私的には“2009年は終了~”って感じです。

 みなさん、今年の花粉の悩まされ具合はいかがでしたでしょうか? 実は私、そんなに悩んでいなかったのですよ。今年は、例年になく、かなりの軽症で済みました。

 花粉症と言っても、私の場合は、スギだけで、ヒノキはありません。それどころか、5年前の検査では、スギは5点満点中5点のフルマークの激しいアレルギーだったのですが、先日検査をしたところ、スギは5点中3点のちょっと激しいアレルギーに変わりました。

 へ?と思って、お医者さんに聞いてみたところ「花粉を吸い込まないようにしてませんか? 例えばマスクを常時着用しているとか? アレルゲンを体内に入れないようにしていると、アレルギー症状が緩和されることがあるんですよが、たぶんそういう事なんだろうと思います」だって。

 そう言われれば、今年は花粉の飛び始める少し前からマスクの着用を始め、基本的にずーっとマスクをしていた。去年までは、マスクをしていたかったけれど、どうしても仕事の都合でそうもいかず、野外にも(平気ではないけれど)マスクせずに出歩いていたものです。確かに、今年は昨年までと比較しても、体内に取り入れた花粉の量はかなり少ないはず…。な~るほどね。

 そう言えば、毎年「この薬、飲んでも、ほとんど効かねーんだよなー」と悪態つきながら、医者からもらった薬を飲み、目薬・点鼻薬を使用し、外出から帰ったら、手と目と鼻を洗ってうがいをし、それでも涙と鼻水を垂れ流し、時には喘息発作も引き起こして、日々を過ごしていましたが、今年は一変。確かに薬をもらって飲んでましたし、目薬も使用していましたが、別に鼻水も涙も出なかったな。点鼻薬は使用しなかったし、目と鼻も別に洗わなかった(手洗いとうがいはしたよ)。喘息発作は一回だけ起こしたけれど、あれは花粉のせいと言うよりも、単純に風邪ひいたからだと思う。

 ううむ、マスクって偉大だな。

 こんな一日中マスクオヤジになれたのも、職場の配置転換って奴で、人に会わずに済む、ヒッキーな職場に移動できたからだけれど、いやあ、何とか無事に花粉の季節を乗り越えられたので、うれしいです。

 よし、学んだぞ。来年もお正月からマスクマンだ!

2009年4月25日 (土)

うっかりしてましたが、春なんですね

 ええ、うっかりしてました。春になってました。何がうっかりかと言うと、金魚たちの食欲が旺盛になるんですね、春になると。

 で、何がうっかりかと言うと、ちょっと水草を捨てすぎました。つい先日まで、水草がうっそうとしていたので、だいぶ捨てたところ、その直後から金魚たち、特に雑食のキッカが狂ったように水草を食べてます。あれよあれよと言う間に、水草の葉がなくなっていきます。

 ああ、タイミングを間違えたなあ…。以前も一度、水草を捨てるタイミングを失敗をして、水草を絶滅させてしまったことがあります。その時は、我が家の水草をあげた先から、すこし水草を分けてもらって復活させたのですが…今度もまた、そうしないといけないかな…ううううううううーむ、まずいぞ。これは。

 赤ランプがグルグル回っている…そんなイメージの水槽です。

2009年4月24日 (金)

音楽の中に消える私

 フルートのレッスンでは、倍音のレッスンをやったあと、セッション・レッスンに入りました。先月は私がズンドコだったので、「ジャンバラヤ」一曲だけしかやらなかったので、このレッスン形式、実質的には、なんと二カ月ぶりなんですよお。いやあ、懐かしいし、うれしいです。

 今回、やった曲は「もうすぐ17歳(Sixteen Going on Seventeen)」、「ドレミの歌(Do-Re-Mi)」、「サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)」、「エーデルワイス(Edelweiss)」の4曲。全部ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の曲です。あと、レッスンではできなかったけれど「すべての山に登れ(Climb Ev'ry Mountain)」も持っていったんだよ。

 最初は「もうすぐ17歳」。はっきり言っちゃうと、この曲は、今の私にはまだ無理でした。メロディにやたらと半音が出てくるんですが、半音への対応がまだ上手ではなく、戸惑ってミスるというのが頻発だし、曲の適切なテンポでの演奏なんて、結局、最後までできませんでした。先生からも「あと2~3カ月してから、もう一度チャレンジすると、いい感じになっているかもしれませんね」と言われました(汗)。

 セッション・レッスンでの選曲は、私がやってますから、単純に私の選曲ミスなんです。「この曲が好き」なんて基準で選んでいると、こういう風にドツボに入るんですね。自分の実力とよく相談をして選曲しないと…。ひとまず、ダメなまま、ピアノと合わせて、フルートと合わせて終わりです。

 次は「ドレミの歌」。これは簡単。勢いにのって、ピアノ、フルートとババンと合わせてお終い。こういう曲をいっぱい持ってこないとレッスンにならない。そこがダメなんだよね。

 その次が「サウンド・オブ・ミュージック」でした。この曲は、まずは無伴奏ソロで吹いて、次にフルートで合わせました。

 事件は、先生とフルートで合わせている時に起こりました。何が起こったかと言うと、曲の途中から「私がいなくなってしまった」のです。

 え?って思うでしょ。そうなんですよ、私も演奏しながら「え?」って思ってしまいました。で、軽くパニくって、ミスブローをしたところで、私、発見。「なんだここにいたのか~」みたいな軽い安堵感。

 …どういうこと? そうですね、もう少し説明しましょう。

 一回ソロで演奏したあと、もう一度、今度はフルートで合わせましょうということになりました。とは言え、伴奏譜があるわけではないので、私が先行してメロディを吹き始め、それに先生がアドリブでからんでくるという、いつものスタイルになりました。

 で、私が先に吹いていて、あとから先生が加わって、いい感じの二重奏になったなと思ったところで、いきなり、私のフルートの音が「ふっ」と消えてしまいました。吹奏感はあるのに、音が全く無くなってしまったのです。ゲゲッ!です。

 何が起こったのかと言うと、先生がばっちりハモってきたんですよ。それもかなりシビアなレベルで…。ほぼ、寸分の狂いもなく、ジャートミートッ!的なハモりをかましてきました。

 音楽で『ビチっ!』とハモるって、特殊な感覚だと思います。あるいは別世界の感覚? とにかく、ハモるって一種の不思議体験なんだと思います。それにハモると言っても、ピアノで「ド・ミ・ソ~」と叩いて、ハモる、いわゆる平均律の世界のハモリとは全然レベルの違う、純正律の世界の、シビアなハモリの話です。

 合唱をやっていたので、人の声を使って純正律でハモる経験は何回かあります。

 二人の人がきちんとハモると、歌っている当人の感覚的には「1+1=3」を感じます。つまり一声増えるんですよ。自分と相手とそれ以外の人物(“天使”って呼びます。その正体は倍音です)で合唱をしている感じになります。急に仲間が増え、なんか勇気づけられながら歌う感じになります。さらに、自分が拡張されるような感覚になります。この時の様子を観客サイドで聞いていると、ハーモニーに包まれながら、声が天井から降ってくる様に聞こえます。

 フルートのハモリは声のハモリとは、ちょっと違うみたいです。それはフルート・クライスのイベントに行った時にも感じましたが、今回、また再認識しました。

 それはどんな感覚かと言うと「1+1=1」なんですよ。ピタリとハモると、足元の地面に口が開いて、ストンと落ちてしまい、もうそこには自分も相手もいない感覚になります。まるで神隠しにあったような気分。だから、体はここで演奏していても、心はここにはいない。そんな感覚になります。

 じゃあ、その場には何かいるのかと言うと、自分でもなければ、相手でもない、見知らぬ誰か。その見知らぬ誰が突然、自分たちに変わって姿を現します。これがフルートでのハモリの(私的な)感覚。たぶん、この瞬間、観客サイドで聞いていると、空間全体がフルートの音に満たされると共に、突然、低音の倍音が鳴り響いている状態になっていると思います。

 ううむ、違和感、バリバリ。でも、不思議で気持ちいい感覚。あの瞬間、私は確実に、扉の向こう側の世界に行ってました。

 で、軽くパニクって、ミスブローをして、現実に引き戻されたというわけです。

 ああ、これがフルートでのハモリという奴なんだな…。今まで先生が、私とのデュエットで、どうしてもハモらないと愚痴をこぼしていた(原因は私にあります)けれど、その嘆きがよく分かりました。先生はこれがしたかったんだなあと思いました。

 今までは、私のアンブシュアが悪くて、そのため音程の幅が狭すぎて、うまくハモれなかったのです。ところが、今回、アンブシュアを変えて、音程の幅が今までよりも多少なりとも広くなって、ハモリやすい音になったので、先生がハモってきたのでしょう

 いやいや、不思議で美しい、感動体験でした。しかし、フルートのハモリって、どこか“オーケストラ・サウンド”って奴に通じるものがあるなあ…と思いました。

 さてさて、ハモリ体験の話は、そこまでにして、この曲に関しては、その他の注意事項として「曲にメリハリをつけて吹いてください」と注意されました。つまり、メロディアスに吹く部分と、リズミックに吹く部分を明確に分けて、曲に変化を与えながら、吹きましょうと言われました。

 次は「エーデルワイス」をやりました。ピアノで合わせると、まあ、ごく普通の音楽でしたが、フルート同士になると、これまた、扉の向こう側に行っちゃいました。ううむ、フルートのデュエットって、ハモると、半端なく美しい音楽になるな…。

 たとえデュエットでも、ピアノと合わせていると、やっぱり所詮は「異種格闘戦」。音色や音の性質の違いがあって、それはそれでおもしろいのだけれど、所詮は“共演”って感じかな。

 でも、フルート同士だと、自分たちが消失して、別の人が現れる。1と1を足して別の1が出てくるみたいな? 不安だけれど、楽しいみたいな? 同族楽器(ってか、同じ楽器)のアンサンブルだからこそ、溶けて混ぜちゃうと別のものに変容してしまうのでしょう。

 この感覚に慣れると、病み付きになりそう。ああ、上手な人たちと、フルート・アンサンブルしてーー! 私は下手だけどー!

 とにかく今は、先生とのデュエットの経験をたくさん積んで、ハモル感覚を確実に自分のモノにしてゆきたいと思います。

 そうそう、エーデルワイスでは、私ね、思いっきり“音を揺らして”吹いてみました。めいっぱいやったよ。ナチュラル・ヴィブラートをバンバンかけて吹いたつもり。で、先生に「思いっきり音を揺らしてみました」と自己申告したけれど、軽く「揺れてないよ」とかわされました。

 やっぱり、自己満足? ヴィブラートは最初から習わないとダメだな、こりゃ。

 「揺れていないけれど、普通に吹くよりも、ずっといい音ですね」と、たぶん、誉められた(?)ことは、私の名誉のために書き添えておこう。

 さあ、これでセッション・レッスンのためのストック曲はなくなりました。また10曲セレクトしておかないと…。

 先生がおっしゃるには、とにかく今はたくさん曲を吹くことが大切なんだそうです。たくさん吹いて経験値をあげる。そうすると、どの曲が(自分/フルート)に合うか合わないかが、よく分かるようになるというのです。そうでしょうね。今の私のチョイスって、自分でも、ちょっと変だなって曲をチョイスしてますから(笑)。

2009年4月23日 (木)

倍音と倍音練習

 フルートのレッスンに行きました。

 今回はセッション・レッスンの日なのですが、私が我流で倍音練習をやっている事を知った笛先生は、レッスンの前に、ちゃんとした倍音練習のやり方を教えてくださいました。感謝です。

 まずは練習方法を教えてもらいながら、私の出す倍音の音質を見て(聞いて)もらいました。

 さて、言葉の説明から。倍音、倍音って言いますが、ここで言う“倍音”はフルートにおける“倍音奏法”の倍音であって、楽器の音色を形作る倍音とか、合奏合唱で音波の共鳴共振の結果生まれる倍音とは、ちょっと違いますので、ゴッチャにしないでください。

 倍音…テクニック的には、フルートのオーバーブローによって、基音の高次倍音を鳴らすことです。高次倍音とは、高次振動のことで、基音の周波数に対して2倍、3倍、4倍…の周波数を持つ音とその振動のことです、って書くと難しいね。簡単に言っちゃうと、フルートを勢い良くピーって吹くと、高い音が出ますが、あの音を意識に出して、自分のコントロール下に置きましょうって練習です。

 具体的に言うと、低音Cの運指のまま、素直に音を出せば、これが基音のCです。運指を替えずに、息の勢いなどを変えて、高い音を出します。息の吹き込み方によって出てくる音が変わりますので、そのあたりをコントロールしていく練習なんですね。

 低音Cを例に、簡単なものから、難しいものへ並べていくと、

 ・基音(第1倍音 低音C)
 ・第2倍音(中音C)[基音の1オクターブ上]
 ・第3倍音(中音G)[基音の1オクターブ+完全5度上]
 ・第4倍音(高音C)[基音の2オクターブ上]
 ・第5倍音(高音E)[基音の2オクターブ+長3度上]
 ・第6倍音(高音G)[基音の2オクターブ+完全5度上]

 こんな感じ? もちろん、倍音自体は、もっと先まであります。

 ちなみにここで( )に入っている音をチューナーで確認すると、たぶん、どれも微妙にズレていると思う。というのも、ここで( )に入っている音は、純正律での音高だから。

 この倍音の関係を基本にして音程を作っていくのが、いわゆる純正律です。一方、1オクターブを12等分したのが平均律だから、純正律と平均律だと、同じドレミでも、だいぶ音の内容が違うことが、何となく分かるでしょうし、フルートって、本来、平均律ではなく、純正律の楽器だって事も分かると思います。

 みんな~、もっと、純正律を愛してあげよー!

 で話を戻すと、この倍音なんだけれど、これをC~Esまでは第5倍音までを、Eから上は第4倍音までを、順番に出していくのが、倍音練習です。

 具体的に書きます。

 最初に、メトロノームを適当なテンポに合わせ、一定の速度で行いましょう。

 まずは、運指は低音Cのままにして、素直に「低音C」を出します(もちろんロングトーンね)。次に運指を替えずに、息をやや強めの細めにして「中音C」を出します。ここまでは比較的簡単。

 次に指は替えずに、さらに息をもっと強めの細めにして「中音G」を出します。そろそろ難しくなってきます。さらに、もっともっと息を強めの細めにして「高音C」を出し、さらに、もっともっともっと強めの細めの息にして「高音E」を出します。ここまでがノルマ。必ずやること。さらに可能なら、もっともっともっともっと強めの細めの息で「高音G」を出せるとすごい。

 そんな風に第5(または第6)倍音まで順番に登って行ったら、今度は同じ要領で、順番に下ってくる。低音Cまで到着したら、運指をCisに変えて、中音Cis -> 中音Gis -> 高音Cis -> 高音F(-> 高音Gis)と上がって下がる。次に、運指を低音Dに替えて…と、運指を半音進行にして、中音Cisまで同じ要領でやる。ただし倍音のノルマは、C~Esまでは第5倍音まで、Eから上は第4倍音までです。

 こんな感じ、これだけ。要領つかむまでは、結構難しいですが、要領つかむと、それほど難しいものではないと思う。なので、定期的に、この練習をして、狙った倍音を出すための体の感覚をつかんでおくとよいそうです。

 実際にやってみると、ノルマ達成はなかなか難しいです。とりあえず、C~Esは第5倍音まで、E~Gまでは第4倍音まで出せます、つまりノルマ達成です。でもね、左手領域に入って、Gis~Hは第3倍音がやっと、C~Cisは第2倍音(つまりオクターブ上まで)がやっとやっと。私の場合、管長が短くなるほど、倍音を出すのが下手くそになるみたいです(汗)。

 ま、習うより慣れろ? ですね。あと、この練習をしておくと、倍音を出すのが得意になるばかりでなく、当然ですが、強めの細めの息の練習にもなるので、高音域の音が出しやすくなると思います。あと、倍音は、きちんとフルートの音の出るポイントに当てないと出ないので、フルートのポイントをつかむ練習にもなりますね。

 「倍音も一種の替え指なんですよ」と、先生がおっしゃってました。確かにそうだよね。

 長くなったので、セッション・レッスンの話は明日アップします。

2009年4月22日 (水)

ブログ復活 & こんな歌手を見つけました

 ひとまず、復活しま~す。また、今日から、よろしくね(笑)。

 お休みしている間(笑)に、スーザン・ボイルという個性的な歌手を見つけました。お休みをしてアップできないうちに、ミクシィニュースでは取り上げるは、なんかどっかのニュース番組で取り上げるはで、すっかりご存じの方も大勢いらっしゃると思いますが、他のメディアが取り上げたら、ここで取り上げないというのも、あまりに図に乗りすぎなので、平気のヘイザでピックアップしちゃいます。

 おそらく、今年の後半は彼女の話題で声楽界、とりわけクロスオーバー・クラシックの分野では持ちきりになるでしょうね。それくらいのインパクトのある…ソプラノ?さんです。

 なにしろ、彼女の歌にノックダウンしちゃったので、ブログを休むはめになったくらいですから………嘘です(笑)。多忙が理由でした(爆)。

 さて、彼女の動画をまずは見てください(笑)。オリジナル画像(画像がちょっとだけキレイです)で見たい方はこちら(いきなり歌を聞きたいという方は、1:45あたりから再生すると良いですよ)。多少音声と画像の質は落ちても日本語字幕付きが良いという人はこちらね。

 スーザン・ボイル。48歳、無職、独身で恋愛経験なし、ネコのペブルスと暮らしていると答えているところから見て、独り暮らしで家族はいない。ウェスト・ロージアン州と言うことは、スコットランド出身。たぶん、訛りのキツイ発音から、社会階層的には労働者階級出身者と思われます。素顔は厚かましいオバチャンのようです。

 審査員から「夢はなんですか?」と聞かれ「プロの歌手になりたいのよ」だって、そりゃそうだよ、タレントオーディション番組だもん。「なぜなれなかったのか」という質問には「だってチャンスがなかったんですもの」ときたもんだ。「目標の歌手は?」では「エレイン・ペイジ」だそうです。

 エレイン・ペイジは、あちらでは有名なミュージカル歌手だそうです。こちらをクリックすると、ウィキペディアに飛ぶので、そちらの説明をご覧ください。

 歌った曲は「I dreamed a dream(夢やぶれて)」。私はこの曲を知らないけれど、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の曲だそうです。ま、今年の後半のヒット曲になるかな? ヒット曲になれば、いやでも知ることになるだろうね。

 しかし、どこかで見た光景だなあ…と思ったら、これってポール・ポッツの二匹目のドジョウだね。男女の差はあるけれど、あとはよく似ている。番組も同じ、イギリス版の浅ヤン(古い!)こと“Britains Got Talent ”だし、主人公は、デブでブスで無教養な労働者階級出身者(失礼)。

 審査員には、イル・ディーヴォの育ての親で、ポール・ボッツの発見者であるサイモン・コーウェルがいたから、おそらく、きっとまた、彼のプロデュースでデビューするんだろうな、そして世界的に売れるんだろうなあ…。

 しかし、これだけの才能の持ち主で、12歳から歌手になりたいと思っていたなら、どうして世の中に出てこれなかったのだろう。確かに今はデブでブスなオバチャンだけれど、二十歳前後の頃は、デブではなかったろうし、仮にデブでもダイエットすりゃあいいわけだし、ブスと言っても、メーキャップ次第ではキュートにだって見える。ミュージカル歌手が志望のようだけれど、舞台では何と言っても歌唱力が勝負で、主役が無理でも、脇役なら、容姿はさほどハンデにならないはず。

 それにこれだけきちんと歌えるなら、必ず師匠がいるはず。彼女の師匠は、何の手助けもしてくれなかったのか? 上に引っ張りあげてくれなかったのか? なぜ、これだけの才能を、野に埋もれたままにさせたのか? すごく沢山の疑問が私の中で生まれてます。

 しかし、イギリスでも人を呼び止める時は「オーーイ」って叫ぶんだなあ。

 私もイギリスに行って、この番組のオーディションを受けてこようかな…。デブでブスで言葉の不自由な東洋人のオッサンって枠は、まだ埋まっていないだろうから…って、彼らほど、歌がうまくないからダメか(笑)。

 先の画像からは分かりませんが、あの画像は一回戦の模様だそうで、まだこの後、準決勝、決勝戦とあるそうです。つまり、あと2回勝たないと、ポール・ポッツにはなれないというわけだ。とは言え、あれだけの逸材はなかなかいないだろうから、きっと優勝しちゃうだろうけれどね。

おまけ【アゲハと私】

 ブログを休んでいた間、ろくにフルートも吹いてませんでした。何しろ忙しくって…ね。で、久しぶり吹いてみたら…いやあ、音が出ない出ない…。スランプに逆戻りかと思っちゃいました。とにかく、丁寧に音出しから始めて、小一時間でどうにか戻りましたが…ううむ、あんまりかまっていなかったからって、そんなにスネるなよ、アゲハちゃん。

2009年4月17日 (金)

ブログをしばらくお休みします

 一日に二記事を掲載するというのは、このブログにおいては禁忌なのですが、今日はよんどころない事情のために、その禁忌をあえて犯します。

 実は、やむない事情のため、しばらくブログをお休みすることにしました。毎日、こちらのブログを楽しみ(?)にしていた方々には、まことに申し訳ないことと存じております。またブログを休むだけでなく、お返事も書けないため、コメントも受け付けないことにしました。ご了承ください。

 それでは、またの再開を願って、筆をおかせていただきます。

おまけ。

 「コメントを受け付けない」という設定に切り換えたら、コメント欄そのものがなくなってしまいました。「受け付けない」ことと「見せない」ことは、別なのに…。それに、「コメントを受付ない」の他に「コメント欄を閉じる」という設定もあるのに…。

 これじゃあ、「受け付けない」と「閉じる」が同じことじゃない?

 お返事が書けないため「コメントを受け付けない」の設定にしたかっただけで、みなさんからいただいたコメントを隠すつもりは全くないのに…、もう、ココログのバカー!

追伸

 この記事だけ、コメントOKにしました。なので、何かありましたら、ここのコメントだけに書き込んでください。ただし、お返事は期待しないこと(お約束だよ)。

スランプ脱出? でも、Eメカはあきらめない?

 なんかねえ…スランプを脱出したみたいなんですよ。いや、スランプ脱出というよりも、階段を一つ上に登った? フルートがいきなりクライマックス状態? もう、絶好調なんすよ。イヤになるくらい、アゲハが鳴る鳴る。もう、リンリンリンリン鳴りっぱなし。「オレ、天才?」なんて誤解しちゃうくらい鳴ります。「高音E? あんな音、鳴らせない人がいるの?」みたいなノリ? 私、完全に図に乗ってます。

 何が私を変えたかというと、やっぱり、アンブシュアとフォームを変えた事ですね。たかがアンブシュア、たかがフルートの持ち方なんですが、これを変えたら、激変、いや劇変と書きたいですね。そう、劇薬の“劇”って気分。見事に“劇変”しました!

 世界が変わりましたね。高音Eが出るとか出ないとかの世界の話ではなく、アゲハの鳴りが明らかに変わりました。まるで、フルートを買い換えたみたいです。鳴る鳴る、フルートにバイブレーターが仕込まれているんじゃない?って感じに振動して、鳴りっぱなしの響きっぱなしです。息を入れると、面白いくらいに管体が振動します。すげー、すげー。

 か・い・か・ん~   でも、管体が振動しまくると言うのは、吹き込んだ息のエネルギーがうまく音に変換されていないという事なんだろうなあ…。まだまだ、だな。

 もちろん、アンブシュアとフォームの変更だけでなく、合わせて行なった練習(ノンタンギングとハーモニックの練習)も絶対に良い影響を与えたと思ってます。さらには、コメントでいただいた、皆さんからの特訓メニュー(?)も役に立っていると思います。そんなこんなの合わせ技で、どうやらスランプから抜け出せたのかもしません。

 とりあえず、キレイな音がバンバン出てくると、フルート吹いているだけで楽しいわ。あとは、指さえ動けば(大笑)、怖いものはないのだけれど…。

 とまあ、こんな感じで有頂天な私なんですが、そんな私が、ネットをフラフラしていたら、こんな文字列が目に飛び込みました。

>インラインリングキイのフルートをご使用の方

 はい、私がそうですが?

>3オクターブのE音でお悩みではありませんか?

 え? 今はもう、悩んでませんが…ついこの前までは、深刻に悩んでましたが…。

>アイハラでは、簡単に取り付け、取り外しができるEメカキイを開発いたしました。

 ほえ? なんすっか? それ…。

 そのページのトップを見て、驚きました。「後付けEメカ」だって! びっくり、びっくり、びっくりだよ。ちなみにそのページは、このページね。行っているのは「笛工房相原フルート」さんです。ホームページはこちらです。

 いやあ、探せばあるもの(別に探したわけではないけれど)ですね~、後付けのEメカ。いやあ、インライン・リングキーのEメカ無しフルートに改造手術を施して、Eメカ付けちゃうおうというのだから、すごい発想です。

 ううむ、まるでショッカーに捕まった本郷猛のような話です。(ブラックゴースト団に拉致された島村ジョーでも可)。改造人間ならぬ、改造フルートだよね、大丈夫? 気になるのは、取り付け手順にある「通常のEメカのようにG#カップを閉じてしまいますと弊害がおきますのでご注意ください」って一文がちょっと心配。弊害って、どんな弊害なんだろ? 定期的に血液の入れ換えをしないと死んじゃうとか? あと、この改造をすると、いつものお店に調整に出せるかな? 出しても平気かな? やっぱり脳改造の前に逃げ出さないとダメ?

 ただね、お値段も銀[Ag925]で10500円でしょ、お安いよねえ…。おまけに代金は試してからで良いってんだから、太っ腹だよねえ。スランプの時に、このページを見つけたら、飛びついてたかもしれない。

 でも、もういいや。それに私、基本的に、人柱になりたくないタイプの人なので、お試しはしたくないのですが…それでもちょっとだけ興味はあります。

 どなたかトライしてみる方います?

 もちろんだけれど、私は相原フルートの関係者でもなんでもないからね。利害関係は一切無しだから、勘繰らないでね。それに私はこのメカを付ける気はありませんが…情報自体は有益だと思ったので、紹介してみました。

 でも、スランプから抜け出せて、よかったー。

2009年4月16日 (木)

まずは緊張するところから始めよう

 発声のレッスンが終わると、発表会の練習になります。まずは、前回の音合わせの反省というか、ダメ出しチェックからでした。

 私の歌に一番欠けているモノ、それは“Soul”、つまり“芝居っ気”という奴です。それこそ、棒読みならぬ棒歌い。感情込めて歌わないと…ね。楽しく「悲しいです」って歌っちゃダメって事。

 不器用ですから、リズムとか音程とかに注意すると、芝居っ気が抜けます。感情を込めて歌に入り込むと、リズムも音程もガタガタになります。困ったものです。両方をきちんとするには、練習を増やして、少なくともリズムや音程に関することは、無意識でできるようにしないとダメなんですわな。そうでないと、感情もへったくれも、あったもんじゃあないです。

 で、その感情を込める時のテクニックとして、息を吸う前に感情を入れるというのがありますが、どうもその辺が後手後手です。いやあ、ブレスは難しいです。

 前回の音合わせで、ピアノとうまく合わなかったのは事実です。先生がおっしゃるには、その原因の大半は私にあるそうです。ピアニストが合わせづらい歌い方を私がしたので、ピアニストが迷子になってしまったというのです。

 私の何がピアニストさんを迷子にさせてしまったのかと言うと、それは、私の歌い方がピントのずれた歌い方をしていたのこと。これが原因なんだそうです。

 ピントがズレルとは…一般的な演奏上の常識をハズした歌い方をしているという事なんだそうです。「ここのフレーズは、常識的にはこう歌うはずだから…」と、ピアニストさんが予想して合わせようとすると、私が全く違った歌い方をするので、ピアニストが路頭に迷ってしまって、結果としてピアノと歌が合わないのだそうです。

 じゃあ、私が常識を逸脱した個性的な演奏をしているのかと言うと、そんな立派なものではなく、単に常識知らずなパフォーなだけです。

 でもねえ…常識と言われても、常識を身につける程の本番経験、ありませんから…。

 まず、常識的な演奏ためには、音楽記号の処理をきちんとするのが、まずは第一。その点で、私の音楽記号の処理がいいかげんというか、その程度が常識はずれなんだそうです。

 たとえば、リタルダンド。私がリタルダンドをしているつもりでも、それは音楽的な常識ではリタルダンドの内に入らない。フェルマーターをやっているつもりでも、そんなのはフェルマーターじゃない。アテンポで戻ったつもりでも、それでは戻ったことにはならない。そんなのばっかりです。で、ピアニストとずれが生じるわけです。

 “O del mio amato ben”では、ほぼすべての小節に何らかの音楽記号が付いてますので、一小節ごとにピアニストの頭に「?」が浮かんでは消え、それで歌と合わなくなってしまうと言われました。

 そうなんでしょうね(涙)。

 まずは音楽的な常識に沿った歌い方をしましょうとの事。そうすれば、ピアニストが道に迷う事がなくなるそうです。そりゃあ、そうでしょう。色々と考えながら練習してみます。

 それと、これは先生からのアドバイスで、ブレスはなるべく遅くというか、後ろで取った方がいいですよと言われました。つまり私の癖で、ブレスを早めにとって、フレーズの頭をスタンバッて待つっているのですが、そうではなく、フレーズの頭ギリギリでブレスをして、そのままフレーズに入った方が、ピアニストさんと呼吸を合わせやすいので、なるべく後で息をするように注意を受けました。

 そう言えば、以前のレッスンの時に、先生が「休符の時も、息は常に吐き続けているように。ブレスはフレーズの直前で常に取るように。息は絶対に止めないようにしてください」と言われた事を思いだしました。そういうことって、音楽の形を考える上で、大切ですね。その言葉を思いだしたので、そんなふうにやってみたところ、OKをもらいました。本番の時に、これを思いだせるといいのですが…。

 もう一つアドバイスがありました。それは歌の練習の時は、必ずピアノ譜もしっかり見ながら歌いましょうとのこと。

 理由は二つ。メロディは歌のパートにしか無いわけではなく、実はピアノ譜にもメロディーがあるので、歌のパートが休符でも、メロディーはピアノに引き継がれていたりするわけだから、歌とピアノでメロディーの受け渡しをしっかり自覚しながら行なうこと。

 それとピアノは楽譜の白っぽい部分で歌と合わせてくるから、楽譜の黒っぽいところで、歌がピアノと合わせようとしても、ピアノは忙しくて歌と合わせるどころじゃないので、どこでピアノと歌を合わせられるか、そのポイントは事前に確認し、合わせやすいように歌ってあげることが大切。

 つまり、休符は休符じゃないぞ。休符の時は、しっかりピアノを聞いていろって事です。休符で休んだり、休符で気を抜くなど、もっての他ってわけです。

 歌そのものに対するダメ出しとしては、例によって例のごとくなのですが「拍子が見えるような歌い方はするな」と言われました。フレーズ全体を大きなスラーとして感じながら歌ってくださいとの事。もっと言うと、旋律を感じながら歌ってくださいと言われました。はっきり言っちゃえば「歌なんだから、もっと歌え!」ということです。

 まずはメロディーをしっかりフルートで吹いてきなさいとも言われました。私は、フルートの時は歌いなさい、歌の時は吹きなさいと言われます。アプローチを変えることで学べる事があるというわけでしょう。でも、この曲、調が難しくて(フラット四つのAs-durっす)、フルート向きではないのですが…。

 三連符は前回も注意されましたが、三連符の意味を考えれば、自然と三連符らしく歌えるはずだから、まずは感情を入れて歌ってみようとのことです

 そして最後に言われたのは、前回の音合わせは、かなりダメでしたとの事。レッスンの時の方がだいぶマシだったこと。本番の時にアレをやられると、大変なことになるということ。

 本番に弱いのかな、私。

 なぜ音合わせがダメだったのかというと、緊張しなさ過ぎが原因でしょうと言われました。

 緊張はしないより、むしろした方がいい。緊張する人間は、普段どおりの力が発揮できないかもしれないけれど、少なくとも体に染み込んだ事はきちんとできる。出来は普段の7割程度かもしれないけれど、それでも練習の成果を発表できる。

 対して、緊張しない人間は、大きな失敗をしがちで、練習をした意味がなくなるような事をちょいちょいとしでかすもの。おまけに、失敗した途端にガタガタになって、総崩れになることが多く、練習でしっかりできていても、本番はからっきしというケースが多い。おまけに、何度も同じ失敗をくり返し、成長する事はないので、緊張しない人間は音楽には向かないとまで言われました。

 緊張をして、緊張感をもって、本番に臨んでほしい、そういうことです。

 いやあ、筋が通っているだけに反論できませんでした。確かにそうですよ。私って人間は、何度も同じ失敗しますね。一つ間違えると、その後は総崩れですね。思わぬところで思わぬ失敗も多々あります。

 では、どうすれば、本番の時に緊張できるのでしょうか? 実は私、フルートでは本番どころか、レッスンでも緊張しまくりなんですよ。それが歌だと、レッスンはもちろん、歌合せでも緊張しないし、たぶん本番でも緊張しないと思います。と言うのも、合唱をやっていた時も、本番は常にリラックスしていましたから。

 “慣れ”という奴かな? 歌を別になめているつもりはないけれど、歌に慣れているということはありますね。その慣れが油断を生じさせ、油断が失敗を生むという事なのでしょうか?

 発表会まで後2カ月。レッスンはあと3回。やっておかないといけない事は山積み。大丈夫なのか、私?

 さあ、本番の時に緊張できるような、おまじないって無いのかな?

2009年4月15日 (水)

調子が悪いと思える日こそ、自分をチェックする良いチャンス

 声楽のレッスンに行ってきました。

 個人レッスンになってから、レッスンの密度が濃くて濃くて…、以前のグループレッスンのノリでブログを書いちゃうと、声楽レッスン一回分で、少なくとも1週間は楽にブログの記事が書けてしまうほどです。いやあ、実際、今回のネタだって、以前なら一週間分ですよ、本当に、しっかりお稽古してます。うれしい悲鳴です。

 さて、発声からです。レッスンでは、いつも注意されている事を毎度のように注意されました。

 ま、本人的には、週の頭から風邪をひいて調子が悪いと思っておりましたが、そんな事を言い訳にしてはダメですね。いや、むしろ、体調が悪い時こそが、本調子みたいに思っておかないと。常に本番が万全の態勢で臨めるわけではないですから、こんな時のレッスンこそ、肝に命じておかなければいけません。

 というわけで、今回は、ちょいとたっぷりめで(それでもグループレッスンの頃よりははしょって)書いてみます。

 今回のレッスンで注意された事は五つ。実はこの五つは、私が常に言われていることで、私の五大悪癖ですね。自覚の意味も込めて書いておきます。これらが改善されれば、だいぶ違うのでしょう(汗)。

“声を押さない”

 私の悪い癖です。最近はよく注意されます。通常、声は(楽音全般がそうですが)出だしが一番強く、それから徐々に小さくなっていくのですが、それが途中から音量アップすることを“押す”と言います。不自然ですね。聞いていても不自然ですが、体の使い方としても不自然です。

 なぜ、こんなことをするのか、実は分かりません。つまりは無意識で行なっているわけなんですが、思うに、私自身のキャパシティ以上に大きな声を出そうとしているのではないかと、他人事のように書いちゃいますが、そんな気がします。

 朗々と歌おうとして、どこかで間違えて、声を押しているのだと思います。本当は“声を押す”のではなく、きちんと“腰で支えた声”で歌うのが正解なのだと思いますが、分かっていても全然できていません。

 それと、せっかく正しい音程にあてた声も、押すことでズレてしまって、結果として、ずり下がってしまうのではないかとも思ってます。実際、鼻唄程度に楽に歌えば、私も音をそんなに外さないのよ。朗々とオペラ声で歌おうとすると…ね。ちょっと涙が出てきちゃいます。

“ノドを締めない”

 上の“声を押す”ことと、表裏一体の事だと思いますが、ついついノドに力が入って、ノド声になっているようです。自分の声がノド声になっているかなんて、なかなか自分では分からないですねえ…。むしろ、自分じゃ調子いいなあと思っている声の時の方が、ノド声だったりします。他人のノド声は聞き苦しいですが、自分のノド声は美しく感じます。これは体への響き方の違いでしょうが、歌は他人に聞かせてナンボです。他人が聞いて、心地よい声で歌いたいものです。ノド声NGっす。

“声を胸に落とさない”

 音色の問題だと思います。高いところから徐々に音を下げていくと、あるところで、音色が急に変わります。歌っている感覚も、ストンと下に落ちたような感じがします。そんな時に先生から「声を胸に落とさないで」と注意されます。

 声の音色は、高いところも低いところも変えないで、真ん中の声の響きと音色のまま、上にも下にも行くのが理想なのですが、まだまだ私は未熟者ですから、高いところはノドを絞め、低いところは胸に落とす毎日を過ごしています。皆さん、お元気ですか?

 低い音域も音色を変えないように意識して歌っていかないとダメですね。頑張ります。これは意識さえすれば回避できるのだから、怠けてはいけません。

“声を鼻に入れない”

 キング先生と出会う前の私は鼻声でした。鼻声って何?って思う人に分かりやすい例をあげると…エイベックスの女性歌手の声って言うと分かりやすいかな? 別に特定個人ではなく、あそこのレーベルの歌手の相当数は鼻声ですね。たぶん、女性歌手は鼻声の方がセクシーに感じられるので、そんな声で歌うのかもしれませんが…クラシック声楽では、鼻声はNGです。だいたい、私、オッサンだし。

 私は油断をすると、声が鼻に入ってしまう体質です。特に“頭声を意識”すると鼻声になるんですねえ…。不思議ですね。

 鼻声のチェック方法は簡単です。歌っている時に鼻をつまんでみればいいのです。つままれても平気で歌っているのはOK。鼻声だと、鼻をつまんだと途端に声が出なくなりますので分かります。しかし、実にひさしぶりに注意されたなあ、コレ。

“常に後ろで歌う事”

 メカニズム的に言えば「軟口蓋を上に引き上げる」ということですが、感覚的には「後ろで歌う」というのが、私には分かりやすいです。

 人間って、黙っていると楽をしたがるものなんですね。軟口蓋だって、ブラブラしたまま歌うのが楽。少なくとも、日常しゃべる時に軟口蓋をあげる人っていないよね。そんなことをすると、舞台役者のような、どこか嘘っぽいしゃべり方になるし(笑)。

 歌は元々が演劇的な性格のものだから、嘘っぽくてもかまわないのだけれど、確かに日常の動作からは、かなりかけ離れている分、意識的に行なわないといけない。でも、それをついついうっかりして、忘れてしまうわけだ。

 それに前回のレッスンでは、ボーっとしていたこともあったけれど、なんかやり方を見失ってしまったような気がする。どうすれば、声が後ろに回るんだっけ? さあ、しっかりと思いださないと…ね。

 これら、五つの欠点が私の悪い癖です。これらが直せると、だいぶ違うのでしょうね。とりあえず、発声編でした。歌のレッスンの話は、また明日します。

2009年4月14日 (火)

アンブシュアとフルートの構え方を変えました

 フルートのレッスンに行ってきました。

 アルテは第8課の後半なのですが、一つも進みませんでした。これは仕方がないです。まだまだスランプを引きずっていますから(汗)。とにかく高音Eがきれいに発音できないので、不合格なのです。

 「せっかく、きれいな音を作っても、8番を吹くとフルートが壊れてしまいますねえ」とは笛先生の言い分。8番とは、アルテ8課の8番の、まるでハ長調の運指でのスケール練習のような練習曲です。これを吹くと、私のフルートが(音楽的に)壊れるのだそうです。壊れてしまうので、高音Eもダメなら、他の音もダメになってしまい、不合格になってしまうのです。

 おまけに高音Eで失敗すると、心がペキっと折れるので、その後ろもボロボロになるし…。

 アルテの8課8番がクリアできるようになるまでは(つまり、この程度の曲でフルートが壊れないくらいに強くならないと)、アルテは一歩も前に進みません。ま、これも仕方がないことです。アルテを進ませるためにフルートを習っているわけではなく、フルートの上達のためにアルテをやっているだけですから、たとえアルテが立ち止まり状態であっても、フルートが上達すればぁ~、御の字なのだぁ~、うんうん。

 それでも一応、8課の8番のお稽古はつけてもらいました。とにかく一番の課題は高音Eなので、その周辺を中心に見てもらいました。お腹をしっかり使うこと、運指は確実にすること、クチビルはやわらかくすること、などですね。

 とりあえずピーピー吹いてみました。高音Eが…まあ、出ないです。でもたまには出ます。いつ出るかは神様に聞いて欲しい気がします。そんな感じで出たり出なかったりがランダムにあるのです。あと、出ても、ちっとも美しくない。どっちかって言うと汚い音。「雑音が混ざってますねえ…」とは先生の弁。

 高音Eは確実に出なければ論外ですが、たとえ出ても壊れた音だと不合格です。まだまだ先は長いです。

 アルテが進まなかった代わりと言ってはなんですが、とても大切なことを習いました。

 「今まですとんさんは、普通の(教則本通りの)アンブシュアができていたので、特に注意もしないで(普通のアンブシュアのまま)来ましたが、これからは(普通のアンブシュアではなく)私流の、私が(自分の)先生から習ったアンブシュアをやってもらいます」と来ました。

 …? え? 普通の? アンブシュア? 私流の? 私が先生から?

 一瞬、錯乱しました(笑)。

 つまり、教則本に載っているような、通常のタイプのアンブシュアはとりあえず卒業で、これからは、笛先生が現在使っているもので、笛先生がその先生から教えてもらった、秘伝のアンブシュア(ちょっとおおげさ)の使用を許可する! なんて感じっすか?

 音楽の世界には、門下とか流派とか派閥とか筋とか、まあ、色々あるわけなんです。平たく言うと「それぞれの演奏テクニックには、先生ごとに色々なやり方があり、それは先生から生徒に直接伝えられて広まっていく」わけで、そこで同じ演奏テクニックを共有する人を、門下とか流派とか…呼ぶわけですね。

 …と言うわけで、今回はその「先生ごとに違うやり方があるもののひとつ」であるアンブシュアを、笛先生流のやり方で教えますので、今後はそれでひとつよろしく、ということです。

 いや実際、テレビなどでプロ奏者の演奏姿を見ていると、本当に色々なアンブシュアがあるわけで、必ずしも皆さん、教則本どおりでなかったりします。

 フルートに限らず、習い事って、先生ごとのその固有なやり方を、順序を追って、きちんと身につけるのが上達の早道だと思います。特に初歩のうちは、これがとても大切であって、複数の先生から同時に教えてもらったり、書物などから得た知識や色々な教えをミックスして学ぶと上達が遅くなったり、逆に妨げになったりするのは、そういうわけなんだと思います。『自分の先生を大切に』って感じですね。

 話を戻すと、とにかく、さらなるフルートの上達のために、(教則本に載っているのとは違う)笛先生流のアンブシュアを教えます、と言われました。

 で、教わりました。いい感じです。今日からこれで行きます。今までやっていた“ニセ・ゴールウェイ”は辞めます。フルート・クライスで習った上坂流も辞めます。この笛先生流で行きます。

 で、その笛先生流のアンブシュアの作り方をここに書いておきます。実は文字にすると、とても簡単なんです。

 1)無表情な顔を作る
 2)いきなりフルートを下クチビルにあてる
 3)フルートをグイと下に下げる

 これだけです。つまり、ノウハウは文字にできない部分にあるってわけですね。特にクチビルの脱力がポイントです。口角にすら力を入れません。アパチュアはフルートを当てると自然にできます。なので、かろうじてアパチュアを(作るではなく)維持する程度の力だけ残して脱力。もちろん、必要ならクチビルに力を入れてアパチュアを作ることも可能だけれど、それを今の段階でやるとNGです。

 これを何度かやりながら、先生が修正をして、最終的な形にしてくれました。その最終的な形って、感覚的にしっくり来る形なんですよ。家に帰って、その形を鏡で見てみたら、クチビルは全く歌口を塞ぎません。下クチビルは凹み、上クチビルが前に出るので、ちょっとインコっぽいイメージです(ま、あくまでイメージで、実際の姿はそんなにインコインコしてません)。クチビルと歌口までの距離はほぼゼロと言うか、口の粘膜の延長線上にフルートが来ます。

 そして、この感覚って、以前「理想的なアンブシュアで吹いてますね」と誉められた時と同じ感覚になります。だから、これで正解なんです。

 「もう、これでアンブシュアに悩むことはなくなります」と言われましたが、たぶんそうでしょう。迷ったり、分からなくなったりしたら、すぐにここに立ち返ればいいわけですからネ。やっぱり、きちんと教えてもらったアンブシュアは、一味違います。

 次にフルートの構え方も、笛先生流に変える事にしました。いわゆる“三点支持”なのですが、これも教則本に載っているやり方とは、ちょっと違うかも。

 ポイントは…
  ・左人指し指でフルートを支えない。むしろ、この指でフルートを押す。
  ・左人指し指は上から下への方向でフルートを押す。
  ・逆に右親指は下から上への方向でフルートを押す。
  ・フルートの足は高めに上げる
  ・左人指し指を支点として、右親指の力でもフルートを人間側に押す。
  ・フルートに加わる力のすべてを、下クチビル(というかアゴ)で受け止める。
  ・結果的にどの指でもフルートは持たない。
  ・フルートは三方向からの力でしっかり空中に固定される。
  ・アゴはしっかり引く
  ・目線はきちんと上げて、前をしっかり見る。

 こんな感じ。一応書いておくと、フルート初心者の方は、ここに書いた、アンブシュア&構え方をマネすると、たぶん火傷するよ。教則本通り、あるいは自分の先生に教わった通りにした方が無難です。中級者以上の方は、自分のフォームを崩す覚悟をしてから、お試しください。

 このフルートの構え方はアンブシュアと一体です。どちらか片方だけマネてもだめです。やるなら徹底的にね。あと、このやり方だと、フルートは基本的に外吹きになりますし、フルートもそのように組み立ててください。

 まだ習ったばかりなので、吹いているうちに、フルートがズレて行ったり、右小指が痛くなったりします。まだまだ細かいところの微調整が必要でしょうが、全般的にはいい感じです。

 このアンブシュアとフルートの構え方を習ったので、アルテが全然進まなくっても平気平気。

 あと、今回のレッスンで習った大切な事を三点だけ書いておきます。

 “指はなるべく動かさない” 前にも同様な事を注意されましたが、8課の8番のような動きの激しい曲も、なるべく指を動かさないようにして、最小限の動きだけで吹くようにする。まだまだ上手くないけれど、気をつけてやってみると、たしかに音が変わります。なめらかでやさしい音になります。いわゆる“プロっぽい音”になります。なんか上達したような音が出ます。なぜでしょうか? なぜかは分かりませんが、たしかになるべく指を動かさない様にして吹くことは大切なようです。

 “曲は静寂の中から始まる” 実は8課の8番が合格しない理由の一つでもあるのですが、曲は必ず静寂の中から始まるのだから、曲の前に静寂した瞬間がなければ、それは音楽としてはダメなのだそうです。

 曲の出だしのところで、ヘナヘナした音から始める、息もれの音がまずするとか、そういうのは論外。元気と気合が充実した音で、気持ち良く音楽が始まらないとダメ。たとえアルテの練習曲であっても、音楽なんだから、ちゃんとしないとダメ。

 この注意は実はかなり難しいです。とにかく気合なんですよ。そのためには、ノドは開けたまま、クチビルは柔らかいまま、口の中は広がったまま、しっかりお腹で息を止めておくことが必要なのです。難しいです。

 “今の私に不足しているもの、それは腹筋” 高音Eが出ないのも、それ。しっかりノンタンギングの練習をしっかりしてくること。

 さあ、次回のレッスンは、ポピュラー・セッションだ。サウンド・オブ・ミュージックの曲を吹くまくるぞー! 半音階がたっぷりあって、指が難しいけれど、頑張るぞー、おう!

2009年4月13日 (月)

高音E(または高音Fis)に勇気を持って立ち向かうためへの第一歩

 はい、高音Eがすっかり苦手になってしまった、すとんです。スランプ前までは「高音E? なんであんなのに苦労しているの?」なんて軽口を叩いていた、あの頃がすっかり懐かしい今日この頃です。

 「フルートの曲に高音Eの使用を禁止します」と、どっかの政治家さんがマニフェストに掲げてくれたら、もう、すぐに一票を入れてあげたくなるほどの勢いです。

 今ではすっかり高音E恐怖症と言うか、譜読みをする時に、Eがあると、ゲンナリします。Eって、悪魔の音だね。本当にイヤな音高です。

 ぶつくさ文句を言ってても何も解決しないので、ここは努力と根性で乗り切る事で腹を括りました。

 さて、そうと決めたら、どういう方向に努力をしていくかですね。無駄な努力は昔から大嫌いなので、同じ努力をするなら、実を結ぶ方向の努力をしたいものです。

 と言うわけで、さっそく高音Eの発音の練習方法をググってみましたが、そんなものはありませんでした。いやあ、Eメカ付きのフルートを吹いていたら、こんなところで壁に当たる人はいないということでしょうね。だいたい、初心者はEメカ付きのフルートのオーナーさんだしね。

 笛先生に高音Eの出し方について尋ねたところ「しっかりお腹で息を使う」「楽なクチビルで細くて速い息で上向きに吹く」と教えてくださいました。たしかに、調子の良い時はそれで何とか乗り切れるのですが、ドツボにはまっている時は、それでは不十分なんです。いやむしろ、やればやるほど、わけの分からない世界に突入して、それこそ“負の連鎖”、“負けの無限ループ状態”になります。高音Eを鳴らそうと思って、中音Aどころか、低音Aが力強く鳴り響くと、もうフルートを床に叩きつけてやりたくなります(が、そんなモッタイナイことはさすがにできません)。

 高音Eの合格の最低ラインは、常にドツボにハマらないこと。いつ、いかなる時でも確実に高音Eが出せること。少なくとも、Eメカ付きフルートと同じ成功確率で高音Eが出せるようになること。これが最低合格ライン。たぶん笛先生的には、これでも不合格だろうと思うけれど…。(先生的には、高音Eは確実に出て当たり前。柔らかい音でなければ不合格。いくら確実に出せても、壊れた音では曲で使えないのでペケなんです)

 とにかく博打としては、最近は負けが込んでいる(つまり高音Eはまず出ない)と言ったところ、驚いた顔をして、先生は“ノンタンギングの発音練習”を薦めてくれました。これをやっていれば、いづれは高音Eは克服できる、と先生のお墨付きの練習です。もちろん、それはやります。

 でも、私の今の状態を考えるに、それだけではちょっと不安というか厳しい。

 高音Eが出ないのは、お腹の問題だけではなく、クチビルにも問題はあるし、その他にも色々と問題山積なのは、自覚してます。ですから、ノンタンギングの練習はやりつつも、その他のダメ要素もつぶしていく練習をして、さらに短期間で、確実に高音Eを身につけたいものです。そのための練習方法を探したいのですが…。

 はい、焦燥感にかられている事は否定しません…が、スランプってそういうものじゃないですか。とにかく、カッコつけてても何も解決しません。こういう時は思いっきり泥の中でもがいてみるのが、私のスタイルです。

 高音Eの攻略方法というか、効果的な練習方法がネットにない事は確認済み。教則本でも買い漁ってみる? Eメカというものが、この世に存在する以上、初級者はまず高音Eで悩まないし、中級者が高音Eで悩むはずもないので、そんなものの需要って少なそうです。

 需要が少なくて練習方法がないのならば、仕方がない、練習方法は自分で考えるしかありません。昔から、星飛雄馬にしても、タイガーマスクにしても、番場蛮にしても(って、全部、梶原マンガだ!)、ヒーローが必殺技を開発する時の練習は、自分で考え出すものなのです。そこで私も無い知恵を絞ってみました。

 高音Eは、低音Aの第3倍音…ならば、Aのハーモニックの練習してみるか。『低音A』 -> 『中音A』 -> 『高音E』と同じAの運指のまま、自由に吹き分けられるようになれば、良いのではないか?

 だいたい高音Eが出ない理由は、高音Eがラクラク出る運指を、Eメカがないフルートでは、きちんと作れない。それが理由なんだから、もう、高音Eの運指に頼らずとも高音Eが自由に出すことができれば、Eメカなしのハンデは関係なくなるわけよ。そこを狙うしか、生き残る道はないでしょう。つまりフルートの構造的欠陥を人の努力で補おうというわけよ。

 Aのハーモニックのついでに、Hのハーモニックの練習も追加しておきますか。『低音H』 -> 『中音H』 -> 『高音Fis』だからね。もちろん、クチビルをガチガチに固めてハーモニックの練習をしても、レッスンの時に“ダメ”と言われるのは明白なので『脱力したクチビルでハーモニック』がテーマ。ははは、結構難しいぜい!

 さてと…、次に単音でEが出せても曲の中で使えなければ意味がありません。そこで高音域で「チューリップ(ハ長調)」を吹いてみるか。これはC~Aの狭い音域の曲だし、Eか沢山出てくるから(残念ながらFisは出てこない)、Eの練習にはちょうど良いと思うし。

 とりあえず、ノンタンギング発音の練習と、この二つの練習を、ルーチンの練習にいれて、ちょっと集中的にやってみるか。それでダメなら、腹を括った以上、切腹です。腹をかっさばいてやる(くらいの覚悟ってこと)。

 さあ、頑張ろう! きっと、これらの練習を集中して行なえば、絶対に高音Eは克服できる。できなきゃ、私もそれまでの人間ということだが、いや、絶対に乗り切れる、乗り切らなきゃいけないのだ! 「フルートの曲に高音Eの使用を禁止します」の法案が国会を通らない限りは!

2009年4月12日 (日)

マスコミには期待しています[2009年4月第2週・通算14週]

体重:104.0kg[+0.3kg:-1.8kg]
体脂肪率:31.6%[-0.3%:-1.7%]
BMI:33.2[+0.1:+0.3]
体脂肪質量:32.9kg[+1.8kg:+1.1kg]
腹囲:104.9cm[+0.9cm:-1.4cm]
     [先週との差:2009年当初との差]

 再開しました、そふくしダイエット。カウンターは第9週から始めます。

 しかし、ダイエット再開、いきなり数値、上昇してます。これには、とっても簡単な理由があって、実は「毎晩、寝る前に大きなカップでアイスを食べてまーす」ってか。ううん、アイス、強敵。確実に太ります。なぜ、毎晩アイスを食べているかと言うと、妻に「アイス、買ってきたけど、食べる」って毎晩聞かれているから? 皆さんは、そこに食べてもいいアイスがあるのに、食べないという選択肢はありますか? 私にはありません。だから、毎晩食べます。で、太ります。とっても分かりやすいです。

 でも、どーして、女って奴は、甘いものを食べずにはいられないのだろう?

 さて、今週のエッセイです。

 国民には知る権利があり、その権利を守るために、マスコミは色々と取材をし、情報を集め、解説を加えて、我々日本国民にテレビのニュース番組や新聞などを使って知らせてくれるわけです。この辺の基本的なシステムとサービスには、何の疑問もありません。無い所か、割とスムーズに運用されていて、日本はなかなかの民主主義国家だと思ってます。国がマスコミの報道規制をしているような国なんて、ろくなモンじゃないと思ってます。

 だから私、マスコミが頑張っている日本の社会って、大好きです。でもね、時々、マスコミが暴走と言うか、勢いつきすぎて、ちょっと変なところに行っちゃうのが心配。

 たとえば、スポーツ番組。国内のプロ野球なんてのは、どうせドメスティックでローカルな戦いですから、何をどう報道してもいいと思いますが、オリンピックとかサッカーのワールドカップ、野球のWBC戦とか、フィギュアの国際試合など、なぜマスコミは日本チームや日本選手を分析するの? そして、なぜ弱点や欠点や作戦を事細かに分析して報道するの? それって、確かに一部のオタク的なファンは望んでいるかもしれないけれど、その番組って、当然今の時代だから、敵のチームの関係者も見ているわけで、そうなると、これって、敵に塩を贈る行いですよね。いやいや、塩を贈るどころか、明白なスパイ活動と言っても言い過ぎじゃないような気がしますが、いかが?

 見方によっては、これって、日本チームや日本人選手の弱点を公の電波を使って、対戦相手と世界中に「日本人はここが弱点ですよーーー!」って大声で宣伝しているわけですよね。マズイでしょう、これ。いや、絶対にマズイと思う。だって、これって、他国に利するスパイ行為以外の何者でも無いですね。裏切り者、売国奴、内通者、って奴じゃん。うひゃー!

 「日本選手の弱点同様、海外の選手の弱点だって、報道してますよ」

 こういう風にマスコミの人は言うかな? でも私が見る限り、日本人選手や日本チームの弱点分析ほどに、外国チームの分析なんてテレビでしないよ。たぶん、そんな取材をさせてくれないからだと思うし、それに、仮に事細かに海外選手の弱点をテレビで報道しても誰も見ないし。誰も見ないものは放送しないしね。

 我々視聴者が見たいのは、相手チームの弱点の報道ではなく、もちろん、我が日本チームの弱点の報道でもなく、我が日本チームの勝利の場面なのにね。そこをきっちりと押さえて欲しいです。

 日本の応援しないで(は、言い過ぎかな? ちょっとは応援してるよね)、弱点や欠点ばっかり報道して…、なんだろね、日本に恨みであるのかしら? それともマゾ?

 私が海外チームのコーチだったら、対日本戦が決まったら、日本チームの弱点を探るため日本のテレビを見るよ。だって、事細かに戦力分析やらなんやらしてくれるから、すごく楽だよね。もう、楽勝って思うよ。

 スポーツ番組を見るたび、「これって、もしかすると、売国行為?」と思いながら見てます。

 まあ、言っちゃあなんだが、スポーツなら、まだ諦めもつくけれど、先週だっけ? 北朝鮮のミサイル騒ぎがあったけれど、あれで自衛隊の基地の場所とか、配備されているミサイルの種類と数とか、事細かに報道していたけれど、これってほんとは、スパイ活動だよね。日本のマスコミって、少なくともこの件に関しては、間違いなく、北朝鮮のスパイ活動を代行しているようなものだよね。おそらく無自覚だと思うけれど、結果としてそうなっていると思う。

 なぜ、基地の場所を報道するかな~? なぜ、配備されている武器を報道するかな~? 挙句の果ては、配備されたミサイル発射口をなぜリアルタイムでカメラが写し、それを生でテレビ放送するかな~?

 結果論で言えば「ミサイル、降ってこなくてよかったね(はぁと)」ってことだけど、これさあ、ミサイルが降ってきて、迎撃できたとしても、迎撃に失敗したとしても(失敗してて東北で大量の死傷者が出たら、そりゃあ別の意味で大騒ぎになるけれど)、また色々と兵器の性能だとか装備だとかを報道されちゃうよね。

 おかしいよね。こういうのを軍事機密って本来、言うんじゃないの? これだけカメラが回って、事細かに報道されちゃうなら、どんな軍事行動も取れないじゃん(今回迎撃しなかったのって、そういう側面なくない?)。今回はミサイルが人の住んでいるところに落ちなかったからよかったものの、これだけ報道されちゃうと、軍事拠点に工作員が潜入して破壊活動する事も可能だし、ミサイルの標的にする(敵の軍事拠点をまず叩くのは当たり前)事も可能でしょ、マスコミは北朝鮮の味方をしているかと思ったよ。

 だいたいさあ、私を含めて一般的な日本人は、日本のどこに基地があって、どんな種類の迎撃ミサイルがどれくらいあって…なんて、たぶん興味ありません。それよりも興味あるのは、明日も今日のように、平穏無事で生活できること、それだけです。普通の日本人が興味がなく、北朝鮮の国家指導者たちだけが興味深いことをわざわざ報道するなんて、これは明らかな暴走でしょ。結果として、日本のマスコミは、日本と日本国民の不利になり、北朝鮮国家指導者が、うれしくなるような情報を流していると思います。これって、無意識だよね、意図的にやっているわけじゃないよね。

 一般論で言うとサ。日本のマスコミの報道の情報を元に、某国が軍事作戦をたてて、日本に向けて侵略行為を仕掛けてきた時(今ではまったくありえないと言えない国政世情なのが悲しいけれど)、きっとマスコミは、それでも日本の弱点を取材し分析し報道しつづけるんだろうな。たとえ、私や私の家族が、その某国軍事兵器で殺されたとしても。

 マスコミは無いと困るし、マスコミが自由に活動できない社会は、不十分な社会だと思いますし、そんな国には住みたくないと、心から思う一方、自国のあら探しをし、弱点の分析とやっつけ方を堂々とテレビ報道するマスコミは、ちょっとばかり行き過ぎだと思います。

 ホントのところ、私はマスコミに期待してます。だって、マスコミって、言論の自由が前提で成り立つ組織でしょ。いわば私たちの自由の具現化されたものが、マスコミなんだから、マスコミが自由に活動できなくなったら、ある意味、世の中は終わりだと思ってます。

 よく「日本は経済は一流だけど、政治は三流」って言うし、まあハズレじゃないと思うけれど、それは経済の手の内はマスコミで報道しないけれど、政治の手の内はマスコミ報道でさらされ続け、つぶされ続けている内に、三流政治になってしまったような気がする。

 子どもに「お前はダメな子だ、ダメだ、ダメだ」と言い続けていれば、本当にダメになってしまうのと一緒ね。マスコミは日本の政治に向かって、いつもダメ出しばかりをして揚げ足をとって、芽を潰して…。そんなことばかりやっているような気がする。

 健全なマスコミってなんだろ? 責任あるマスコミってなんだろ? 日本と日本人と日本の子どもたちの事を普通に考えているマスコミってあるのかな?

 マスコミが自由に活動できることは、民主主義国家としての最低条件で、それが保障されている日本って、大好きです。でも、自由に活動できることの感謝をマスコミは持っているのかな?

 だから私は、マスコミが変な方向向いて、おかしくなったら、悲しいです。特に、私達を不幸にするような報道をするマスコミには、大いに疑問を感じます。だから、日本のマスコミの方々は、熱い心と冷えた頭脳、それに日本人である自覚を持って、この国と、この国に住む人々が、幸せに暮らせるような報道をしてほしいと、心から願っています。

 ほんとだよ。

2009年4月11日 (土)

バック、オーライ!

 金魚を飼って観察していると、色々とおもしろい事を見つけます。その一つに…、

 金魚は泳ぎながら後ずさりをする、つまりバック泳ぎができるということ。

 魚って、基本的には前にしか進めません。そういう意味では、猫と一緒。何があってもなくても、前にしか進めない。その代わり、前へ進む速度は、目にも止まらぬ猛スピードだったりしますが…。

 金魚って、基本的に泳ぎが下手だと思います。特に丸系金魚(琉金とか、シシガシラとか)は本当に泳ぎが下手。尾だけでなく、体全体をフリフリしながら泳いでいるわりには、一向に前に進まないという情けなさ。お前、本当に魚なの? って感じもします。

 ところが、そんな金魚なんですが、実は器用に、後ずさりをするんですね。どうやってするかと言うと、胸ヒレを巧みに動かして、バックというか、後ずさりをします。それはそれは、なかなかユーモラスな動きです。

 前に泳ぐのは極めて下手だけれど、後ろに泳ぐのは、なかなか上手な金魚でした。

2009年4月10日 (金)

またもフルートの組み立て方を変える

 本当に、今日の記事は私の純粋な日記ですね(笑)。ええと、またまた、フルートの組み立て方というか、ちょっとしたところを変更してみました。

 まず、頭部管の差し込む向き。スランプに入ったところで、色々と試してみましたし、先生からもアドバイスをいただいておりますが、当面、落ち着く場所が決まったので、しばらくはこの位置で行こうと、アゲハのマニュキュアを塗り替えてみました。

 で、どんな向きかと言うと、やや、外向けにしてみました。管体のキーの中心線の延長線が、だいたい歌口のこちら側のエッジになります。ま、だいたいなんで、もう少し細かく言うと、実は歌口のこっち側のエッジから1.5mmほど歌口の中を延長線が通る感じです。

 かなり、外向きになりました。もちろん、いきなり、こうしたのではなく、徐々に外向きになっていき、どうやらこのあたりで一応の落ち着きを見たので、当面、ここを基準にしたいと思ってます。

 この向きにした理由は、吹きやすさかな。この向きの方が楽器が安定する気がします。少なくとも、アゴとフルートの感じが割としっくり来ます。ただ、このまま真っ直ぐ息を吹くと、息が歌口の上を無情に通りすぎてスカスカの音になってしまうので、ちょっとだけ(ほんのちょっとだけ)上坂流に管体をねじってクチビルをほんの少しだけ巻き込んでみるといい感じです。ま、巻き込むとか言っても、ほんのちょっとなんですが…このほんのちょっとで、息の方向と歌口の向きが変わって、ちょうど良くなるみたいです。

 あと、このポジションの方がチューニングが合いやすいような気がします。

 欠点もありますよ。このポジションだと、かなり頭部管を管体から抜かないといけません。今の季節でだいたい12mm程度抜きます。これってたぶん抜きすぎかな? でも、これでとりあえず全域にわたって、(チューナー的に)正しい音高になるので、良しでしょう。ま、それだけ私の息の入れ方が個性的(強すぎる?)ってところなんでしょうね。

 あと、このフォームで息を吹き込むと、アゲハの音がネバルネバル。なんか、メルヴェイユを吹いて以来、ちょっとあのフルートに取りつかれている私なんですが(それくらい印象深かったわけですね)、あの色っぽさをアゲハから引き出そうとすると、色っぽさではなく、ネバっこさが出てきちゃうという、まあ、おもしろい事になってます。

 アゲハからネバった音が出てくると、ますますALモデルっぽい音になってくるから、おもしろいです。

 あと、足部管もこころもち、中心線をこちら側、つまり指の短い人みたいに組み立てるようにしました。別に私、小指、短くないのですけれど、第一関節が外れやすいので、そのためには、あまり小指を伸ばしきらないほうが良いような感じがしました。そこで、少しだけ、指の関節に余裕を持たせるべく、そんな感じに組み立ててます。

 って、誰に書いているだか? あ、そうか、未来の自分に向けてだな、納得。

蛇足。教則本にはたしかにフルートはまっすぐに組み立てなさいって書いてあるけれど、ブログを見聞きしたり、フルート系の書籍を見ていると、内向きに組み立てる人が多いような気がする。だいたい、アルタスフルートのフルート取り扱い説明書には「フルートを内向きで組み立てろ」という趣旨で書いてあるし。初級者は教則本通りに(つまり標準ね)、腕を上げるにつれ内向きに組み立てるのかしら。

 そんな中、外向きに組み立てる私は、個性的かしら? ファッショナブルかな?

2009年4月 9日 (木)

高音Eからの逃走

 ハロー! 笛吹きのみなさん、今日も高音Eをピーピー吹きまくってますか? わたしゃ、ブーブー中音Aで鳴らしてます(涙)。どうも、スランプ以来、すっかり高音Eへの自信を無くし、実際、高音Eが博打化している私です。

 なぜ高音Eに苦戦しているのか色々考えてみました。とにかく、自分の技量不足というのは、さておき(笑)、調整はきちんとしたのでフルートの調子が悪いとは考えられないので、あとはもう、構造上の欠陥。つまり、Eメカが付いていないから高音Eが出ないんだ、きっと、そうだ、そうに違いない、という結論に至りました(おいおい)。

 とまあ、原因をフルートのせいにした所で一件落着です(まったく…)。ところが現実的には、高音Eの出ない原因をフルートのせいにしたからと言って、今さら高音Eがキレイに出るわけでもなく、仕方がないので、善後策を考えることにしました。

 フルートにおける高音Eの発音の仕組みから、おさらい。

 通常のEの運指で、素直に吹けば、低音E、少し強めに吹いて第2倍音(最初の倍音。基本を1と勘定するそうです)を出せば、中音E。ここまでは簡単、この運指のまま高音Eを出すには、第4倍音を出さなければいけない(第3倍音は中音H…中音シです)ので、それは技術的にも音量的にも無理があるので、通常はAの第3倍音を使って、高音Eを出すのが、フルートのやり方。知ってましたあ?

 だからAの運指で、素直に吹けば、基音の低音A、少し強めに吹いて第2倍音を出すと、中音A、もう少し強めに吹くと、第3倍音の高音Eが出ます。

 ただし、第3倍音は、第4倍音よりは発音が楽とは言え、やはり難しいことには変わりがありません。特にC管のフルートでAの第3倍音は難しいので、管長を擬似的にE管にすること(つまりEの運指を使うこと)で、第3倍音の発音を容易にするわけよ。

 それが、現在の高音Eの運指ってわけね。Eの運指とAの運指が混ざったような運指になっているのは、そういう理由。つまり、運指と言うか、音階と言うか、その手のものって、ピタゴラス以来、結構、数学的に決められているんだなあ。

 私のアゲハはEメカなしの、オーソドックスなタイプのフルートです。この手のフルートで、なぜ高音Eが難しいのかと言うと、それは、高音Eの運指をすると、実は二つあるG#キーのうち、一つは開きっぱなし、もう一つは閉じっぱなしという中途半端な状態になってしまい、そのため擬似的なE管にならないのが、どうやらその原因。つまり、G#キーが二つともきちんと閉じてくれれば、擬似的E管が完成するので、楽に高音Eが発音できるのに、なまじ一つだけ空いているために、無理が乗じて、その無理を押し通すために、難しさが生じるわけよ。

 だから、Eメカってのは、その辺の矛盾を解決するための装置で、この装置があると、フルートは、G#キーの両方ともきちんと閉じることできるようになります。で、実際、このEメカがあると、驚くほど高音Eの発音が楽になるのは体験済み(フルート試奏をするたびに感じます)。

 また、世の中にはGオープンというシステムのフルートも存在するし、そこそこの数のプロ奏者が使っているけれど、このシステムのフルートだと、自分でこのG#キーの開け閉めをコントロールできるので、これまたきちんと閉じることができる。よって高音Eの発音も楽々と言う訳です。

 Eメカなしのフルートだけが、中途半端な作りのために大変なことになっております。大変と言うか、こりゃあもう、完全に設計ミスでしょ、ねえ。これが、Eメカなしのフルートが高音Eに苦労する理由です。お分かり?

 さて、だから、このEメカなしのフルートでも、このG#キーさえ、きちんと閉じてしまえば、Eメカ付きのフルートと同様に、簡単に高音Eを出せるようになります。

 では、その解決方法なんだけれど………ありません(涙)。残念です。Eメカ付きのフルートに買い換えるか、運指そのものが変わってしまうけれど、オープンGのフルートに買い換えてください。改造では乗り切れません。買い換えるしか方法がありません。

 買換えが無理なら、ひたすら、根性で乗り切りましょう。おお、大和魂、神風特攻、欲しがりません勝つまでは! 根性だけで無理を押し通しましょう。

 私の場合、アゲハがお安いフルートなら、買い換えちゃいますが、これ、結構なお買い物だし、高音Eは難しいし、通常の音出しだって、簡単じゃないけれど、音色だけはピカイチなんだよね…、ちょっと買い換えるわけにはいかないわな。ローンも残っているし…。そうなると、根性だけで無理を押し通す?

 ええと、根性の足らない21世紀の日本人である私は、根性だけでは、とても無理を押し通せないので、無い知恵を絞って、逃げ道を色々と考えてみました。その結果、何とか使えそうな替え指を考えてみました(パチパチパチパチ~)。

 解決策とは言えないかもしれないけれど、絶不調の時や、すごく怖い時の逃げ道の一つとしては使えるかな?って思います。

 一応、この替え指は、私のオリジナルだけど、きっと私が無知で知らないだけで、すでに世にある既知の替え指で、知っている人は知っているんだろうなあとは思いますが、私は知らないので、堂々とここにオリジナルの替え指として、発表しちゃいます。

 その簡単で失敗の少ない、高音Eの替え指とは…

 『通常の低音・中音Eの運指のまま(つまり左薬指のGキーを押さえたまま)、左薬指を少しだけズラして、リングの穴だけを開ける』

 うわー、思いっきり、リング式限定の替え指! カバード式フルートの方は、ここで思いっきり撃沈してください。おまけに、ピッチは通常のEより、ちょっとだけ低くなります。なので、この指を使う時は、アゴを出してて音程を微調整する必要はあります。でも、まず高音Eを失敗する事はありません。

 どうです? この替え指、すぐれものでしょ。

 問題があるとすると、こんな変な指で高音Eを吹いたら、まず間違いなく、笛先生に注意されること(って、ここに書いた段階で目をつけられそう…)。

 それと、高音Eはこうやって逃げても、高音Fisには逃げ道は存在しないので、結局、そこで苦労をするのだから、Eメカがあってもなくても、苦労することには変わりなく、結局同じこと…とも言えます。

 さて…、

 Eメカなしのフルートを吹いているみなさん、高音Eにはどれだけ苦労しましたか?

 Eメカ付きのフルートを吹いているみなさん、高音F#には苦労をさせられていますか?

 EメカなしからEメカ付きのフルートへ乗り換えた(逆も可)みなさん、乗り換えた感想はいかがでしょうか?

 Eメカなしフルートは、Eメカ付きフルートに比べて、何かアドヴァンテージはあるのかと言うと、たぶんほとんどない。ほぼすべての面でEメカ付きの方が優れていると思う。あえてEメカなしフルートの長所を言うと…

 ・Eメカがない分、購入する時は安い。その差額分で一つ上のランクのモデルが買える。
 ・Eメカがない分、ちょっとだけフルートが軽い。
 ・Eメカがない分、ちょっとだけ故障が少ない。
 ・「Eメカなしフルートを吹いているよ」と(Eメカ付きフルート奏者に)自慢できる。
 ・『自分はEメカなしフルートを吹けるんだ』と思うと、何だかエラくなったような気になれる。
 ・「本来、ベーム式フルートにはEメカなんかないんだ」と負け惜しみが言える。
 ・オールド・フレンチのオーナーになった時に困らない。

 こんなところかな? しょうもないアドヴァンテージしかない。なんか、情けない。

 ……アゲハは、お前のトレーナー。だから、Eメカはない。これもお前のフルートの勉強のため。将来、人前で演奏するようになったら、その時は、Eメカはもちろん、色々な便利な機能てんこ盛りにしたフルートを購入すれば良いこと……

 ん? なんか今、そんな考えが頭の中をチラっとよぎった。これって、もしかすると、音楽の神様の声???

 もしかすると、アゲハって“大リーガー養成ギブス”ならぬ“大フルーティスト養成フルート”ですか?

 どんとはらい。

2009年4月 8日 (水)

音合わせをしてきました

 声楽の発表会に向けて、音合わせをやってきました。

 音合わせって何? という人のために説明すると、本番ピアニストさんとの顔合わせです。顔を合わせて、一回軽く歌も合わせる、まあそんなところです。生徒さんにとっては『いよいよ発表会だな、気合を入れていかないとダメだな』と心を引き締めるチャンスだし、先生にとっては、日頃ピアノ弾きながらレッスンをしているのを、ピアノをピアニストに任せられるので、普段できない部分のチェックができ、今後のレッスンに生かせるというチャンスでもあります。

 とにかく、音合わせ。はい、合わせてきました。サラっと一曲歌ってきました。先生からいただいた注意を書きます。

【三連符がいい加減な感じがする。三連符が三連符に聞こえるように歌ってください】

 まったくその通りなんだけれど、いやあ、それが難しいのよ。テンポが揺れまくっているという事もあり、ついついいい加減にリズムを丸めてしまいます。一度(と言わず二度三度)、インテンポでリズムをしっかり確認する作業が改めて必要ですね。

【言葉をしっかり歌ってください。必要な子音が抜けていたり、余計な子音が入っていたりしてました。とりわけ「V」に注意をしてください】

 言葉に関しては、まだまだ練習不足です。現在、とりあえず大雑把に暗譜が完了した段階なので、細かいところまで目配りができていない状況です。歌詞を朗読、(三連符の件もそうだけれと)リズム読みをしっかりやらないとダメでしょうね。

 特に子音に着目して歌いたいです。これは自分で思うのだけれど、私は子音の発音が弱いなあと思います。もっとはっきりくっきり子音を歌いたいですね。この弱い子音の発音が良くないのだと反省してます。

【全体的に音がぶら下がってた】

 やっちまったか!って感じね。なんか歌いだしたところで「気持ち悪いな」とは思ったものの、なんか修正できなくって、突っ走ってしまいました。音感がないのは、悲しいね。

【なんか、あがってた?】

 結局、総合的にあっちこっちダメだったみたいですね。日頃の力が出てないじゃないってニュアンスで言われました。そうかもしれないけれど、実はあがってませんでした。むしろ事実はまったく逆で「気合入らなすぎ」または「リラックスしすぎ」でした。

 これは笛先生にもよく注意されるのだけれど、私、演奏前に気合を入れないで、何となく始めてしまうという悪い癖があるんですよ。今回もそれが出てしまったのだと、後から反省です。

 言い訳をすると、私はスロースターターなんですよ。ボチボチと始めて、段々気合が入ってくるタイプです。逆な言い方をすると「一発勝負に弱い」とも言えます。発表会なんて、一発勝負なんだから、「最初から最後までクライマーックス!」みたいなノリで行かないといけないのに…どうしましょう。

 とにかく、歌う前に、もっと気合を入れないと! 気持ちを入れて、心を高ぶらせて、カーっという感じで行かないといけないのにネ。どうも、肩の力抜き過ぎになりがちです。本番では、客前だし、たぶんなんとかなるとは思うけれど、もっとしっかりしないとね。気合が足りないから、音程も下がるんだと思う。

 実は音合わせの前までは「よし、暗譜も出来たし、もう明日発表会でもOK!」とか思っていましたが、いやいや、やってみると、あっちこっち修正箇所が出てくるものですね。何が「明日発表会でもOK」なんだか…。

 それにしても、O del mio amato ben は、やっぱり歌とピアノがバシっと合わないなあ…。たぶん合わないまま本番を迎えそうな気がする。

 この曲をピアニストさんとバシっと合わせるには、たぶん自分専属のピアニストさんが必要な感じがする。先生のピアニストさんをお借りしてでは、ちょっと厳しいかなあと思いました。別に腕前うんぬんを言っているのではなく(むしろと言うか、やはりと言うか、とてもお上手な方でした)、なんと言う、お互い遠慮しちゃって、音楽に穴が空いてしまっています。もっと歌い手である私が強引に行くのがよいのかもしれませんが、相手が先生のピアニストさんでは、位負けがして、とてもとても…(汗)。

 あと、この曲は、テンポが揺れまくるので、歌い手とピアニストの間には、あうんの呼吸というか、アイコンタクトとか、あるいは事前にかなり細かい部分まで打ち合わせていく事が必要な曲なんだと思いました。そういう意味でも、自分専属のピアニストさんが良いのだろうけれど、今からピアニストさんを頼む? そして、そのピアニストさんとガンガン練習する? ううむ、ちょっと現実的ではないよね。

 ま、つまり、何だかんだ言っても、歌ってみて改めて思った事は、O del mio amato ben って、難しくねえ?

 課題は満載ですよ(泣笑)。

2009年4月 7日 (火)

2009年春 フルート試奏の旅 ムラマツ編

 ヤマハとアルタスの試奏を終えた私は、そのまま西新宿へ。フルート・クライスのイベントに参加しました。その感想はこちらに書きました。今日は、その記事で省略した、ムラマツフルートの吹き比べの話をします。

 今回の吹き比べは、ムラマツ・オンリーで、カタログ的にほぼすべてのモデル(プラチナ・フルートとアルト・フルートがありませんでした)が対象でした。おまけに、私も吹きましたが、プロ奏者である上坂先生も吹き比べを行い、その様子もしっかりと観察させていただきましたので、そんなこんなも合わせての感想を書きます。

 まずは当日吹き比べたムラマツフルートの紹介なんぞを…、

 EXモデル…洋銀フルート[頭部管銀・カバード式・C管]
 GXモデル…洋銀フルート[管体銀・カバード式・C管]
 DSモデル…総銀フルート[引き上げ式・リング式・Eメカ・C管]
 SRモデル…総銀フルート[ソルダード式・リング式・Eメカ・C管]
 PTPモデル…プラチナメッキフルート[DS+プラチナメッキ・リング式・Eメカ・H管]
 SR(+プラチナメッキ)モデル…プラチナメッキフルート[SR+プラチナメッキ・リング式・Eメカ・H管]
 9Kモデル…ゴールドフルート[オール9K・リング式・Eメカ・H管]
 14Kモデル…ゴールドフルート[管体14K+メカ9K・リング式・Eメカ・H管]
 18Kモデル…ゴールドフルート[管体18K+メカ9K・リング式・Eメカ・H管]
 24Kモデル…ゴールドフルート[管体24K+メカ14K・リング式・Eメカ・H管]

 これらを全部、吹いてきました。お値段的には…もう分かんない。たぶん2500万円くらいはしているはず。すげーな、すげーな。

 これらを全部吹いてみて、聞いてみての感想。まずは大雑把に言っちゃうと、音の種類はやはり4種類でした。やはり材質による音の違いは明確にあります。でも、材質は変わっても、すべてのフルートからは共通した音色、つまり“ムラマツの音”を感じました。私が吹くよりも、上坂先生が吹いた方が、それぞれのモデルの特徴がより際立って聞こえました。やはり、フルートを試奏するには、奏者自身に演奏力があった方が、モデルの違いを引き出しやすいと思いました。

 感想です。

 EXモデルとGXモデル。二つとも、いわゆる洋銀の音です。音の違いは、同じ洋銀の音でも、EXは渋めで中間色、GXはキラキラ系の水彩系というところかな? EXモデルと比べると、GXモデルの方が天井が高いような音がします。

 普通、洋銀のフルートって、ポピュラー音楽向けな響きがするものだけれど、ムラマツの二つのフルートは、ともにクラシック系の音色がします。つまり、ポピュラーにはどうよ?って感じです。そこがまあ、ムラマツらしいんだろうけれど。洋銀フルートなのに、ポピュラーには向かないなあ…って感じです。

 洋銀のフルートは比較的値段が廉価なので、安物扱いを受けるし、実際、安物フルートは洋銀製なんですが、これらのフルートを安物扱いしちゃダメだよ。これはとても良いフルートだと思います。それこそ「洋銀、なめんなよ」って感じだね。

 DSモデルは。総銀・引き上げのフルートです。洋銀フルートとは、ガラっと音が変わります。理屈で考えると、管体銀のGXモデルとは、キーの材質しか違わないのですが、このメカが曲者ですね。実はメカの素材って、とても音に関係しているみたいです。良いとか悪いとかではなく、総銀と管体銀の間には長くて深い谷があります。決して連続した地続きの平面上にはないと思います。

 ただ、実際に吹いてみると、音色が違うだけで、どちらが優れているかとかは言えないと思います。価格の面から、総銀の方が良い音だと思われている方は、考え直した方が良いでしょうね。洋銀であっても、総銀であっても、どちらも美しいし、ムラマツならどちらも造りはしっかりしてます。ですから、音色の好みで、洋銀総銀を選べばいいと思います。

 DSモデルは(ムラマツの)他の総銀モデルと比べて、音が軽くて輝いてます。私はこの辺の音が好みなんです。ムラマツなら、このフルートが一番好きです。

 SRモデルも総銀フルート。DSモデルとはトーンホールの加工方法が違うだけなのに、それなりに音が変わります。いや、音そのものはたぶん変わらないのでしょうが、音の立ち上がりのイメージが変わります。DSモデルがスーっと立ち上がるなら、SRモデルはスクッと立ち上がる感じ。お分かり? 音の歯切れがいいんです。この辺は好き嫌いの世界だろうね。

 PTPモデルを含め、プラチナをメッキすると、元々のフルートの音の立ち上がり方などはあまり関係ありませんが、フルート自体の音色が変わります。たかがメッキなのに、ガラっと音色変わります。おもしろいほど変わります。なんか、サックスぽい、喉の奥が焼けるようなイメージの音(って、どんなイメージなんだい!)がします。それでいて銀のキラキラ感も残っていて、プラチナメッキっておもしろいですね。しかし実に、プラチナの音に与える影響って、かなり強いですね。

 (メッキでなく無垢の)プラチナフルートを、いずれ吹いてみたいです。

 ゴールドフルートは、金の含有率が変わると、おもしろいように音も変わっていきます。金の含有率が増える度に、音がドンドン太めの力強い感じになります。あえて誤解を恐れずに書いちゃうと、和の感じ(尺八っぽい音色?)になります。私的には、14K~18Kあたりに一つの頂点があるような気がします。と言うか、一般的なゴールドフルートの音のイメージは14K~18Kあたりなんだろうと思います。そういう意味では、9Kは物足りなく、24Kはやりすぎって感じがします。

 ただ、純粋に楽器として見た場合、9Kはゴールドの厚みと銀の輝く音の両方を兼ね備えているので、ゴールドとしては物足りないけれど、ゴールドの音色に輝きを与えてくれるので、これはこれでおもしろいフルートだと思いました。

 同様に、24Kも純粋に楽器として見た場合、濃厚なアイスクリームのようなネットリした音色は、これはこれで、お好きな方には、たまらないだろうなあと思います。私は、18Kくらいまでのゴールドの音はちょっと苦手ですが、ゴールドもここまで来るとなかなか好きかもしれない。

 あと、こういう事を書くとアレかもしれないけれど、24Kゴールドの音って、プラチナメッキの音とどこか通じるようなところが無くない? やはりプラチナ無垢のフルートと24Kゴールドの吹き比べをしてみたいと思いました。

 さて、ゴールドフルートまで吹いてみて思ったことは、ムラマツの、フルートの音の理想って、もしかすると自社のゴールドフルートじゃないかな? それも14K~18Kありのゴールドフルート。なんかそんな気がする。と言うのも、ムラマツのシルバーのモデルも、プラチナメッキのモデルも、洋銀のモデルも、音が太めでダークでしょ。それに音量も大きい。これって、他の素材のフルートでも、ゴールドの音を模しているかもしれない。

 そして、その方向性があるから、ゴールドフルート苦手な私には、ムラマツフルートって興味をそそらないんだと思う。ああ、きっとそうなんだ。逆に言うと、ムラマツラブな人は、最終的にはゴールドフルートに辿り着くってことだね。ううん、ラインナップを見ていると納得だよ。

 フルート・クライスのイベントでは、これらのフルートの試奏のあと、挙手をして、どのフルートの音で上坂先生に曲を吹いてもらいたいかという、アンケート(?)を取りました。断トツの人気を誇ったのは、SRのプラチナメッキ・フルートでした。このフルートが選ばれた理由は、なんとなく分かります。上坂先生ご自身はゴールド・フルートがお好きなようですが、お客さん的には、総銀フルートにプラチナメッキの音の方が、先生にはお似合いだと判断したわけです。

 実際、私も総銀フルートにプラチナメッキっていいなあと思います。ベースとなる総銀フルートが自分の好みのフルートだったら、もっといい感じになるだろうなあと思いました。

 アルタスにはGPTという、1307の管体にプラチナメッキをし、メカにゴールドメッキをするというフルートがありますが、そのフルートをむやみに吹きたくなりました。

 今回の試奏のまとめ。

 ・フルートの音は、メーカーごとに方向性がだいぶ違う。
 ・フルートは、奏者の腕前と個性でだいぶ音が変わる。プロはやっぱりすごい。
 ・フルートは、素材の違いでも音が変わる。
 ・ムラマツEXとGXをなめてはいけない。価格では推し量れない良さがある。
 ・プラチナメッキをたかがメッキと軽んじてはいけない。
 ・ムラマツとアルタスのフルートには、それぞれのメーカーを貫く、一つの理想の音のイメージが感じられる。
 ・ビジューとメルヴェイユは、とても良い。
 ・24Kフルートは、地方のマンション購入価格並のお値段で買える。

 もし、この日吹いたフルートの中から、一本だけ私にくれるというなら、転売目的なら「24Kゴールドフルート」を、演奏目的なら「メルヴェイユ」を所望します。

2009年4月 6日 (月)

2009年春 フルート試奏の旅 ヤマハ&アルタス編

 「2009年春 フルート試奏の旅」として、フルートの聖地、銀座に行ってきました…とは言い過ぎで、アゲハの調整かねがね、空き時間に試奏をしてきました(笑)。

 こちらをご覧の方は分かってらっしゃるとは思いますが、私、最近、スランプなんですが、このスランプは絶対に楽器のせいだと思ってますので(責任転換?)調整にやってきたというわけです。

 …職人さんに見せた結果「だいぶ、バランスが崩れていて、どの穴にも隙間が空いてます」だそうです。さらに「キーパイプにもゆるみとゆがみがあります」なんだそうです。「連結部にも調整が必要です」だって。つまり“全くダメダメ状態”なんだそうです。前回の調整が11月だったので、4カ月ぶりの調整でしたが、もっと早く調整に出さなきゃダメなようです。

 お店の人に「今はマメに調整しないといけない時期ですよ、次は2~3カ月後くらいに調整におこしください」と言われました。声楽の発表会が終わったら、フルートの調整に来よおっと。

 今はまだ無料調整期間なので、交通費だけで済むから良いようなものの、無料期間が終われば、すべて調整は有償(当たり前)。一回の調整費用が5000円前後となると、そうそう気軽に調整にもこれなくなります。ははは、どーしよう(汗)。

 アゲハちゃんは、これで結構、デリケートで病弱でケガしやすい娘なんだね……って、手間かかるぅ~。でも、そこがかわいいーーー!

 コホン、さて、試奏の話をします。

 アゲハの調整をしてもらっている間の時間に、フルートの試奏をお願いしました。ちゃんと、試奏室も用意してもらったよ。思う存分、吹いてきました。

 今回の試奏フルートは、ヤマハのビジューとメルヴェイユ(どちらも総銀モデル)、それとアルタスのPSとALの四本。それぞれ100万円前後の、高級総銀フルートです。ま、プロが演奏会で使うレベルのフルートですね。

 最初に吹いたのは、ヤマハの二本。これを所望したのは、実は私、ゴールデンウィークに工藤重典氏の演奏を至近距離で(!)聴く予定がある[ラ・フォル・ジュルネのコンサートです]ので、その前にヤマハの、この二本のフルートを押さえておきたかったのです。だって、工藤氏と言えばヤマハじゃない。ま、一種の予習のようなものです。え? だったら、なぜ(工藤氏が演奏する)ゴールドモデルにしなかったのかって? 単純に、私がゴールドフルートの音が嫌いだからです(笑)。やっぱり試奏するなら、好きなタイプのフルートで吹きたいじゃない。

 はっきり言うと、オーナーさん方には申し訳ないのだけれど、私、ヤマハのナンバーモデルとは、あんまり相性が良くなくて、いい印象を持ってません。それにヤマハの音を聞くと、無条件に吹奏楽のイメージが…、あ、ぶたないで! 顔は女優の命よ! って、かなり違うか…。

 吹奏楽にイチャモンをつけるつもりは全くないけれど、ここのブログを読んでいただければお分かりでしょうが、私は全然吹奏楽志向ではなく、どっちかというと、オーケストラとか室内楽志向なんです。だから、どうしても、そっち基準で判断したくなるわけです。あ、あと、最近は、よく分からないながらも、ジャズやボサノヴァ志向もちょびっとだけ入ってきました(照)。

 だから、ビジューにしても、メルヴェイユにしても、いわゆる“ヤマハ”の音(吹奏楽っぽい音)がして、???になるかなあ…って思ってましたが、実際に吹いてみて、驚きました。

 いやいや、良いですよ。このフルートたち。音色はよくよく聴くと、やはりベースは、あのヤマハの音なんだけれど、でもそこから、一歩も二歩も抜け出しているって感じ。なんというかな? ヤマハのボディに上等なドレスを着こなしているような気品ある音なのよ。そう“気品ある”という形容詞がピッタリな感じなんです。もったいなくて、吹奏楽には使えません(って、ぶたないで!)。

 これ、ちょっぴり欲しいかも…そう思いました。

 ビジューとメルヴェイユ。姉妹器という位置づけだろうと思いますし、なんか似通っている部分は確かにありますが、ブランドが違うように、やはり印象は違いますね。

 ビジューはさわやかで澄みきった音をします。総銀タイプを吹いたのですが、銀のとてもきれいな響きがしました。結構、私好みの音色です。あと、『ビジュー』という、難しそうな名前のイメージと違って、普通に鳴らしやすいフルートでした。息を入れれば、すぐに反応します。いいな、これ。

 対してメルヴェイユは、艶やかで色香のある音です。総銀なのに、ちょっと厚めの音がして「これ、どこかにゴールド使ってるの?」って感じでした(たぶん、使ってないと思います)。普通に音色を確認するために音を出した時のメルヴェイユは「うわ、音が厚い! 大丈夫?」と思いましたが、実際にメロディーを吹き始めると、なんて言うの? 私の実力以上に音楽的に聞こえるよ。不思議だね。

 なので、たぶん、一般受けするのはメルヴェイユの方かな…って気がします。私はどちらかと言うと……両方欲しいです(笑)。と言うのも、かなり性格が違う二本なんですよ。お金があったら、両方欲しいなあ。工藤氏は、コンサートの時は、どちらで吹くのだろうか?

 そんな風に、ヤマハの姉妹で遊んでいると、店員さんがPSモデルとALモデルを持ってきてくださいました。そうそう、アルタスユーザー的には「いつかはPS」とか「いつかはAL」ってところありますよね。そこで、試奏です。

 まず最初に吹いたのはALモデルの方。吹いていきなり思ったのは「あ、アルタスの音がする」という当たり前の感想。でも、ヤマハの後だと、強くアルタスを感じました。ううむ、メーカーによる音色の違いって、かなりあると思いました。

 ALモデルってAg946管の巻管フルートです。オールド・フレンチを目指したというフルートです。管体に関しては、アゲハよりもちょいと銀の含有率が低めですが、リップもキーもAg946で統一されているので、そのコンセプトから考えて、かなり、私のお気に入りっぽい音が出るだろうと期待をして吹いてみたのですが、…実は吹いてみた感じ、アゲハによく似た音でした。ああ、やっぱり姉妹フルートだなあという、あっけらかんな印象でした。

 確かに、アゲハとはちょっと違うような気もしないではないのですが、正直微妙な感じでした。値段は倍違いますが、吹いた印象は値段ほどの違いを感じませんでした。

 一応、モデル名が違うわけで、その個性も違うはずですが、でははっきりアゲハと違うのかと言うと、そこは姉妹ですから、違うけれど、やっぱりすごくよく似ているという感じ。実際、1307RとALモデル。かなりよく似ています。

 とは言え、よくよく吹き比べてみれば、ALモデルの方が、ちょっとばかり音が厚めで、しっかりした感じがします。抵抗感も強い。もちろん造りは、やはりALモデルの方が丁寧というか、繊細な感じがするような気がしますので、そこいら辺に価値を見いだす人には妥当な値段づけかもしれません。でも、それらも“あえて言えば”の世界の話であって、基本的な音の性格は、ほぼ同じで、よく似た姉妹です。ただ、奏者を育てるコーチとしては、1307Rよりも手ごわいかもしれません。

 1307RとALモデルがこれだけ似ているなら、1307Rと素材はまったく同じで、ALモデルとは製法がまったく同じという、ちょうど1307RとALモデルの中間の位置付けな1607Rだと、もっとALモデルと似ているのかもしれない。ああ、1307Rと1607RとALモデルの三本を並べて交互に吹き比べてみたいものだ。

 一方、PSモデルはAg997管ソルダードモデルで、アルタスのフルートの中では、一番銀の含有率の高いモデルです。実は銀の含有率のあまりの高さから、あまり期待していなかったフルートなんてすが、実際に吹いてみたところ、意外なほど良かったです。吹く前は「PSモデルよりALモデルの方を好きになるに違いない」と思っていましたが、実際に吹いた感じはPSモデルの方が個性的なので、こっちの方が好きになれそうです。

 とは言っても、PSモデルも、音は、やはりアルタスの音です。でも、芯が強くて涼しげな音がしました。あと、こいつを吹くのは、ちょっと大変かもしれない。アゲハも、ALモデルも簡単なフルートではないけれど、PSモデルも結構、難しいフルートだなあという印象を持ちました。

 PSモデルは、かなり良いフルートである事には間違いないです。これをきちんと鳴らすのは私には難しいですが、もしも鳴らせたら、どれだけの音が出るのだろうかと思うと、なんかワクワクする、そういう雰囲気を持ったフルートでした。この楽器の音は優しげなので、きっと他の楽器ともよく調和すると思います。そういう意味では、オーケストラにはぴったりかもしれない。

 で、ALモデルもPSモデルも、将来的にアゲハからの買い換え対象になるかというと、……どーでしょうね。と言うのも、1307RもALモデルもPSモデルも、同じアルタスの音なんですよ。

 そう考えると、もし買い換える(買い足す)なら、全く個性の違う、別のメーカーのフルートの方がいいかな、なんて贅沢なことを考えました。いや、ほんと、贅沢ですね。せめて、妄想だけでも贅沢に、ってところでしょうね。

 そうこうしているうちに、アゲハの調整が仕上がったので、この4本に加えてアゲハも並べて、取っかえ引っかえに吹いてみました。

 「吹き比べ~、吹き比べ~」と、鼻唄まじりで吹き比べました。店員さんには「こいつ(アゲハ)だけ、お値段が半額程度だから、見劣りしそうでいやだなあ」なんて、心にもないことをつぶやいて、吹きました。もちろん店員さんは大人ですから「そんなことはありませんよ、それぞれ個性が違うだけですから」と言ってました。

 さて、丹念に五本のフルートを吹き比べました。

 答え。

 やっぱり、メーカーによる音の傾向というものは確かにあります。アルタスの三本は、それぞれが微妙に個性を主張するものの、やっぱり姉妹フルートで、みんなアルタスの音がします。あえて違いを言えば、涼しげなPSモデル、実の詰まったALモデル、最愛の1307Rって感じですかね。とにかくアルタスの子たちは、よく似た姉妹なんですね。

 一方、ヤマハもこの二本は完全に姉妹ですね。でも、アルタス家よりはそれぞれの自己主張が強いです。さわやかなビジューに、色っぽいメルヴェイユって感じですかね。ああ、全部欲しーい。って、そのうちの一本は私の笛だ。

 値段の違いはあるけれど、店員さんのおっしゃるとおり、これくらいになると、もはや、値段で差が出るというよりも、個性の違いで考えた方が良いと思いました。

 しかし、アルタスの三本は、私にとっては、その個性の違いが小さくて、正直なところ、ほとんど同じでした。特にアゲハ(1307R)とALモデルは、ブラインドテストをすると、間違えてしまうかもしれないほど、似てました(さすがにPSモデルはちょっと違う)。じゃあ、本当にアゲハとALは同じようなフルートなのかと言われると…ちょっと自信がありません。

 と言うのも、ブログで書くのもなんですが、アルタスの総銀フルートって、吹くのが難しいフルートだと、改めて思いました。なんか、どこか、こだわっているというか、あまり妥協していないと言うか、商売そっちのけというか…。前々から感じてますが、初級者には優しくないフルートだと思います。優しくないけれど、とても良いコーチだと思います。

 アルタス三姉妹(どの子もツンデレです)については、今の私にとっては、似たようなモデルでしかありませんが、もっと腕前をあげれば、その違いを引き出せる。そんな気がするフルートたちでした。つまり、私程度の腕前では、アルタスフルートを語るには力不足。なんかそんな気がしました。とにかくアルタスは、奏者にとって、良い教師だと思いますし、じゃじゃ馬です。でも、そんなところが大好きです、ラブです。

 ムラマツフルートの話は明日アップします。

2009年4月 5日 (日)

書き言葉における方言とは…?[2009年4月第1週・通算13週]

体重:103.7kg[+-0.0kg:-2.1kg]
体脂肪率:31.9%[+0.3%:-1.4%]
BMI:33.1[+-0.0:+0.2]
体脂肪質量:33.1kg[+0.5kg:-0.7kg]
腹囲:104.0cm[-0.1cm:-2.3cm]
     [先週との差:2009年当初との差]

 そふくしダイエットは第8週で止まってます(中断3週目)。でも、中断は今週で終了。来週からは、また、そふくしダイエットを開始するつもりでございます。乞ご期待。

 では、今週のエッセイ。

 このブログをご覧の方はお分かりと思いますが、私は基本的にブログの文章を“言文一致文体”で書いております。ま“口語文”と言うか“会話文”でブログを書いているわけで、ざっくり言っちゃうと、『しゃべっているままに書いている』わけです。

 時折、文体が変だったり、わけの分からない冗漫な言い回しが出てきたりするのは、そんな理由。だいたいが、こんな感じで普段からしゃべってます。

 ところが、私にとっては意外で、世間的には当然なのかもしれないけれど、ブログを会話文で書いていない人がいるんですねえ…。これを読んでいる、あなた自身がそうかもしれないけれど、会話文でブログやコメントを書かない人がいるんです。

 これ、私には、全然想像つかないし、ありえないし、わけわかんめーだし、え、何、それ、どーしたの、ねえねえねえ…の世界です。

 その代表例が、方言話者の方々。つまり、あなたの事です。違ったら、ごめんね。

 日頃は、ばっちり方言でしゃべっているのに、ブログの文体は、全く標準語。ある意味、書き言葉におけるバイリンガル? すげーぜ、あんた、の世界です。

 もっとも、方言丸出しで書かれても、私は読めないし、意味も分からないので、標準語で書いてくださるのは、とても感謝な事なんだけれど、自分の日常語とは違う、語彙や言い回しでブログを書くのって、どんな気分ですか? 苦労なさっている事はありませんか? 困った事はありませんか? 海は死にますか? 山はどうですか? 教えてください。

 あとね、“話し言葉方言、書き言葉標準語の人”って、書き言葉の時は頭の中で「方言→標準語」と一度翻訳してから書いてますか? それとも方言を経由せずに、最初から標準語で考えてそのまま書いてますか? あと、失礼だけれど、標準語、話せますか?

 標準語しか使えない(多少の湘南訛りはあるけれど、方言はまったくダメよ、私)私からすれば、方言による言語世界って、理解どころか、想像もできないんです。だから、一体、どーなっているのか、興味シンシンです。

 ね、私同様、標準語ネイティブの人は、そう思うでしょ。ね、ね。

2009年4月 4日 (土)

びっくり!

 ついにブニョが大きさではカエデを抜き去り、水槽一番のデブ金魚になりました。さ、さすが、金魚すくい上がり、成り上がり人生。でも、王様は温厚なカエデ君のままだったりします。いよっ、ノミの夫婦!

 ブニョの巨大化にも驚きますが、大きくなったのは身体だけではなく、頭瘤も、とてもとても大きい。おまけに身体の各部のバランスも良い。パッと見、まさかこんな立派な金魚が金魚すくいにいたとは信じられない。でも、金魚すくい出身なのは事実。この子の唯一のキズは左の尻ビレがチンチクリンなこと。でも、立派な尾ビレにいつも隠れているので、全然見えません。

 もしかすると、ブニョ(旧名フウカ)って、お買い得な金魚だったの?

 さてさて、ブニョもかなり立派な金魚になってしまいましたが、よくよくじっくり観察すると、他のウチの子たちのかなり立派。特にそのマッチョぶりにもびっくり!

 いやあ、ウチの子たちは、みなマッチョなんですよ。セビレのところとか、尾ビレや胸ビレ 周辺とか、背と腹の境目あたりとか、筋肉がブニュッブニュッって感じでそそり上がってます。いやあ、実に筋骨たくましいです。実際に、持ってみると、見かけよりも重いので、びっくりします。

 割とすぐに金魚が巨大化したり、たくましい体つきになったりする理由の一つは、水槽内の水流が激しい点でしょうね。もちろん、濾過器の吐き出す水が結構勢いが良いということがあげられます。

 もっとも濾過器の吐き出す水は勢いよくないと、水槽内のフンやゴミが回収できないので、水流が強いことは全然OKですが、これは水槽にいる子たちには、それなりのストレスになっている事は事実です。

 新入りの子はたいてい、この水流に負けて、流されたり、泳げなくて沈んでいたりしますし、体調の悪くなった子は、水流に負けて、流されています。ですから、濾過器の吸い込み口付近に来ている子や吸われて張りついている子は、もう先があまり長くないです。

 今は、金魚は誰も、濾過器の吸い込み口にはいませんので、安心ですが、時折、緋ドジョウが吸い込み口に張りついているので、ちょっと心配です。

2009年4月 3日 (金)

歌わないように歌う

 声楽のレッスンに行ってきました。またも前の方がお休みだったので、たっぷりレッスンをしていただきました。余計なお世話かもしれないけれど、月に2回しかレッスンがないのに、連続2回も休んじゃ、ダメじゃないかなあ…。でも、レッスン時間はいくらあっても足りない状況なので、私的には、少しでも多くレッスンを受けられるのは、幸いです。

 それはともかく、まずは発声練習から。

 相変わらずの注意を受けてます(汗)。高い音は、まずは音を当てていくことを目指しましょう。余計な事は、何も考えない、何もしない、何も変えない。ただただ、音だけを当てていく事を考える。決して、声を押してはいけません。

 高い音を出す時は、無意識な動作なのですが、まだまだ力でどうにかしようとしています。結果、大きな声になったり、息をたくさん使ったり、声を押したり、ノドを絞めたりと、まあ、忙しいわけですが、そういう事のすべて、やらないように気をつけるわけです。

 とにかく、力を抜いて発声すること。ファルセットでは、力を抜きすぎてしまうので、もちろんNGだけれど、気持ちはファルセットを出す時のように、楽に楽に歌っていくこと。

 イスにだらりとだらしなく座って発声、というのをやりました。もちろん、お腹も何も使えない状態での発声なのですが、これがまた、意外といい感じでした。つまり、日頃は、やりすぎの構えすぎで歌っているという事のようです。あちゃー。

 とにかく歌おうと構えると、声がダメになるようです。ですから、歌わないようにする。声を出さないようにする。歌わないように、声を出さないようにして、発声をしていくわけです。そんな感じの無添加な声を素直に出していく。何もしないというのは実に難しいことです。でも、それができた時の声がよい感じなのだから、仕方がない。

 楽に楽に声を出していくこと、その際に声を後ろに向かって軽く出す(軟口蓋を高くあげて発声)事だけに集中していく。

 とにかく、今はそんな感じ。自宅で発声練習全くしていませんが、それがいい結果につながっているようです。とにかく、声のためには、発声練習をしないことが、今の私には良い事のようです。発表会がなければ、歌わない方が本当は良いのかもしれません。それくらい、今の私には、悪い癖を取り除いて、一度ゼロになることが肝心なようです。

 ゆっくり上達していくつもりです。

 次は歌の練習です。

 発声の問題にもつながりますが、全体的に力が入り過ぎで、歌いすぎ。確かに録音で確認すると「うるさい」です、ほんと。うるさい歌はダメだよね。

 この曲で歌っていいところは、1番なら“Ma Cerco invan, chiamo invan! E il pianger m'e si caro,”の部分だけで、あとは極力、歌わない。あとは、語るが如く、歌うが如く、楽に楽に…とそんな感じなんです。

 とにかく、歌うところと歌わないところの対比を大切にするためにも、楽に構えるところと、じっくり行くところは意識的に分けていかないと…。

 前回も書きましたが(つまり、できていないということだけど)、歌全体を“O del mio amato ben”の“del”のポジションで歌うこと。出だしが“O”だからと言って、“O”のポジションで歌い始めてはいけない。歌いだす前に“del”の部分だけを歌ってみて、そのポジションを確認してから、歌いだした方がよいみたいです。

 英語とイタリア語をごっちゃにしてはいけない。つまり、“invan(イタリア語)”を“invain(英語)”と歌ってはいけない。確かに同じ言葉だけれど、それでは大阪弁の中に標準をいきなり入れるみたいな感じだし、おかしいので、注意してなおさないとサ。

 今回の極め付きは、音楽の形について、教えてもらった事かな。つまり、歌う時は、音楽の形を考えながら歌うことが大切。音楽の形と言っても、形而上的な話ではなく、単純に指揮棒の動き。

 歌いながら指揮をして、もし自分が指揮者なら、どう振って、歌手を歌わせたいと考えながら歌うとよいでしょうとアドバイスをいただきました。確かに、第三者の視点は必要ですね。

 指揮棒の動きって、基本は円なんですね。だから、音楽は基本的に円形。円形なんだけれど、四拍子の曲なら、四拍子の円の形があり、二拍子なら二拍子の円の形があるわけで、それを指揮者は描いているわけよ。だから自分がどんな円を描くかで、音楽の形がおのずと変わってくるわけね。おもしろいでしょ。

 “Ma cerco invan, chiamo invan! E il pianger m'e si caro”の部分って、いわばサビなんだけれど、リズム的に、どうやって歌っていいのか、実は散々悩んでいました。その事を、先生に相談したところ、この指揮の話が出ました。指揮者になったつもりで歌ってみると…あれあれ、なんとかスムーズに歌えました。指揮者の私が歌手の私をうまくリードしてあげる…これが良かったみたいです。

 独唱は合唱と違って、本番に助けてくれる指揮者はいないのですから、自分自身が指揮者になる必要はありますね

 歌のために、指揮の勉強をしたくなりました(しませんが 笑)。一応、私自身の名誉のために書いとくと、別段、リズムキープのための指揮をしたわけじゃないですよ(さすがに、そこまで初級者じゃない)。四拍子から二拍子に、そして二拍子から四拍子に、スムーズにギアチェンジをするための先導者としての指揮をしたのです。って、あんまりかわんないか(困)。

 さて、次回は本番ピアニストさんとの音合わせがあります。まだ暗譜はしなくてもいいのですが、音合わせまでには、暗譜が完了している程度に音楽が体に入っていないと、ピアニストさんに失礼でしょうね。暗譜が完了できるように、気合をいれて練習をします。

 今回の発表会もまだ準備段階だと言うのに、すでに次回の発表会(2011年予定)の話をしました。鬼も笑いだす所業ですね。どうやら、次回の発表会では、オペラアリアを歌うことになりそうです。アリアどころか、デュエットになるかもしれません。

 …それって、それまでに私は、オペラアリアが歌えるレベルまで上達していないといけないんですよね。おお、それは大変だ。はなはだ不安です。

 オペラって難しいんだよね。二年後なんて、あっと言う間だよ。それまでに、そこまで成長しているのでしょうか、私は。ああ、がんばらないと。おおお。

2009年4月 2日 (木)

私の目指す音 または 先生が久しぶりにアゲハを吹いてくださった

 先日のレッスンの話の続きです。

 私が高音ミの発音にあまりに苦労をしているので、先生が楽器の調子が悪いのではないかと疑いを持ち、点検を兼ねて、アゲハを吹かせてほしいとおっしゃいました。

 はい、もちろん、お願いしました。先生がおっしゃるには、実用レベルでは演奏には支障がないという事でした。それどころか、アゲハは高音域が鳴りやすい楽器だし、もちろん高音ミも鳴りやすい楽器だと思ってもかまいませんとおっしゃいました。つまり、私の音がひどく、高音域で苦労をしているのは、アゲハのせいではなく、私の側の問題なのだそうです。ははは、がんばります(涙)。

 実はこの話は、意外なオチがありまして、レッスンのすぐ後に楽器店で(予約を入れてあったので)アゲハを調整に出したところ『かなり調子が悪いです』ということでしっかり調整してもらいました。つまり、リペアの人から見れば「要、調整品」だったのです。でも、先生から見れば「ちょっと大変だけど、まだ十分吹ける範囲」ということなのでしょう。そういう意味でも、早く十分に上達したいものです。

 もちろん、調整済みのアゲハは、とても吹きやすく高音ミも楽々と出るようになりました。やはり技術の足りない初心者には、高いレベルできちんと調整されたフルートが(もしかすると練習を重ねるよりも大切で)必要ですし、プロ奏者は調整うんぬんよりも、多少の不調は、楽器をねじ伏せられるだけの音楽的な腕力が必要なんだなあと思いました。

 それはともかく、先生が久しぶりにアゲハを吹いてくださいました。いやあ、アゲハって、すごく良い楽器だと思いました。惚れ直しましたね。

 先生がご自分のフルートで奏でられる音は、まろやかでやさしい音を基本としながらも、実に多彩な音色を出す、それこそ、いかにもジャズ系フルートの音なんです。イメージ的には、厚手で柔らかめの布のような手触りの音なんです。ボサノヴァのあのサウンドにピッタリの音なんです。ところが、その先生がアゲハを吹くと、微塵もジャズではなく、正統的なクラシカルな音になるから、とてもおもしろいです。

 先生がアゲハを吹くと、優しい音だけれど、同時に凛とした音になります。例えて言うと“コロラチューラを得意とする白人の若いソプラノ歌手が比較的楽な音域で歌っている”ようなイメージと言うと、私的にはピッタリなんですが、この例え、分かりますか?

 クラシカルな音と書きましたが、その音はモーツァルトのイメージではなく、もちろんバッハでもブラームスでもシューベルトでもなく、ドビュッシーやフォーレのイメージかな? ドイツというよりはフランス。少なくとも瀧廉太郎やガーシュウィンではありません、つまり日本やアメリカの音とはちょっと違います。まさに私の大好きな音色です。ま、自分で選んだフルートなんだから、好きな音がするのは当たり前なんだけれど(笑)。

 でも、アゲハ、私が吹くと、多少なりとも和のテイストがあるんだけれど、笛先生が吹くと、完全に洋モノって感じになります。いやあ、フルートって、奏者で本当にイメージ変わりますね。それと、やはり楽器による音色の違いも厳然とありますね。先生がご自分の楽器を吹いた時の音、アゲハを吹いた時の音は、やはり全然違いますからね。

 特に奏者がきちんと吹ける人だと、楽器の違いもより際立つようです。私だと、ここまでアゲハの特徴を引き出せませんから…。

 アゲハ。その音色も良くて、うっとりしましたが、もっと感心したのは、その音量というか響き。レッスンの部屋はたぶん15畳程度の防音をした、さほど広くない部屋なのですが、その部屋中にアゲハの音が響き渡るというか、轟くというか…。もちろん、先生が楽器の点検のために、わざとpp~ffの強さまで吹いたから、部屋中に響き渡ったのだけれど、特にffの時なんて、びっくりするぐらいに音が響きました。いやあ、そんな迫力のあるフルートの演奏なんて聞いたことがないから、びっくりしちゃいました。

 もちろんffだけでなく、普通に吹く(mf)程度の音量でも、アゲハの音は、音量があるというか、部屋中がアゲハの音だらけになるというか、実に遠くまで音が響き渡るフルートだと予感されるような鳴りッぷりでした。

 アルタスフルートは『音量小さめ!』と思いきや、いやいや、アゲハがちゃんと鳴らないのは、楽器のせいではなく、私のせいだと、本当によく分かる演奏でした。何しろ、奏者が先生だと、まるで水を得た魚のように、生き生きと鳴り響くのだからネ…。奏者の腕前で、こんなに如実に音を変えてくるとは…アルタスフルート、侮り難し。

 そう言えば、アゲハを購入する時に、楽器選びを手伝ってくださったプロの方が「このフルートなら、オーケストラでも使えますよ」とおっしゃっていましたが、その言葉の意味が今ならよく分かります。これは確かにオーケストラでも十分使える。使えるどころか、お釣りが来そう。それくらいの高いポテンシャルを持っている楽器なんだと確認しました。そういう意味では、アゲハは本当に奏者を選ぶ楽器なんです。ああ、改めて思うけれど、私にはオーバースペックというか、分不相応な楽器だよ。ほんと、未熟な奏者を鍛え上げるコーチとしては、なかなかの腕前だわ、アゲハちゃん。

 ああ、でもこのままじゃあ、アゲハがかわいそうだ。早く私が上達して、きちんと鳴らしてあげないと、これだけの楽器が本当にもったいない。ああ、もったいないもったいない。

 そんな、もったいない感情に浸っていた私に、先生がこんな話をしてくださいました。

 「フルートは、曲を演奏するたびに壊れてしまいます。だからライブに行って、演奏すると、必ず翌日はフルートの建て直しから始めます。毎日毎日、フルートを建て直しては、ライブに行って演奏をしてフルートを壊して帰り、またその翌日は、建て直しです。そのくり返しをずっとやっています。フルートってそういうものです。壊れやすいものなのです」

 もちろん、ここでおっしゃる「フルートが壊れる」は物理的に壊れるのではなく、音楽的に壊れる事を意味しています。音楽的に壊れるとは、音色も含めて、フルート演奏のベストの状態からズレて行ってしまうことを言ってます。曲を演奏する時は、音楽優先なのであって、楽器(の演奏法)優先ではないのですから、無理やムチャな演奏(特にジャズなんて、そういうムチャな演奏が多そう…)をしても、音楽を成立させるためなのだから、ある意味当たり前と言っては当たり前。そういう無理やムチャが利くのか利かないのかと言うと、フルートは利かない、つまり楽器として、繊細な部類に属する楽器なのでしょう。

 別にこれは笛先生個人だけの話ではなく、どんな音楽ジャンルであれ、多かれ少なかれ、多くのフルート奏者の方々全般的に言えることだそうです。だから日々練習しないといけないのだそうです。いつも自分の調子を確認し、音楽的なメンテをしていかないといけなのだそうです。もしもそれらを怠って、フルートを壊れたまま数日放置してしまうと、すぐに治らなくなってしまうので、気をつけてくださいとも言われました。

 それと関連するのでしょうが、考えもなしに遊び吹きをすると、やはりフルートが壊れるそうです。そして、今回の私の件は、遊び吹きも、一つの原因でしょうと、先生がおっしゃってました。はっきり言っちゃえば「ジャンバラヤを吹きすぎて、フルートが壊れてしまった」ということです。何せ、ジャンバラヤはリズミックな曲で、ノリと勢いの曲であって、音色の美しさとか求める曲ではないですからね。

 笛先生は遊び吹きを否定する方ではありません。遊び吹きをする事で、音楽的に得るものがあると考えていらっしゃいます。しかし、まだ学習途上にある人は、少し考えてやらないといけませんとのことです。今回の件で、ちょっと反省ですね。ファイフやリコーダーは、当面、凍結です。あと、リズミックな曲もね。

「すとんさんも、少しずつフルートのことが分かるようになりましたね」と言われました。うれしいです。「良い音がどんなものか、だんだん分かってきたので、自分の音に不満を持つようになったのだと思います。これはスランプと思うよりも、一段(階段を)上がったんだと思った方が良いです」と励ましていただけました。本当に感謝です。

 さあ、頑張って、以前よりも美しい音でアゲハを鳴らせるようになろう。すぐには笛先生のようにはできないけれど、あの響きが一つのゴールなのだ。あそこを目指して精進すればいいのだと分かると、なんか元気が出るし、励まされたような気になります。

 ガンバ。

2009年4月 1日 (水)

毎日、美音作り

 フルートのレッスンに行ってきました。

 レッスンの順番的にはアルテの日だったのですが、私の状態があんまりアレなので、先生としても放っておけなかったのでしょう。アルテはひとまず横において、今日はたっぷり、美音を作っていく練習をしました。

 音作りの基本は、やはり横隔膜です。ノンタンギングでのスタッカートの練習をたっぷりやりました。これって、声楽で言うところの“犬の呼吸”だね。

 ポイントは“息のスピードは速く、しかし息の量は少なめに”という点でしょうね。私の現状、息のスピード、特に初速が遅いし、息の量は明らかに多すぎなのだそうです。どうやら、腹筋(横隔膜のことです)が大きくゆっくりめにウワンと動いているのが今の私なのだそうですが、それではフルート向きではなく、ピッと大きく素早く動かすことが肝心なのだそうです。まずは、少ない量の息を素早く出す練習しました(かなり難しい)。

 横隔膜を大きくゆっくり動かすのが声楽の呼吸なら、小さく素早く何回も動かすのがフルートの呼吸なのかもしれません。あ、これ、まだ確信持ててないので、鵜呑みにしないでくださいね。

 ノンタンギングでのスタッカートの際に重要なのは、クチビルの脱力なんだそうです。クチビルはとにかく脱力、クチビルの形を保つ最低限の力だけを残して(だから形が崩れるほどの脱力は不可)、極力脱力。絶対にクチビルとか頬とかで、息を吹いてはいけないのだそうです。とにかく音色とかのことは考えずに、ノンタンギングでのスタッカートに集中していく。

 音色のことなど考えずに、しっかりお腹を使うことだけを考えて、これらの練習をしていくと、実は一瞬だけ良い音が出るのです。その一瞬だけ出た良い音をきちんと記憶することが大切なのだそうです。

 まずは良い音のイメージを自分の中に蓄えていくことが肝心。良い音をきちんと記憶していくことで、良い音を意識することで、それが自分のフルートの音を良くしてくるのだそうです。

 とにかく、まずは難しいことは考えずに、ノンタンギングのスタッカートの練習を重ねて、良い音を出す事を体に癖づけることが、一番の近道だそうです。がんばります。

 ノンタンギングのスタッカートは、主に中~高音域で行ないます。一方、中~低音域は、本来はロングトーンの練習が良いそうです。

 しかし、当面、私はロングトーンの練習を辞めましょうとの話です。と言うのも、どうやらロングトーンの練習をして、かえって音色を悪くしているというのが、先生の診断なのです。邪念を持ったまま、ただ機械的に魂を込めずにロングトーンを吹いても、それは音が悪くなるだけだそうです。な、なぜ、私が邪念まみれでロングトーンを吹いているのがバレたのかしら?

 ロングトーンをやるなら、無我の境地でやる。それができないなら、音が悪くなるだけだからロングトーンはやらない。

 そこで、ロングトーンの代わりに行なう練習が、童謡や唱歌などのゆったりした曲を気持ちを込めて、ゆっくりゆっくり、一音一音を味わいながら、魂を込めて演奏することを薦められました。

 つまり、今の私にはメカニカルなロングトーンの練習よりも、運指の簡単なゆっくりめの曲を魂を込めながら吹く方が、音を磨くには良いという判断なのです。今の季節なら「さくらさくら」などが良いと薦められましたので、さっそく、先日の落ち穂拾いの中でも書きましたが、「さくらさくら」「この道」「竹田の子守歌」「五木の子守歌」「白鳥」「亡き王女のためのパヴァーヌ」をゆったりとハートフルに演奏いたしております。もう、ヘトヘトです。

 おそらく、これだけやれば、きっと、徐々に調子を取り戻せることでしょう。

 さて、それ以外の話を書いておきます。

 これもある意味、音色に入るのだろうけれど、まだ私のフルートの音は、音程の幅が狭いのだそうです。それでも、以前と比べれば、かなり良くなったとのことだけれど、まだまだ、この音では他人と一緒に演奏する(つまりアンサンブルだね)は無理とのこと。

 これは確かに先生のおっしゃるとおりで、先生とユニゾンで演奏した時、何をどうやっても絶対に気持ちよくハモらないのです。必ず若干のうねりが残ります。本来、ユニゾンなら、ピタときれいにハモるはずなんだけれどね。

 このうねり。気にしない人は全く気にならないのかもしれないけれど、実は私はイヤでした。だって、私はピチっときれいなハモリを知っている人間だから、こういうラフなハモリ方は嫌いです。

 キレイにハモるためにも、まずは音程の幅が広い音を出しましょうとのことなんです。音程の幅が広いというのは、音程が甘いという意味ではありません。感覚的には、角張った音程ではなく、丸い音程でフルートを鳴らすという感じでしょうか?

 音声の幅の広い音を出すために、まずはフルートの構え方をチェック! 頭部管を標準の位置よりも、やや外向けにセットして吹いてみたところ、かなりきれいなハモリを得られました。今日のこの感覚を忘れないように、頭部管をやや外向きに組み立てることにします。

 これはおそらくフルートの構え方の問題なんでしょう。私はどうやら、右肘が内に入るというか、両脇をしっかり絞めてフルートの演奏をしてしまうのです。一応、格闘技をやってましたので、脇が甘いのが無条件で許せないのですね(汗)。フルートは本来、右脇を空けた方が良いのでしょうが、どうしても無意志的に脇を絞めてしまい、そのため、フルートが内向きになってしまうようです。だから、フルートを組立てる時に、頭部巻をやや外側に向けた方が、実際に構えた時には、標準の位置に来る、そういうことなのかもしれません。つまり、見かけ上は、今流行りの外吹きにスタイルをシフトして行った方が良いみたいです、私の場合。

 そうそう、アルテの話もしました。アルテも8課までくれば、かなりの曲が吹けるようになってくるので、この辺でアルテをひと休みしてもよいのではないかと、アドバイスがありました。と言うのも、アルテをやっている事が、今回のスランプの原因の一つであるそうなのです。

 アルテを進めていくには、どうしても、あの無駄に速い曲をやっつけていかないといけないし、あの無駄に速い曲が吹けるようにならないと、アルテをやったことにならない。でも、あの無駄に速い曲をやって、指ばかりに気を取られ、音色だけでなく、色々なものを見失ってしまっては、元も子もないでしょうとの話です。

 同感です。ただ、せっかくアルテをやっているわけだし、ここで歩を止めるというのも、なんとなく残念な気分です。

 私は、別段、他人と競争しているわけではないので、アルテの進行が遅くなるのは、苦にならないけれど、立ち止まってしまうのは、ちょっとイヤ。だから、スローテンポでもよいから、ひとまずは続けたいとは言いました。ただ、練習の比重は、アルテから、基礎的な音作りの方に重みを変えていかないといけないとは思ってます。

 すごろくで言うなら「一回休み」のところに来たと思えばいいのでしょうね。

 確かに、私は『運指に難がありすぎる人』なので(ひと言で言っちゃえば“不器用”なんです)、アルテの練習では、ひたすら、指指指…になってしまってます。だって、指が動かないと話にならないもの。まずは、運指の、いわゆるテクニックを磨いていかないと…。だって、フルートって、単旋律のメロディーパートを担当する楽器じゃないですか。いわば、主役クラスの楽器なわけで、もちろん、アンサンブルの中では、細かい技巧的なフレーズを担当するわけよ。運指のテクニックは、笛吹きである以上、常に必要にして十分なだけのものを身につけていないといけない。

 そう思って、がんばってきました。

 でも、指がとても上手に動いたとしても、それだけで人の心を動かす音楽が奏でられるかというと、答えはNoですね。やはり、美しい音色というものが必要になってきます。いや、必要どころか、順番的には、指が動くよりも優先順位が高いのではないかと思ってます。

 と言うのも、冴えない音で難しい技巧的なフレーズを吹いても「へー、上手だねえ…」と終わってしまうけれど、美しい音で素朴なメロディ(つまり簡単なメロディね)を吹くと「うー、感動的(はぁと)」となるわけでじゃない。やっぱり、優先すべきは、美音だね。

 なので、アルテの学習ばかりに夢中になって、指のトレーニングばかりやって、美しい音を見失ってしまっては、本末転倒、ひさしを貸して母屋を取られるようなものです。

 なので、今しばらくは、テクニックの追求は、すこしスピードを緩め、今は美音の追求をしたいと思います。

 フルートレッスンの話は、まだ続きますが、長くなってしまったので、後半は明日アップします。

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