ひとこと

  •  今日は、近所の田んぼにカルガモの親子がいた。別にカルガモ農法をやっているわけじゃなさそうなので、単純に近所に住んでいるカルガモの親子が水遊びにやってきていただけなんだろうと思う。それにしても、田んぼの周辺は風が涼しくて気持ちいい。地球温暖化の原因は、二酸化炭素うんぬんではなく、単純に減反政策が原因なんじゃないからしら…って思ったりした私です。まあ、それ以前に、地球温暖化なんて嘘っぱちだと思ってますけれど(笑)。
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2008年8月 6日 (水)

にゅうおいらんずを聴きました

 実はフルートの試奏をした日は、別にフルートの試奏に東京に行った訳ではなく、本当の目的は、にゅうおいらんずを聴きに行ったのでした。

 にゅうおいらんず?

 はい、“にゅうおいらんず”です。ジャズバンドです。ディキシーランドジャズのバンドです。ライブ会場は浅草演芸ホールです。

 演芸ホール?

 はい、いわゆる寄席で、八月上席公演の大喜利として、にゅうおんらんずが出演します。

 混乱しました? そうでしょうねえ、知る人しか知らないバンドですもの、にゅうおいらんずって。私も数年前にその存在を知って以来、ぜひ聴きたいと思いつつも、なかなか日程が合わず、今年ようやく聴くことができたというくらいのバンドですもの。

 メンバーには有名人がいますよ。

 三遊亭小遊三(トランペット)、春風亭昇太(トロンボーン)、三遊亭右紋(司会&バンジョー)、三遊亭円雀(クラリネット)、桂伸之介(電子ピアノ)、ベン片岡(ベース)の六人のメンバーにゲストドラマーとしてプロの方が日替わりで参加してます。ちなみに本来のドラマーは神田山陽です。

 そうです、噺家バンドです。笑点にご出演の方もお二人いらっしゃいます。なあんだ、お笑いさんの隠し芸か!とは思わない方が良いです。と言うのも、彼ら、今年でデビュー12年の活動歴がありますし、あれで結構コンスタントに活動しているんです。では、プロ並の凄腕バンドなのかと言うと、それも違う。いや、一応入場料を取っているわけだから、プロのバンドと言えばプロなのだけれど、腕前は割と普通なアマチュアバンドレベル。演奏レベル的にはそれがウリになるレベルではないです。

 では何かウリなのかと言うと、楽しさおもしろさ。もちろん噺家さんのバンドなんだから、コミカルなトークはたっぷりありますが、演奏は至ってシリアス。そのシリアスな部分が楽しくておもしろいのです。

 なんて言うのかなあ…演奏者たちが本当に音楽が好きで、愛していて、正面から取り組んでいて、それが客席にまで伝わってくるんですよ。だから、聴いている方も楽しくておもしろくなっちゃうんですよ。

 決して、落語的なお笑いの部分だけで楽しませてくれるのではなく、演奏も十分楽しいバンドなんです。

 興味のある方は、DVDが発売されてますので、チェックしてみてください。実はこのDVD、会場で売っていたので、メンバーのサイン付で購入しました。ちなみに小遊三師匠には息子君の名前まで入れてもらいました。家宝です。DVDの中身は、当日のステージとほぼ同じです。メンバーの腕前はDVDより上手くなってましたが…。

 上手くなっていた…。そう上手くなっているんですよ。このバンドが私の気を引く理由の一つが、花形プレイヤーである金管の二人(小遊三と昇太)に、実は楽器経験がなく、にゅうおいらんず結成時に楽器を買ってきて、初めて楽器に触れ、練習を始めて、今日に至るというわけなんです。つまり、音楽が好きで好きで、でも子どもの頃は色々な事情があって出来なくて、大人になってようやく楽器を買ってバンドを組みました…ってパターンなんですね。だからこそ、伝わる“何か”があるんです。それにしても小遊三師匠は五十の手習いですよ、すごいですねえ。

 実にほほえましいバンドです。ちなみに金管の二人以外は、なかなか侮れない演奏をします。ドラムはプロだからともかくとして、ベースの方は実は噺家さんではありません。落語芸術協会の事務員だそうですが、元はプロのベーシストさんだそうです。そりゃ演奏も安定しているはずだ。

 このリズム隊の磐石のビートの上に、メンバーたちの音が載ります。

 他のメンバーたち。ピアノの伸之介やバンジョーの右紋、クラリネットの円雀は若い頃から、楽器をやっている人たちです。そりゃあ、上手だよね。その彼らと、アマチュアむき出しの金管二人の対比がまた楽しいんです。他のメンバーがクールに演奏している中、金管の二人が実に熱く演奏してます。

 クール。そう、まさにクールなんです。特に円雀師匠のクラリネットは、素敵にクールです。そして実はかなり上手いです。きちんとジャズしてます。金管の二人がノリでババンと派手にやっている裏で、地味に細かいところをキチンキチンと押さえて、ノリノリに演奏しているのがクラリネットなんです。あのクラリネットがあるから、単なる合奏ではなく、ジャズになっているんだと思います。

 右紋師匠のバンジョーは、またいい味出しています。ピアノの伸之介師匠は…調子が悪かったみたいです、ピアノが。しかし噺家さんですよねえ、楽器の調子が悪くて音が出なくても、それで笑いを取りにいくところはなかなかと思いました。

 いやあ、楽しかったなあ、にゅうおいらんず。きっと来年の八月上席も浅草演芸ホールでライブをするだろうから、また来年も聴きに行けるといいなあと思う。それに彼らのライブを聴きに行くと、もれなく彼らの落語も聞ける。これは一挙両得だねって、そりゃあ、本末転倒な話だねっと。

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