ひとこと

  •  ああ、腰が痛い…。またまた、ぎっくり腰をやっちまいました。今回の原因は不明。先日、何となく腰が痛いなあ…と思って、整体に行ったら「ぎっくりですね」と言われちゃいました。ぎっくりと言われる前は何となく痛かった程度だったのに、ぎっくりと言われた途端にめっちゃ腰が痛くなりました。…言霊って、すごいなあ。
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2008年9月の記事

2008年9月30日 (火)

フランスへ行きたしと思へども、フランスはあまりに遠し…[2008年9月のまとめ]

 タイトルと中身は特に関係ありません。気分でつけました。萩原朔太郎ファンの皆さん、ごめんなさい。では、参ります。

私はフランス系フルーティストをめざします

 フルーティストには、ドイツ系とフランス系の二つの派閥があるそうです。どっちがどう違うのか、よく分かりませんが、とりあえず「モーツァルトとドビュッシーのどっちが好き?」って尋ねられたら「ドビュッシーでしょ」と答える私は、フランス系フルーティストを目指すことにしました。まったく、お笑いです。

 でも、とりあえず、何をすればいいの?

エミリー・バイノンのファンになったかも

 エミリー・バイノン…ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団の首席フルート奏者だそうです。フルート系の皆さんはご存じでしょうか? 歌ばかりやっていた私は、全く知りませんでした。

 例によって、ネットをヘロヘロ漂っていたら、この方のことを知りました。

 この方は、アゲハのメーカー、アルタスを使用するプロ奏者の方です。大抵のプロのフルート奏者は、外国製のフルートを使用していますし、たまに日本製でも、たいていはムラマツでしょ。アルタスを使っている人って少ないので、なんとなく親近感が湧きました。

 この方の使用しているフルートは、アルタスの中でもPSとALの二本です。両方とも総銀のフルートですね。主にメインとして使用しているのは、PSの方でこちらはリッププレートが14Kだそうです。この人は子どもの頃はルイ・ロットというフランス製のオールド・フルートを使用していたそうですが、メンテが大変という理由で、プロになる少し前あたりから、専らアルタスばかりを吹いているそうです。

 興味津々なので、さっそく彼女のCDを購入しました。

 いいですね、ジャケ写。なかなか美しい方ですね。でも、それよりも手に持っているフルートがいいですね。これはアルタスのPSですよ。このフルートでレコーディングをしたようです。ますます、いいですね。

 感想は…とにかく、笛の音が深々とした良い音です。CDの解説によると、イギリス生まれの人ですが、音楽的にはフレンチスクールの系譜に連なるプレイヤーなんだそうです。フランス系のフルーティストって、こんな感じなんですかね?

 それより私がうれしく思ったのは、私のアゲハのとろけるような美音の延長線上にバイノン氏の美音があること。そして、それが確認できたこと。同じメーカーのフルートを使っているんだから、当たり前と言っては当たり前だけれど、それがうれしかった。

 CDなので細かに判別できないし、おそらく生で聞いたら、バイノン氏のフルートとアゲハを比べる事なんてできないでしょう。でも、そこは録音であるCD。録音では、同じような傾向の音に聴こえるのですよ。

 おそらくムラマツユーザーの人は、よくこんな気分を味わうのでしょうね。何しろ、多くのプロ奏者がムラマツ使っているもの。「あ、この奏者の笛の音は、私の笛の音にそっくりだ」なんて事、普通にあるのでしょうね。

 もっとも、アルタスフルートを使っているからと言って、みんながみんな同じ傾向の音を出すわけではないのも事実。その点は理解しているつもり。

 アルタスの広告塔をやっている、ウィリアム・ベネットやロバート・アトキンのCDも持ってますが、彼らの音は全然違います。彼らの音の延長線上のどこをさがしても、アゲハはありません。フルートの音は、楽器だけで決まるわけではないことは、その事からもよく分かります。楽器と奏者の組み合わせて、世界にたった一つの音が作られるのです。

 だから、エミリー・バイノン氏には、強烈な親近感を感じます。たまたまの偶然なんだろうけれどね、この音を目指したいと、本当に強く思いました。この人をリファレンスにしてゆきたい、そう思いました。

 ああ、バイノン氏に弟子入りしたい(あくまで妄想)。

日本語の歌は難しい

 日本語の歌って難しいと思う。どこが難しいって、母音をアゴの開閉で作る構音システムってところ。それに引き換え、ヨーロッパ語(イタリア語もドイツ語も英語もネ)は言語によって多少の違いはあるにせよ、母音を舌の位置で作る構音システム。根本的に母音の作り方が違うので困っているわけです。

 アゴの上下運動とクチビルを横にひっぱったり前に突き出したりしてしゃべる日本語と、アゴは動かさず、クチビルも多少突き出す程度で、専ら舌の位置と厚みを変化させてしゃべるヨーロッパ語。で、クラシック声楽はヨーロッパ語の「アゴを常に舌に下げ、口の中を広げたまま、舌の位置と厚みで母音を発音」して、しゃべるように歌うのが基本になっているじゃないですか。それゆえにあの声量と音色が得られるわけですが、日本語でアゴを動かさずにしゃべると、腹話術のようになり、それを自然に聞かせるのはとても難しいという事が言いたいのです。

 発声を一生懸命練習すると、腹話術が上手になるという都市伝説がありますが、さもありなんです。

 あごを動かさずにしゃべる腹話術…相当うまくならないと、なんか変ですよね。歌も同様だと思います。

 あごを動かさずに歌う。これを未熟ななままやってしまうと(私の勝手なイメージなんですが)昔のオペラ歌手のような、変な日本語の歌になってしまいます。かといって、日本語の普通の構音のまま歌えば、まるでポピュラー歌手のような歌い方になってしまいます。そこが難しいと思ってます。

今月の高音事情

 ピッチ的には、無理をするとシ♭まで? ほんとのほんとに無理無理するとだけどね。その無理と言うのは「音が割れる」って感じのこと。音が割れても良いなら、体調次第でシ♭まで出る。もちろん音楽としては使えない声だけれど、結構うれしい。

 音楽的に使えるのは、普通の体調ならソまで。ソまでなら、割れることも無理することもなく出せる。無論、体調が悪い時は、ソどころか、ファもミ(!)もレ(!!)も割れちゃう。ま、そこまで逝ってる時は、風邪をこじらす直前だったりするのだけれど…。

 不思議だなあ…と思うのは、先月までは、自分の声の割れ具合にまったく無頓着だったこと。きっと、今までだって、ずっと割れ割れの声だったんだと思う。でも、全然気にならなかった。今は自分の声が割れると、すごく気になる。「あ、割れた。歌で使えない…」って思うんだ。

 あと、元気ならソまではOKなんだけど、ソは普段は使わないので、きちんと音取りをしてから歌わないと、ついついハズしてしまいがちになる。いや、お恥ずかしい。

 今後はコンコーネも高声用に変えたこともあり、基礎的なボイトレでもソを出して行くことが増えてくるので、自然とそのピッチを体が覚えていけるんじゃないかと思ってます。そうすれば、そんなにハズすこともなくなるでしょうね。

 声の割れるのは、無理せず、少しずつ発声をしてゆき、体を作って行けば、たぶん解決すると思う。だから、あとは練習の量と時間の問題で、ある程度の高音までは行けると思う。

 いやあ、チェンジの壁にぶち当たっていた頃が懐かしいです。

 あとは、これから冬に向かって、風邪をひかない様に体調を整える日々をどれだけ過ごせるかってことですね。何しろ、風邪ひくと、一週間は練習できなくなってしまいますから。

今月の金魚

 今月の金魚たちの動向は、こんな感じ。とにかく、現在はカスミが入院してます。あまり具合がよくありません。でもとても幸せそうです(カスミは入院が大好きな金魚です)。

   カスミ 退院 2008年9月8日(月)[入院 2008年8月25日(月)~9月8日(月)]
   カエデ 入院 2008年9月8日(月)
   アオイ 星になる 2008年9月9日(火)
   カエデ 退院 2008年9月13日(土)
   キッカ 入居 2008年9月14日(日)
   カスミ 入院 2008年9月25日(木)~現在

今月のお気に入り

 フルートスタンド! これがもう便利ものよ。練習の休憩の時、フルートをどこに置きますか? 机の上ですか? 机の上だと、うっかりひっかけて落としたりしない? 落とさないにしても、へんな向きに置いてタンポがビチョビチョにならない?

 フルートって、扱いを丁寧にしなければいけないくせに、中途半端に大きくて、おまけに不安定な形しているし、なんか面倒でしょ。だからスタンドがあると、ちょー便利。休憩の時は、スタンドにちょっと差しておけば、それで良しなんだもん。おまけに管内の水滴は重量の影響で自然と排出されちゃうし。組立式だから、持ち運びも可能だし(ただし、ちょっと重量あります)、今、一番のお気に入りグッズです。何と言っても、安いしね。

今月のひとこと

 ブログの左肩にある「ひとこと」はどこにも残らない書き捨てのコーナーなのですが、その「ひとこと」にカミキリ君のことを連載していたり、またコメントいただけたりして、何らかの形で残せないものかと思いましたが、そうだ「月末のまとめ」に残せばいいじゃんと気づきました。

 さっそく、今月から始めます。

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 新学期が始まりましたね。ああ~と溜め息をついている学生諸君はたくさんいるだろうけれど゜がんばれ。何も溜め息をついているのは、君たちだけじゃないんだぞ。先生たちも職員室で溜め息ついているぞ。嘘じゃないぞ、ホントだぞ。(2008年9月1~2日)

 皆さ~ん、ここのブログ、読めてますかあ~! 実は9月2日のメンテが終了して以来、私自身がブログに入れなくなりました。一応、管理画面には入れたので、そこから「ひとこと」書いてます。なんだかなあ…。とにかく、コメントの返事が書けません、アップできません。お返事、お待ちの方は、しばらくお待ちを(汗)。(2008年9月2日)

皆さ~ん、ここのブログ、読めてますかあ~! トラブルの切り分けをした結果、どうやら、あるブログパーツが悪さをしているようなので、表示しないようにしました。それは「人気記事ランキング」です。これはココログ純正のブログパーツなんですよ、困ったもんですね。(2008年9月2~4日)

先日、キング先生にアゲハのことを報告しました。先生がおっしゃるには「趣味の方が使う楽器としては最高ですね」とのこと。私もそう思います。アゲハよりも上のランクのフルートは、趣味の楽器というよりも、プロの仕事道具って感じがしますもの、やっぱり。(2008年9月4~5日)

「人気記事ランキング」が復活しました。おめでとう、ココログ! とにかく、今一番読まれている記事が何か、と言うのは、私も興味ぶかいけれど、検索などで初めてやってきた人にはいい道案内だと思ってます。「まずはこの辺から読んでください」みたいな、ある意味、名刺代わりみたいなモノです。ご活用ください。(2008年9月5~7日)

今日も一つ、せっかく送ってもらったトラックバックを削除しました。トラックバックを送ってくださるのは、大変ありがたいですし、基本的に歓迎なのですが、左サイドバーにある「トラックバックについて」を読んでいただいてから送ってもらえると感謝です。せっかく送ってもらっても、条件に合わないものは、こちらの基準に照らし合わせて削除せざるをえないもので、一つそこんとこ、よろくしね。もちろん、どなたでも、トラックバックはご自由に送ってくださって結構です。(2008年9月7~9日)

アオイが星になりました。やっとガンの苦しみから自由になりました。アオイは私のプロフィール写真の右奥に写っている三色金魚です。(2008年9月9~11日)

フルートを吹き終えて、歌の練習をしようと思って、発声をし始めたら…右脇腹を激しくツリました(涙)。何か、体の使い方を間違えたみたいです(涙々)。結構、痛いです…。(2008年9月11~13日)

ヘ長調って、なんかカワイイ。(2008年9月13~16日)

右サイドバーの「人気記事ランキング」をご覧の声楽ファンの皆さん。「最近、ここのブログはフルート記事ばっかりで、つまんねえや」とお嘆きでしょうか? この「ランキング」は過去30日分の記事しか反映されていません。ちょうどフルート購入のドタバタがあった時期なので、アクセスがそっち方面に集中しているだけです。ここのブログは、声楽を忘れません。ポイトレ命です。見捨てないでください(涙)。もちろん、フルートもやってゆきますけど(汗)。(2008年9月16~18日)

皆さんから、教わった練習法を試して、それこそガムシャラにフルートを吹いておりますが、気のせいか、少し指がまわるような…。トンネルの向こう側から、小さな光が見えてきたような気がします。あと、どれくらい歩けば、トンネルの向こうに行けるか分かりませんが、とにかく光が見えるようになりました。ありがとうございます。(2008年9月18~21日)

今頃ですが、楽器店に「ザ・フルート別冊22号」を買いに行ったところ、ありませんでした。店員に聞いても要領を得なかったので、ネットで探してみたところ「22号」の影も形もありません。探し方が悪いのかもしれませんが、アレって感じです。「ザ・フルート別冊22号」…ジャズフルートの特集らしいのですが、本当に発売になっているんですよね?別に今すぐ吹くわけではないのですが、購入しておきたいんですよ…。話は変わりますが、私、ノドの風邪をひいて、ちょっと大変な感じです。皆さんもご自愛ください。(2008年9月21~23日)

川崎にある等々力競技場に行って、スーパー陸上を見て来ました。“生”室伏は、かっこ良かったです。生で見るハンマー投げは迫力満点。ありゃ、半端無いね。あと、生で見ると棒高跳びって、すっごくスリリングで、すっごくカッコいいです。後は…よく覚えてません(汗)。(2008年9月23日~25日)

「お気に入りのブログ」にくろねこさんの「くろねこ戦記」を追加しました。よろしくお願いします。(2008年9月25~26日)

ノド風邪から一週間ぶりに回復して、歌い始めたら…ろくに歌えなくなっていました。風邪の前までは、とても調子がよかっただけに残念残念。調子の下がった分をこれから取り戻さないと…。(2008年9月26~28日)

「お気に入りのブログ」にめいぷるさんの「どこまで本気?」を追加しました。よろしくお願いします(2008年9月28~29日)

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 というわけで、来月もよろしくお願いします。

2008年9月29日 (月)

危険な鼻腔共鳴

 先日の声楽レッスンでは、いよいよ(?)鼻腔共鳴についてやりました。高音発声には鼻腔共鳴は不可欠ですから、いずれはやらなければいけないことは分かってましたが、鼻腔共鳴は、私にとっては鬼門なので、なんとなく避けていました。

 なぜ鬼門なのかというと、鼻腔共鳴を意識的に使用しようとすると“鼻声”になってしまうという、苦い経験があるからです。そう、私は“鼻声人間”なんですよ。

 油断すると鼻声になります。体調悪いと鼻声になります。無理に高音にトライすると鼻声になります。そういう人なんです。ですから、歌っている時もたいてい『鼻声になっていないか?』と結構マメにチェックを入れている人なんです。

 私に限らず、日本人には鼻声の人が大勢いるそうです…というか、ポピュラー系の歌手の皆さんは、たいていが鼻声ですよね。特に女性歌手は、鼻にかかった甘い声がデフォルトのようだし、鼻声が悪いというよりも、鼻声は魅力と捕らえられているフシもあり、日本語歌唱と鼻声は切っても切れない関係にあるんじゃないかと誤解してしまうくらい、鼻声の歌手さんは大勢います。

 と言い訳しても、それが私の鼻声の理由にはなりませんな。

 とにかく、おそるおそるハミング練習から。そう言えば、最近はすっかりハミング練習をさぼっていましたので、すっかりハミングできなくなっていました。ダメじゃん。とにかくハミング練習です。

 で、ハミングをしながら、鼻腔を広げる感覚をつかむ。私の場合は、鼻腔共鳴とは言え、鼻腔に響かせようとするといけないらしい。あくまで鼻腔を広げる感じ? それでまずは十分なようです。そのために、しっかり鼻から息を吸う感覚(鼻腔が広がる)を自覚することが大切で、鼻からしっかり息を吸い、ハミングしながら鼻からしっかり息を出す、というのをやりました。

 地味だな…。

 毎日、これをやった方がいいんだろうな。あんまり地味すぎて、やる気が起こらないけれど、少しはやってみますか。鼻声の罠に落ちないように細心の注意を払いながら、またまたハミングに取り組むことにします。

 でも、ほんと、すぐに鼻声になっちゃうのよ、悲しいなあ。

2008年9月28日 (日)

紫外線アレルギー[9月第4週・通算37週]

体重:102.9kg[+1.8kg:-0.5kg]
体脂肪率:31.0%[-0.1%:+0.1%]
BMI:32.8[+0.6:+0.1]
体脂肪質量:31.8kg[+0.5kg:+1.2kg]
腹囲:102.8cm[+0.8cm:-3.3cm]
     [先週との差:2008年当初との差]

 ええと、数字はこのとおりで、はっきり言って“太りました”今週。

 思い当たる事…風邪ひいて絶不調で薬づけだったこと。スーパー陸上を見に行って、会場では休む間もなくお菓子を食べ続けたこと(そして食べすぎて気持ち悪くなったこと)。肉とかカレーとかやたらとハイカロリーなものを食べたがって、実際食べたこと。

 とにかく、なんかやたらとむやみに、食べてました。きっと今週は太っているだろうなあ…と思っていたのですが、やっぱり太りました。疲れがたまっているので、積極的にやせようという気力が沸かないので、きっと来週もこんな感じかもしれません。

 でも、ダイエットをあきらめたわけではないので、元気が出たら、また少し食べるものを減らすつもりです…が、当面はやたらとたくさん食べたい気分なんだな。

 で、話、変わります。

 先日、くろねこさんのブログのコメントに書いたのですが、実は私は「紫外線アレルギー」なんですわ。で、毎週日曜日の記事はダイエットの記録と生活雑感エッセイを載せることにしてますので、今日はそのことを書きます。

 私は子どもの頃からオタクで、基本的に外遊びがあまり好きな子どもではありませんでした。特にお日様が嫌いで、直射日光が嫌いで、一人でいる時は、本ばかり読んでいました。友達も同じようなインドア系の子ばかりで、友達の家で本を読んだり(オイ!)、模型を作ったり(オイ!)、ボードゲームをしたり、音楽を聴いたり、世間話をしたり…って感じでした。

 普通の男の子のように、野球やサッカーやドッジボールをやりたいとは思いませんでした。でも運動が嫌いなわけではなく、どっちかと言うと好きだったのでしょうが、野球やサッカーなどのアウトドア系スポーツには興味が沸かなかったのですね。

 中学生になって、バスケットボールに興味が沸きました。さっそく入部。バスケットって、基本的にインドアスポーツだったので、無自覚でしたが、そこがよかったのだと思います。普段は体育館で練習だったのですが、夏が近づくと、なぜか練習をグラウンドですることが増えてきました。外でお日様を浴びながら練習をするようになって、やたらと身体がかゆくなりました。特に目は開けていられないくらい、かゆくてねえ…。それで目医者に行きました。

 診断は「紫外線アレルギー」 症状は目だけではないのですが、目に一番顕著にアレルギー反応が出ていたわけです。アレルギーだから治る事はないでしょ、できるだけ紫外線を避けて生活をするように心がけてください、と言われちゃいました。

 ええ、もちろんバスケット部は辞めましたよ。一年生なのにレギュラーに抜擢されてウキウキだったけれど、辞めました。もっとも、レギュラーと言っても、選手のレギュラーではなく、スコアラーのレギュラーでした(笑)が。当時のバスケのスコアは現在のものと違って、時間経過ごとにキチッと書くタイプのものだったので、これが書けるってのは、なかなかのものだったと、今では思います。

 で、バスケット部を辞めて、その後は図書室に入り浸り、図書委員長にまで上りつめました(大笑)。

 紫外線アレルギー認定以来、長袖長ズボン、帽子着用が始まり、自覚的なインドア人間(つまりオタク)になりました。

 高校に入ってからは、今度は柔道を始めました。柔道は完全なインドアスポーツですからね。楽しかったですよ。

 今はオッサンになって、生活パターンも落ち着き、あまり紫外線アレルギーに悩まされることもなくなりました。あらかじめ「今日はお日様を浴びる!」って時は、完全ガードをしますし(男だけど)日焼け止めクリームを塗ったりもします。それでもたまに、顔や手にブツブツができて、かゆくなりますが、それで死ぬこともないので、かゆみ止めとか塗って放置してます。だって、私の紫外線アレルギーって、家でのんびりしてれば、そのうち症状が納まってしまう程度だから、そんな感じです。

 実は私、アレルギー体質なので、他にもアレルギーがあるんだけれど、その話はまたそのうちに。

 そうそう、紫外線アレルギーって、お日様による健康被害なわけだから、国を相手に損害賠償請求ってできないのかしら? できたらおもしろいね。その時は原告団に入ってもいいかなあと思ってます。

2008年9月27日 (土)

誰もフウカとは呼びません

 我が家にやってきて、はや三カ月になりなんとするフウカですが、もう我が家では誰もこの子のことを「フウカ」とは呼びません。では何と呼んでいるか? それは「ポニョ」です。だって、人面魚ではない点を除けば、ポニョそっくりのルックスなんだもの。なので、このブログでも今後フウカのことをポニョと呼ぶことにしますが、宮崎アニメのポニョとは違いますので、ご了解ください。

 で、ポニョです。この三カ月で嘘のように大きくなりました。今ではチヅルを完全に追い抜いてしまいました。さらにこの子、性格がキツいわ…。ときおりチヅルをいじめてます。もしかすると、ポニョもまさかオス? そんなはずはないよね…。

 アカネ亡き後、我が家の水槽の支配者は空位でした。身体の大きさから言えば、カエデかカスミかってところなのですが、カエデもカスミもちょっと元気なく(だから、交代で入院したのですが)、その次って言うと、チヅルなのですが、そのチヅルを頻繁にイジメるポニョがいました。「え、まさか水槽にやってきて、まだ三カ月なのに、ポニョは水槽の女王様の座を狙っているの?」 ポニョは権力指向で、かなりの野心家のようです。

 新入りに好き勝手やらせて、それでいいのか>カエデ・カスミ・チヅル

 一時は、本当にこのままポニョが女王様になってしまうのかと思いましたが、入院先からカエデが帰って来て、一件落着。あっと言う間にカエデが王座に着きました。今は、王様がカエデで、首相がチヅルと言った感じです。

 とりあえず水槽は平和です。みんな、それなりにノビノビした生活をしてます。アカネ時代とは大違いです。カエデは優しい性格の子なので、王様になって、他の子をイジめることはありませんし、ポニョがチヅルをいじめていると、カットインしてイジメをやめさせています。カエデは、リーダーとしてはなかなかの子なのかもしれません。

 金魚も種類でかなり性格が違うみたいです。現在、我が家の水槽は、オランダ系4匹(カエデ・カスミ・ポニョ・キッカ)に琉金系2匹(チヅル・ハヅキ)で、明らかに琉金劣勢。考えてみれば、ウチの水槽は、いつも琉金がブイブイ言わせていた水槽だったけれど、今は明らかにオランダがブイブイ言わせてます。もっとも、ブイブイと言っても、オランダって気が優しい子が多い種類なので、この子たちがブイブイ言わせている分には問題ありません。ただし、ポニョはオランダ系だけれど、かなり気が荒いみたいです。

 て、カスミさんですが、ただいま入院中です。なぞの発疹が再発しまして、病状はかなり油断ならない状態なのですが…本人は入院がうれしいらしくて、それなりに落ち着いてしまいました。しかし、入院が好きという金魚も珍しいと思います。

2008年9月26日 (金)

これからフルートを買おうと思っている人へのアドバイス その2

 前回の続きです。

情報は集めても、情報に溺れてはいけない

 ウィンドウショッピングは楽しいものです。買い物の前にカタログを見ながらの品定めはウキウキワクワクしますね。その気持ちは大切にしてください。でも、情報だけでフルートを選んではいけません。

 確かにメーカーによる癖とか傾向はあります。それらを知っておくことは無駄ではないでしょう。私の独断と偏見と思い込みを無責任に書いてみると…

 例えば、サンキョウは……私の感じでは、普通の人がイメージするフルートの音、“小鳥の歌声”のような音のイメージのメーカーですね。さすが老舗って感じだと思います。

 ミヤザワのフルートは軽くて明るい音色のイメージを私は持っています。若いソプラノ歌手の歌声にどこか通じるようなみずみずしい印象があります。

 ヤマハは入門者向けでは敵なしのメーカーでしょう。安心安全、日本の良心って感じ? そうそう、吹奏楽のフルートってイメージも強いです。全国に販売店があるので、どの地方に住んでいても、リペアの問題が比較的簡単にクリアできるところが心強いですね。ちなみに音色は落ち着いた感じです。

 何と言っても、ムラマツはフルート界の大ブランド。プロ奏者や音大生はまずこのメーカー品でしょう。ゴールドフルートを購入するなら、真っ先に検討すべきメーカーだと思いますよ。とにかく、ここのフルートは、現代フルートの一つの基準だと思います。

 パールは実に吹きやすいし、なんと言ってもコストパフォーマンスが良い。音色もかなり優しい感じで、いかにも木管楽器って音で鳴ります。

 アルタスは、何と言ってもすとんさんのお気に入りです(笑)。

 その他工房系のメーカーは丁寧な仕事っぷりがウリです。外国製は大音量がウリだったり、繊細な音色が売りだったり、様々です。

 てなわけ(笑)ですが、その情報がどこから出ているか、知っておく必要があります。

 楽器屋さんなら、売りたいメーカーというのが必ずありますので、まずそのメーカーをプッシュしてくるでしょう(商売の常識です)。

 フルートの先生も、メーカーとか楽器販売店と、決して無縁な存在ではありません。分かった上で(言葉は悪いですが)利用するならともかく、そうでないなら、あなたの純粋無垢な気持ちが結果として裏切られることになるかもしれませんよ。

 また、趣味でフルートを吹く人に尋ねると、十中八九、自分の愛機のメーカーを薦めますよ。例えば私が「どこのフルートメーカーを買ったらいいの」と尋ねられれば、即座に「アルタスしかない!」と断言します。

 だって私は、アルタスが世界最高のフルートメーカーの一つだと信じてますもの。だいたいアルタスのフルートは、概ね音色が美しいし、造りも丁寧で、ピッチも正確。特に総銀フルートを検討しているなら、絶対にリストからハズしちゃダメだと信じてます。ここは、とりわけ総銀フルートに力を入れてますので、総銀フルートの購入を考えているなら、まずはここから検討するべきだと思ってます。だってね、何はともあれ、何しろ、私のアゲハを作ってくれたメーカー、いわば、アゲハの実家ですよ。世界一のフルートメーカーに決まっているじゃないの!

 …ま、そんなもんです。

 それとプロが使っているフルートに悪いものはありませんので、あの憧れのプロと同じ楽器をセレクトというのは、あながち間違っているわけではありません。しかし、プロの使用する楽器は、バカでかい音量のモデルだし、何より高価。それに、重いし、吹きこなすのにはパワーや肺活量が必要なものがほとんど。そこんところを検討に入れておかないと、せっかく買った高価な楽器も死蔵されるだけになってしまいます。

 そういうバイアスは排除しなければ、冷静に買い物はできません。そのためには、どうすれば良いのか? 情報は情報として頭の片隅に入れておいて、まずは実際にお店に出かけて、公平な態度と気持ちで試奏をしてみることです。情報よりも実物を優先。そして、お気に入りのフルートが見つかれば、それを買えばいいのです。簡単な話です。くれぐれもインターネット通販でフルート買っちゃダメよ。

中国製のフルートについて、どう考えるべきか

 とにかく安いですね。同じグレード(のよう)なら、国産の1/3程度の値段でしょうか? とにかく安さで目がくらみます。

 中国製ということで、イメージが悪いですが、私が思うに、市場というものは正直なものですから、楽器としての品質は値段相当だと思います。過大な期待をしないで購入するなら問題はないと思います。

 むしろ中国製の問題はどこでリペアをするかじゃないでしょうか? とにかく“売りっぱなし”が中国製の特徴だと思います。

 中国製を買うなら、まずそのお店できちんとメンテをしてもらえるかを確認しましょう。「メーカーに送ります」なんて返事が来たら(チャイナ娘がそう)、その店で買っちゃダメですよ。「ウチのリペアマンが面倒みますよ」というお店なら検討してもいいんじゃないかな? リペアの問題さえクリアできれは、案外、お買い得品も見つけられるかもしれませんよ。

 その際はリペアの費用も聞いた方がいいですね。だってリペアをするよりも新品を買った方が安いなら(まさにチャイナ娘はそう)、リペアなんかしないで、次のフルートに買い換えた方がいいからね。

 それと台湾は中国ではないよ。よく台湾と中国をゴッチャにする人がいるけれど、工業製品の品質という点では、台湾と中国では雲泥の差があるからね。だいたい、台湾製品は、中国ほど人件費も安くないので、驚くほど安くはないし、技術レベルも比べるのが失礼なほど違う(もちろん、台湾の方がきちんとしている)。

 その他の外国製のフルートも基本的には同様。リペアさえしてもらえるなら(大抵はOKのはず)、あとはあなたの好きにすればいいと思う。

 ま、とにかく、惚れたフルートが中国製で、どうしても欲しければ買えばいいし、そうでないなら、無難に国内産のフルートをお薦めします。

 続きはこちら

2008年9月25日 (木)

練習は裏切らない

 私は、まだまだ初心者なので、練習をすればするほど上達します。しなければ、上達しません。サボれば下手になります。いやあ、分かりやすいったら、ありゃしない。

 それはフルートにせよ、声楽にしても同様。練習をしたらした分だけ上達する。決して練習は私を裏切らない。この感覚は、スポーツと同じだね。で、この感覚が分かるから、練習に励んでしまうわけだ。

 私って、たぶん、練習好きな人なんだと思う。

 自明のことだけれど、音楽は練習をしなければ上達しない。もちろん、才能の有無があるので、スタートラインの場所は人によって違うわけで、最初から高いところにいる人間もいるけれど、練習しなければ、そこから上には決していかない。練習して、少しは高いところに駒を進めても、ちょっとまとめてサボるとすぐに後退。つまり、音楽やるには、地味な努力を平気で積める根気の強い人間じゃないとダメということね。

 さらに、私を含めた年配者であっても、練習をしてゆけば、必ず前進できる。もちろん若い人間のようにはトントン拍子にはいかない。でも、それでも、たとえ1cmでも1mmでも前に行ける。この「前に行ける」感覚は、実にとてもうれしい。老化現象という現実と日々向き合っていて、昔できた事ができなくなっていく喪失感に囲まれて生活していると、ほんのちょっとの進歩でも、とてもとてもうれしい。無理はできないが、できるだけの練習に励みたくなる。

 うまくなったよ、私。声楽もフルートも、着実に。始めた頃の自分と比べると、今は(自分なりに)とっても上達しているし、進歩を感じる。それが自分でも分かるから、とても、うれしい。うれしいと幸せを感じられる。人生が楽しいよ、ほんと。

 そりゃあ、世間から見れば、まだまだ初心者で全然お話にならないレベルかもしれないけれど、自分からすれば「結構、遠くまで来たなあ…」って感じからな。時間にすれば、1~2年前の自分との比較だけれどね。若い子にとっては、1~2年前と言うと、とても昔の話だろうけれど、我々くらいになると、2年前も昨日も大した差ではない。2年かけてここまで来たなら、そりゃあもう「あっと言う間にここまで来た」みたいな感じ。あっと言う間にここまで来た…うれしいねえ。いやあ、うれしい。

 毎日忙しいけれど、しばらくは歌にフルートに、練習に励みましょう。

 ダイエットはどうした、トレーニングはどうした…という心の声が聴こえるけれど、1日は24時間なんだよね、睡眠時間をこれ以上削るわけにはいかないのだから、ちょっと勘弁してもらえないかな? え、また、メタボ健診で叱られるって。どうしましょう。

2008年9月24日 (水)

音程はお腹で取る

 分かりますか? 特に下降音形の場合、だらしなく下降する(そんな事をするのは私だけ?)のではなく、1音1音、しっかりお腹で支えながら下降しましょうってことで、それを称して「お腹で音程を取りましょう」ってことになります。

 「うつろの心」の11小節目(歌に入って3小節目」の「brillar la gioventu」の「la」の三十二分音符でファミレド[移動ド唱法]をスラーで下りてくる箇所がまさにソレ。[2008年9月24日一部訂正

 速さもそれなりにあるので、なんとなく雑に「ファミレド~」って下降してしまいがちなんですが、それではダメで、きちんと一つ一つの音が、たとえ時間的に短くても、きちんと音を正しい音程に当てていくために、きっちりお腹で1音1音支えて歌いましょうって注意されました。もっともなことです。

 フルートだったら、細かいスラーなんて、何も考えずに指だけ、パタパタパタパタと動かせばいいところなんです(それはちょっと言い過ぎ>自分)が、声楽だと、そこできちんと気合を入れて丁寧に確実にお腹で支えてゆきましょうってわけです。

 「うつろの心」はそれ以外にも、結構細かい音符(大抵は装飾音符ですが)が多いので、一つ一つきちんとお腹で音程を取りながら歌わないといけないので、お腹をいいかげんにして歌うことの多い私にとっては、いい課題の曲でございます。

 最近は、脱力をメインに頑張っている私なのですが、脱力を心がければ心がけるほど、息の支えとか、背筋の動きが気になる私です。

2008年9月23日 (火)

これからフルートを買おうと思っている人へのアドバイス その1

 アゲハを購入するにあたり、私も色々と勉強しましたし、色々と考えました。反省もしました。それらのことをまとめてみたいと思います。これからフルートを買おうと思っている人の参考になればいいと思うし、最近の私は忘れっぽいので、色々考えたことも忘れてしまいます。それじゃあ、もったいないので、フルート購入の際の注意点を、次のフルートを買う時のために、ここに書いておきま~す……なんてね、ははは。

 書き始めたら、長くなってしまったので、これは連載記事にします。全4回のつもり(うわー、長い!)で、気が向いたときにアップしますので、よろしく。

 参ります。

フルートの先生に相談してから買いましょう

 楽器の目利きもできない親や伴侶と二人だけで楽器屋に行っても、ボラれて分不相応な楽器を買わされたり、安さに目をが眩んで楽器の形をしただけのおもちゃをつかまされたりするだけです。納得して、分不相応な楽器を買ったり、楽器の形をしたおもちゃを購入するなら問題はないのですが、そのつもりはなかったのに、そんなものを手に入れてしまうと、悲劇以外のなにものでもないですからね。

 特に『最初の一本目』を買おうと思っている人は、要注意です。楽器屋に行く前に、フルートの先生に相談した方がよいですし、これから先生について習おうと考えている人は、楽器を買う前に入門しちゃった方がいいと思います。

 先生にしても相談された方が、実は有難かったりするみたいですよ。だって、初心者が何も分からずに、変なものをつかまされた日には、その面倒は先生が見ることになるんだから、最初からちゃんとしたものを買って欲しいと、先生なら誰もがそう思っているみたいです。

 また、何年かやっている人は別の心配があります。それは『努力不足を楽器のせいにしてないか?』という問題です。楽器を買い換えれば今抱えている問題のすべてが解決するような気がする…はい、その気持ち、よく分かります。

 でもね、それは本当に楽器のせいですか? 本当に楽器に不備があるなら、すぐさま買換えた方がいいに決まってます。でも、実際はどうなんですか? そこを判断するのも先生の役割です。楽器買換えに逃げてはいけません。まずは楽器の調整です。メンテをきちんとしましょう。次に現在の愛器でできるだけのことをしましょう。その先に、楽器の購入があると思います。

 もっとも、コレクター属性のある人は、そういうのとは関係なく、ドンドン笛を買っちゃいましょう。それがひいては、日本経済を、世界経済をまわすことにつながるかもしれませんから(笑)。「今の笛に飽きちゃったから買い換える」…大人ならアリだと思います(大笑)。

お店を選びましょう

 それに、フルート選びにはお店選びも大切な点です。どのお店が良いか? それもなかなか分からないものです。そんな点も含めて、フルートの先生にまずは相談です。それができない人でも、最低限、フルートを趣味にしているお友だちぐらいに相談くらいはしましょう。

 では、お店選びのポイントは…何と言っても、フルートの在庫量。お店にフルートがたくさんなければ、選べないじゃないですか。選べなければ買えないでしょ?

 え? カタログを見て、注文すればいい? フルートって、マンガを買うのとはわけが違うのよ。注文をしても、すぐにお店に品が届くとは限らない。お店に届くまで何カ月も待つなんてのはザラよ、ザラ。下手すると、一年後、二年後に品が届くことだってあるわけよ。それでも注文する? でしょ。それに注文ってことは、実際に吹かずに購入することになるわけだし、それも怖いよね。だから、まずは現物がきちんとおいてあるお店に行きましょう。

 フルートを買う時は、調整修理、つまりリペアのことも考えて買いましょう お店にリペアマンがいるといないじゃ大違いだよ。フルートは買ったら買いっぱなしというわけにはいかず、定期点検が必要な楽器だから、その辺の対応の有無も要チェックね。

 あと、当然だけれど、近くのお店がいいと思う。できれば自分の生活圏内にあるお店がベスト。ま、東京で買った私が言うのもなんだけれど、フルートを一回買ったら、その店とは当分縁が続くわけだから、フットワーク軽く通えるようなお店の方が良いと思うよ。私はアゲハのためなら、片道1時間の電車でお店に行くことを覚悟しました。でもできれば、もっと近くのお店でもよかったのにとも思いました。(でも、先生がその店に行け、っておっしゃったんだから仕方無いね)

買う時期を選べ

 フルートは高いです。だからこそ、購入時期を選びましょう。ほんの少しの割引率の違いでも、元値が高いので、結果は大きく違います。同じ予算でも、購入時期を選べばワンランク上のグレードのものも買えます。同じ金額なら、グレードの高い方の楽器が欲しいでしょ? だから、買う時期を選びましょう。

 具体的に言えば「フルートフェア」とか「管楽器フェア」などの期間中に買うといいでしょう。

 フェアをいつやるかは、お店に尋ねれば教えてくれますので、どんどん聞いちゃいましょう。一般的に春先、新学期の頃は、どこの楽器店も、ブラスバンド部の新入部員をあてこんだフェアをやるところが多いですから、気をつけてみるといいでしょうね。

高価なフルートが良いフルートとは限らない

 フルートの素材にはいくつか種類があり、その素材ごとに値段が違います。また製造方法にもいろいろな違いがあり、そこで価格差が生じます。

 だから高価なフルートが必ずしも良いフルートとは限らず、高価なフルートは高価な素材を使っていたり、手間のかかる製造方法で作られているにすぎません。高価な素材で手間隙かけたからと言って、必ず良品が生まれるわけではないことくらいは、大人の皆さんなら御承知だと思います。

 まず素材の違いに着目するなら、値段の違いよりも音色の違いに着目です。フルートは素材が変わると、まるで別の楽器のように音色が変わります。素材の違いは練習や腕前では乗り越えられません。そこのところをわきまえ、自分の好みの音色を出してくれる素材のフルートにしましょう。ただし、標準的なフルートの素材は銀ですから、ある意味、総銀のフルートが標準的な存在だとは言えます。また現在、多くのプロ奏者は金でできたフルートを多用しています。そういう点から考えるなら、金のフルートは今時の流行りだとも言えます。

 また、日本の工場の技術力をなめてはいけません。大量生産品をバカにしてはいけません。安いフルートのほとんどは大量生産品ですが、実にしっかり作られていますので、実用品レベルの話なら、何の問題もありません。ただし、楽器に実用品以上のものを求めるならば、職人技に頼るしかないでしょう。その場合は“ハンドメイド”の楽器を購入です。

 あと、音楽ジャンルによって、多少フルートの選択も変わってくるかもしれません。クラシック一辺倒なら、やはり総銀やゴールドのフルートになってしまうかもしれませんが、マイク使用前提のポピュラー系ならば、洋銀の音の方がマイクのとおりもよいので、却って良いかもしれませんよ。

 もし考慮に入れるとすると、素材によって、吹き込むのに適切な息の量とか強さとか速さのようなものがありますので、その辺を一考に入れても良いかもしれません。

 洋銀は、はっきり言っちゃえば、楽に吹けるし、楽器も軽いので、入門者や体力に自信がない人にお薦めです。その一方で、すこし強めに吹いていると、すぐに限界点に達してしまうので、息の強い人には向かないかもしれません。真鍮は軽いけれど、吹くのが楽とは言えません。おまけに、すぐに限界点に達してしまうので、この音色を好む人ならともかく、そうでなければ、かなりやっかいな素材だと思います。銀や金は吹くのが大変ですし、だいたい楽器も重くなります。そこの壁をクリアできれば、ダイナミックスの幅を広めに取れるので、クラシック系には良いかもしれません。当然、一部、銀を使った洋銀フルートは、その中間的な性格になります。

 ですか、安い楽器だからと言って卑屈になる理由はないし、高い楽器だからと言って威張るのも変な話です。用途や自分の体力によって、良いフルートは変わります。フルートなんて、ゴールドフルート以外は、遠目で見たら区別つきません。洋銀もプラチナも見た目は一緒。メーカーの違いなんて全く分かりません。そこで高いの安いと言っても、何も始まりません。要は、あなたが吹いた音がすべて。だから、自分がいい音で音楽できる楽器が良いフルートなんです。

 話が長くなってきたので、続きはこちらでお願いします。

2008年9月22日 (月)

コンコーネ50番を高声用にする

 私は自宅練習でコンコーネ50番を歌っています。別にチェックする人もいないので、自分で納得したら、次に進むというスローペースで一年ほどやって、16番まで来ました。

 ずっと中声用の楽譜で歌ってきたのですが、最近、なんか違うような気がするようになりました。違うというのは、コンコーネを歌っている時の、声の響きが自分が楽に出せるものと違うんじゃないかな…っ感じですか? ざっくばらんに言うと、自分には全体的に低めな感じに思えるようになりました。

 そこで思い切って、コンコーネを高声用に切り換えて、また最初からやり始めました。。

 高声用と言っても、今までの中声用とは、せいぜい2~3度しか違わないのですが、歌ってみると、全然違いますね。高声用の方が楽に歌える感じです。楽というと語弊があるなら、力まずに脱力を感じながら歌えます。どうしても中声用だと最高音付近になっても、中途半端な高さのため、低めの声のままムリムリに高く出してしまうので、力みが避けられません。しかし、高声用だと五線の真ん中あたりから、軽く軽く歌うように心掛けて上にあがってゆかないといけないので、高音部になっても、かえって力まずに済みますし、楽なんです。そういう意味では、高声用の方が自分に合っている感じです。

 「低い音をしっかり出す」と「高い音を軽く出す」を無意識に使い分けられるようになったらグ~ッなんだろうなあ…。今は「低い音を~」は何となくできているような気はするけれど、「高い音を~」が全然ダメ。ましてや無意識の使い分けなんて皆無。その点をコンコーネをやることで、自分のものにできたらいいなあと思う。

 それに高声用だと、チェンジ付近の音(ファ♯とかネ。ああ、この音には苦労したなあ…)も出てくるので、それらの音の発声練習にもなるし、まあいい感じ?

 ちなみに伴奏は、フォンテックの「コンコーネ50番[中声用]」を「DARU Pitch Shifter」を使って移調したものを使ってます。ほんと、このフリーソフトにはお世話になってます。このソフトについては、こちらで記事にしました。

2008年9月21日 (日)

クイーンですよ、皆さん[9月第3週・通算36週]

体重:101.1kg[-0.2kg:-2.3kg]
体脂肪率:31.1%[+0.3%:+0.2%]
BMI:32.2[-0.2:-0.5]
体脂肪質量:31.3kg[+0.1kg:+0.7kg]
腹囲:102.0cm[+0.3cm:-4.1cm]
     [先週との差:2008年当初との差]

 数字は相変わらずです。ダイエットはやめたつもりは全くありません。“ホメオスタシス”という言葉が頭の中をよぎります。

 それはともかく、皆さん、ロックはお好きですか? 私は好きです。特にブリテッシュ・ロックという奴が好きです。何がロンドンだか知りませんが、ロンドンサウンドというのが大好きです。とは言え、すでに老人に片足を突っ込んでいる世代としましては、新人を追っかけるのは、体力的にも、時間的にも、気力的にも無理って事で、昔好きだったバンドの今を、ヘロヘロと追いかけるのがやっと、って感じです。いやあ、年取りました。

 で、つい先日、ネットをヘロヘロと探索していたら、クイーンのニューアルバムを発見しました。前作の「メイド・イン・ヘブン」が1995年の発売ですから、あれから13年ですか…。なんか、昨日発売されたような気がしますが、もうそんなに経つんですね。

 今度の新作は、さすがに13年も経つので、フレディーのヴォーカルではなく、新ヴォーカリストのポール・ロジャースによるものです。試聴はiTunesでできます。なかなか良いです。

 新クイーンは、ブライアンとロジャーの旧クイーンにポールが加わった三人組です。フレディーはもちろんですが、ジョンも脱退していますので、あの四人組のファンだった私としては、寂しい限りです。

 私以上のクイーンファンである妻に新作の話をしたら「フレディーのいないクイーンはクイーンじゃない」と言い切っていました。フレディー至上主義者だなあ…、そういうファンはきっと世の中にゴロゴロいるんだろうなあ…。

 メンバー・チェンジはバンドの常。ましてや、メンバー死亡による交替なら何をか況んやでしょ。死んだ子の年をいつまで数えているつもりなんでしょ。

 私はポールを支持しますよ。というのも、試聴して思ったのは「すっげーいいじゃん」っこと。ロックとしては上質だよね。そりゃあ、もちろんポールとフレディーは違う。フレディーの音楽が欲しけりゃ旧譜を聞けば良い。ロックに限らず、ポピュラー音楽の良さって、同時代性でしょ。クイーンの今は、コレなんだよね。これが気に入らなければ、さっさとクイーンを見限ればいいだけ。

 私は、21世紀バージョンのクイーンを支持しますよ。いいじゃん、これ。爺さんたちがこんなに頑張っているんだよ。私は、爺さんたちが頑張って、こんなに良い物を作っている事を評価します。

 真面目に頑張っている爺さんたちを、もっと暖かい目で評価してあげよう。

 私はクイーンの新作をCDで買ってあげるつもりですよ、“つもり”と書いたのは、現在発売されている通常盤ではなく、これから発売される限定盤の方を買うつもりだから。限定盤であっても、CDで買ってあげます。CDでなくてもいいのだけれど、きちんとお金を出して、音楽を買ってあげることが、今の時代、とても大切なことだと思っているからです。

 そうそう、頑張っている爺さんと言えば、ブライアン・ウィルソンも頑張って新譜を出しましたね。こっちも限定盤の方を買いました。

 いいですよ、これ。一度かけると最後まで聞いちゃいます。なんでしょうね、すごく簡単に心に入り込んでくる音楽たちです。で、最後まで聴くと、また最初から聴きたくなる。「光あふれるノスタルジー」って感じです。

 声楽もフルートも好きだけれど、こんなオールドなロックも好きな私です。

2008年9月20日 (土)

キッカさんがやってきました

 残念なことに、先週、アオイが星になってしまいました。そこで久し振りに三色金魚の新人を迎えることになりました。

 今度の三色金魚もやはり東錦(アズマニシキ)で、名前をキッカ(菊香)と言います。まだチビ助です。この子の特徴は、右目が大きな白目に小さな黒目なのに、左目は全部黒目という、まるでアシュラ男爵のように右と左で人相で全然違うことと、頭のてっぺんに黒いホクロがあることです。ま、見慣れないうちは不細工な子ですが、これで見慣れてくると、情も移り、かわいく思えるようになるでしょう。

 キッカは三色金魚にしては、お安くて1300円でした。ま、形はいいのですが、配色がちょっと黒が多めで汚らしい事と、頭の肉瘤が小さい(と言うより、ほぼ無い)こと、尾ビレが標準的な長さであること(長い金魚の方が高価です)が、安価な理由でしょうね。

 キッカの性格は、だいぶ図太いみたいです。普通、新人さんは入槽して、しばらくはおとなしくしているものですが、キッカは入れた直後から、先輩たちの中を悠々と泳いでおりましたし、エサも一緒に混ざって食べてました。「こいつ、水槽に慣れるの、早くね?」って感じです。この図太さ…メスかもしれない(笑)。

 キッカは、小さい金魚を買ってきたつもりだったのですが、水槽に入れてみたら、ハズキさんとあんまり大きさが変わりませんでした。ま、ウチに来たのも一カ月しか違いませんから、同じような大きさでも不思議ないと言えば、全くない。

 不思議と言えば、フウカさん。この子は二カ月前にウチに来た子で、その時はとても小さくて、今のハズキやキッカよりも小さかったはずなのに、この二カ月でだいぶ成長して、今や、チヅルよりも大きかったりします。アレ?って感じです。

 カエデ>カスミ>フウカ>チヅル>ハヅキ=キッカ って感じですかね。

2008年9月19日 (金)

アゲハはツンデレなフルートです

 アゲハはツンデレです。どこがツンデレかと言うと、その鳴り方。

 音はさすがに、どんな状況であれ、吹けば出ます。問題は簡単に鳴ってくれないこと。そういう意味では、鳴らすこと自体が結構難しいです。アゲハを使い始めて一カ月が過ぎました。ようやく何とかなるかもしれないという目処が立ちつつあります。それくらい、この娘には苦労しています。

 アゲハの、きちんと音が出た時の音色はとても気に入ってます。それはとてもとても美しいものです。(少なくとも私では)他のフルートからは出ないような美しい音が出ます。ま、言い換えれば、それだけ個性の強い笛なんだと思います。

 このきれいな音色は、遊び吹きなんかで、こちらに余裕がある時は、割と簡単に出してくれるのですが、アルテなどで真剣に練習を始めると、途端に出なくなります。

 出なくなるというか、アゲハが手を抜き始めるというか…。まるで「あたし、練習なんかしたくないの。もっと遊んでいたいよお」ってワガママ言っているような、グズっているような、そんな感じになります。

 この美しい音色が気に入っているから、無理してウチに連れてきたのに、その音が味わえなくなると、途端にイヤンな気分になります。

 では、練習の時はどんな音色で歌ってくれるのかと言うと…これがもう色々。からかわれているんじゃないかと思うくらい、実に色々な音色で歌ってくれます。

 チャイナ娘は“当たりの音”“ハズレの音”の二種類くらいしか音色がありませんでしたが、アゲハは変幻自在な音色を持っています。“典型的なフルートの音”“渾身の美音”“力強い音色”“フワッと宙に漂うような音”“真っ直ぐに突き抜けるような音”“尺八じゃねえのかってテイストの音色”“篠笛?みたいな和風な音”“踏みつけられたガマガマルの鳴くような音”“チリチリチリ…っ感じの音”“金属的で耳に痛い音”“ふにゃふにゃした音”“くぐもった音”“明らかに割れている音”“風邪でもひいているような詰まった感じの音”…他にもあったかな? とにかく多種多様な音が出ます。クラシック的には使えない醜音もあります。また明らかに私のミスブローの音もあるでしょうが…それでもいいのです。音色が豊富なことは、この娘の大きな特徴だと思います。

 とにかく吹けば音程的に正しい音は出るんです。そういう意味ではお利口な笛です。でも、今のところ、どんな音色の音が出てくるかは、吹き始めるまで保障できない。気合を入れて吹き始めたら、フニューーーッなんて事もしょっちゅう。そういう意味ではアゲハで演奏することは、博打みたいなものです。ま、単純に私の手に余っているってだけの話なんですけれど…。

 そう、つまりアゲハは、まるでたくさんの色の絵の具の載ったパレットみたいな楽器です。問題は、私がそのパレットをうまく使えないということ。はっきり言っちゃえば、笛に振り舞わされています。

 これだけたくさんの音色を持っているのだから、それを巧みに使いこなせれば最強なんだろうけれど…ああ、力量不足な私だ!

 私、お店で試奏したときは、アゲハは美音だけのフルートだと思っていました。実際に、試奏をした時は、渾身の美音で鳴っていましたから。それがどうです、我が家に着いた途端に、この態度。あんたはお姫様か! どうしてどうして、私はアゲハのことを、少しばかり見くびっていたようです。

 クラシックでは美音。基本的に美音しか使わないだろうけれど、ジャズは表現を考えて色々な音を使うので、音色が豊富だということは、アゲハはジャズにも対応できるというわけです。いづれはジャズフルートもやりたい私には、思わぬ誤算です。

 チャイナ娘の時は、狂ったピッチの修正をしながら吹くのに忙しかったですが、アゲハの場合は、ピッチには問題がないので、そっちには割と無神経でいられます(割と…ネ、マジで無神経になる先生に叱られます)が、今度は音色の選択に忙しいです。音を出してみて「あちゃ、その音色はイヤ」とか思うと、フレーズ吹きながら、気持ちいい音色を探しちゃいます。ちょっと構えを変えたりするだけで音色が激変しますからね、この娘。で、そっちに集中しちゃって演奏がおろそかになって間違えたりして…、ダメじゃん。

 そうそう、練習で困るのは、アゲハって、たくさん吹けません。アゲハ吹いていると疲れちゃいます。どこがどうというわけではないのですが、ズーンと疲れます。チャイナ娘では感じなかった疲労感です。で、集中力があっという間に切れます。そうなるとケアレスミスが連発します。元々下手ッピなのに、下手のランクが下の方に二段階くらい落ちたみたいな感じです。

 まるで「練習なんか、やめやめ! さあ、遊ぼお」って言ってるみたいです。

 最初から、アゲハの調教は大変だろうなあ、とは分かっていました。何しろ、吹き心地ではなく、その抜群な音色で選択した娘ですから。吹き心地を考えるなら、アゲハよりも、一度は購入候補に上がった、その妹分のA1207の方が全然、私の身の丈に合っている感じです。いやいや、吹き心地で言うなら、購入の時に散々迷ったパールさんの娘さんたちの方が気持ちいいです。もうちょっと言うなら、ムラマツの9Kが最高だったなあ…。

 今を楽しむなら、そっちの笛を選択すべきだったんです。でも私は、今ではなく、近い将来に照準を置くことに決めてアゲハを選択しました。

 笛先生は「買うなら、吹くのが大変なくらいのフルートの方が良いです」とか「フルートなんて、買い換えて、きちんと音が出るようになるまで、最低一年くらいかかるもの」とかおっしゃっているのが、今の私の慰めです。

 とにかく、愚痴は言いつつも、毎日アゲハを吹いて、この子を使えるようにならないと。とにかくアゲハは私にとって『道具として使いこなすのが難しい』笛です、はあ。この娘を私の意のままに操るには、相当の時間と努力が必要だろうなあと覚悟しています。笛先生がおっしゃるように、一年程度でなんとかなるかなあ…。それでも約一カ月でここまできました。覚悟はしています。先行きはかなり不安ですし、やっぱり大変は大変。でも、楽しい大変です。

 たぶん…アゲハを意のままに吹けるようになったら、他のフルート(少なくとも総銀クラスまで)はとてもラクに吹けるような気がします。

 とにかく、この娘。はっきり言っちゃえば、跳ねっ返りで気まぐれで、なかなか人の言うことなんか聞かないけれど、たまに気が向くと、とろけるような美しい音で歌ってくれるのよ。(自分基準だけど)CDの一流プロの演奏と比べたって、音の美しさだけなら負けねえぜ!なんて思います(客観的には妄想レベルの誤解でしょうが…)。そんな時は、言葉に表せないほどの快感が走るのね。ああ、フルート吹いていて良かったって、心底思うんだ。それに騙されるというか、なんというか…。そういうところが、まさに“ツンデレ”だと思う。

 アゲハはツンデレな笛です、そういう事です。

 P.S. アゲハはだいぶ白くなりました。リッププレートだけは、たまにシルバークロスで磨いてます(だって2~3日ですぐにサビザビになるし、サビると舌触りっていうか、クチビル触りが悪くなるので、やむなく磨いてます)ので、とりあえずピカピカ!って感じですが、その他の部分はシルバークロスを使わないので、外見はすでにピカピカ? って感じです。うっすら白っぽく濁ってます。いやあ、銀ってサビるの早くね? 

2008年9月18日 (木)

アゴをブルブル

 先日のレッスンでキング先生におもしろいことを言われました。それは発声練習の時に「アゴを動かしてブルブルさせてください」

 ??? 具体的に言うと、声を出している時に、アゴを左右に動かして声を震わせると言う奴。別に目的は声を震わせてることではなく、発声の最中でもアゴが自由に楽に動けることを確認しましょうということです。

 アゴが自由に楽に動ける? つまり、アゴの力を抜いて楽に発声しましょうってことです。逆に言うと、アゴに不必要な力が入っていると、アゴがカチンコチンになって、うまく動かないわけです。

 これ、おもしろいですよ。普段、アゴなんて左右に動かさないから、不器用な自分が発見できるし、何よりも、アゴに力が入っていると、本当に動かないから不思議。

 先生がおっしゃるには「いつもいつもやる必要はないけれど、たまにやってみると、アゴの力が抜けているか確認できますよ」とのこと。

 実際に、アゴに力が入っていると、なんか硬くて余裕のない声になってしまいますが、アゴの力が抜けていると、柔らかい聞きやすい声になるから不思議です。

 ちなみに私はアゴに力が入りやすいタイプ。常に入っているわけではないのだけれど、口の中を大きく開けようとした時に、うっかりアゴに力が入ってしまうことがあります。要注意要注意。

 とにかく,アゴに限らず、身体のどこかに無駄な力が入っていると、声は硬くなってしまいます。ただし、顎関節症の人は無理にやらないこと、とも先生おっしゃってました。顎関節症の人には、確かにコレ、キビシイよね。

 と言うか、顎関節症の人って、声楽そのものをやるのがキビしくないか? それとも、口が開かなくても、口の中が開けば問題ないから、関係ないのかな? プロの声楽家に顎関節症の人っているのかしら? 喘息のマラソンランナーってのもいるから、案外、顎関節症のオペラ歌手なんて、いたりして。 思わず脱線。

 アゴをブルブルは、たまにやるとおもしろい練習法(確認法?)です。

2008年9月17日 (水)

もっと、ますます、アッチョンブリケ!

 タイトル通りです。とにかく、アッチョンブリケなのです。口は縦開きなのです。口先だけ縦開きにするのではなく、ノドの奥まで縦開きなのです。さらにさらに、目も思いっきり縦に見開いてアッチョンブリケなのです。

 そのように、徹底した縦開き(アッチョンブリケ)の先に美声というものが存在するみたいです。

 以前は口を縦開きにすると、魚みたいでイヤだなあ…と思わないでもありません。自分のイメージの中では“あくびする金魚”みたいな感じでしたが、実際に鏡を見ると、それほど縦にも横にも口は開いてませんでした。イメージ先行でした。いや、お恥ずかしい。

 なので、そのあたりを吹っ切って、毎日思いっきりアッチョンブリケをしています。これだけ毎日アッチョンブリケをしていれば、いつか癖になって、いつでもどこでも無意識にアッチョンブリケができるような気がします。そうなると、うれしいな。

 よく考えると、いわゆる「アクビのノド」って、縦開きのアッチョンブリケだよね。アッチョンブリケを極める事は、アクビのノドを極めることにつながるぞ。いいぞ、いいぞ。

 よし、身につけるぞ、アッチョンブリケ。ちょっと頑張ってデフォルトで縦開きの口とノドを手に入れたいと思っている私でした。

 もしもこの世に、ランプの精がいたら「無意識にアッチョンブリケができる、クチとノドをください」ってお願いする…わけないか。きっとランプの精には「使い切れない程のお金をください」とかなんとか、欲望むき出しのお願いをするんだろうなあ、私のことだから…。

 ああ、打ち出の小槌が欲しいなあ。

2008年9月16日 (火)

歌わないで!

 さて、アルテの練習です。とは言え、すでにレッスンの残り時間はあと10分! ま、アルテの扱いなんて、いつもこんなもんサ。

 とりあえず前回の続きから、時間の限り吹き続ける。アルテの4課は全部終了。5課は4番の第1変奏まで、一曲を除いてOK。次回は第2変奏から。ある意味、ホッとしました。

 と言うのも…

 その直後のアルテ5課4番第2変奏…。アルテでぶつかった始めての壁。さあ、次回までに乗り越えることができるでしょうか…。

 いやあ、壁なんですよ、この曲。客観的に見れば、何とも簡単な曲なのに、私はこれをきちんと演奏できない。いやあ、参りました。所詮、オジサンの趣味はこの程度? それにしても、早々とつまずきました。挫折するにも早すぎる(笑)。

 どこがつまずきポイントなのかと言うと…四分音符108の速度での八分音符のフレーズ をきちんと吹けない。はっきり言うと「指が動かない!」「指がもつれる!」「誰かが見えない力で私の指にいたづらする!」です。 致命的な欠点だね。この速さ(と言っても、音楽的には別段特に早いわけではない)に全く対応できず。個人的には、この曲には8月上旬あたりからトライしているのだけれど、出口が全く見えません。もう一カ月も毎日吹いているんだけどねえ…。

 ちなみに5課には7番とか8番もあって、そこは四分音符132の速度での八分音符のフレーズがあります。108で対応できないのに132で吹けるかというか、吹ける気が全くしません。この辺の、運動性というか、巧緻性というか、そこに大いに欠けるのが、大人の初学者の特徴なんだろうな。何しろ、この能力のピークは小学生だもん。後はそこからズルズルと老化という現象で、能力低下してゆくだけだもんな。だいたい、若い時からそれほど器用でもなかったし…。

 子どもの頃からフルートをやっている人…なんて比較しない。せめて子どもの頃からピアノをやっている人がうらやましい。ピアノをやっている人は、この程度の速度に指が対応できないって事は、まさか無いだろうね。ピアノ上がりの、笛初心者の皆さんが、とってもうらやましい今日この頃です。

 あと、指の問題以外にも息の問題があるな。息と言うか、タンギング~? 何か、微妙~に、タンギングのタイミングと指の運動がズレているような…? 息が止まっている時に指がベストな位置にいたり、指が動いている最中に息が吹き込まれていたり、なんかワヤクチャ。ブラバン上がりの人なら、なんてこともないんだろうけど…ブラバン上がりの人はうらやまない事にしてます。あの人たちは、別の世界の人たちだから…。

 ま、とにかく乗り越える方法は…ひたすら練習しかないな。他に方法が思いつかない。ひたすらバカになった気分で吹きまくるしかない。泣き言を言っても始まらないので、やります。とにかくやります。あと二カ月毎日練習して(つまりトータルで三カ月毎日練習して)、それでも吹けるようにならなかったら、私の『笛の壁』はここにあったって事で、今後のことを考え直さないといけませんな。なんか悔しい。

 それにしても、アゲハを購入して、すぐに壁にぶち当たるなんて、ついてないな。

 さて、アルテで一曲だけOKにならなかった曲の話をします。それは5課の3番です。中音のドから、多少上下に動きながら、四分音符60の速さで、少しずつ低音のドまで下りて来るという曲。ピアノだったら、幼稚園の子でも朝飯前に弾けますって感じのフレーズがダメでした。

 ロングトーンでは低音を誉められましたが、この曲では低音の「ド」に苦労してます。「毎回、違う音を出すので、テクニックが必要なんですよね」と慰めてもらいました。とにかくドを出すこと自体が、あまり簡単ではない上に、たいてい息が足りなくなっているので、大変な思いをしています。

 それで、思いっきりお腹を締めてドを出していたら、しばらくして笛先生が「歌わないでください」って言うのです? はあ? 歌ですか? 私は笛を吹いていて、歌ってませんが? なんて、感じでいると、また言います「歌わないでください」

 どうも、私には全く自覚がないのですが、低音のドが出づらいので、音が出なくなると、笛を吹きながら私「ドーーーー」って歌っているらしいんですよ。全く自覚ありません。そんなことをしているつもりはありません。

 でも「ドーーーー」って歌っていると先生がおっしゃるんですよ。ほんと? 無意識って怖いなあ…。確かに低音のドって、とっても歌いやすい音なんだよね。何しろ、テノールにとっては、五線の中のドだもん。楽勝だよね、だからこそ、無意識に歌っているのかしら。ううむ、分からん。

 ただ、心の中では確かに歌ってますよ。だって、歌詞のないメロディーって考えられないもの。ほとんどの場合、固定ド唱ですが…。コンコーネをやっている時と同じ気分ね。だからドを吹く時は、心の中で「ドーーーー」って歌ってます。

 うっかり、心の中の歌が声となって出てしまうのかなあ…。きっとそうなんだろうなあ…。

2008年9月15日 (月)

Eメカはいらない?

 先日のフルートレッスンの話。

 いつものレッスンは、いきなりアルテで始まりますが、今回はアルテは後回しで、まずはピアノと合わせる練習をしました。合わせると言っても、ピアノ伴奏で笛を吹くのではなく、ピアノの音でチューニングする練習(笑)。ピアノって、すぐに減衰しちゃうから、音合わせって難しいのよねえ…。オルガンとかフルートが相手なら簡単なのにネ。

 チューニングが終わったら、次はロングトーンです。ピアノのアルベジオに合わせて、ドーーーーとか、レーーーーとか吹くのです。まだ半音階には自信がないので、ハ長調のスケールで、低音のドから高音のソまで。なぜ高音のソまでかというと、そこまでしか運指を知らないから(大笑)。

 低音のソから始めて、一度下に下がって、ドまで行ったら、今度は上まで行く。高音のソまで行ったら、下まで下がって、また上がって下がってってのを、たっぷりやりました。

 とりあえず、全部の音は、特に意識せずとも出ます。問題は、音は出ればいいのではなくて、きれいな音で出さないとダメということ。「低音はいいですよ~」と誉めていただけましたが、高音はダメ。中音のラあたりから、キツめのパッツンパッツンな音になってしまいます。「高い音も低い音と同じ音色で吹けないとね…」だそうです。どうやら高い音になると、息の消費量が増えるのがダメな原因のようです。「もっと少ない息で音を出せるようにしてください。そうするとやさしい音が出せるようになりますよ」だそうです。あと「胸の息でなく、お腹の息でフルートを吹くと、きれいな高音が出ますよ」とのことです。

 息、多すぎ。息をきちんと支えて。

 ううむ、声楽レッスンでキング先生に注意されていることと、全く同じことを笛先生にも注意されてしまいました。つまり、根っこは同じってわけだな。

 あと「クチビルの力を抜いて」「アゴをやわらかくして」とも言われました。

 ふと気がつくと、アンブシュアがカッパ(カッパのアンブシュアの記事はこちら)ではなく、スズメになってました。スズメのアンブシュアってのは、上唇と下唇の両方に力を入れて尖らせて、その先にフルートを当てるアンブシュアです。もちろん私が命名したので、業界的には通用しません(笑)。スズメのアンブシュアだと中音&高音は出しやすいのですが、低音は何をどうやっても、全く出ません。おまけに音色がだいぶ硬くなるのね。たぶん、これってダメなアンブシュアだと思う…。

 スズメをやめて、カッパでフルートを吹くと、確かにやさしい音色になりますが…息をしっかり支えないと音が全然出なくなります。息を支えるために、しっかり背筋を使いすぎて…少し気持ち悪くなりました(ダメじゃん)。

 あ、そうそう。高音Eも別に意識することなく、ロングトーンできました。簡単に出ます…とは言いませんが、他の音と同じ程度の難しさですね。世の中にはEメカというのがあり、私も高音Eに、いわれのない不安を持っていまして、アゲハを買う時に笛先生に「Eメカは要りません」と言われても、心のどこにも不安がなかったかと言うと、それは嘘。ちょっとは不安な気持ちがありました。でも、案ずるより産むが安し? 手順を踏んで、息をお腹できちん支えてロングトーンをやってゆけば、どうにかなるみたいです。

 結局は、歌もフルートも、腹式呼吸が大切なんですね。

 ロングトーン練習の終わりには、宿題も出ました。それは…

   1)フルートは三オクターブ出るので、その範囲の音の運指をきちんと覚えておくこと。
   2)もちろん、半音階の運指もきちんと覚えておくこと。
   3)やさしい音が出るように、やさしい息で吹けるようにしておくこと。

 次回までにマスターしておかなければいけない、という類の宿題ではないみたいなのですが(それでも次回のレッスンまでには、運指の問題はクリアしておくつもり)、曲を始めたら、ここは高音だから…とか、半音階だから…とかいう言い訳は通用しないので、早めにその辺の事はマスターしておいてくださいね、ということです。

 やさしい音…ね。毎日少しずつ、がんばろ。

 で、その後、アルテの練習に入りました。アルテの話はまた明日。

2008年9月14日 (日)

拍手のルール?[9月第2週・通算35週]

体重:101.3kg[-0.4kg:-2.1kg]
体脂肪率:30.8%[+0.2%:-0.1%]
BMI:32.4[-0.1:-0.3]
体脂肪質量:31.2kg[+0.1kg:-0.6kg]
腹囲:101.7cm[+-0.0cm:-4.4cm]
     [先週との差:2008年当初との差]

 数字は以上の通りです。いつもながら、いつもながらの数値で、どーもすんませんって感じです。あと、最近売れている音楽系の書籍と同じタイトルですが、別に関係ありませんので、誤解なきようにお願いします(だいだい、あの本、まだ読んでいないのです。興味あるんですけれど…)

 参ります。

 私は自他ともに認める音楽好きです。CDで聞く音楽も嫌いではありませんが、やはり音楽は生だよね、ライブだよね、と思ってますので、なるべく出かけるようにしております。[で、出かけた先でグーグー熟睡するのが最近の私です。困ってます]

 先日も、アマチュアのハンドベル団体のミニコンサートに行って参りました。小さな会場で、お客もほとんどいないという寂しい状況でした。ま、私も関係者みたいなもので、義理で行ったところが実はあります。だから、客と言えば客だし、客じゃないと言えば客じゃないのかもしれませんが…。

 で、お客がほとんどいない演奏会で、何が難しいかというと、拍手のタイミング。大きな会場でたくさんの客がいるときは、自然と拍手も起こるので、何ら問題もないのですが、小さな会場で少ない客だと、なんかうっかりタイミングを逃すと、拍手をし損なってしまってね…。特に先日のハンドベルコンサートでは、私は曲が始まると爆睡し、曲が終わると目覚めて拍手というパターンだったので、寝起きが悪いと拍手をし損なってね…。

 拍手をし損なった時に、昔行ったコンサートのことを思い出しました。

 昔の話ですから、私もだいぶ生意気な客でして…、なんか自分の事をいっぱしの鑑賞者だと自負していまして(いや、お恥ずかしい)、下手くそな芸人にたやすく迎合しないぞだとか、拍手は観客によるの創作活動だとか、なんか小難しいことを信じていました。

 で、その生意気な私は、演奏会の拍手について、こんなルールを考えていました。

  1)登場の拍手は、礼儀として軽くする。
  2)演奏後は、基本的に拍手はしない。
  3)ただし、感動した時は、感動の量に応じて拍手をする。
  4)音楽以外の部分で勝負(振り付けとかパフォーマンスとか)をする演奏者にはブーイングをかます。
  5)関係者だからといって、馴れ合いの拍手はしない

 イヤな客ですねえ。ほんと、イヤな客。原理主義的なクラオタだね、まったく。恥ずかしいです。漬物樽に5年ほど漬け込んでおきたい気分です。ちなみに今は、気のいいオジサンに成り下がっていますので、ご安心を。

 それはともかく、昔行ったコンサート、それは声楽のデュオ・コンサートで、前半はソプラノ歌手とテノール歌手が交互に舞台に出て歌うという奴。後半は一緒に歌ってましたが…。問題はコンサートの前半部分。

 ホールは普通の小ホール程度のキャパで、客は私を含めて、涙が出ちゃうほど少なかったです。たぶん興行的にはホール代も出ないほどに赤字だろうなあ。

 生意気な客である私は、上記の基準に従って拍手をしました。テノール歌手はなかなか素晴らしかったので、普通に拍手をしました。会場もそれに合わせるかのように、一応、拍手をしていました。

 問題はソプラノ歌手の時。その歌手、私の好きなタイプではなかったので、私は拍手をしなかったんですよ。そうすると、他の人たちもなぜか拍手ができず、拍手無しになってしまったのです。

 拍手をもって迎えいられるテノール歌手、歌い終わると拍手で退場。次にソプラノ歌手が登場する。入場の時はパラパラと拍手がもらえるけれど、歌い終わると観客席は水を打ったように静か。その静かな中で舞台から退場し、テノール歌手が登場すると再び拍手で迎えられる。そんなことを数回繰り返す…。

 ね、イヤでしょ。ソプラノ歌手の心中はいかばかりや。

 別に私はそのソプラノ歌手と何か関係があるわけでもなく、単に「好みの歌手じゃないから拍手しない」だけだし、テノール歌手だって全く知らない人だけれど「なかなか良いので拍手」するだけの話。でもね…。

 これが大きな会場でお客さんもたくさんいれば問題ないのだろうけれど、小さなホールで客も少なく、客同士で「拍手どーする?」なんて感じで目配せしているところに、私のような生意気な客が自信をもって拍手したり、しなかったり、していたんですよ。で、結果として、皆さん、私に引きずられてしまって…。

 ああ、あのソプラノさんには、かわいそうなことをした。本当にかわいそうなことをしたと思います。もう、名前も覚えていませんが、本当に申し訳なかったと思ってます。生意気な私で、ごめんなさい。

2008年9月13日 (土)

アオイが星になりました

 2008年9月9日の早朝にアオイが星になりました。

 先週末あたりから、アオイはいよいよ、水槽の底に沈んでいるのがつらくなったようで、ときおり横になって倒れています。魚が水の底で横になって倒れているというのは、かなりマズイ状態です。

 やせた、やせた、と書きましたが、この頃にはなんと背骨が浮き上がって見えるようになりました。元気なころはデップリ太っていた子なのに…。

 結局、ガンが大きくなり、食欲がなくなり、ドンドンやせていきました。最後は、ガンばかりが大きくなって、アオイ本体はすごく小さく、軽くなっていました。

 金魚たちは、もちろんどの子もかわいいのですが、特にアオイは私のお気に入りだったので、ちょっとヘコんでいます。これで私のプロフィール写真に写っている二匹の金魚とも星になってしまいました。

 違う話もします。

 カエデ(チョコレート・オランダ)の尾の付け根に水かびのようなものを発見しました。ピンセットではカビを除去できなかったので、カスミと交替で入院しました。入院した途端に、体から色々な物か吹き出ました。皮膚病の子はだいたいそうなんだけれど、カエデも元気に見えたけど、病気だったのね。早めに治療しないとね。

 カスミはまだ退院には早いような気がしましたが、病院が狭いので仕方ありません。とりあえず、メイン水槽で元気にやってます。ただ、やはり隅っこが大好きという性格自体は変わらないようです。でもだいぶ元気になりましたヨ。

 というわけで、メイン水槽は、雑魚ども(チヅル・フウカ・ハヅキ)の天下になってます。

2008年9月12日 (金)

聴こえなければ、いないも一緒?

 先日、近所のスーバーの店頭で、客引き目的だと思うのですが、地元のブラバンの演奏がありました。演奏内容については、別にとやかく言うつもりはありません。というか、歌ものと違って、ブラバンの演奏の善し悪しって全然分からないのよ、私。

 全然分からない人間でも分かることはあります。それは「聴こえなければ判断できない」という事。

 最近、フルート・ラブな私のことですから、そのブラバンも当然、フルートメインで聞きに行きました。会場でもフルートの割とすぐそばのポジションをゲットして聴いていました。ブラバン自体は珍しいくらいの小編成(ドラム・トランペット・トロンボーン2・チューバ・クラリネット2・オーボエ・フルート2の10名編成)でした。

 …が、フルートの音など、ほとんど聴こえませんでした。二人もいるのに…。

 彼女たちが一生懸命演奏しているのは分かります。だって、フルートを構えて、一生懸命指動かしているもの。でも、他の楽器が鳴っていると、そっちの楽器に音がかき消されてしまうんだな。

 フルートがメロディを担当していると推測される箇所も何カ所かあったのだけれど、他の楽器の音に負けているので『メロディ行方不明』状態な演奏になってしまうこともしばしば。

 ほんの数回、他の楽器が抑え気味で演奏している箇所でようやくフルートのお上品で穏やかな音が聴こえて「ああ、一生懸命吹いているんだなあ…」と思うのがやっとの状況。

 だからフルートは、演奏面での貢献というか影響は、ほとんどなかった(ごめん、でも聴こえなかったのだよ)、けれど、視覚面ではギンギラギンに光り輝いて、ハデハデでした。そういう意味では、にぎやかしとしては、とても役立っていたとは思うのだけれど。

 これは別段、このブラバンのフルーティストさんたちを責めているのではなく、フルートという楽器の宿命なんじゃないかなあと思いました。それは何かというと『フルートは合奏に使うには、決定的に音量不足!』なんじゃないの。たとえフルートが10本集まったって、トランペット1本が高らかに鳴り響けば、何にも聴こえないって。

 音楽って、聴こえてナンボですよね。聴こえなければいないも同然ってのは、言い過ぎじゃないと思いますが、いかが?

 でも、ブラバンの楽器って、本来は軍楽隊の楽器ばかりだから、野外演奏が前提で、だからこそ、フルート以外はどれもこれも音量で勝負できる楽器ばかりでしょう。なんで、あんな楽器たちの中に、室内用の楽器であるフルートが入っているのか、理解に苦しむ。

 誰か教えて!

2008年9月11日 (木)

驚き! 歌が下手になってました!

 先日、久しぶりに、本当に久し振りにカラオケに行きました。真面目に声楽のレッスンを開始してから、始めてじゃないかなあ。ホント久し振り。

 お店のシステムがずいぶん様変わりをしていて、月日の経った事を感じさせてくれました。でも一番変わったのは、私の歌声。

 すごく下手になってた(涙)。

 もちろん、昔は上手だったなんて言わないよ。言わないけれど、昔の方が、声楽を始める前の方が、少なくもカラオケは上手に歌えていた。

 すご~~~~い、ショック!

 とにかく音域狭くなりました(特に高音部)。十八番だった歌のほとんどが、歌えなくなりました。

 大好きなゴダイゴは全滅です(涙)。サザンもアウトです(涙々)。B'zなんて論外! こ、これは一体、どういうこと~!

 ちなみに「サンタ・ルチア」は気持ちよく歌えました。「千の風になって」も同様です。

 一緒に行った妻が言うには「声楽を始めて、発声方法が変わったからねえ。今はまだ修行中だから、以前ほど高い声が出ないのも仕方がないんじゃない。その代わり、声そのものはだいぶ良い感じだし、そのうち、昔のように歌えるようになるんじゃないの?」

 ううむ、残念無念。でも、確かに以前は今よりももっと高い声をビンビンに出して歌っていたけれど、あれは喉声だったからなあ…。そんなんじゃあダメだよね。

 それにしばらく喉声で歌っていなかったら、喉声の出し方を忘れてしまったみたい。これはむしろ良い傾向でしょう。本来、カラオケだって喉声は御法度ですからね。もっともカラオケなので、喉声の代わりにオペラ声で…なんてつもりはないけれど、腹筋&背筋を使いまくりで歌ってます。

 現状、カラオケが満足に歌えない…キビシイ現実と直面してしまいましたが、まだ修行中だし、どうやら確実に声が変わっている事でもあるので、今回は良しとしましょう。でも、発声を変えて、それが定着するまで、本当に時間がかかりますね。

 ちなみに、ゴダイゴもサザンも歌えなくなった私ですが、だからと言って、全くカラオケが楽しめなくなったわけではありません。歌える範囲の歌をバンバン歌ってきました。特に、アニソンと沢田研二。いやあ、沢田研二ことジュリーの歌は、今の私にドンピシャ。とても歌いやすいし、歌っていて気持ちいい。若い人は知らないだろうけれど、いい歌も多いんだよ。「ダーリング」とか「サムライ」とか「ヤマトより愛を込めて(これはアニソンだな)」とか「危険な二人」とか「TOKIO」とか…、なんかもうキザを絵に描いたような名曲だらけだよね。

 歌えなくなった曲もあったけれど、新しく楽しめる曲も見つけてきたので、これからもたまにカラオケに行って遊ぶことにします。

2008年9月10日 (水)

高いフルートと安いフルートを比べてみました

 高いフルートはアゲハのこと、安いフルートはチャイナ娘のこと。なんか値段で話をするのは下品な感じがして、ちょっとイヤなのですが、検索のことを考えた場合、こんな直接的な表現の方が、より情報を必要としている人にヒットしやすいだろうと配慮して、こんなタイトルにしました。あああ…。

 それはさておき…。アゲハ(アルタスA1307:約58万円)とチャイナ娘(ジェー・マイケルFL-280:約3万円)を比較してみました。(値段は定価ベース。チャイナ娘の定価って意外に高いんだよ、びっくり)

 アゲハとチャイナ娘、価格差は考えるだけムダというくらい違います。だいたい、片方は日本の職人さんが心を込めて作った笛。片方は中国の大量生産品。総銀フルートと、真鍮に薄いメッキの楽器。鍵付きのショーケースの中に飾られていた笛と、お店の真ん中にむき出しで展示されていた楽器。ローンを使って買った笛と衝動買いをした笛。そりゃあ、色々と違いますし、違わなければ困りますが、その違いは果たして価格差ほどあるでしょうか?

 興味あるでしょ? さっそく比べてみました。

 まず全体の姿。長さはさすがにだいたい同じ。でもよくよく見ると、穴(トーンホール)の開いている位置がひとめで分かるくらい、違うところに開いている。つまり設計は全然違うわけだ。おもしろい。

 笛の色。チャイナ娘は、渋くメタルっぽい色をしてます。銀メッキとメーカーさんは言ってますが、本当のところはどうなんでしょうね。他の銀メッキのフルートと比べても、かなり鈍くて厚みを感じさせる色合いです。厚みを感じさせるくせに、実際のメッキはとても薄くて、使用一カ月ほどでメッキがはがれ始めました。ダメじゃん。

 対してアゲハはピカピカの銀無垢です。特に違うのは、開口部から笛の中をのぞき込んだ時、チャイナ娘は冬場の夕暮れのような感じにうっすらと光ってますが、アゲハはLEDでも仕込んであるんじゃないかと思うくらい、ピカピカの光の輪が何重にも見えました。これ、全く違うよ。

 管厚。チャイナ娘はかなり厚くて、見た目でアゲハの三倍くらいの厚みの笛でした。そりゃ、重いはずだよ。この管厚がチャイナ娘の特徴的な太めの音色を作っていたんだと思うと、それはそれで納得。たぶん管体が厚い方が低い技術でも作りやすいのでしょうね。

 固さ。チャイナ娘はとても硬いです。凶器としても使えそうですが、アゲハはとても華奢です。体重かけてフンと押せばヘコんでしまいそうです。

 重さ。重い重いと言われ続けたチャイナ娘は意外なことに420g。アゲハは…460g! なんと、アゲハの方が華奢なのに重いのです。でもね、持った感じはアゲハの方が軽く感じます。ちなみにヤマハのホームページによると、普通の総銀フルートで440g、14Kのゴールドフルートが500gだそうです。もっとも、ヤマハのフルートって全体的にゴツくない? 他のメーカーのフルートよりも、絶対重い気がするけど、どうなんだろ? ま、それはともかく、アゲハは総銀フルートの中では重量級ってわけです。チャイナ娘は本来、軽い材料で作られているのだろうけれど、目で見て分かるほど管厚が厚いので、その分、重くなっているのでしょう。また、各パーツの重量バランスもかなり悪いので、余計重く感じるのだと思います。

 音色。違います。でもこれは、善し悪しではなく、好き嫌いでしょう。どっちも深めの太めの音色で味わいがありますが、やはり素材の違いか、全くタイプの違う味わいです。ただし、音色のバリエーションについては、比較になりません。それこそ変幻自在な音色をもつアゲハに対して、〇と×の二つの音色しか持っていないチャイナ娘という差は否めません。

 音の響き。決定的に違います。チャイナ娘はほぼ生音って感じだけれど、アゲハはとてもよく響く音を出します。また吹いている時に、チャイナ娘は微動だにしませんが、アゲハは吹き方によって、楽器全体に波動を感じて、なかなかいい感じになります。またアゲハはリング式なので、楽器のあっちこっちから音が出てくるので良い感じです。

 音量。私には同じ程度に聴こえますが、妻は全く違うと言います。「明らかにアゲハの方が音が大きい。チャイナ娘は書斎のドアを閉めると聴こえなかったけれど、アゲハはドアが閉まっていても部屋越しによく聴こえるし、二階にいてもよく聴こえる」のだそうです。ちなみに私は一階の自分の書斎で笛を吹いてます。

 音程。アゲハは平均律に近くチューニングされているので、チューナー・チェックをしながら吹いてみると、まずグリーンランプをハズすことはありません。

 一方、チャイナ娘をチューナーに合わせるためには、2cm程度も頭部管を抜かなければいけませんし、そこで「ラ」を合わせても、その他の音はほぼすべてチューナー的に正しい音は出ません。ひとことで言っちゃうと、チャイナ娘は音痴です(笑)。ただし、チューナーに合わせることを考えずに、頭部管を根本までしっかり差して込んで吹いてみると、全体的にかなり高くなりますが、使えないほどひどい音程ではなくなります。つまりチャイナ娘は、基本ピッチがでたらめなくらい高く設計されているのですね。中国人は高いピッチがお好みなのでしょうか?

 吹き心地。チャイナ娘は「そんなもん」って感じの吹き心地なのに対して、アゲハは「うっとり」って感じ。この部分はとても違う。チャイナ娘の吹き心地が悪いとは思わないけれど、笛に息を吹き込んで音になるまで、極々短い時間だけれど、反応がすこしゆっくりしていて、演奏に支障があるかと言われると別にないだろうけれど、何となく…って感じ。キー操作もいかにも「キー操作してます」って感じになるんです。

 アゲハは、笛に息を入れると間髪入れずに音が出てくるって感じ? おまけに、当たり前だけど、優しい息で優しい音が、強い息で強い音が出てきます。音色も豊富だし、キー操作だって特に意識せずに気持ちよくできる。数字やスペックでは表現できない何かが、かなり違うって感じなんだ。日本職人の手仕事に敬意を表したい気分です。

 人間に例えてみると…。チャイナ娘は、元気で庶民感覚あふれる優しいお姉さん。ちょっとおっちょこちょいでドジなところもあるけれど、なんか憎めない人です。街の商店街なんかにいそうです。ちなみに元気だけがとりえで、あまり仕事ができるタイプではありません。ガサツでアバウトな性格です。

 アゲハを人間に例えてみると…進学校に通う秀才タイプの女子高生かな? とにかく頭はいいし勉強はできる、係や委員会もソツなくこなすけど、一見すると、冷たい感じで、見知らぬ人には簡単に心は許さない。その上、人づきあいが苦手で、女友だちのグループには入らずに一人でいることが多いタイプの子。でも、親しくなると、実は親切だったり、可愛らしい面も見せてくるようになる。本人的には自覚はないだろうけれど、いわゆる“不思議ちゃん”だし“ツンデレ”なお嬢様。欠点は、世間知らずでタカビーなところ。これからオジサンが、世の中の事を色々教えてあげるからね~。

 リアルな人間なら、アゲハよりもチャイナ娘の方が好みだな。でも、笛は人じゃないから…。

 ブラインド・テストをしてみました。妻(フルートは全く吹けません)にどっちがどっちの笛とは教えずに、彼女の後ろで笛を吹いて、どっちがアゲハか当てさせました。

 聞いた瞬間に違いが分かったそうです。で、実際、正解しました。

 「どう違ったの?」って尋ねたら「こっちは高い楽器の音がした」とアゲハの方を指さしました。理屈じゃなくて、音が違うのだそうです。

 「音が違うって言うけれど、どのくらい違うの?」「楽器の種類が違うんじゃないかってくらい違うよ」だそうです。

 ただし、音は違っても、曲になると曲に集中しちゃうから、楽器がどうとかは思わなくなるそうです。「曲を聴く時は、楽器の音色なんか気にしないからね」 まあ、そんなものかもしれない。

 「値段の違いほど、音の違いってあると思う?」「私はあると思うよ。それくらい全然違う。でもその辺の感じ方は人それぞれだからねえ…」だそうです。

 ひとまず安心しました。目の前で吹いてみて、区別がつかなかったり、チャイナ娘をアゲハだと答えられた日には、高い金を出してアゲハを買った意味というのがなくなってしまうからね。でも、やはりだいぶ違うみたいだね、アゲハとチャイナ娘。でもでも、どっちも大切な私の伴侶です。

 引退したとはいえ、月に一回くらいは、チャイナ娘もケースから出して、吹いてあげるつもりです。

2008年9月 9日 (火)

身体はお腹で支える(背中はフリーに)

 立ち方…というか、上半身の支え方。基本的には声楽の話だけれど、フルートにも応用できるかな?

 背中には背骨というのがあるので、こいつを使って上半身を支えたくなるし、こいつをウンとまっすぐに伸ばして胸をピンと張った姿勢が“かっこいい立ち方”のような気がします、でしょ? バレリーナなんかは、いつもそんな感じでかっこいいよね。

 ただ、この姿勢だと背中が固まってしまって、自由に使えなくなりますね。

 キング先生は「身体(上半身ね)は背中ではなくお腹で支えましょう」と言いました。つまり、上半身の重みを背中(体の後面)で支えるのではなく、腹筋(体の前面)で支えるようにしましょうということです。ま、全部を腹部で、というつもりではないでしょうが、そうすることで、少なくとも背中はだいぶ自由になります。背中が自由になると、深く呼吸ができるし、呼吸自体のコントロールもラクになる。

 お腹で身体を支える…格闘技での立ち方と一緒だと思う。いわゆる“自然体”という奴です。慣れないと、前屈みになった感じとか、猫背になった感じがするかもしれない。もちろん、前屈みや猫背はNGなので、そこんところは姿見でも見てチェックして欲しい。

 当然、体重は両足の前方部分にかかってくるし、重心はやや前になると思う。柔道家やボクサーのように、かかとを常に紙一枚程度浮かせた立ち方になります。

 重心も心持ち低くなるし、腰も少し落ちる。、身体のあちこちに遊びというか、余裕が出てくると思う。肩も下がるし、自然と骨盤を引ける。丹田も意識しやすい。

 この立ち方を意識するようにしてから、声にイキミが減ったような気がする。割と楽に脱力ができるような気がする。

 何しろ私、柔道黒帯だから(笑)、自然体で立つのは、実は全然楽。でも、この姿勢は格好悪いので、20年以上かけて、ダンサーのような立ち姿を目指して矯正したくらいなのよ。先日の記事にも書いたけれど、ほんの一時期、社交ダンスをやっていた時に、散々注意されて、そこで結構気をつけて立ち姿勢を直したくらいだし…。

 ああ、自然体で立つって、本当に楽…。つくづく、私はダンサーではなく、ファイターなんだなあと実感(ほぼ妄想ですが)。

 しばらくは、楽に自然体で立つようにこころがけます。お腹で上半身を支えるように意識し続けてゆきたいと思います。

2008年9月 8日 (月)

頭部管の差し込む向きを決めました

 今日の話題はフルートの組立ての話です。

 みなさんは、胴部管に頭部管を差し込む時、どんな向きで入れてますか?

 一番最初に笛先生には「ヤマハだと差し込む向きのマークが付いているから、それに従えばいいけれど、これ(チャイナ娘)には、何も付いていないから、歌口とキイが一直線になるように組み立てるといいですね。最初は分かりづらいから、シールを目印に貼るといいですよ」と習いました。ま、アルテに書いてある組み立て方と基本的には一緒。ちなみに、ラ・フォル・ジュルネの体験レッスンの先生も同じことを言ってましたね。これが基本なんでしょうね。

 「大切なことは、組み立てる向きは、人それぞれで違うけど、自分の向きはコレって決めたら、簡単に変えないこと」とも習いました。で、まずは初心者なんだから、基本が大切。アルテどおりに行きましょう、でした。

 チャイナ娘時代は、その基本に忠実な向きで組み立てていました。

 ところがアゲハを購入して、アゲハに付いていた「アルタスフルート/使用説明書」を見てビックリ! 「唄口のエッジとCisキイのセンターが下図のように一直線になるところが標準ですが、奏者によって個人差がありますので、あなたのポジションをマニキュア等でマークするとよいでしょう」とあります。下図がないので、分かりづらいかもしれませんが、この組み立て方だと、頭部管はかなり内向きになります。

 基本の組み立て方が、歌口の中央部がキイと同じ列に並ぶように組み立てるのに対して、アルタスの説明書どおりだと、歌口の向こう側のエッヂがキイと同じ列になるように並べるというわけです。

 え?「標準」? アルタスではこれが「標準」なの? これって、かなり内向きだよ?

 そこで思ったこと。「アルテに書いてある組み立て方は、一般的なフルート(当然、私の頭の中ではムラマツフルートを想定してます)の組み立て方だけど、アルタスは何らかの主張があって、それらとは違う組み立て方を標準とした設計をしているのだ!」 ま、私の勝手な解釈&妄想なんですが…。

 とにかく「使用説明書」のとおりにやってみようと、初めて極端な内向きで笛を組み立ててみました。

 あれ? 音色が変わったよ。太めのしっかりめの音がするよ? これがメーカーの目指している音? こういう音を出すように設計されているのなら、これで行きましょうか。

 てなわけで、アゲハ購入後は、しばらく極端な内向きで吹いていましたが、先日、先生にアゲハを吹いてもらった時に「いつも、こんなに内向きにして吹いているの?」と、しっかり注意されました。

 先生がおっしゃるには、基本的に人それぞれだから、その向きがいいならそれでいいけれど、内向きはあまり薦められないので、なるべく普通の標準的な向きにした方が良いと言われました。

 なぜ内向きは薦められないかと言うと…

 1)昔は内向きが流行りの吹き方だったけれど、今ではすっかり廃れてしまったから。つまり、そういう吹き方はオシャレではないし、時代おくれってこと。

 2)今はフルートに軽くて明るい音色が求められることが多い。しかし内向きにしていると、どうしても音色が重く暗くなってしまうので、その要望に応えられなくなる。

 3)内向きにしていると、どうしても音がこもってしまい、音量も少なくなる。おまけにマイクで音が拾いづらくなる。

 以上3点、いづれもジャズ・フルーティストとしての発想ですね。クラシック系の人だとまた意見が異なると思いますが、私は私なりに、この意見に納得しました。

 そう言われると、少なくとも歌口に関しては、標準の方、つまり真上に向けて開口しているのが良さそうだね。第一、こっちの方が色々な音色の音も出しやすいし、色々とフルートを操作するにしても余裕があるし…。

 で、注意されたこともあって、アルテ教則本どおりに組み立て方を戻してみたのだけれど、久し振りに教則本に組み立ててみたら、えらく吹きづらい。何がつらいと言うと、楽器がうまく持てないんだ。

 チャイナ娘時代は、フルートなんて、こんなグラグラな持ち方しかできないんだと思い込んでいたけれど、頭部管を内側に廻して持つと、姿勢がビチっと決まって、おもしろいくらい、一切のぐらつきがなくなるんだよね。安定して笛が持てるので、演奏も確実性が増すというものよ。

 その理由を検討してみたところ、私の場合、標準的な組み立て方をすると、右手の親指の場所が決まらないことが判明。ちょうど具合のいいところに横棒(芯金)が来るので、そこに指が置けず、そのすぐ下に指を当てる事しかできなくなり、その結果、楽器がうまく固定できずに手の中でグラグラ動くんだよね。

 ところが、頭部管を内向きにすると、うまい具合に親指の置き場所ができて、なかなか調子が良い。楽器をしっかり持って演奏できるので、余計な気を使わないで済むのがうれしいです。きちんとして姿勢って、とても大切だと思います。

 でも、その代償もあるわけで、頭部管を極端な内向きにした結果、音色の変化をはじめとした笛のコントロールは、ある程度犠牲にしないといけない。なにしろすでに内向きには振り切っているわけだから、あとは外向きの方向にしか操作できないわけよ。

 せっかく色々な音色が出る楽器を持っているのに、その音色を使い分けられないなんて、もったいないし、音楽的にもダメでしょう。ああ、困った。

 標準か、内向きか、の二者択一のデジタル的な発想にするから困るわけで、要は大切なポイントさえ押さえておけば、あとは自由だということを忘れていました。そう、構えは個人個人で自由なんだよね。

 歌口を標準の位置のまま、管体部分を安定して持てるような位置関係に組み立てれば、OKなことに気づきました。

 そこで、まずフルートを普通に持ってみました。その時に一番安定できる構えを見つけたら、次に、その構えの時に、歌口が真上を向くように調整しました。

 やってみたところ、標準的組立て位置を「0」、使用説明書にある極端な内向きを「1」と考えた時に、2/3ほど内向きにした感じが、私にとって良いことが分かりました。

 さっそくマニキュアでマークを付けよう…って、オジサンがマニキュアなんて持っているわけないじゃん。仕方がないので、そこらにあったプラカラー(オタクの家なら、普通に転がっているアレ)、それも“ゴールド”に爪楊枝を入れて、チョンチョンとマーキングしてみました。ううむ、いい感じだ。

 当面は、この中途半端な向きで練習したいと思ってます。

2008年9月 7日 (日)

始めないけれど、始めたいもの[9月第1週・通算34週]

体重:101.7kg[+-0.0kg:-1.7kg]
体脂肪率:30.6%[+-0.0%:+0.1%]
BMI:32.5[+-0.0:-0.2]
体脂肪質量:31.1kg[+0.1kg:+0.5kg]
腹囲:101.7cm[-0.5cm:-4.4cm]
     [先週との差:2008年当初との差]

 夏休みが終わってしまいました(悲)。当たり前ですが、これからしばらくは、仕事に追われる日々がやってきます。夏の間は、ほんの短い間でしたが、ウォーキングをやりました。結構、バッチリと、熱心にやりました。体重が減ることはなかったけれど、ほんの少し、健康体に近づいたような気がします。

 自分に無理の無い運動はいいですね。汗をかくのは、結構気持ちいいものです。本当は、秋になってもウォーキングをしたいです。まあ、それは時間的な制約もあり、無理ですけど…。でも、やはり現在の私は運動不足の状態にあることは否めませんので、何か運動をやりたいものです。

 ダイエット効果があって、比較的短時間で毎日できる運動…というと、普通はジョギングとかランニングの類を思いつくでしょうが、私のようにすでに体重がたっぷりある人は、走ってしまうと、自分の体重で自分の膝を壊すだけなので、それは不可です。

 スポーツジムに通う…いいですね。歩いて3分ほどのところにジムがありますし、以前はそこの会員になって、トレーナーの指導の元、筋トレに励んでいたこともあります。ダイエット目的なら、筋トレではなく、水泳とか、エアロビとか、ヨガとかをやればいいんでしょうね。

 でもね、毎日、仕事から帰って来て、家を2~3時間空けてジム通いをしちゃあ、マズイでしょうね。

 私はスポーツマンとかアスリートと呼ばれる人とは、真逆のタイプの人です。だから、いわゆるスポーツというのは好きではありません。はっきり言えば、やるのも見るのもキライ。特に球技系はダメです。だから、草野球とかテニスとかはキライなんです。

 スポーツはキライだけれど、格闘技は大好き。学生時代は柔道をやっていたので、柔道でもいいし、何か別の格闘技をするのは、いいかもしれません。実際、柔道道場なら近所に数軒あるし、やるならあそこがいいかなあ…なんて思っている道場も実はある。現実的に考えるなら、柔道をやるのがベストかな。問題は、柔道は“男臭い”ことかな? 私、真正の男子だけど、男臭いのは苦手です(笑)。でも、柔道なら、または始めてもいいかな?

 海のそばに住んでいるのだから、マリンスポーツをやるというのは、いい線かもしれません。とりわけサーフィンはボードさえあれば、あとは全くお金がかからないし、我が家からなら、自転車に乗ってピューと行けば、海まで10分程度。サーファーの友だちも数人いるし、中には「やるなら教えてあげるよ」と親切に声をかけてくれている人もいます。ボードなら余っているから、やるならあげるよと言ってくれる人もいます。

 今年の夏は実に忙しかった。サーフィンはおろか、(目の前に海があるにも関わらず)家族と海水浴にもいけなかったほどだ。でも、来年の夏は、もしかするとサーフィンにチャレンジしているかもしれない。

 しかし少なくとも、これからのシーズンは、寒くなってくるので、サーフィンはやらないつもり。なぜなら、私の体に合うウェットスーツというのは、実はこの世に存在しない。ウェットスーツというのは、細身のものしか既製品としては存在しないからだ。だから、どうしても用意するなら、オーダーしないといけない。オーダーメイドのウェットスーツなんて、お安くないぜ! 本格的にやることになったら用意するにしても、続くかどうか分からない段階では買えないなあ。

 実は一つ、やりたい事があります。それはダンス。と言っても、若者が踊っているような、激しいものでなく、私がやりたいのは、燕尾服を来てクルクル廻る、社交ダンス。特にワルツを踊りたいです。

 ワルツを踊る。いいでしょ。ワルツ、踊りたいなあ…。社交ダンスの教室なら、近所に腐るほどたくさんあるので、その気になりさえすれば習える。実際、三カ月ばかりダンスの教室に通っていたこともある。

 社交ダンスのお教室は、経費が音楽よりもウンとかかるのがネックだな。それに家で練習するわけにもいかないから、教室にいかないかぎり上達しない。だから教室に通う回数を多くすると…経費がかさむ。だからお金を心配するなら、教室ではなく、サークルの方がいいかも。地域には社交ダンスのサークルがたくさんある。どこも初心者歓迎だから、サークルでダンスを始めても良いね。

 問題は…今の私は、歌と笛のお稽古で忙しいことかな? だから、やりたいけれど、やらない。始めたいけれど、始めない。でも、時間とお金があったら、ワルツを習いたいものです。いや、マジで。

2008年9月 6日 (土)

不幸続きのカスミさん

 カスミは、もしかすると、かわいそうな金魚なのかもしれない。

 本来、金魚界は女社会で、金魚のほとんどは雌。本来的に雌に居心地のよい世界のはずなのに、なぜか我が家は男社会な水槽。若くて健康な女の子は、カスミだけ。だから今年の春は盛りのついた男、アカネ君に追いかけまくられて、産卵しっぱなし。カスミは体は大きいのですが、現在、お腹はスカスカで中身入ってません。ありったけの卵を放出させられてしまったのでしょうね。春の終わり頃には、水槽の隅っこでアカネにおびえる、すっかり「男ぎらいな女の子」になってしまいました。

 水槽の隅っこに、いつもいて、大きな体を小さくして、身を隠している。エサの時間になってもアカネ君が怖くて、エサも食べにいけない、そんな日々でした。見ていて、かなりかわいそうでした。

 アカネ君が星になって、怖い子がいなくなってからは、多少性格も明るくなり、他の金魚たちとも一緒に泳ぐようになったものの、基本的にニートというか、やはり一人で水槽の隅にいるのが落ち着くような性格になってしまいました。でも、エサは真っ先に食らいつくようになりました。

 いやあ、今まで本当にアカネ君が苦手だったんだねえ、カスミさん。

 そんな安心な日々を過ごしていましたが、腹部や口のまわりにポツポツと赤い斑点が見られるようになりました。内出血です。原因は分かりませんが、あまりいい状況ではありません。カミキリ君も星になって、病院水槽も空いたので、先日入院しました。

 普通、金魚って入院すると怒るものです。イライラするものです。不機嫌になるものです。ところがカスミは生き生きしてます。なにやら楽しげです。活発になるし、人間とも積極的に関わろうとします。一匹になって、本当に楽そうです。食欲も旺盛です。

 水槽の中の、大部屋暮らしがストレスになるタイプなのかな?

 一週間も塩水につけておいたら、さすがに内出血もだいぶおさまりました。退院は近いゾと思っていたら、左尾びれに大怪我です。尾びれの中ほどが折れました。原因は、はしゃぎすぎ。私がエサの時間をうっかり忘れたため、エサのアピールをして、ちょっとばかり大暴れ(言葉が喋れないので、水音を立てるくらいしか人間の注意を惹きつける術がないわけだ)をして痛めました。

 折れたところから、だいぶ出血し、結局、尾びれがちぎれてしまいました。今はちぎれた傷口がきちんと治るのを待っています。金魚の尾びれって、基本的には再生するのだけれど、今回のような折れ方の場合は再生しないんだよね。以前、同じようなケガをサラサ(一年ほど前までいた、水槽の女王様。かわいい子でした)がしたので、経験済みです。

 ま、ケガはひどいのですが、本人は生き生きしているのが救いです。しかし、こうやって冷静にこの子の暮らしぶりを観察していると、入院している今が、本当は幸せなのかもしれない。もしかすると、今まで不幸だったの、カスミ? 不幸続きだったの、カスミ? 体のケガが治るまでだけど、それまでしっかり休日を楽しむのだよ、カスミ。

 ちなみに、このケガは全治2週間と見ています。

2008年9月 5日 (金)

声を身体から離す

 最近は、脱力を課題として自宅練習を重ねてます。脱力というのは、意識すればするほど難しいやっかいなもので困ってます。かと言って、意識しなければいつまでもカチンコチンのまんまだし…。

 まあ、クチビルとかアゴとかのよく見えるところならともかく、身体って全てが外側から見えるわけではないからねえ…。意外なところが力んでいたりして、なかなか自分では判別できないよね。

 そこで、過去「力が抜けて良い声だしているねえ…」みたいな事を言われた時のことを一生懸命思い出したところ、一つの共通点を発見。それは…

 まるで声が自分から離れてしまったような感じになって、なんとも頼りなげな時 によく言われた。

 そういう時って、自分では全く声が出ていないような気がして、不安で仕方がないのですが、そう言えば、そんな時に限って「声がよく出てた」とか「声が響いていた」とか「部屋の反響を上手に使ってた」とか、こちらが意図していなかった誉められ方をして、鳩が豆鉄砲を喰らったような感じだったんだよね。もしかしたら、あれなのかな…?

 ただ、これにも注意が必要で、「口先だけで歌わないで」とキング先生に注意される時も、自分的には似たような感じだった。たぶんこの二つは、近いのだろうけれど、決定的に違うんだろうな。

 て、ことは…、声を身体から離して、なおかつ、アッチョンブリケができれば、良いのかな?

 理屈として、そうであっても、なかなかできないものだよね。難しいです。

[2008年9月7日追記] 下のコメントの中で、私が声区について分かりづらいと書いたところ、さっそく松尾さんがご自分のブログの中で、声区に関する記事お書きくださったので、さっそくリンクを貼ります。松尾さんの声区に関する記事はこちらです。ありがとうございました。

2008年9月 4日 (木)

フルート購入に関する心境の変化について… その2

 いよいよ、話はブログにアップした部分に差しかかってきました。メーカー名も機種名も具体的に書きましたが、すべて個人の感想ですから、その辺を誤解しないようにお願いします。また、書いていない部分についての邪推はご遠慮ねがいますので、そこんとこ、よろしくネ。

 参ります。

 すっかりムラマツのEXを買うつもりになっていた私にとって、実は試奏というのに、あまり意義を感じていませんでした。「どうせ、ムラマツ買うんだし~」って感じでしょうか。問題は、どこのお店でムラマツEXを買うか。でも、地元のお店のリップ金のムラマツEXがいいなあと漠然と考えていました。だってリップ金の限定品だよ、すごいじゃん。

 ところが試奏に行って、その気持ちが変わってしまいました。

 総銀だったけれど、一通りのメーカーのフルートを吹きました。ムラマツは確かに良いフルートでした。良いフルートでしたが、試奏をしているうちに、私にとって、ムラマツのフルート以上に魅力的なフルートと出会ってしまったのです。その魅力的なフルートが「D社の総銀」と呼ばれていたフルート…つまり、のちのアゲハ、アルタスのA1307です。

 アゲハとは運命的な出会いをしていたわけです。

 でもアゲハは高価。実際、メーカー価格レベルでは(私にとっては)メチャメチャ高いんです。ムラマツEXとは比較になりません。

 具体的なお買い物となると、お財布の都合だってあるわけです。いくら魅力的な笛とは言え、買えるものと買えないものの区別くらいはつきます。だから、アゲハのことは横に置いて、現実的な買い物をしないといけないと思いました。

 その時の試奏の結果、購入第一候補は、C社の総銀フルート。パールのマエスタでした。ただし、この段階で私、マエスタとカンタービレを実は勘違いしてまして、マエスタがカンタービレの値段で買えるものと思っていました。ちなみにパールのマエスタはアゲハと同ランクのメチャメチャ高い総銀フルートです。カンタービレはワンランク下の楽器になります。(カンタービレは価格的にはマエスタの下のランクの笛ですが、持ち味がだいぶ違いますので“ランク下”と考えるより“別物”と考えた方が良いと思います。いい笛ですよ、カンタービレは)

 パールのマエスタ。実に良い音色のフルートです。私との相性は抜群。その上、お値段も(カンタービレだと勘違いしていたので)総銀にしてはリーズナブル。アゲハに魅力を感じていたものの、アゲハとカンタービレでは、お値段は全く比較になりません。カンタービレ(本当はマエスタ)の方が遥かにコストパフォーマンスが良いのです。試奏直後は、私の心はカンタービレ(本当はマエスタ)購入でほぼ決まっていました。

 でも、いくらコストパフォーマンスが良いからと言っても、やはりカンタービレ(何度も書くけど、本当はマエスタ)だって、総銀フルート。頭部管銀のフルートとは格段に値段が違います。家に帰って、ゆっくりと考えてみれば、カンタービレ(本当は…)に決める前に、もっとグレードの低い笛たちも検討しなければいけないだろうと思うようになりました。分相応の買い物をしなければ…、そう思ったのです。

 今までは、チャイナ娘の買換えフルートの候補として、ムラマツのことしか考えていなかったけれど、アゲハやカンタービレ(…)の件もあることだし、他のメーカーにだって、ムラマツEXに匹敵する、コストパフォーマンスの良い、素晴らしいフルートがあるにちがいない。手の届く範囲のフルートを一通り吹いてみて、もっともコストパフォーマンスの良いフルートを、メーカーにこだわることなく、真摯な気持ちで選んでみよう。そんな気持ちをもって臨んだのが、二度目の試奏でした。だいたい、まだこの段階では、ムラマツEXを吹いていないのです、私。

 だから、二度目の試奏では、現実的な値段のフルートを吹き比べてみたり、各社の様々なグレードのフルートを吹いてみたりしたのです。

 たくさんのフルートを吹きました。もちろんムラマツEXだって、バッチリ吹きました。
 でも分かったことは、私はどんなフルートよりもアゲハが好き。何を吹いても、どれを吹いても、アゲハと比べてしまう私がいました。二回の試奏を合わせれば2000万円に及ぶ、たくさんのフルートを吹いて比べた結果、絶対に買えないゴールドフルートや木管フルート、プロ奏者の使用が前提のとても高価な総銀のフルートを選択肢に入れても、それでもアゲハが一番好き。

 困りました。

 本当は、お財布の事を考えて、頭部管銀のフルートを買うつもりでした。ムラマツ、パール、アルタス、このあたりのメーカーの頭部管銀のフルートを買いたかったのです。どうしても総銀にこだわる事にしても、総銀にも色々とランクがあるので、コストパフォーマンス優先の、比較的低価格の総銀フルートにしようと思っていました。

 ムラマツフルートは…どのグレードのフルートも、とても良い楽器でした。多くのユーザーに愛されている理由も分かりました。当初はスクールモデルであるEXを買うつもりだったのだから、初志貫徹をしてEXを買っても良かったし、何と言ってもムラマツはブランド品ですから、持っているだけでも自慢できます(笑)。おそらくアゲハと出会わなかったら、ムラマツの中からチョイスしたかもしれません。何しろ私、見栄っ張りですから(大笑)。でも、すでにこの時、私の心はアゲハに盗まれていました。もう、ムラマツのフルートをチョイスする事はできませんでした。

 パールフルートも同様です。この会社のフルートは実に素晴らしい音色です。とてもドラムス専業の会社(イメージ古い! でも私は昔、パールのドラムスを叩いていたんですよ)の製品とは思えません。私との相性もバッチリ。どのランクのフルートであってもコストパフォーマンスの良さは特筆ものですから、理性的に考えれば、このメーカーのフルートを選択するべきだったんです。特に総銀フルートのコストパフォーマンスは格別です。現実的なチョイスとしは、この会社のフルートを買うべきだと、私の中の優等生がそう言ってますが、でも、私の心はすでにアゲハに盗まれていたので、ここからもチョイスはできませんでした。

 当初予算は、20万円前後のムラマツEXが買える程度だったはずなのに、二度の試奏を行なっているうちに、私の金銭感覚がドンドン、マヒしてゆきました。洋銀系のフルートに飽き足らず、総銀フルートが欲しくなってしまいました。いつしか予算も、総銀フルートを買えるギリギリの40万円まで跳ね上がってしまいました。当初予算の倍額ですよ、ああ、おそろしい。

 でも、その狂った金銭感覚でも、やはりアゲハは高価。

 結局、欲しくて欲しくてたまらなかったアゲハだけど、高すぎて、とても手が出ないと一度は諦めました。アルタスにはアゲハよりも安価な総銀フルートが二つありました。その中で検討した結果、アゲハの妹分の総銀フルートであるアルタスA1207Eを購入リストの一番上にして、笛先生に報告したのです。本当はお姉さんの方が欲しいけれど、お姉さんには手が届かないので、妹さんに求婚です。まるでモーツァルトみたいだな。

 でもね、このA1207Eだって、かなりの背伸びをしているんです。これでも実は予算オーバーなんです。だから、これが精一杯の贅沢。これが現実世界での限界だっ!と思ってました。

 それにA1207Eって、まんざら単なる『アゲハの身代わり』ってわけでもありません。というのも、現状を優先して考えるならば、アゲハよりもA1207Eをチョイスするべきだったのです。なにしろA1207Eの方が私との相性は良いです。店員さんにも選定プロにも強く薦められたのはA1207Eですし、私自身も音や吹き心地など、総合的に判断するなら、A1207Eが一番良いかなって思ってましたもの。

 アゲハは、音は好みだけれど、笛としては、私の手に余ると思ってました(し、実際今、手こずってます)。だからある意味、納得づくでA1207Eを購入リストの一番にしたわけです。

 なのに…笛先生の「Eメカ付は買わないでください(その分のお金を他に使ってください)」「本当に気に入ったものを買ってください」「現在、楽に吹けるものよりも、ちょっと吹くのがキビシイくらいのフルートの方が、将来的には良いと思います」の言葉で、購入フルートをA1207Eから憧れのA1307R(アゲハ)に変更。さらに良い方向に物事は進み、お店の期間限定の豪快な割引率と、メーカー情報の“9月に値上げ”といった後方支援もあり、さらに大人の最終兵器“ローン”も目一杯活用して、今、手元にアゲハがあるわけです。あら不思議。

 おそらく、フルート教室を地元の楽器店の教室にしたら、今頃はヤマハの洋銀フルートを吹いていると思います。また、試奏に行かなければ、ムラマツのリップ金のEXを買っていたと思います。試奏だって、たった一回ならば、パールの(マエスタと勘違いしてましたが、高価なマエスタは買えないし、実は好みの笛なので)カンタービレで決定です。二回の試奏を経ても、まだ予算にこだわっていた私は、先生の言葉がなければアゲハの妹分のA1207Eを購入していたでしょう。

 それなのに結局、手元にあるのは、アゲハ。アルタスA1307R。最初の試奏で私の心を盗んでいったフルートです。フルート始めて三カ月の、まるっきり趣味の中年オジンが持つには贅沢すぎるフルートです。ありえない話です。

 でも、こうして最初から物語を確認していくと、まるで最初からアゲハを買うことに決まっていたみたいな結末。こういう事もあるんですね。

 人と笛の出会いにも、縁というものがあるのだと思います。

 ま、これで、私はフルートを真剣にやることが確定してしまいました。

 アゲハが分不相応な楽器だとは、自分でよく自覚してます。始めて三カ月で“憧れの総銀”に手を出すなんて…! フルート界の掟(?)どおりなら、フル洋銀→頭部管銀→管体銀→総銀って、順序よく成り上がっていかなければならないかもしれないけれど、私はもう立派なオジサン。そんなに手順を踏んでいったら、総銀に行く前に寿命が尽きてしまいます(いや、ホント)。それに腕は未熟でも、年齢相応の持ち物ってのもあるしね…。そんなこんなで、分不相応な楽器を2番目の笛に選んでしまいました。

 しかし、こんな高価で立派な笛を買って「フルート飽きちゃった」なんて言ったら、バチ当たるよな。真剣にやらないと、アゲハと、アゲハを作ってくれた職人さんに申し訳がたたない、いやホント。

 人が楽器を育て、楽器が人を育てる。フルートと奏者の関係って、そんなものらしい。私はアゲハにふさわしい奏者になれるか…キビシイなあ。でも、頑張んないとナ。ファイト、ファイト!

2008年9月 3日 (水)

フルート購入に関する心境の変化について… その1

 アゲハ(アルタスA1307R)を購入した私ですが、購入に至るまでの、心境の変化を振り返ってみると、なかなかおもしろいかもしれないと思いましたので、これも中年の思い出として記事にしておきます。ある意味、今回の「フルート購入顛末記」のまとめ記事的なものです。

 そうそう、いつまでもメーカー名をイニシャル表記にもできませんので、今回から具体的な社名を書きますが、これはあくまで私の個人的感想であって、そのメーカーさんなり、フルートなりを、貶めたり誉め殺しにするつもりはありませんので、その辺は誤解のないようにお願いします。ま、あくまで「個人の感想」って事で留めておいて下さい。

 さて、参ります。

 最初にチャイナ娘の衝動買いをして、笛を吹き始めて、私はすぐにフルートのとりこになりました。真剣にやってみたくなりました。その思いが先生探しにつながり、その思いが「ちゃんとした普通のフルートを買いたい」という気持ちになりました。一応、チャイナ娘がおもちゃのような楽器だという自覚は、まだフルート界のことを全然知らない私でも分かっていましたから。

 その頃の「ちゃんとした普通のフルート」とはヤマハの洋銀フルート、YFL-221です。6万円の笛です。冗談抜きで、この笛って『洋銀フルート』の名品でしょ。ジャズ系やポピュラー系ではプロ奏者も結構これを使っている。それくらいの名品。私はこれが欲しかった。だって、その頃の私は、フルートを習うと言っても「ポピュラー・フルート」をやるつもりだったから。ポピュラー・フルートならYFL-221っしょ。(まさか当時はアルテをきちんとやるなんて思わなかったし…、というよりもアルテの存在知らなかったし。)やっぱりお金を出す以上、プロが使っているような良いものが欲しいものね。

 もちろん、ヤマハ以外のメーカーの存在も知っていましたし、地元の楽器屋さんに行けば20万円程度のフルートだって置いてありましたが、これらは音大受験などの本格的にクラシックのフルートをやっている人向けのもの(当時はそう思ってました。モノを知らないって恥ずかしいね)であって、自分とは無縁な楽器だと思っていましたし、それに6万円だって、十分に高価な買い物だと思ってました。

 高価な買い物なので、ちゃんとしたものを買いたい。そしてフルートを買うときには試し吹きをするはずだから、試し吹きができる程度の腕前は欲しい。それなりの腕前になれば、楽器屋にだまされて変なものを買うことはないだろうから、先生について練習に励みたい、そう思ってました。

 「楽器屋にだまされて変なもの」…これは、楽器屋の言いなりになって、実力以上の高価な楽器を、知らず知らずのうちに買わされることを指してます。オーバースペックは銭失いですからね。だから、自分にふさわしい楽器を購入したいと思っていました。で、その頃は、ヤマハの洋銀フルートこそが自分にふさわしい楽器だと信じていました。だいたいが初心者なので、その頃の私の選択は正しかったと思います。で、まずはそこから。もしも、もっともっとフルートの腕前が上達したら、次のフルートを買うかもしれないけれど、まずはそこから。そう考えていました。

 フルート買換えが前提でしたので、先生選びも、その点を少し考慮に入れました。近所の楽器店のフルート教室が色々な意味で便利でしたが、そこでお世話になってしまうと、当然次のフルートはそのお店で買わなければいけません。これは生徒としての仁義という奴です。さらにその店はヤマハの特約店ですから、ヤマハのフルートを買わなければいけない。ヤマハを買うつもりだったけれど、買い物に関して、足かせというか、束縛というか、自由に品定めをしたいと思っていた私は、変なヒモツキになることを危惧し、楽器店のお教室にはいけませんでした。で、色々と探して、現在の笛先生にお世話になることにしました。

 ちょうどその頃の話です。私のリアルな知り合いに、音大のピアノ科卒の小学校の先生がいて、その人が副科でフルートを吹いていたそうです。ある時、その人との話の中で「音大に入学して、フルートを買いましょうとなった時に、先生から『ムラマツ以外のフルートは買わないでください』と言われたから、高かったけれど、このフルートを買ったんですよ」と言って、自分のフルートを見せてくれたことがありました。それがムラマツの昔のスクールモデルでした。

 音大ではムラマツ以外のフルートは御法度なのか…。ムラマツのフルートってすごいんだなあ。一番安いのでも音大生が使うんだ。とりあえず、ヤマハのフルートを買って、上達したら、次はムラマツの一番安いフルートを買おうって思い始めました。

 いつかはムラマツのフルートを…そんな気持ちになりました。

 その頃になると、ネットでフルート系のブログを読むようになりました。使用フルートの機種を明らかにしていない人もいますが、明らかにしている人の多くは、やはりムラマツ。なんかマジメなフルーティストは全員ムラマツユーザーなんだという、勝手な思い込みが膨らんでゆきました。だんだんムラマツに対する憧れの気持ちが大きくなってゆきました。私もいつかムラマツユーザーになろうと思うようになってきました。

 でも、フルートを習い始めた頃は、笛先生には私にフルートを買い換えさせる気持ちは皆無だったみたいで「しばらくはこのフルート(チャイナ娘)で…」とおっしゃってました。その辺のことはこちらの記事に書きました。フルートを買い換えたい私は、がっかりすると同時に、フルートを買い換えるには、まだまだ腕前が不足しているのだなあ…と思ったものです。それにチャイナ娘は意外にいい笛だということも分かり、買換えは、半ば棚上げにして、チャイナ娘とトコトンつきあう気持ちになってきました。

 それが、それほど時を経たずに、笛先生からフルートの買換えを検討しましょう、という話が出てきました。その時の話はこちらです。そして、買うなら「最低でも頭部管銀で」と言われたことから、ヤマハの洋銀フルートを買おうと思っていた思惑はくずれました。そして「頭部管銀」なら、ムラマツのスクールモデルがまさに「それ」じゃない。もしかしたら、いきなりムラマツを買っちゃってもいいの? そんな気分になってきました。

 実際に値段を検討すればするほど、頭部管銀ならムラマツだって買えるんじゃないって気分になってきました。つい最近まで、6万円のヤマハの洋銀フルートを高価だと思っていた私が、23万円のフルートを「買える」って思っちゃったんですよ。ああ、今思えば、この段階から金銭感覚がマヒし始めたんだなあ…。

 買えると思うと、思いは募るもので、地元の楽器屋にムラマツのEX(頭部管銀のスクールモデル)がありました。暇さえあれば、その楽器を眺めにいきました。「先生の許可が出れば、この楽器を買おう!」そう思うようになっていました。あの頃はまさに“トランペットが欲しい黒人の少年”状態でした。程無く楽器店のフルート担当者に顔を覚えられて、いつも冷やかしばかりだったので、何となく行きづらくなってしまいました。でも本当に、あのリップ金のムラマツEXにあこがれていました。他にもフルートはあったけれど、目に入らないくらいでした。

 それからまもなくして、笛先生からスペシャル・ミッションがくだり、フルートの試奏に行きました。それらのことはすでに記事にしましたので、そちらをご覧ください(スペシャル・ミッション最初の試奏二度目の試奏)。

 続きはまた明日。

2008年9月 2日 (火)

ストレッチをしましょう

 前回のレッスンの時、キング先生にいきなり「前屈をやってみて」と言われてやりました。やってみたら…な、なんと、床上15cm! あ、あっれ~? 3月までは余裕で手のひらを床にバッチリ着けられたはずなのに…。この半年でいきなり身体が硬くなってる~!

 確かに小学校の先生だった時は、毎朝ラジオ体操してましたよ。「年齢にしちゃあ、身体柔らかいんだぞ!」とかイキがっていましたが、たった半年でカチンコチンだよ。ど、どうゆうこと?

 「歌は、身体が楽器だからねえ。身体が硬いと高い声も出ないよ」と言って、先生自ら前屈運動すると、すごく柔らかい。わ、わたしだって、半年前なら…(涙)。

 「朝、起きたら、必ずストレッチをするように!」 先生からのお達しです。

 毎朝、起きたら、ひげそりの前にストレッチをすることにしました。はあ…。

 そう、声楽では自分が楽器なんですよ。いい楽器が欲しければ、自分の身体をいい状態に保っていかないとダメなんですよね。

 声は楽器屋で試奏して購入するわけにはいきませんからね。そこがフルートとは違うところ。

 「身体が硬いと、脱力も難しいんだよね」 まさにその通り。脱力!と心がけていても、肝心の身体が硬ければ、脱力も難しいわけです。はあ…。

 とにかく、前屈したら床に指先が着くようにしよう。身体をひねったら真後ろを見れるようにしよう。まずはそこを目標にしてがんばろう。

 しかし、たった半年でこのサビ付き具合はどうよ。身体って、いい方向にはなかなか変わってくれないのに、ラクな方向、ダメな方向には簡単に変わっちゃうんだ。我ながら、情けないね。

 声も楽器屋で買えたらいいのに(涙)。

2008年9月 1日 (月)

先生の前でもじゃじゃ馬っぷりを発揮したのは、アゲハです

 フルートのレッスンに行って参りました。

 前回のレッスンでは、わずか10分程度でアルテの第3課を終えてしまった私ですが、さすがに第4課はそういうわけには行きませんでした。

 第4課も、一応すべて先生の前で吹きましたが、1番と4番の第1変奏の2曲が残ってしまいました。1番は全部四分音符なので、高音の発音のアラが目立ってしまったのでNGでした。4番の第1変奏は、音楽こそ停めませんでしたが、地味に3箇所ほどミスブローをしてしまったのでNGでした。仕方無いですね。

 とにかく練習が足らないというわけです。次回のレッスンまでに、たっぷり吹き込んでおきましょう。

 それでは、今回の注意点にいきます。まず最初の注意点は「丁寧に吹いてください」です。

 アゲハはツンデレにして、じゃじゃ馬な娘なので、ちょっとばかり吹くのが大変です。(アゲハのツンデレ&じゃじゃ馬の件に関しては、また後日書きます)

 今回のレッスンが、アゲハの初お目見えなので、挨拶代わりに先生にアゲハを吹いていただきました。チャイナ娘を軽やかに吹き上げた笛先生でしたが、アゲハのじゃじゃ馬っぷりには、ちょっと戸惑ったみたいです。とは言え、戸惑いは最初のうちだけで、すぐにねじ伏せて、きれいな音をアゲハから引き出していました。

 いくら相手が先生だからと言って、簡単になつくなよ>アゲハ

 先生の感想は「このクラスのフルートにしては、とても吹きやすいフルートですね」だってサ。ま、いいフルートって吹きづらいって言うからなあ…、「吹きやすい」と言っても「このクラスのフルートにしては…」という条件付きなのね。まあ、私にはアゲハが手に余ると言っても、それでもだいぶ手なずけやすいフルートなんだろうし、だから笛先生は購入を許可したんだと思う。

 でもね、先生でも少しは戸惑ってしまう、そんなじゃじゃ馬でツンデレなフルートがアゲハなのです。未熟なこの私に、この娘を簡単にねじ伏せることなどできるはずがありません。どうしても、中音の高い方の音を軽々出すなんて、私には至難の技。「よし、いくぞ! そ~れっ!」てな感じで「ド」とか「シ」とかを出すわけだけれど、それではNGなんですね。「乱暴に勢いだけで吹くと、どうしてもピッチが上がってしまうので、もっと落ち着いて丁寧に吹いてください」とのことです。「高音はお腹で吹いてください」とのことです。ラジャー。

 結局、歌でも笛でも腹式呼吸が肝心ってわけです。

 アゲハは気を抜くとすぐにオクターブ低い音が混じってしまいます。チャイナ娘では、そんなことなかったのにナ。それを回避するために、意識的に強めに吹くとピッチがちょびっと上がってしまう。そこがNGなのね。それを回避するには、息の方向を上から下に叩きつけるようにして、きちんと丁寧に吹き込むことが大切だそうです。がんばります。

 次の注意点「ピッチに気をつけて」は、前の注意と似ているようだけれど、実はかなり違います。と言うのも、この注意はアンサンブルでの注意なのです。

 アゲハはなかなか音程感の良い笛です。一度チューナーで音を合わせると、あとはどの音でもバッチリ、チューナーをキープする、なかなか良い音感を持った平均律的な娘です。

 しかし問題は、アンサンブルね。フルート二本のアンサンブルって、平均律じゃないのよね。いわゆる純正律でいきます。笛先生は、結構このあたりにはシビアです。平均率的なハーモニーだとNGを出します。「フルートに任せないで、もっときれいな音程で吹いて!」と何度も言われました。

 アゲハは音程感の良い娘なので、一人で吹く時は無頓着に吹き鳴らしても問題ないのですが、事がアンサンブルだとそうも行きません。

 実は多くのフルートが平均律的な音階ではなく、伝統的な、それゆえにメーカーごとに異なる独自の音階で作られているのだそうです。また同じ笛でも、奏者が違うと(骨格の違いとか、吹き癖とかで)音程の幅が変わってしまうのだそうです。私と先生では、使っているフルートのメーカーが違いますし(そう言えば、先生のフルートはどこのメーカーだろ?)、もちろん骨格も全然違う。だから厳密なハーモニーを作るには、常に耳を開いて、互いに歩み寄る微調整が必要なんだそうです。

 それなのに、アンサンブルの時に無頓着に吹かれてしまうと、なんとなくのハーモニーになってしまって、澄みきったハーモニーにはならないのだそうです。実際に先生と合わせていても、何カ所か、美しくないハモリがあったもんな。先生はそこのところを言っているのだと思う。このあたりの話は、合唱をやっている人なら納得してもらえると思うんだけれどな…。

 今まではウルトラ音痴なチャイナ娘だったから、先生も注意はしたけれど、できなくても仕方ない、みたいな感じだったけれど、今度は違う。アゲハなんだから、ピチッと合わせなさいって感じね。

 だいたい、無頓着とは言え、一応ハモっているんですよ。もしチャイナ娘でこのくらいハモったら、先生大喜びだと思うけれど、使用楽器がアゲハだとそうはいかないみたいです。アゲハだと無頓着に吹いても、なんとなくハモっちゃうのです。でも、それじゃあダメ。もっと美しいハモリを探していきましょうというのです。「まだ初心者だから、今のうちにきれいなハモりでフルートの音を覚えないとダメなんです」との事。きれいなハモリを覚えてしまうと、あとはどんな状況になっても、無意識でピッチを調整して、いつもきれいなハモリでフルートが吹けるようになるのだそうです。

 「悪い癖がつく前に、良い癖をつけてしまいましょう」です。最初が肝心というわけです。

 そうそう、この言葉を実感したのが、リング式の件のこと。

 私、アゲハのリングキイを一つもシリコンの部材等で塞がずに吹いているのですが、やはりこれも先生が言うには「悪い癖がつく前にリング式にしたから、簡単に対応できたのね。しばらくカバードでやってからリング式に行くと、前の癖を取るのに時間がかかって、なかなかうまくいかないのよねえ」だそうです。実際に、なまじカバード時代が長めにある人だと、(特に大人の場合)すべての部材を取り除くのに1年以上かかってしまう人もザラにいるんだそうです。ハモリ感覚もきっと同じことなんでしょうね。

 てなわけで、がんばっている私ですが、アンサンブルの時は、自分の音を聞きつつ、先生の音も聞いて、さらにメトロノームのリズムにも気をつけて…なんてやってます。ヘトヘトです。当然、目で楽譜を追っかける余裕はありません。指は半ば自動運転です。きちんと自宅で練習して、指が曲を覚えていないと、音楽が止まってしまいます。いいレッスンですね(笑)。おまけにミスブローがあっても、音楽は停めてはいけないのです。とにかくミスブローをしたら、作曲をしてでも前に進む! 音楽の停止は厳禁なのですよ。これまたいいレッスンじゃないですか(涙)。

 音楽は、(もちろん自分なりのレベルの話だけれど)間違いなく楽譜どおりに吹けるようになってからがスタートだね。だから自宅練習で、きちんと楽譜どおりに吹けるようになっていないと、先生のレッスンが無駄になってしまう。ああ、自宅練習って大切だ。

 とにかく、すごぶる集中してレッスン受けているので、冷房をガンガンにかけた部屋で、絞れるほどの汗をかいてしまいます。汗でフルートが滑る滑る…。

 次回のレッスンに向けて、第5課がまるまる宿題になりましたが…第5課って、すごく難しそう。指も舌も廻らないよ、メトロノームの速さについていけないよ。ああ、どうしよう。

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