ひとこと

  •  ああ、楽しい。楽しすぎる。8月に入って以降の私のプライベートライフが楽しすぎる。楽しすぎて楽しすぎて、ちゃんと社会生活に戻れるかどうか、とっても不安。ああ、本当に楽しすぎて、人間、ダメになりそう…。

お知らせ

  • ●F門下&Y門下合同発表会は、2017年9月9日(土)に行われます。●13時開場、13時30分開演です。●場所は、神奈川県の鶴見区民文化センターサルビアホールの音楽ホールです。JR京浜東北線鶴見駅、あるいは京急鶴見駅のすぐそばのホールです。●私は、後半(第2部)の2番目に二重唱「私は貞淑な人妻」を歌い、9番目で「おお祖国よ(ダニロ登場の歌)」[マキシムの歌です]を歌って、11番目に二重唱「愛のワルツ」[メリー・ウィドウ・ワルツです]を歌う予定です。●私自身は発表会の後半~終盤にかけて歌いますが、今回のホールは小さい(100席程度)のため、ゆっくり来られると、立ち見、あるいは入場制限がかかる怖れがあります。一応、入場には整理券が必要という建前になっていますが、出演者の知り合いなら、整理券がなくても入場できますので「メリーウィドウの人を応援に来ました」と言えば、よっぽど混雑していない限り入場できるはずです。●なお、リアルに私の知り合いの方は、おっしゃっていただければ、入場整理券を差し上げますので、ご連絡ください。●どなた様も応援よろしくお願いします。
2017年8月
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2008年8月の記事

2008年8月31日 (日)

外食三昧、そりゃ太るよね[8月第5週・通算33週]

体重101.7:kg[+0.6kg:-1.7kg]
体脂肪率:30.6%[+0.2%:+0.1%]
BMI:32.5[+0.2:-0.2]
体脂肪質量:31.0kg[+0.2kg:-0.2kg]
腹囲:102.7cm[+1.1cm:-3.9cm]
     [先週との差:2008年当初との差]

 数字は以上の通り。結局、この夏は、痩せませんでした。理由は…? 運動不足? 心拍計がオーバーホール中で運動全くしてないけどサ…、でもでも、正直な話、食べ過ぎじゃねえ??

 ええ、そうです。食べ過ぎかもしれません。この夏、近場のお店で食べ歩きみたいなことを何度もしましたもの。今年の夏、外食、多かったなあ…。

 外食。私が子どもの頃は、外食というと、一大イベントだったような気がする。行き先は、デパートなどの大衆食堂かなんかで、今考えると、ちっともオシャレじゃないのだが、そこは時代の限界というか、当時の風俗習慣というか、まあ勘弁して欲しい。ファミレスもなかった時代の話だから。

 翻って21世紀。外食って、別に特別なことではないよねえ…。大衆食堂は廃れ、取って代わったファミレスも風前の灯だけれど、外食産業そのものはたくましく健在。昔は、外食と言えば贅沢だったのに、今では贅沢だったり節約だったり…。そう、節約。家でご飯を作って食べるよりも安かったりするから不思議。同じものを作るためにスーパー行って材料を揃えるだけで、お値段オーバーするって、なんか変じゃない?

 それはともかく、この夏は「家計支援系」のお店に結構行きました。息子君が、やれ合宿だとか、やれジジババの家に行くだとか、夫婦二人ッきりになっちゃうと、わざわざ食事を作って食べるのも面倒だし…みたいな感じで外食? 外で食べた方が安上がりだしサ。で、大抵は中華系(笑)。だってネ、なぜかは知らないけれど、ウチの近所でバンバン中華系の店が増えているのよ。だから、チェックチェック。太るはずだよねえ…。

 中華系…特に店内の従業員同志の会話が、中国語をメインとしているようなお店の独特の雰囲気が好き。家族経営だったりするとグっです。この手のお店は、たいてい安くてボリュームがあって、おいしかったりするんです。

 で、そんなお店を見つけては調査&査定していました。「ここは日本人向けのヘルシーな味付けの研究がしっかりできているね」とか「おいしいけれど、油ギッタギッタ系だね」とか「なんでも八角入れればいいってもんじゃないのに…」とか、まあ、個性豊かなお店が結構ありました。どこも結構おいしかったです、というか、今時おいしくない店は長持ちしないよね。

 で、多くは語りません。先週の話です。ついに、おいしくない店にぶつかってしまいました。そんな店で食べ始めると「あれ、こんなはずではないでしょ…」とか心の中でつぶやいて、追加オーダーをしてしまいます。

 サービスメニューである定食がマズイ…。

 では中華の基本メニューであるラーメンはどうだ!
 うう、麺がマズイ。ではチャーハンなどのご飯類はどうだ。
 げげ。ご飯類もマズイ、では炒めものはどうなんだ。
 うおっ。冷製の前菜系はどうなんだ。
 ひえ~っ。デザート系はどうなんだ。
 おおおおおおお~。ギョーザはどうなんだ…。

 結局、全部マズイ(涙)。

 心のメモ帳に「ここには二度と来ない」と記入。

 ここ、すごく安いんだ。でもお客はほとんどいない。いくら安くてもこれじゃあねえ…。それにサ、いくら檄マズの店でも、一つくらいはおいしいものがあるでしょ、それを食べてシメたかったりするんだけどサ…。で、その「一つくらいは…」を求めて、延々と食べ続けてしまう…。ああ、なんて、悲しい性質なんだ!

 問題は、その後。そんなお店に行ったあとは、しばらく何も食べれません。中華って、目一杯食べると、あと引くんだよね…。2~3日は満腹、というか、こりごり。悲しいのは、おいしいものを食べると幸せな気分になるけれど、その幸せは長続きしません。しかし、マズイものを食べると、不幸せな気分になり、それがしばらく続くことです。ああ、罪が深いなあ…、口に合わない料理を出す店。おまけに体重は、確実に3Kgは増えるし…。

 でもなぜ、おいしくない中華系のお店って、麺に共通した風味があるんだろ。あの風味がすべてをぶち壊しているような気がするんだけどなあ…

2008年8月30日 (土)

日々痩せてゆくアオイ

 アオイは東錦(アズマニシキ)という種類の、いわゆる三色金魚です。プロフィールの写真の右側に写っている子です。だいぶ前から左の尾の付け根にガンができまして、日々それが成長しています。今では小さな金魚一匹分程度の体積にまで成長しました。

 ガンが成長するのと平行して、アオイさんの元気がなくなってゆきます。今ではほとんと泳ぐこともなく、一日中、しんどそうに水槽の底で静かにしています。

 先日、観察してみたら、アオイがずいぶんと痩せていました。そう言えば最近では、エサもろくに食べていないものなあ…。

 金魚は頭はほとんと骨なので、いくら痩せても頭の大きさは変わりませんが、身体はテキメンに小さくなります。元気だった頃はプクプク太っていたアオイですが、今では見る影もなく痩せています。まるで肉団子に絵の具のチューブを差したみたいになっちゃいました。

 もう、長くないのかな…。アオイはウチに来て、ようやく四年目の金魚です。去年の猛暑にも耐えた子ですが、病気では仕方がないでしょうね。本人辛そうにしてますが、幸いなことに、魚には痛覚がないそうなので、ガンによる痛みはたぶんないんでしょうね。それだけが救いです。

 病院(小水槽)に移動せずに、天に召されるまでは、仲間たちのいる水槽で過ごさせてやりたいと思ってます。その方が本人も寂しくなくていいのではないかと考えてます。

 それにだいたい、今、カスミが元気一杯に(!)入院してるし。

2008年8月29日 (金)

日本の夏、フルートの夏、いやいや、高音発声の夏[2008年8月のまとめ]

 去年のお盆の頃は、このブログを立ち上げるために、色々と勉強していました。今年のお盆は…と言うと「フルート購入」で湘南~東京間を行ったり来たりしてました。そう、今年のお盆は“フルートのお盆”でした。それどころか、八月全体を通しても、フルートに始まり、フルートに終わったような、フルート月間だったと思います。

 というわけで、今月をまとめちゃうと、やはり「アゲハ購入の八月」だったような気がします。そういう意味では、うれしくて楽しかった夏です。

 アゲハの購入うんぬんの事は、とても短くまとめきれませんので、カテゴリー「フルート購入顛末記」をご覧ください。

これはおもしろい、保存版かな

スペシャル・ミッション:ゴールド・フルートを吹いてこい! 」にakyさんがつけてくださったコメントの情報が、このまま埋もれさせるには惜しいのくらい有益なので、まとめにサルベージしておきます。

 何かというと、ゴールウェイが手持ちの16本のフルートを順番に吹いていくという奴です。こちらで見れます。とてもおもしろいです。

 ちなみに演奏しているフルートとその演奏順番は以下の通りだそうです。

1 Lois Lot silver 10032
2 Muramatsu silver EX 53320.
3. A.K. Cooper 164 with a Haynes Head
4. Muramatsu all silver 14657
5. Muramatsu Platinum 44755
6. J.Brogger. 18k gold 555 with a Nagahara head.
7. Muramatsu 18k gold 61700
8. A. K. Cooper 18k gold 188 (Berlin Phil flute)
9. Emanuel 18k gold 150
10. A.K.Cooper. 18k gold 197
11. Kanichi Nagahara 20k gold 50
12. Muramatsu 9k gold 64200
13. Muramatsu 14k 38220
14. Kanichi Nagahara 18k gold 518
15. Muramatsu 24k gold 60100
16. Muramatsu 24k gold 55555

 私の感想ですが、いやあ、見事に違いますねえ…。特にゴールウェイには銀は似合わない。銀だとゴールウェイが余っているような感じがします。それはおそらく自分でも分かっているんでしょうね。手持ちのフルートの大半が金というのも、そういう事なんだと思います。

 金のフルート。共通したカラーはあるものの(おそらくそのカラーが金そのものの音色なんでしょうね)、仔細に聴いていく、かなり音色的には違いますね。銀に近い音色のものもあれば、ストレートに金そのものの音色のものもあります。ただし、音色と金の含有量とは関係ないみたいですね。金とは言え、部分的に銀を使っているでしょうし、頭部管のカッティングの違いやその他モロモロもあるでしょうし。

 感心したのは、一本だけあるプラチナ。いやあ、プラチナの音って、金よりも金ぽいですなあ…。勉強になりました。

 ゴールウェイと私、実は同じフルートも吹いてますが、やはり音はかなり違います。これは腕の違いもさることながら、おそらくクチビルとか頭蓋骨の形とか、そのあたりの違いが笛の音色にかなりの影響を与えているのだと思います。つまり笛の音色は笛と演奏者の両方の影響下にあるというわけです。

 そういう意味では、他人の試奏情報は参考にはなりますが、決定打にはなりませんね。実際に自分で直接触って吹いてこないとダメだと思いました。でも、これだけのゴールド・フルートの試奏は、普通できないから、このビデオって、すごく貴重な情報だと思います。

 あ、そうそう。ゴールウェイってムラマツのファンなんですね。16本中8本がムラマツ製(ってことは日本製)でしょ。ま、トッププロが日本製のフルートを使ってくれていると思うと、なんか日本人としてうれしいです(え、偏狭な愛国心だって?)。日本の他のメーカーのフルートも使ってくれると、なおうれしいのだけれど…。ま、こういう事実を知ってしまうと、ムラマツって、やっぱりすげえなあと思います、単純に。

 残念なのは、ゴールウェイはアルタスフルートを使ってないんだ。でも、いいんだもん。それと、ナガハラは社長は日本人だけど、やっぱりアメリカのメーカーとしてカウントすべきなんだろうな。

 がんばれ、アルタス(なんのこっちゃ)。

今月の高音事情

 高音事情と書いても、日々の練習の前の発声練習の話です。発声練習でできても曲に使えるかはまた別問題だし、曲に使えなければ意味ないし…。でも発声練習でできなければ、曲にも使えないというわけで、チマチマ練習しております。

 昨日の記事にも書きましたが、ポイントは脱力だと思ってます。

 私は幸いな(?)なことに、絶対音感がありませんので、今出している音が、何の音なのか、さっぱり皆目検討がつきません。なので、練習で少しずつ音を上げて行って「ああ、今日はここが限界!」と思ったところで、鍵盤を見ると…本当に調子が良いと「シのフラット」くらいまで行ってることがたまにあります。

 シのフラット~? Hi-Cまであとちょっとじゃん! あれ~? こんなところまで来ちゃったよ、って感じなんです。

 でも、そんな時の自分の状態が上手く分析できないので、再現性が乏しいのが悩み。基本は脱力なんですが、全部を全部脱力しているわけではなく、どこかで何か大切なことをしていると思うんだけれど、全く自覚無し。身体のどこがどんなふうになっているのかなあ?

 メインは…背中かな? 背中を絞っているような気がするけれど、だからと言って、そこに意識を集中しちゃうと、胸の響きのないカスカスの声になってしまう。じゃあ、腹筋?なんて思っていると、あんまり影響はない。カスカスな声を避けるために胸に響かせようとすると、とたんに高い声が出なくなる。やっぱり脱力が一番、と脱力メインに行くと、チェンジの付近で声がひっくり返る。

 ううむ、偶然できても、ダメなんだよね。でも、そんな偶然がたまにあるから、その偶然を分析できればいいけど…しない!

 現状としては、たまにシのフラットあたりまで出ちゃうこともある。でも出し方を自覚していないので、ほぼ偶然状態でしかない…といった感じでしょうか。でも、それでいいやと、今は思ってます。

 ま、つまり、わけ分からない状態なんですが、それを無理に分かろうとせずに、何とか身体がいいやり方を自然と見つけるのを根気よく待つつもりです。でないと、私はすぐに頭でっかちになって、迷宮の森に入ってしまうからね、ご用心。

 なあんて迷っていたら、松尾さんからグッドなアドバイスが…。アドバイスの内容はこちら。ああ、こういう仕組みなのね。仕組みが分かれば、あとは実践のみ。その実践が難しい…。けれど、時間はたっぷりあるから、あせらない、あせらない。一歩ずつ着実に前に進みましょう。

 とにかく今月の高音事情は、発声練習に限れば「調子がいいとなぜか『シのフラット』まで出てしまうけれど、普段は「ラ」が出るかな?どうかな?」ってところでしょうね。

フルートのサビは、白または黒

 フルートってサビると、奏者の体質によって、黒くサビたり、白くサビたりするようですが、私の場合は…という話です。

 アゲハを買って帰って、最初に吹いた時、すでにリッププレートに白い曇りが付いてしまいました。私はこれを“汚れ”と思って、クロスでゴシゴシこすったのですが、全然落ちないのですよ。それで先日、禁断の“シルバークロス”を導入して、こすったところ、その白い曇りの下から黒ずみが出てきました! こすり続けるとクロス真っ黒。で、黒いのが取れると、リッププレートはピカピカ…。

 つまり、使用初日でサビをつけてしまった私です(笑)。チャイナ娘にも同じような汚れが付いているので、おそらく同じサビでしょうね(って事は、チャイナ娘はリッププレートは銀製ってことだ)。私はどうやら「黒サビの上に白サビを重ねる二重サビ」体質の人間のようです。こりゃ、困ったね(大笑)。

今月の検索フレーズ トップ10

 先月は検索ワードで見ましたが、今月は検索フレーズで調べてみました。フレーズ? まあ、どんなワードの組み合わせで検索されているかってことです。

1 老いた犬
2 フルート
3 キング先生 アクート
4 にゅうおいらんず
5 フルート
6 スコアメーカー
7 フルート 買
7 フルート ブログ
9 ベーゼンドルファー
9 声楽 アクート レッスン
9 フルートとヴァイオリン 両方やっている人
9 吹奏楽 フルート 音 うわずる
9 フルート 高音
9 日本ベーゼンドルファー

 いやあ、圧倒的にフルート系の用語で検索されています。つまりこれは、ここのブログが「フルートブログ」として売り出し中って事なんでしょうね。確かに、フルート教室入門前後の話とか、新しいフルートを購入するとか、私もそろそろフルートを始めようかなあ…なんて考えている人には、バッチグーな話があるものね。納得。

 一方、声楽系が読者数ではフルート系を上回っているにも関わらず、検索フレーズが少なめなのは、常連さんが固まってきたということなので、これはこれでうれしいです。しかし声楽系の検索ワードはやっぱり「アクート」なんですね。皆さん、高音には興味がおありなんですね。分かる、分かる。

 それにしても「スコアメーカー」と「ベーゼンドルファー」は今だに人気ありますね。このブログの隠れたヒット商品だったりします(笑)。あと「にゅうおいらんず」で検索されてますね。みなさん、にゅうおいらんずがお好きなのね。私も好きです。中年の星だよ、彼らは。五十の手習い、ばんざい!

今月の金魚

 水槽の世界のできごとも月ごとにまとめておくと、後で検索する時に便利かなと思って、メモ程度に書くことにしました。

 今月は…

アカネ君 星になる 2008年8月4日(月)
ハズキさん ご入居 2008年8月6日(水)
エビさん(5尾) ご入居 2008年8月6日(水) 
タニシさん(40体) ご入居 2008年8月7日(木)
カミキリ君 星になる 2008年8月23日(土)おまけ
カスミさん 入院 2008年8月25日(月)~

今月のお気に入り

 今月はお気に入りは、アゲハを除くと、サングラスかな? 去年の今頃、ユニクロで買った安い偏光レンズのスポーツタイプのサングラスなんだけれど、これがとてもいいのよ。ウォーキングする時の必携品です。サングラスも色々と試しましたが、偏光レンズはいいですね。まぶしさを防いでくれる割には、視界はそれほど暗くならないし、相手からも目が見えるので、そんなに怖がられない。欠点は、iPODの画面が見えないことくらいかな? 液晶の光は偏光レンズだとカットされてしまうのが難点ですわ。

 というわけで、来月もよろしくお願いします。フルート系の記事は、まだまだアゲハ購入関係の話題が続くと思います。

2008年8月28日 (木)

脱力! 脱力! 脱力!

 発声に関する目下の最大の注意点、それは何はともあれ「脱力」です。無駄に力が入っていると、柔軟性に欠けてしまい、必要なところを緊張させられなくなってしまい最悪ですね。

 まだまだ無駄な力が入っている私ですが、特に目立つのがクチビルとアゴ。特に高音に行こうかな…って感じになると、無意識に、そのあたりに無駄な力が入るようです。

 対処法は…鏡を見ながら口もとチェック! 最近はフルートの練習でも自分のフォームをチェックするために、常に鏡出しっぱなしなので、歌の時ももちろん鏡をガン見します。クチビルとかアゴは比較的見やすいところにありますので、力が入れば一発で分かるわけで、そういう意味では矯正がしやすいところです。

 なぜ力が入ってしまうのだろうか? やはり「さあ、次は高いぞ…」って思うと身構えるんでしょうね、で、力む。そして無駄なところに力が入って、あっちこっちが塞がって、結局高音が出ない。こんな事ばかりやってます。高音を出すには、上半身は力むのではなく、緩めないといけないのに…。分かっちゃいるけどできません。楽にしていれば出せる高音を、なんか無駄をやって自分でダメにしている。そんな感じです。

脱力ができて、クチビルとかアゴとかの力が抜けたら、あとの注意は「アッチョンブリケ」。それができれば、歌声はイタリアン!

 はあ~。

[2008年8月28日追記] 松尾さんが、この記事に対するアドバイスをご自分のブログでしてくださっています。こちらでご覧いただけます。松尾さん、ありがとうございました。

2008年8月27日 (水)

新しいフルートを買いました[または、豚に真珠]

 私はあっちこっちのフルートブログをのぞくようになった時、思ったことは「この人の使っているフルートは、どこのメーカーの何という楽器なんだろう」ってこと。しっかりプロフィールにフルートの事を記載している人もいれば、購入記を連載していた人もいるし『私のフルート』みたいなページを作っている人もいた。

 私がそういう興味を持ったのだから、きっと他の人もそういう興味を持っているに違いない! ということで…

 結局、色々ありましたが、新しいフルートを買いましたので、ご紹介かたがた、自慢(笑)とウンチクを述べたいと思います。

 えーと、まずは銘です。フルートの名前ですね。“アゲハ(揚羽)”と名付けました。以下、アゲハと呼びます。よろしく。

 さて、今まで散々「D社の総銀」とか「お姉さん」とか呼んでいたアゲハですが、実は アルタスのA1307R というフルートです。ここのメーカーの総銀フルートの中では、下から三番目のランクの笛です。皆さんが推測していたフルートだったでしょか? 当たった方、おめでとうございます。どの辺で見破りましたでしょうか? また、惜しくもハズしてしまった方は、何と間違えたのでしょうか? 当たった方もハズれた方も、もしよろしかったらコメントいただけると、みんなで楽しめると思います。

 ちなみにお値段は、やっぱり、アップライトピアノ一台分(笑)、定価ベースで53万5500円です、庶民感覚ではお高い買い物でしたが、総銀フルートとしては、普通かやや安めのフルートです。もちろん値引きしてもらって買いました。このフルートは9月に値上げしますが、一体いくらになるのでしょうね。15パーセント程度の値上げと聞いてますので、それで決まりなら新価格は約62万円。とてもじゃないですが、値上げ後の定価ベースでは手なんか出ませんよ。だってムラマツのDSとほぼ同じお値段。9月以降のお買い求めなら、2ランクほど下げないと手が出ませんな。[2008年9月2日追記 新価格は577500円でした。約7.5パーセントの値上げ? あれ、メーカーさんから直接聞いたのとだいぶ違うよ、おかしいなあ?]

 公式ホームページには情報がほとんどありませんが、一応貼っておきます。国内ではあまり商売をするつもりがないのでしょうか、このメーカー。海外向けのページはこちらですが、こっちの方が明らかに力が入ってます。英語が平気な方はそちらへどうぞ。

 メーカーのアルタスさんは、日本のメーカーさんです。比較的新しいメーカーさんのようです。メーカーの営業さんの話では、元々は海外に工場があって、某メーカーのOEMを作っていたようです(どこのOEMをやっていたのでしょうね?)が、自社ブランドを立ち上げる際に工場を日本の長野県の安曇野に移して今に至るのだそうです。店員さんは、新興のメーカーだけれど、評判がとても良いんですと言ってました。

 『総銀』…フルートのすべてのパーツを銀で作っている楽器のことです。現代フルートの標準品は総銀なんだそうです。ただ、銀と言っても、貴金属の常として、銀合金を使用します。で、その合金の銀含有率をどれだけにするか、どの金属をどれだけ混ぜて合金を作るかで、メーカーそれぞれの工夫があるみたいです。

 アゲハさんはAg958(銀含有率95.8パーセント)という、ブルタニアシルバーという銀で作られています。多くの総銀フルートはAg925(銀含有率92.5パーセント)のスターリングシルバーで作られています。ですから、通常の総銀フルートよりも銀の含有率が高いのです。数字的にはちょっとの違いですが、音色にはかなり大きく差が出てきます。

 ちなみに通常の総銀フルートで使われているスターリングシルバーは、もちろん厳密には銀合金なのですが、一般的には“純銀”と言った場合は、このスターリングシルバーのことを指すそうです。ってことは、アゲハさんは“純銀”よりも純度の高い銀でできているということになりますね。おもしろいね。

 アルタスさんは、他にもメタライズドシルバーと呼ばれるAg997(銀含有率99.7パーセント)の銀を用意していて、アゲハよりも、もっと上級機種になると、これが全面的に使われています。実はアゲハさんのキイパイプはブリタニアンシルバーではなく、メタライズドシルバーで作られています。さらにこのメーカーは、アルタスシルバーと呼ばれるAg946(銀含有率94.6パーセント)の銀も用意しているそうです。自社名をつけるだけあって、銀以外の金属の配合に特徴があるそうです。こいつは最高級品の総銀に使われています。

 ひと言で“銀”と言っても、アルタスさんはこれだけの銀を用意し、使い分けているようです。自社の総銀フルートの銀の含有率を明らかにしているフルートメーカーさんは、あまり多くありません。そういう点では、アルタスさんは銀の素材にこだわっているメーカーの一つと言えるでしょう。実際、金もプラチナのフルートも用意していますが、製品ラインナップを見ても、総銀に力を入れている、総銀にこだわりのあるメーカーさんのようです。

 しかし、冷静な頭で考えるならば、スターリングシルバーにせよ、ブルタニアシルバーにせよ、銀の含有率が違うと言っても、わずか数パーセントの誤差程度の違いしかありません。さらに言うと、息が最初に当たるリッププレートは、アゲハも通常のスターリングシルバーで作られています。この程度の違いでは、音は大きく変わらない(むしろ全く同じ)と言う人は、とても知性的な人だと思います。私も知性の部分ではそう思います。でもね、銀の含有率の違いを知らずに聞き比べた時に、その違いが瞬時に分かるほどの音色の違いはどう説明したら良いと思いますか? もっとも音色の違いは、分かる人には明らかに分かるけれど、分からない人には全く分かりません。分からない人には、おそらく、どう説明しても分からないでしょう。だから、銀の含有量にこだわる人はこだわるわけだし、そこに応えるメーカーも存在するのでしょう。

 他にアゲハの特徴と言うと『ハンドメイド』『無垢鏡面仕上げ』『ドゥローン式』があげられるでしょう。

 『ハンドメイド』… 不思議な表現ですよね。すべての楽器は人の手作業で作られているので、ある意味すべての楽器はハンドメイドなのですが、フルートの世界では世間一般とは違った意味で、この言葉が使われているようです。

 この世界では、製作工程ごとに熟練した専門の作業員を置いて分業制で作った楽器のことを「スタンダード」と呼び、一人の職人さんが製作・組立て・調整までのすべての工程を一人で請け負って完成させた楽器を「ハンドメイド」と呼んでいます。ま、安定した品質の大量生産品であるスタンダードモデルに対して、職人さんの個性が出やすい少量生産品であるハンドメイドモデルという区分ですな。

 つまりスタンダードモデルが万人向けの製品であるのに対して、ハンドメイドモデルは癖が強いので、奏者との相性が問題視されるけれど、相性がバッチリなら、すごいことになる工芸品というわけだ。もっとも相性が合わないと目も当てられなくなるという世界です。そういう点では、ハンドメイドモデルの楽器の購入には、目利きが必要になりますね。と言うか、目利きができて、お財布が許すなら、ハンドメイドモデルのフルートをぜひ買うべきなんでしょうね。

 『無垢鏡面仕上げ』… つまり楽器の表面にメッキ加工をしていませんということです。メーカーの営業さんの話だと、メッキ仕上げのフルートの場合、部品の一つ一つに磨きをかける必要がないので、磨きの分の製造工程を減らすことができ、コスト的に有利になるそうです。逆に言うと、メッキをかけなければ、一つ一つの部品を人の手で丹念に磨かなければいけないそうで、コスト的にかなり不利になるそうです。ま、これは仕上げの問題ですね。ですから、無垢の方がより丁寧に作られているとは言えると思います。

 確かに各メーカーさんのカタログを見ると、総銀の中でもメッキ品は比較的安価なランクに、無垢のものは高価なランクに位置づけられていますが、それはそういう理由。

 あと、メッキの有無はサビの問題にも直結です。メッキ加工をしてある楽器はサビづらく、長いことピカピカだし、お手入れも簡単だそうです。その点がメッキ無しの楽器の弱点になるわけですから、「メッキしてないのはサビやすくて良くないじゃん」と言ったところ、実はフルートはサビた方がよいのだとメーカーさんは言ってました。そしてサビはフルートの音色をよくする(ホント?)ので、サビを楽しめるのが無垢なんだそうです。だから、楽器がサビてきてもサビを落とさないようにしてください、だって。

 店員Bさんも「このフルートはメッキ加工をしていないので、そのうち必ずサビてきますが、サビた状態になって始めて、このフルートの本当の音が聴こえてくるようになります。きっと良い音がしますよ、楽しみですね」だってサ。サビが気になるようだった、オーバーホールの時に表面のサビだけ落として、ピカピカの状態に戻すことも可能なんだそうです。「お薦めはしませんが…」というセリフ付で教えてもらいました。

 ちなみに銀のサビには黒くなるサビと白くなるサビがあって、それは奏者の体質で変わるそうです。白くなるならいいけど、黒くなったら不潔っぽくてイヤだな。あ、サビと書いてますが、科学的には硫化銀のことです。酸化銀じゃないので、鉄がサビるのとは少しわけが違います。

 『ドゥローン式』… これはトーンホール(穴のこと)の作り方の問題で、フルートは管体に穴を開けたら、穴のフチを外側に立てるのだけど、そのフチの部分を本体を曲げてフチを作る比較的新しい作り方か、フチを別の部品で作ってハンダ付けする昔ながらの作り方かの違いがあって、本体を曲げて作る方を「ドゥローン式」、別部品をハンダ付けするのが「ソルダード式」と言うそうです。

 当然高いのはソルダード式。だって、別部品を作ってわざわざハンダ付けするわけで、製造工程が増えるでしょ。だから高級機種はほとんどがソルダード式です。

 ちなみにアゲハさんは安い方のドゥローン式ですが、一カ所だけ、Cisという一番上の穴だけがソルダード式で作られているそうです。他の穴はドゥローン式でもソルダード式でも好みの問題で片づけられるけれど、この穴だけはソルダード式で製作しないと、正確なピッチでフルートを作ることができないと、メーカーさんは言ってました。「そこにこだわっています」とも言ってました。だから、コンサート等で使用されるようなフルートは、最低、Cisだけはソルダード式でなければ困ったことになるそうなんですが…って事は、アゲハさんはコンサートで使える笛ってこと?

 あと、ドゥローン式とソルダード式の違いは、音の立ち上がりと言うか、楽器から出てくる音の初速が違うというか、そんな感じのものが若干違うかもしれない…っていう程度。「…かもしれない」程度の違いですし、比較しないと分からない程度の違いなので、気にしない人は気にしないだろうし、気にする人は大いに気にするといいと思う。

 ちなみにどう違うかというと、音の立ち上がりが、ドゥローン式だと「っにゃーーー」って感じに立ち上がるとすると、ソルダード式は「っちゃーーー」って感じかな。ま、その程度の違いに私は感じました。ちなみに、その程度の違いでお値段は20万円違います。で、私はこだわりましたよ、その違いに。こだわった結果、ドゥローン式を選択。別にお金の問題ではなく、「っちゃーーー」より「っにゃーーー」の方が好きだから。だいたい、「っちゃーーー」が好きなら、ゴールド・フルートを買うってば。

 ううむ、大半がウンチク話になってしまった。だからオジンはウザいんだよな。

 とにかく、アゲハを買いました。おそらく、もう二度とフルートを買い換えることはないでしょう。だって、次に買うときは「買い足し」だもん。そういう意味では、アゲハさんは私にとって“ゴール”なフルートです。つまり、本妻。21世紀の日本ですから、本妻は大切にしないとネ。本妻にして恋女房なんだな、アゲハは。

 もしも…もしも、1000万円持っていて、そのお金で自由に好きなフルートを一本だけ買っていいよと言われたとしても、たぶん“アゲハ”を買ったんじゃないかな? そんな気がします。もちろん、今回の試奏で、世界中のすべてのフルートを吹いたわけじゃないし、特に高価な笛や海外メーカーのフルートはほんの数本吹いただけで、ほとんどの高級フルートを知らない私ですが、それでもたぶん、高価な笛ではなく“アゲハ”を選択していたと思います。

 その一番の理由は「呼ばれたから」。今回、私はアゲハに呼ばれたのだと思ってます。私がアゲハを選んだのではなく、アゲハが私を呼んだのだと思ってます。でなければ、私の意志で、この笛を買うことはなかったと思うし…。

 さて、激安楽器のユーザーから、一転して高価な総銀フルートのユーザーになってしまった私。まだフルート始めて間もないんですよ、それなのにこんな良い楽器を所有してバチは当たらないでしょうか? オーバースペック状態ではないでしょうか? 分不相応なことになっていないでしょうか? とにかく、楽器負けしないように練習しないと。

 アゲハさんがやってきたので、これでチャイナ娘は引退です。私を笛の世界に導いてくれたのが、この笛でした。安物の楽器でしたが、私にとっては、値段以上の価値のある、まさに人生を大きく変えてくれた楽器でした。たった五カ月のお付き合いでしたが、感謝です、ありがとう。

2008年8月26日 (火)

新しいフルートを買いに行きました

 笛先生に言われ、フルートの予約を、よりグレードの高い、本当に気に入った笛(D社のお姉さんの方の笛)に変更しました。確かに先生のおっしゃるとおり、フルートなんて、そう何本も買うものではありません。一番気に入ったものを買えというアドバイスは、確かに理に適っています。

 本当は別のものが欲しかったけれど、お財布の都合でこっちにしたんだ…なんて思っていたら、本人にとっても、笛にとっても不幸な話かもしれない。でも、お財布には限界ってものがあるんだよね。

 さっそく資金繰りの相談です。何しろ予算大幅オーバーですから(涙)。相談と言っても、フルートは私の趣味ですから、基本的に私の小遣いで買います。家計からは一円も出ません。足りない分をどこから工面してこようか、色々と妻から知恵を拝借します。お店の方にもローンやら何やらの相談をして、何とか資金繰りの目処が立ちました。

 さあ、フルートを買いに行くか!

 店員Bさんに電話を入れて、お店に行きました。

 お店に行ったら…混んでました(驚)。フルート専用試奏室は使用中。カウンターのところでもたくさんフルート出して検討している親子連れがいます。それにフロアでも試奏をしている人がいました。あれ、テレビで見たことがあるような紳士でした。もしかしてプロの奏者の方?

 つまり三組のお客さんたちがフルート選定中。私たちは四組目というわけで、場所がないので、少し離れたクラリネット?用の試奏室に通されました。離れた防音の試奏室の中にまで、フロアの紳士のフルートの音がビンビンと聴こえてます。フルートって、あんなに大きな音がするんだねと妻と確認しました。ブラバンのトランペット並の音量だねえ…ま、あの人が特別なのかもしれないけれど。

 程無くして、店員BさんがD社のお姉さんフルートを二本持ってやってきました。リング式なのに穴は三つしか塞いでくれませんでした。実は事前に、こちらが初心者であることを伝え、リングの穴をきちんと塞いだもので試奏をしたいと伝えてあったのですが「穴を塞ぐとピッチが狂ってしまうので」と言って、半分だけしか塞いでくれませんでした。店員Aさん(散々お世話になった方)は黙っていてもリングの穴は全部塞いで持ってきてくれたのですが…店員さんが変わると色々と変わるみたいです。それとも、このクラスの笛を試奏するなら、リング式の穴塞げなどと甘っちょろいこと言ってるんじゃないわよって感じですか?(まさかね)

 「これだけリングを塞いでおけば、困ることはないと思います。しばらくこの二本を吹いてみて、気に入った方を選んでください」と言われたので、さっそく、またまた試奏です。

 たしかにリングの穴なんて、三つも塞げば十分みたいです。支障ありませんでした。

 まずフルートをよくよく見比べます。二つともピッカピッカです。後で聞いた話では、私が来る前に二本ともきちんと調整をして、ピカピカに笛を磨いておいてくれたのだそうです。ありがたい話です。

 胴部管の首のところに製造番号が、キイの間に製品番号が見えます。それによると、この二本の笛は同じ製品番号(当然)で製造番号が100番以上違います。100番違うと、製造期間でどれくらいの開きがあるんでしょうね? ちなみに(当たり前ですが)見た感じはそっくりでした。

 吹き比べてみました。同じ会社の同じ製品ですから、基本的に音は同じ。特に中音部分は全く同じと言ってもいいでしょう。例によって、笛に息を入れるたびに、身がよじれてしまいます。でも、ちょっと吹き続けていると、しんどい。

 さらに吹き続けていくと、低音と高音の印象が少しばかり違うに気づく。同じ製品でも、作られた時期が違うと、やっぱり違うんだ。もしかすると製作者も違うかもしれない。この当たりがハンドメイドのハンドメイドたる由縁だな。

 音の印象が違うこともさることながら、吹きごこちは、かなり違いました。息を音にする反応性や、笛が鳴り出すために必要な息の量、などは、気のせいかもしれないけれど、二本でだいぶ違った印象があります。あと、手に持った感じもどっか違います。微妙に重さも違う様な…(まさかね?)。吹きやすさというか、吹きづらさも、何か違いますね。見た目はそっくりだし、中身も基本的にはそっくりだけど、やっぱりどこか違います、この二本。

 私がどこか変えている? と思って何度も取っかえ引っかえにして吹いてみましたが、やはり違います。確実に個体差というものがありました。この個体差ってやつは、決してあなどれませんな。ハンドメイドの笛って、まさに“一品もの”って感じです。

 ちなみに管厚(?)は明らかに違いました。ちょっとしたイタヅラ心で足部管を取り替えてみたらどうなるだろうか? 頭部管を取り替えてみたらどうだろうか? とやってみたところ、片方は全くハマらず、片方はユルユルですぐに抜け落ちてしまいます。目で見た感じでも、何か笛の厚さが違うような同じような、微妙な感じでした。D社は管厚を選べない(つまり全部同じ)メーカーだったはずだけど? だとすると、同じ会社の同じ製品なのに、部品を共有化できないということになりますね…それって、工業製品にあるまじきことだね(笑)。

 30分ばかりピーヒャラピーヒャラ吹いた結果、トータルの印象で製造番号の数字が大きいに決めました。店員Bさんは「新しい方ですね」と言ってました。やっぱり新しいんだ、こっちの笛。

 さっそく購入手続きです。フルート売場のカウンターに移動です。

 この購入手続きをしている時に、使っていたフルート用の試奏室がガバっと開いて「決まりました~!」という声と一緒に、店員さんとお客さんが出てきました。どうやら、さっきから「アルルの女」が何となく聴こえていたのですが、それを吹いていたのは、そこから出てきた、息子君と年の変わらない小学生の女の子だったみたい。お母さんと若い先生を連れてのお買い物だったようです。カウンターは私が使用していたため、別の楽器売場のカウンターに移動してました。

 あの年で、もうあれだけマジメにフルートやっているんだなあ…。オジサンよりもずっとずっと上手だよ。今時の子どもってすごいなあ。プロ奏者を目指しているのかな? がんばれよ…。でも購入を決めたフルートは銀色の笛だね。オジサン、ちょっと安心したよ。小学生で金色の笛買ったら、オジサン、うらやましくて身悶えしちゃうところだからね。

 でも、あんな女の子が大人を二人も連れて、高価な楽器のお買い物だよ、我が国日本って、本当に平和で豊かな国なんだな。この時代のこの国に生まれた事に感謝だね。

 購入手続き完了後は、メンテの話や楽器のお手入れの話をしてもらいました。メンテは、予約制なので、まず予約を入れてからお店まで持って来ること。基本的に日帰りメンテになるそうです。最初の三カ月~半年でまず調整。次は一年後で、ここまで無料。そこから先は有料だけど、年一回程度のメンテが理想的。そしてだいたい4~5年でオーバーホールだって。オーバーホールの時は一カ月程度の入院になるそうです。ってことは、オーバーホールの時は手元にフルートがなくなるわけだから、そこで次の笛を買い足すことになるのかな?

 お手入れの話は、日頃疑問に思っていることも含めて、色々聞きました。私、結構、間違ったことをしていたみたい。きちんと聞いてみてよかったよ。

 お店を後にしたら、後は一目散に家に帰りました。もちろん、フルートを吹くためです。もう、一刻も早く新しいフルートを吹きたくてたまりません。さすがに電車の中で吹くわけには…いかないよね。

 家に帰って、口をすすいで、手を洗って、さっそくフルートを吹いてみました。

 腰がしびれました。な~んて良い音を出すんだ、君は! 無我夢中で音色を味わいながら、でたらめに吹き続けました。気がつけば、リングの穴を部材で塞ぐのを忘れていました。なんだ、リングの穴を塞がなくても、何の問題もなく、フルートが吹けてるじゃん。店員Bさんも「リングの穴はできるだけ塞がないでくださいね。もし塞いでも、できるだけ早く開けてくださいね」って言ってたことだし、最初から穴は塞がずに使うことにしましょう。

 それにしてもインライン式って、操作しやすいなあ…。不思議と手に馴染むよ。チャイナ娘が何となく使いづらかったのはオフセットで、指が余っていたからだったんだと気づきました。今度の笛の方が、私の手にピッタリ来る感じです。もっとも、他社のインラインリング式の笛ではてこずった私だから、偶然だけど、この笛が私の手のひらサイズの笛だったんだと思う。

 それにしても、ああ、ついにフルート買っちゃったよ。どうしよう、うれしくて仕方がない。ドキドキが止まりませんってばサ。

 記事も長くなってきたので、新しいフルートの紹介は…また明日にします。

2008年8月25日 (月)

フルートの試奏の感想を笛先生に話してみました

 意を決して、ミッションをコンプリートしてきたこと、意外にもたくさんのフルートの試奏をしたことを笛先生に話しました。「気に入ったフルートはありましたか?」とストレートに尋ねられたので、私も直球返しで「実は一本気に入ったのがありました」と言って、そのメーカーさんのカタログをおもむろに広げて「これです」と指さしました。

 先生はカタログを丹念に見た後「いくらですか?」と尋ねられました。「〇割引きで〇〇円という見積もりをもらいました」と答えて、メーカーさんに聞いた×××で▼△▼な話をしたところ、「それはすぐに買いですね、もちろん取り置きしてもらっているでしょう?」と尋ねられたので「はい、取ってもらってます」と答えました。

 気に入ったフルートがあったら、買うつもりがなくても、とりあえず「お取り置き」がこの世界の常識なんだそうです。ああ良いなあと思って、翌日お店に行ったら、もうその笛がなくなっていたなんて事は、よくあることなんだそうです。だから、気になったら、とりあえずキープなんですって。

 「気に入ったフルートが見つかって、それが安く手に入るならチャンスです。すぐに買った方がいいですよ」と言われました。

 よっしゃー! それにしても今回のお店の[大展示即売会の]割引率はかなりなものだそうです。笛先生も知り合いのお店の割引率をもっているのだそうですが、先生の割引率よりも今回の割引率の方が高いのだそうです。「フルートって、なかなか割り引いてもらえない楽器だし、良い楽器ほど値引きが少ないから、こんなチャンスは滅多にないわよ。ましてや×××で▼△▼なんでしょ。すぐに買った方がいいわ」だそうです。

 よーし、よーし、ゴーサインが出たぞ。

 さらに詳しく話をすると、先生からいくつかの注文が出てきました。

 1)Eメカ付きのフルートは買わないでください。Eが出てもFisが出せなければ同じことなので、Eメカは要りません。その分のお金は他にまわしてください。

 2)インラインのリングキイにしましょう。まだフルートを始めたばかりだし、手も大きいので、十分インラインのリングキイに対応できるはずです。

 3)H管である必要はありません。現実的な問題として、H管はまず使いません。どうしても必要になったら、その時にH管の足部管を買い足すか、H管のフルートを買い足せば済むので、今はC管のフルートを買いましょう。

 4)取り置きしてもらったフルートではなく、もう一つ上のランクのフルート(つまり銀の含有率の高い方の笛)にしましょう。現在、楽に吹けるものよりも、ちょっと吹くのがキビシイくらいのフルートの方が、将来的には良いと思います。それに、本当は上のランクのフルートの方が気に入っているなら、何としても、そっちを買うべきです。フルートって、そう何本も買い換えるものではないので、お金は何とか工面しても、本当に気に入ったものだけを買ってください。

 ラジャー。

 店員さんにせよ、選定プロにせよ、今の私の状態を見て、色々とアドバイスをくださったのだけれど、そこは先生。今の私ではなく、これから先の事までも考えてアドバイスをくださる。本当に先生って、ありがたい存在です。感謝。

 買いに行く前に、お店に電話して、現物があるかどうか、確認しておくといいですよとアドバイスをいただいたので、さっそく電話をしてみました。

 電話をしたところ、散々お世話をしてくれた店員さんは夏休みで、別の店員さん(この人を店員Bさんと呼びましょう)が対応してくれて、すぐに在庫品を確認してくれたところ、銀の含有率の高い方の笛は二本あるそうです。もちろん、予約の変更はあっさりOKで、とりあえず一本を『予約』にしてくれました。さすがは都会の楽器店。ハンドメイドのフルートもそれぞれの機種タイプごとに複数在庫があるんですね。地元の楽器店では考えられません(だいたいカタログ販売のみ)。割引率も以前のもので計算してくれました。あとは、引き取り当日、二本ある同じフルートの中から、しっくりくる方を選んで持って帰ればいいんだ。

 ああ、ついに私は、本当にフルートを、日本製のフルートを、総銀のフルートを買ってしまうんだ。なんか不思議な感じです。今年のお正月頃は、まさか夏になったら自分がフルートを買いに行くなんて、夢にも思っていなかったよ。展開が速すぎる~。ああ、不思議不思議。何かの運命を感じます。

 最後に蛇足ですが、今回のレッスンでアルテの第3課が終了しました。次回は第4課です。実は30分のレッスン時間のうち、最初の20分を笛の買換えの話をしていたので、実際のレッスンの時間は10分+α(お盆なので、他の生徒さんはお休みだったので、ちょびっと延長)でした。第3課を通しでチェックされ、3点ばかり注意を受けました。何だかんだと言いつつも、今のところアルテがサクサク進んでうれしい。当初予定では、3~5年くらいかけるつもりだったアルテ第1巻ですが、もう少し早く終わるかな?

 あ、次のレッスンの時は、新しいフルートだよ。うううう、わくわく。

2008年8月24日 (日)

心拍計の電池が切れて困ってます[8月第4週・通算32週]

体重:101.1kg[-0.5kg:-2.3kg]
体脂肪率:30.4%[+0.2%:-0.1%]
BMI:32.3[-0.1:-0.4]
体脂肪質量:30.8kg[+0.1kg:+0.2kg]
腹囲:101.6cm[-0.2cm:-5.0cm]
     [先週との差:2008年当初との差]

 数字は以上の通りです。 相変わらずの数値ですね、イヤになります。

 これでも夏の間は、結構、運動をしています。もっぱらウォーキングですけれど。

 そのウォーキングを現在することができずに困っています。原因は、タイトルにも書きましたが、心拍計の電池が切れてしまい、ただ今メーカーの方にオーバーホールに出しているからです。

 私もこの年なので、下手に運動をすると死んでしまうので、数年前から、真面目にウォーキングをする時は必ず心拍計を装着しています。それは、過重な負担を心臓にかけないために、適切な運動負荷を保てるように、効果的に体重を落とせるように、などの効果を求めているからです。実際、こいつのおかげで、安全安心に運動に励むことができます。

 私はポラール社のm32という心拍計を使用しています。さすがに古い製品なので、すでに生産中止になっていますが、後継機種があるので、リンクを貼っておきます。

 心拍計を装着してのウォーキング、なかなか良いのです。欠点は定期的に電池切れになること。そして電池切れになると、メーカーに送ってオーバーホールを受けなければならない事です。ポラール社は海外のメーカーさんなので、そこらのお店で電池交換ってわけにはいかないようです。

 で、私の心拍計も先日、電池切れになってしまい、現在メーカーでオーバーホールをしてもらっている最中です。一回出すと2週間ほど帰って来ません。オーバーホールなので、電池交換だけでなく、掃除やちょっとした故障なども直してくれるので、帰ってくると元気で調子よくなるのですが…この大切な残り少ない夏休みに2週間ですよ。2週間たったら、私は毎日仕事三昧でウォーキングなんかできないってえの!

 終わった…私の夏のトレーニングも、もう終わり。あとは夏太りをするだけだ(涙)。

 「心拍計なんかなくても運動すればいいだろ?」っておっしゃるかもしれませんが、それはちょっとイヤ。心拍計無しでウォーキングするなんて、命綱無しでロッククライミングするのと同じようなもの。安心安全の保障というものがないじゃないですか。夏の炎天下、ウォーキング中に心臓マヒでポックリなんてイヤだもん。

 しかし、今リンクを貼りながら思ったのだけれど、オーバーホールに出さずに新品買ってもよかったかなあ…。オーバーホール代って、電池交換のみで済めば3000円程度なんだけれど、何か大きな修理もしてしまうと(前回のオーバーホールでは、トランスミッター本体の交換がありました)、軽く一万円に達しちゃうんだよね。だったら、新品とあんまり値段変わらないないもんな…。ちょっと後悔。

 でも、結構長いこと使っているので、今の心拍計には愛着があるのも事実だから、まあいいかという感じかな?

 でも、ポラールの心拍計は、ホント、お薦めですよ。安全安心にトレーニングができますよ。

2008年8月23日 (土)

金魚のポンプが詰まりました、でもなぜ?

 我が家は基本的に週末になると、金魚の水替えをします。月末の水替えの時は、水だけでなく、ポンプ(上部濾過装置)のマットを替えたり、モーター部分の掃除をしたり、水槽内の活性炭の袋を交換したりと、結構忙しいです。

 アカネやハズキのこともあり、アップが遅くなりましたが、この話は先月末の水替え&マット交換をした日の夜の話です。

 で、水替え&マット交換を終え、すっかり水槽はきれいになりました。その晩のこと。深夜、いわゆる丑三つ時に、何やら居間から不思議な音がするので、見に行きました。なんだろうと思って、居間に行き、電気をつけて、音の行き先をみると、どうやら金魚水槽なんです。ガボガボガボって感じの不思議な音。

 水槽の中は別に異常なし、まさか昼間、掃除をしたばかりのポンプってことはないよな、と思って、ポンプのフタを開けてみたら、大洪水。

 うわーーって感じ? ま、今使っているタイプのポンプは、たとえポンプが目詰まりして、水があふれても、ポンプそのものからは水は出ないで、ショートカットして、水槽に水が出て行く構造になっているから、部屋が水浸しになるなんていう、そういう事はないけれど(閑話休題。ちょっと前までのポンプでは、目詰まりすると水がポンプからあふれて部屋中ビチョビチョという笑えない話もありました)、これは大変、ありえない話でしょ。

 だって、昼間、掃除をしたばかりだよ。そりゃあ、掃除をさぼって、マットをずっと交換しないと、金魚のウンチでマットが目詰まりをして、濾過装置がうまく働かずに、水があふれてしまうと言うことはあり得るし、以前のポンプでは実は、隔週のようにあった。しかし、ポンプを高性能な新製品に変えて以来、そういうことはなくなり、日々安心安全な毎日を過ごしていたはずなのに、なぜ?

 さっそく、マットをチェック。異常なし、まだまだ新品同様で目詰まりなんか全然なし。

 では吐水口(ポンプから水槽に濾過してきれいになった水を吐き出すところ)に何かが詰まった? ありえない! だって吐水口って直径が3cmくらいあるんだよ。ここに詰まるって、かなりの大きなゴミが詰まれば話は別だけど、そんな大きなゴミがポンプのマットをくぐる筈はないし…と思って吐水口を上から眺めたら、何かと目が合った。

 え?

 「キュ~~~!」 緋ドジョウのヨサだよ。あいつ、ポンプの吐水口を逆上ってポンプの中に入ろうとして、途中で詰まってやんの…。

 一瞬、ドジョウのバカさ加減に目がクラクラしました。こいつ、ついこの前、枯れ木のオブジェに詰まって死にかけたのに、今度はポンプの吐水口に詰まって死にかけている…。

 はい、助けましたとも、真夜中に、緋ドジョウを。ポンプ側の吐水口から指を入れて、ヨサを水槽に押し戻しました。

 ああ、ドジョウって奴は、前進するだけで、バックはできないんだ。まるでイノシシみたいな連中だよ。吐水口にはまっても、バックするだけで助かるのに、それができないなんて…。

 何が悲しくて、真夜中にドジョウのレスキューをしなければならないのでしょうか? 全くもって不可解です。

 それにしても、ヨサのチャレンジ・スピリットには困ったものです。もう、わけ分かんない。

2008年8月22日 (金)

中声用のカラオケCDから高声用のカラオケを作る方法

 ようやく声楽のレッスンでは、「カロ・ミオ・ベン」が終わり、次の曲「ネル・コル・ピウ・ノン・ミ・セント」…日本語の短い方のタイトルでは「うつろの心」という曲をやることになりました。今年に入って三曲目です。キング先生は一曲で丹念にレッスンされる方なので、ま、ペースとしては、こんなもんです。

 新曲をいただくことは、意味なくうれしいですね。さっそく練習の準備に取りかからないと。練習の準備…それは、楽譜に書かれている表情記号などを全部調べ、歌詞の単語を辞書で調べながら、日本語に訳して、音取りをして、練習用のカラオケを用意する。

 ん? カラオケの準備? 実は「うつろの心」は高声用の譜面を使うことになりました。カラオケは…中声用しか持ってない(汗)。困った。仕方がないので、スコアメーカーを使って楽譜からmidi音源を作るか…って、この曲は装飾音符が多い上に、テンポの揺れも多いので、あんまりmidiでカラオケを作りたくないタイプの曲だなあ…。できれば、今持っているカラオケを何とか利用できないだろうか? そう考えました。

 今持っているカラオケ。そう、私はイタリア古典歌曲の自宅練習では「2CD付 独習と受験のためのイタリア歌曲集」というのを使ってます。「うつろの心」はその第1巻に入ってます。このカラオケCDはなかなか良いと思います。

 そこで私が考えたことは…、昔、ヴォコーダーというイフェクターがあったじゃないですか? あんな感じの、入力された音を丸ごとそのまま、任意の高さに変更できる方法はないかということ。

 まずはパソコンのフリーソフトを検索です。すると、なかなかいいソフトを見つけました。「DARU/PITCH-SHIFTER!」というソフトです。日本語版がベクターからダウンロードできます。こちらです。

 このソフトで、できることは以下のとおり。

・速度を変えずに音程変更(±1オクターブ)
・音程を変えずに速度変更(0.5~2倍速)
・普通に速度変更(音程が変わる)
・ステレオ・ボーカル消去(レベル指定)
・変換後のデータをファイルに保存(WAV形式のみ)

 ね、良さ気でしょ。実際、使ってみた感じは、良いです。ただし、CDの曲は、一度リッピング(CDの音をWAVEファイルに変換してハードディスクにコピーすること)をしておく必要があります。

 そこでリッピング用のフリーソフトは…と探すと「Rip!AudiCO FREE」というソフトがありました。こちらもなかなか良いソフトです。ベクターからダウンロートできます。こちらです。

 と、いうわけで、「うつろの心」の高声用カラオケCDの作り方

   1)パソコンに「2CD付 独習と受験のためのイタリア歌曲集第1巻」の伴奏CDを入れる。
   2)「Rip!AudiCO FREE」を起動して、CDトラックを選んで、リッピング。
   3)「DARU/PITCH-SHIFTER!」を起動して、さきほどリッピングしたwaveファイルを選択して、2半音上げて変換(ヘ長調→ト長調ですから)。
   4)完成!

 いやあ、簡単でした。面倒くさがりの私でもOKでした。この方法なら、音声ファイルさえ持っていれば、カラオケも簡単に作れるので、ほくほくな私です。

 各ソフトの使い方は、それぞれのソフトのヘルプファイルを見てください。使用上の疑問などは、ソフトの作者さんの方にお問い合わせください。私に尋ねても、きっと分からないよ(笑)。

 てなわけで、私同様「あら中声用のカラオケしかないのに、高声用のカラオケが必要だわ」という方向けの、ちょっとしたチップでした。

2008年8月21日 (木)

同じ声で歌う

 カロ・ミオ・ベンの最後にして二度目のミニ発表会が終わりました。色々と注意は受けましたが、特に心に残っているのが「同じ声で歌う」ことです。

 「高音をカツーンと出すことも大切なことだけれど、それよりももっと大切なことは、同じ声で上から下まで歌えること」 そうキング先生に言われました。もっともな事だと痛み入りました。

 どうもすぐに高音に固執してしまうのが私の悪い癖です。

 歌っていても、高音の箇所が来ると、(と言っても、カロ・ミオ・ベンには大した高音の箇所はありませんが)意識してしまって、身体の使い方を色々と変えてしまうというか、小細工を弄するわけですよ。そうすると、違う声になってしまう。

 小細工はしないこと。鏡を見ながら、母音だけで歌ってみて、クチビルが少しでも動いてしまったら、アウト。気をつけるように…だそうです。

 高い声をきれいに出したい…という色気がダメなんですな。

 同じ声というと、同じお教室のお姉様方から言われたのは「きれいな声はとてもきれいなんだけれど、ときおりつぶれた声が混じる。きれいな声とつぶれた声が極端に違うのが残念。全部をきれいな声で歌えないの?」 それを聞いた先生が「歌にアラがあるのは、まだ仕方がないけれど、ムラがあるのはダメですよ」だそうです。

 アラがあることは自覚してますが、ムラがあることは気づきませんでした。いやあ~、自分では、その点が全然分かりません。ここが声楽学習の落とし穴ですね。まわりはみんな、欠点に気づくのに、自分ひとりだけがその欠点に気づかない…よく聞く話です。私って、よっぽど、ガタガタした歌い方をしているのでしょうなあ…。

 常にきちんと奥を開ける。すとんさんは、すぐに奥がつぶれてしまうから、声が変わってしまうのです…だそうです。“頭の後ろで「ガチョーン」”を忘れずにってことです。
 あとは「フォルテは大きな声(というか、怒鳴り声?)を出すのではなく、うまく部屋を響かせることを考えるようにしましょう」「もしも声がひっくり返ったら、それはそれでいいです。決して力んでつぶれた声で歌わないこと。ひっくり返ってもかまわない…という潔さが肝心です」…だそうです。

 ミニ発表会とは言え、学ぶことはたくさんありました。人前で歌うことって、大切な勉強ですね。

2008年8月20日 (水)

フルートの試奏をしてきました その5

 前回の記事はこちらです。

 はてさて、3時間に渡り、20本のフルートを、店員さん&選定プロも巻き込んで、2本まで絞り込みました。C社の総銀とD社の総銀。残った2本は、どちらを選んでも後悔しないほど、気に入りました。メーカーが違うので、音の傾向は違うものの、どちらも私好みの深い系の音色だし、吹きやすいし、いい感じ。あえて言えば「技の1号」か「力の2号」か! …間違えました。「吹きごこちのC社」か「音色のD社か」って感じです。

 さて私が最後に選んだのは…D社のフルート。お値段はほぼアップライトピアノ1台分です。たっけえー! たかが笛が、あの大きなピアノと同じ程度の値段よ、これが高くないなら、何が高いというのよ!

 決め手は…やっぱり美しい音色。C社のフルートもきれいな音なんだけれど、D社のフルートの音の美しさときたら格別。おそらくD社のめざすフルートの音と私が美しいと感じるフルートの音のイメージがドンピシャなんだと思います。

 この笛、特に私が吹くと、本当に美しい音を出します。だって、店員さんも選定プロさんも、この笛を私が吹くと目を見合わせるもの。実に美しいんです。自分でも分かるくらい違います。よっぽど私とこの笛の組み合わせが良いのだと思います。

 ま、何に美しさを感じるかは、人それぞれの主観なので、この記事を鵜呑みにされても困りますが、でも美しいと心底思ったのですよ、私は。

 私は笛は初心者ですが、オジサンですし、クラオタ歴は長い人です。歌も歌います。どんな笛の音が美しくて、どんな笛の音が好きなのかは、分かるつもりです。だから、自分の笛のチョイスに間違いはないと確信してます。

 ちなみに選定プロさんは、D社のフルートよりもB社のフルートの方を吹いた時の方がいい音を出してました。軽やかなのに深みのある、ふわっとした音です。私はB社のフルートからは、そんなきれいな音は引き出せません。これは演奏者と笛との、ずばり、相性問題なんだそうです。相性? 非科学的だけど、世の中って、案外、そんなものかもしれない(笑)。店員さんもB社のフルートとの相性が良さそうな感じです。

 B社のフルートがきちんと吹けない私が未熟なだけだって…。ま、そうかもしれないですが…まあ、いいじゃないですか(笑)。

 ちなみにこのD社の総銀フルートは、選定プロがおっしゃるには、女性や初心者には向いていないフルートなんだそうです(理由は聞きそびれました)。それを初心者である私が吹くとよく鳴るのは、本当に「私と笛の相性が良い」としか言えないのだそうです。「このフルートなら、オーケストラでも使えますよ」とは、おそらくリップサービスでしょう。笛がオケ対応でも、私の腕がねえ…。でも、そう言ってもらえると、うれしくなりますね。

 選定プロは今回「相性」という言葉をよく使っていました。「合う」とか「合わない」とかも言ってましたね。私もブログの記事の中で多用していたと思います。

 結局「高い笛が良い笛」なのではなく、「相性が合う笛が良い笛」なんだそうです。世間的に安物と思われる笛でも相性バッチリで音色がお好みなら、その人にとってその安物が良い笛だし、プラチナフルートとしか相性が合わなかったり、プラチナフルートの音色にゾッコンなら、プラチナフルートを買うか、フルートやめるかしかないわけです。そこが笛選びのおもしろいところであり、難しいところでしょうね。

 私もゴールドの音色が好みでなくてよかったと胸をなでおろしています。ゴールドフルートの吹きごこちは最高です。でも音色は私の趣味ではありませんでした。もし、ゴールドの音色が私の趣味だったら…ゴールドフルートを買うか、フルートやめるか、だよ。マジで、そりゃ大変だよな。

 で、D社の総銀フルート。これを買ったかと尋ねられると…買ってません。でも予約しました。

 だって、笛先生が「買っちゃダメ」って言ってるからね。買っちゃダメって言われているのに、買うわけには、いかないよね。

 予約はしました。と言うのも、色々とメーカーさんや店員さんに、ブログに書けない情報も教えてもらったのですが、その中に×××で▼△▼な話があって、今のうちに予約しておかないと、お値段が◎◎万円近く違ってしまう(安いフルートが何本も買えるぞ)という情報があったので、ひとまず予約。価格据え置き&サービス品キープ&値引き率確保ってところです。

 それにしても、惚れました。D社の総銀。お財布的には、ちょーキビシイのですが、とても気に入りました。この記事を読んでいると、まるで消去法的に選んだようですが、実はそうでもなく、最初の吹き比べの時から、とても気になっていました。で、色々と条件をしぼってフルイにかけたら、ここのウチの姉妹が残り、お姉さんに気持ちは多少残るものの、現在の私との相性とお財布の都合を優先して、妹さんの方にお願いしました…という感じです。

 人と楽器の出会いも、男女の出会いと同じで、理屈じゃない部分がありますからね。

 さて、それでは、この話を笛先生にしないとね。どんな反応をするでしょうか? D社の総銀を買ってもいいですよとおっしゃってくれるでしょうか? それとも、あっと驚く展開が待っているのでしょうか? 乞う、ご期待。

 続きは来週!

2008年8月19日 (火)

フルートの試奏をしてきました その4

 前回の記事はこちらです。

 大展示即売会という、さほど勇気のいらない試奏会に臨んだ私は、約3時間かけて20本のフルート(約1500万円)の試奏をしまくりました。「買っちゃダメ」という笛先生のお言葉がなければ、すでに何本もの笛を購入しているかもしれない私です。それくらい、お好みの笛とたくさん出会っちゃったわけです。この中から、ベストな一本をチョイスするのって、楽しいけれど、つらい部分もありますね。ああ、お金と時間が欲しいです。

 ところで、たくさんのフルートを抱えて、試奏コーナーに店員さんも選定プロも連れ込んでいる私ですが、ちょっと冷静になって、周りを見回す(聞き耳を立てる)と…、いやあ、私、なんか浮いてない? だって、この場にいる人たちって、いかにもお金持ってそうなジイさんと、利発そうな坊ちゃん&お嬢ちゃんばかりじゃん。試奏をしている人もそれなりにいるけれど、誰も私のように、ハ長調の音階を吹いたり「イエスタデイ・ワンス・モア」みたいな、どポピュラーは吹いてないぞ。なにやら細かい音符をヒャララララ~って吹いてるしさ、あっちでもこっちでもドビュッシーやフォーレが聞こえるし…。

 参ったなあ…。「不思議の国のすとん」状態じゃん。もしかしたら、今の私って、すっごく、生意気? 生意気だとしても、命の次に大切なお金でフルートを購入しようとしているんだから、生意気だろうとなんだろうと、勇気を出して、笛選びを貫徹するぞ!

 オー!

 てなわけで、残ったポイントは、あと2点。サクサクと、まとめて片づけちゃいましょう。

7)頭部管銀、管体銀、総銀のフルートの比較をしたい
8)前回気に入った、B社、C社、D社のフルートの各製品を吹き込んでみたい

 前回どころか、今回も購入リストに残ったのは、この三社でした。選定プロさんも、同じ意見で、A社、E社、F社は私の場合は無いと言ってました。これはメーカーの善し悪しではなく、特にE社とF社の場合は、私とフルートの相性があまり良くないそうです。つまり人が変われば、E社もF社も素晴らしい音が出るそうだけれど、私では全然ダメなんだそうです。ふーん、つまり「楽器に選ばれていない」というわけだ。もっとも「F社のフルートは、本当に人を選ぶんですよ。相性の良い人の方が少ないくらいですから」選定プロさんに慰められました。別に慰めてもらう必要は全くなかったのだけれど…。

 だからここを読んでいるE社やF社のユーザの方はがっかりする必要は全くありません。単に、私とはタイプの違う笛吹さんだというだけです。ドンマイ。

 これは人の噂とか評判とかで、フルートを選んではいけないということだね。いくら評判が良くても、そのフルートに選ばれていなければ、買っても良い音など出るわけがないというわけだ。

 とにかく、B社、C社、D社の各ランクの楽器を吹き比べてみたところ、会社による音の傾向はそれぞれあるものの、商品ランクの差は歴然としてました。銀の部分が多いほど、丸く柔らかい音になり、銀の部分が少なくなるほど、軽快ではっきりした音になります。例えて言えば、銀が多いほどレディで、銀が少なくなるとガールなわけよ。で、私の好みは、銀の多い、丸くて柔らかい音、つまりレディな感じの音ね。

 で、吹いてみた感じ、頭部管銀は洋銀フルートにとてもよく似た感じでした。違うのは、いくら吹いても簡単に音が破綻しないこと。これは重要だね。だから、洋銀フルートのような軽快な若々しい音色が欲しいなら、頭部管銀のフルートをチョイスなんだろうな。

 総銀フルートは、当然ですが、私好みの色っぽくて複雑な感じの成熟した音色です。

 で、その中間になる管体銀はというと…、頭部管銀寄り? それとも総銀寄り? 私はその使用されている銀の分量からして、てっきり総銀寄りの音色がするものかと思ってましたが、実は頭部管寄りの音色でした。それもかなり近い感じです。頭部管銀と管体銀の音色の差はそれほど大きくないのですが、管体銀と総銀はまるっきり違う音色です。理屈抜きで分かるほど違います。

 つまり、銀の音が欲しければ総銀を。洋銀の音が欲しければ、予算に応じて頭部管銀とか管体銀を、って感じです。

 実は私、先日までは、フルートを買うなら、総銀フルートではなく、管体銀フルートでいいやと考えていました。だってこの両者は値段がかなり違うもの。私は「安さは正義だ!」と常日頃考えているような庶民なので、どうしたって安いものを買いたくなるわけです。それに、総銀と管体銀ではそれほどの音色の差がないものと思っていたのです。

 それどころか「音はマウスピースで作るもの」なんだから、頭部管銀と総銀の差も大してないだろうとタカをくくっていました。だから、フル洋銀とリップ銀の間に大きな溝があって、あとは連続的にダラダラと音が変わってゆくだろうと勝手に思ってました。

 でも、それは大きな間違い。総銀フルートとそれ以外のフルートの差が大きく、その違いの前では、頭部管銀も管体銀もほぼ同じ種類のフルートと言っても言い過ぎではないほど、差はありません。それくらい、総銀フルートは洋銀の入っているフルートとは別次元の楽器です。つまり、総銀と管体銀のあいだに大きな大きな谷があり、管体銀からフル洋銀までは親戚みたいな感じです。ま、これは私の個人的な意見ですけどね。つまり、総銀とそれ以外では別世界の住民なんです。

 別次元と言えば、ゴールドフルートも別次元だし、木管フルートも別次元。そういう意味では、フルート界は、木管フルート、ゴールドフルート、総銀フルート、洋銀系フルートの四つの世界に分かれるのだと、私の中で先ほど決まりました。[プラチナフルートは吹いていないので、ここでは除外します]

 洋銀系のフルートと総銀のフルート。住む世界が違うので、どちらが良いとか悪いとかはないと思いました。どちらを選ぶかは、完全に好みの問題だし、自分がやりたい音楽ジャンルの問題だと思います。で、私の場合、お財布の好みは洋銀系フルートなんですが、魂の好みはどうやら総銀系フルートです。

 やはりここは、お財布的には、とてもキビシイのですが、洋銀系フルートは購入リストから外すべきでしょうね。好みじゃないものをチョイスできないものねえ…。

 ああ、なんてこったい。残ったのは、お高い総銀フルートばかり。ショック!

 B社(ここはメチャ高い)の総銀が2本。なんでもトーンホールの作り方が違うそうです。C社の総銀も2本。リッププレートが銀のと金の。D社の総銀は3本。こっちは、銀メッキの奴と、メッキ無しで銀の含有率が違う奴です。

 散々吹きました。吹いてもらいました。だんだん絞り込めてきました。

 B社は、C社やD社ほど、ピンと来ません。最初は、選定プロさんイチオシだったのですが、どうやら私との相性はそれほど良くないみたいです。少なくとも、私とC社・D社との間にある親和性ほどの相性の良さはなさそうです。でも楽器そのもののクオリティの高さは感じました。こことの相性が良ければ、楽しいフルート人生が過ごせそうな気がします。そうは言っても、ここは高いメーカーなので、お財布的にちょっぴりホッとしました。

 C社はリッププレート金は前述のとおり、リストから消えましたが、リッププレート銀のものは、かなりいい感じです。さすがは前回、店員さんがお薦めしてくださっただけはあります。音色が好みというだけでなく、抜群の吹き心地です。吹いていて、とても気持ち良くなります。

 D社は銀メッキの奴と、メッキ無しで銀の含有率が平均的なのと、メッキ無しで銀の含有率が高いのの、三種類です。ちなみにメッキ無しで銀含有率の高い奴は、前回「身がよじれるほど美しい」と思った笛です。

 まず、メッキの有無の違いですが、吹きごこちという点ではメッキの有無は関係ありません。たかがメッキですが、若干、音色は変わります。これはもう好みの世界ですね。メッキをすると音の輪郭が多少はっきりするようです。あと、軽く華やかな感じかな? それに笛としての作りが多少変わってきます(メッキは商品ランクが下になります)ので、お値段が安くなります。聞き比べてしまうと…私はメッキ無しの方が好みです。でも聞き比べをしなければ、これはこれで十分美しい音色のフルートだと思いました。

 でも、どうして、高い方、高い方へと、選択してゆくんだい!>自分。お財布のことも少しは考えろ!>再び、自分。

 さて、メッキ無しの二本ですが、銀の含有率の高い方は、例によって「身がよじれるくらい美しい音色」です。特に今回は試奏室という吸音性の高い部屋ではなく、普通のイベントフロアです。部屋が広いせいでしょうか、前回よりも、もっと身がよじれてしまいそうな音に聴こえちゃいました。

 含有率が平均的なのも、メーカーが一緒のせいか、やはり同系統の美しい音です。

 ではこの二つの笛の音はどう違うか? それは“音の深み”かな? 含有率が高い方がより深く感じる音を出します。より“銀っぽい”音って感じでしょうね。さすがは含有率の高い銀を使っているだけあります。

 …と書くと嘘になります。ごめんなさい。

 実は試奏をしている時に「このフルートだけ、他のフルートと音が違うのはなぜ?」と言って店員さんにフルートを渡したところ「(笛の型番を見て)このフルートは銀の含有率がほかよりも多いやつですね」なんていうやりとりがあったくらいで、「銀の含有率の違い -> 音が違う」ではなく「音が違う -> 実は銀の含有率が違いました」です。つまり予備知識無しでも分かるくらい音が違いました。それも聞いた瞬間に分かるほど違います。不思議ですねえ…。

 でもね、吹き比べてみると、銀の含有率が平均的な方が吹きやすいのですよ。それに楽器自体も、こっちの方がよく鳴る。離れて聞いた感じも平均的な笛の方が良いと、店員さんは言いますし、選定プロは遠鳴りがしますと言ってました。(妻は「私はよく分からない」と答えました)。となると、高い方を選ぶ理由はないので、含有率が平均的な方(つまり安い方)を残すことにしました。

 いや、正直に言いましょう。本当は銀の含有率の高い方が欲しいのです。だって、含有率の高い方の音色は深くて美しいのです。吹いてて、うっとりするくらい気持ちいい音出すンだよ。でもね、高価なの(涙)。予算から大幅にオーバーします。高い笛は買えないよね。いくら一人前の社会人で“大人買い”ができると言っても、限界あるもんな。ローンを組むと言ったって、今現在、他のローンだってあるしサ。色々難しいんだよ。

 それに平均的な方と比べると、ちょっとばかり吹くのがラクではない。私の手に余る感じ? そういう事です。いや、そういうことにしましょう。さすがにこれは“高嶺の花”すぎます。だから、平均的な方をチョイスです。

 さて、20本あったフルートが、2本にしぼられました。C社の総銀とD社のメッキ無し平均的な銀含有率の総銀です。残った2本は、音の傾向は違うものの、どちらも好みの音色だし、吹きやすいし、いい感じ。あえて言えば「吹きごこちのC社」か「音色のD社か」って感じです。

 おっと、今日も記事が長くなってしまった。最終的に選んだのはどっちか? それは次回のお楽しみ~。

2008年8月18日 (月)

フルートの試奏をしてきました その3

 前回の試奏の記事はこちら

 さて、またまたフルートの試奏に行ってきました。今度は、勇気を出さずに試奏ができる「大展示即売会」という名の試奏会です。で、それを良いことに、約3時間という長時間で、20本ものフルートを吹いてきました。総計、なんと1500万円程度? やったね!

 今回の記事は時系列ではなく、ポイント別に書いてみたいと思います。というのも、フルート20本だよ、時系列で詳しく書いたら、何日もかかってしまいそうなので(笑)、勘弁してください。とは言え、大雑把には時系列順になってますが(笑)。

 今回の試奏ポイントは以下のとおり。

 1)前回吹けなかった、F社のフルートを吹いてみる。
 2)前回吹けなかった、木管及びプラチナのフルートを吹いてみる。
 3)前回はゴールドフルートを一本しか吹けなかったので、今度は違うメーカーのフルートを複数吹いてみて、ゴールドフルートの特徴を身体に入れる。
 4)C社のリッププレートのみゴールドの総銀フルートを試してみる。
 5)前回吹けなかった、外国メーカーのフルートを吹いてみる。
 6)前回は総銀フルート(つまりお高いフルート)で各メーカーの比較をしたので、今回は洋銀フルート(庶民向けの笛)で各メーカーの比較をしたい。
 7)頭部管銀、管体銀、総銀のフルートの比較をしたい。
 8)前回気に入った、B社、C社、D社のフルートの各製品を吹き込んでみたい。

 今回は、私たち夫婦と、途中から、前回もお世話になった店員さんに、選定アドバイザーという名のプロ奏者も加わり、あれこれ吹いてみたり聴いてみたりして試してみました。また時折、メーカーさんから熱い話を聞いたりして、前回以上に収穫の多い試奏会になりました。

1)前回吹けなかった、F社のフルートを吹いてみる

 今回は「展示即売会」だから、試奏のハードルも低い低いと思って会場に着いたら、会場はイベント会場で展示即売会場ではありませんでした。へ?と思っていると、実は、展示即売会と同時に、各フルートメーカー主催のイベントがあって、イベントの受け付けに行って「展示即売会に行きたいです」と言うと、奥の大きな扉を開けて、次の部屋である展示即売会場に通してくれる仕組みになってました。

 全然、ハードル低くないじゃん(汗)。

 とにかく試奏は今回で二度目なので、気持ちも大きくなっていたので、受け付けに行って扉を開けてもらいました。慣れって怖いね。

 会場に入って、真っ先に行ったのがF社のブース。前回吹いていないので、憶測で判断しちゃいましたが、実際のところはどうなんでしょうか? 確かめずにはおられません。

 色々と吹いてみました。前回『無しだな』と思ったE社ほどではありませんでしたが、やはりあまり好きなタイプの音ではありませんでした。とは言え、さすが老舗。普通に「フルートの音」でした。こういうオーソドックスな音の笛も悪くないと思いました。でもすでに何本かお気に入りの笛が頭の片隅にある私にとって、このメーカーの笛が購入リストに復活することはありませんな。

2)前回吹けなかった、木管及びプラチナのフルートを吹いてみる

 木管フルートはゴールドフルートほどではありませんが、やはり高額商品ですからね。すべてのメーカーが用意しているわけではないので、2社のブースで吹かせていただきました。

 私は当初、木管フルートは、いかにも木管っぽい音がするものと思っていましたし、もしかするとリコーダーのような音がするのかな?とも思っていましたが、実際に吹いてみると、あにはからずや、普通にフルートの音でした。れれれ? そういう意味ではガッカリです。でも、私、こういう音、結構好きだな。

 よく古楽系の演奏で聞く、あのフルートの音は、私には出せませんでした。たぶんあの音を木管フルートから引き出すには、奏者側に何らかの才能なりテクニックが必要なんだと思います。そういう意味では、木管フルートって、誰でも吹けるというわけではなさそうです。

 で、木管フルート。私が吹いた感じで、現代の金属フルートと違うところと言うと…
   ア)音量が小さめかな? でも優しい感じの音がする。音色そのものは私のツボです。
   イ)カツーンと抜ける感じもしなければ、笛が鳴るという感じもせず、物足りない。
   ウ)気を抜いて吹くと、すぐに音が破綻します。つまり、音のコントロールが難しい…というよりも、私には合っていない?

閑話休題。「音が破綻」と言うのは、意識的に息を抑えないと、音が飽和してしまうことの表現だと思ってください。オーディオ機器的に言えば「すぐにメーターが振り切れる」または「たちまちレッドゾーン突入!」って感じです。つまり、張った音を出そうとしたり、ヴィブラートをかけようとすると、その前に管体からイヤな感じのピーって音が出て、それ以上何もできなくなってしまうことです。未熟と言えば未熟がなせる技なのですが、笛を使いこなせていないという点では紛れもない事実。ダイナミックレンジが小さめの笛ほど音が破綻しやすいような気がします。話を戻します。

 木管フルート、サブのフルートとしては、おもしろいかなあ…ってところですが、メインとしては、どうなの?って感じです。ともかく、値段も値段なので、購入リストには入りません。

 プラチナフルートを吹いてみたかったのですが、私が探した会社のブースには置いてありませんでした。もしかしたらしまってあって、買ってくれそうなお客さんにだけ出していたとか? ゴールドも高いけれど、プラチナはもっと高いからね。プラチナを吹けなかったのは、残念でした。ま、絶対に買わないから、いいんだけれどサ。

 3)前回はゴールドフルートを一本しか吹けなかったので、今度は違うメーカーのゴールドフルートを複数吹いてみて、その特徴を身体に入れる

 前回はB社のゴールドフルートでしたが、今回はD社とF社のゴールドフルートを吹いてみました。

 私が吹いた限りでは、総銀のフルートほど、一本一本の音の違いは分かりませんでした。つまり私はまだゴールドを吹き分けるほどの力がない(そりゃあそうだよね、フルート始めて、まだ三カ月だもんな)ということ。それでも分かったことは、どのメーカーのフルートであれ、やっぱり金は吹きやすい。吹いて音になる反応はやはり良い。音もとても簡単に出る。つまり、どのメーカーであれ、ゴールドフルートを吹いていると、それだけで幸せになれるのです。

 だけど、音そのものは、ちょっと固めでエッジがしっかりした感じで、やはり私の好みではないなあ…という感じ。でも、どれも音量は大きいし、よく楽器が鳴っているのも分かるし、音が部屋に響き渡る感じも分かる。そういう意味では、音色が好みなら、ベストチョイスなんだけれど、そうではないので、私の場合、セカンドフルート候補でしょうね。

 でもね、もしもゴールド・フルートを購入して、家で吹いたら、絶対に近所から苦情が来ると思う。それほど大音量だし、よく通る音が出ると思う。近所に民家が無いとか、専用の防音の練習室があるとかいった環境じゃないと、まともに吹くことすらできない。そういう意味では私には実用的ではないな。オーバー・スペックだよ。

 そう言えば、後で出てくる選定プロさんにも「すとんさんには、ゴールドはお薦めですね」って言われたし、笛先生からも「金は必ず吹いてきてね」と言われていたもの。私って、よっぽどゴールド体質だと思われているんだろうなあ…、実際、ゴールド体質なんだと自分でも思うし…。

 そうそう、自分でゴールドフルート吹いてみて思ったのは、プロ奏者は、単に見栄だけの理由でゴールドフルートを吹いているわけではないのだなあってこと。道具としてのゴールドフルートは、なかなか良いです。いや、ホント、ゴールドいいよ。

 でもね、値段もかなりするし、音色も好みではないので、やはり私の購入リストには入りませんな。

4)C社のリッププレートのみゴールドの総銀フルートを試してみる

 前回、とっても気に入ったC社の総銀フルート。これにリッププレートが金のモデルがあるので、それにしたら、金の反応性と銀の美音の両方が手に入って最強じゃないかと思ってましたので、さっそく店員さんにお願いをして、出してもらって吹いてみました。

 結果。ちょっとがっかり。というのも、確かに息から音への反応性は良くなりましたが、音はかなり固くなりました。言い換えるなら「金っぽくなりました」って感じ? 金の音色は好きだけど、高くて手が出ないというのなら、リッププレート金という選択肢はあると思いましたが、私のように銀の音色のまま、金の反応性が欲しい人には、リッププレート金はお薦めではないです。

 金の反応性と銀の音色、両立させるのは難しいみたいです。リップレートのみ金のフルートは購入リストから外れました。銀系のフルートにも、金ほどではないにせよ、吹きやすいものはいくらでもあるので、その中から選んだ方が現実的だと判断しました。

5)前回吹けなかった、外国メーカーのフルートを吹いてみる

 外国メーカーも数社来てましたが、結局一社しか吹けません。と言うのも、なんか雰囲気的にウエルカムではなかったんですね。お値段的にも、全く購入リストには上らないものばかりだったので、私もそこまで積極的にはなれなかったという事情もあります。

 たった一つだけ吹いてみたG社のフルートは、実は木管でして、それはさきほどリポートした2本のフルートの一つでした。ま、やっぱり日本男子たるもの、国産フルートを吹くべきなんでしょうね。そういう事にしておきましょう(笑)。

6)前回は総銀フルート(つまりお高いフルート)で各メーカーの比較をしたので、今回は洋銀フルート(現実的製品群)で各メーカーの比較をしたい

 ある意味、今回のメインの目的はこれ。何しろ、自分の中での高級フルート、総銀フルートは見切りましたが、お財布の都合もあるわけで、現実的な製品群である洋銀フルートでの比較をぜひしてみたいと思っていました。

 そこであるメーカーのブースに行って、洋銀フルートを吹いてみようとしたところ、???なんですよ。つまり「無い」んです。「洋銀のフルートはないのですか?」と尋ねると「当社はそのクラスのフルートは作っていません」だと。無いものは比較検討できないわな。

 別のメーカーのブースに行っても、やはり洋銀フルートはありません。「洋銀フルートはないのですか?」と尋ねたところ「そのクラスのものは耐久性もなく、楽器自体も4~5年で使えなくなりますので、そのクラスの楽器は今回持ってきませんでした」という答え。あちゃー。なにしろ100万円台のフルートがいっぱい並んでいる、展示即売会だものね、そこに10万円以下のフルートは並べられないってのは、正直あるわな。無理を言って、ごめんなさい。

 そこで「フル洋銀のフルートを吹き比べたい」と店員さんに言ったところ(売場には洋銀のフルートも当然あるけれど)即座に却下。理由は「お客様(私すとん)にとって、それは意味のない比較です」とのこと。その代わり「各メーカーのものを、頭部管銀で統一して比較するのが、現実的だと思います」との提案です。そう言われればそんな気もするので、そうしてみました。

 というわけで、店員さんがはりきって、日本のフルートメーカーの代表的な6社(つまりA社からF社まで)の頭部管銀のフルートをズラリと試聴コーナーに並べてくれました。

 たっぷり自分で吹いて試してみました。また選定プロのお姉さんにもたっぷり吹いてもらいました。結果はつまらないもので、各メーカーの音の傾向は、頭部管銀も総銀も同じでした。

 つまり、メーカーが一緒なら、音作りの方向は、頭部管銀であれ、総銀であれ、同じということです(ある意味、当たり前)。だから、比べた結果としては、前回同様、A社の購入はありえず、E社とF社はリストからハズレ、B社・C社・D社が残りました。

 店員さんが気を利かせて、一社だけ洋銀フルート(ただしリッププレートは銀製)を持ってきてくれました。吹いてみたところ、やっぱり現実的ではなかったです。あっという間に音が破綻しました。これはとてもじゃないけれど、使えない。洋銀フルートを吹くためには、私の場合、相当抑えないといけません。私には洋銀フルートよりも、真鍮フルートの方がまだ似合います。これでは確かに洋銀フルートの購入は、私の場合、現実的ではありませんでした。店員さんのお客さんを見抜く力はやっぱりすごいね。

 一般的には、洋銀フルートは吹きやすく、銀が多くなるほど吹きにくくなり、金はとても吹きづらいと言われているようで、ネットでもそういう記述を良く見かけますし、おそらく、多くの人にとって、その感想は正しいのだろうけれど、私個人にとっては、それは全く、逆。

 私には金が一番吹きやすく、銀がその次、洋銀は…ねえ? 真鍮は銀と洋銀の間くらいかな? 洋銀よりは銀に近い感じだけど。ま、何を吹きやすいと感じるかは、人それぞれってことで勘弁してください。

 ところで、残るポイントは、あと二つ。しかし記事が例によって長くなってきましたので、続きはこちらで。

2008年8月17日 (日)

お盆休みです[8月第3週・通算31週]

体重:101.6kg[+0.4kg:-1.8kg]
体脂肪率:30.2%[+0.8%:-0.3%]
BMI:32.4[+0.1:-0.3]
体脂肪質量:30.7kg[+0.1kg:+0.1kg]
腹囲:101.8cm[+0.8cm:-4.8cm]
          [先週との差:2008年当初との差]

 あれだけ医者にバカにされたにも関わらず、数値は相変わらずこんなものです。理由? やっぱりお盆休みだからでしょうね。

 とりあえず、今週は出勤してません。ウォーキングもしてません。ずっと家族と過ごしてます。新宿にうどんを食べに行ったり、銀座にあんパン買いに行ったり、浜松町にポケモングッズを買いに行ったり、水族館にお盆休み限定のイルカショーを見に行ったり、ポニョを見に行ったり、近所の楽器屋巡りをしてみたり…。時間があれば、歌うたって、笛吹いて、音楽聴いて、ブログして…。テレビを見ている暇もない!

 運動もしなければ、仕事もしないので、身体が全然疲れません。睡眠時間はかなり短めですが、全然足りてます。腰の痛みも少し和らいだ感じです。

 おまけに近所に安くて美味しくて量もたっぷりの中華屋さんを発見。毎日のように行っては、ミニ宴会をしてます。

 これで痩せたら、きっと病気だよ。

 みなさんはお盆休みをいかがお過ごしですか? 私の心残りは、海に行けなかったこと。正確に言うと、海水浴に行けなかったこと。30分も歩けば、海水浴場なんだけれど、近いといつでも行けると思ってしまうので、ついつい行かないんだよねえ。タダなのに、お金かからない安上がりのレジャーなのに。もったいない。

 ああ、明日からまた出勤です。また仕事に追われる日々がやってきます。さあ、頑張ろう。

2008年8月16日 (土)

ハヅキさんと40匹のタニシたち

 アカネ君が星になり、丸一日だけ喪に服して、さあ後釜を探しに行こうぜ!ってことで、8月6日の水曜日、隣町の金魚屋さんに行って、素赤琉金(すあか・りゅうきん)を買いに行きました。

 やっぱり水槽に素赤琉金がいないと寂しいもの。

 そういうわけで、ハヅキ(葉月)さんがやってきました。もちろん素赤琉金です。お値段は破格の安さで500円。金魚すくいで我が家に来た、ポニョことフウカさんを除けば、最安値な金魚です。いやあ、お安い子でした。

 と言うのも、今年の夏は暑くて、金魚屋さんでも高価な金魚はドンドン死んじゃって、お安い子ばかりが残っていたので、そこから選んだので、結果として安くなっちゃいました。500円の子なんて、普段なら見向きもしないからね、私。

 鑑賞魚としての金魚で、500円と言うと、やはり何かしらの欠点があります。体型が悪かったり、色が薄かったり、尾が短かったり、障害を持っていたり(フウカはこれね)という欠点です。

 ハヅキさんの欠点は、背びれと左の尾びれに、細いマジックペンで引いたような黒い線がそれぞれ一本ずつあることです。おそらく模様なんだろうけれど、素赤琉金に黒いラインが入っていたら、そりゃ鑑賞魚としては台無しだものね。

 でも、欠点はそれくらい。体型はなかなか良いし、尾びれも長め、色は普通に赤系の黄金色だし、何よりも元気一杯なのが良い。500円金魚の中で、ピカピカのオーラを出していましたので、我が家に来てもらうことにしました。

 小さいですよ。体長はほんの3cm程度でやせっぽっちです。でも、きっとすぐに大きくなって太ることでしょう(笑)。

 ウチでは新参者の水生生物は必ず検疫を受けることになってます。で、ハヅキも検疫(金魚の場合は、塩水に一昼夜)したのですが、まだ小さいので、塩水にやられて、死にかけちゃいました。いやいや、ヤバかったです。

 ちなみにハヅキと一緒にヤマトヌマエビも5匹購入してきたのですが、何匹かはすぐに金魚のお腹に入ったみたいで、食べカスが水槽にありました。水槽のお掃除屋さんとして入れているのに、お掃除屋さんをお掃除しちゃ子がいるのには、参ります。

 そう言えば、最近、ボツボツとタニシも食べられているなあ…と思ったので、翌日にはタニシをもらってきました。タニシは購入ではなく、近所の農家さんにお話をして、田んぼのタニシ(湘南産)を分けてもらうことにしてます。今回はなんとなく40匹、いただいてきました。タニシもきっと買うと高いんだろうなあ…。

 アカネ君がいなくなった代わりに、ハヅキさんとエビ5匹とタニシ40匹を水槽に入れました。これで計算が合うかな?

2008年8月15日 (金)

自分の声に聞き惚れる(または、スタートが見えてきました)

 まずは注意から。今日の記事はナルシスな記事です。そういうのが苦手な人は、また明日お越しください。

 では始めます。

 以前の私は自分の声がキライでした。なんか、カッコ悪いなあと思ってましたし、悪声だなあと思ってました。全体的に甲高くて平べったい声のくせに、どっか歪んだ感じがしてイヤでした。滑舌だって決して良くなかったし、歌になると、音程もかなりアバウトでしたから、歌の録音などで自分の声を聞くとゲンナリしてました。正直、恥ずかしくて居たたまれない感じでした。

 皆さんはどうですか? ご自分の声は好きですか?

 自分の声がキライなのに、歌は好きって、矛盾してますかねえ?

 合唱って、そんな自分に合っていたと思います。とにかく歌、好きだから、歌っていると楽しい。だから、合唱の練習なんて楽しくて仕方がなかった。音程はアバウトだったけど、仲間がいれば、そこはなんとかなる。声は悪声だけど、それだって仲間といれば、そこもなんとかなる。醜い自分の歌声と面と向かうことなく歌が歌える、ビバ!合唱!って感じだね。

 そんな私でしたが、人に歴史ありってわけで、色々あって、現在、合唱から離れて、キング先生のところで声楽のレッスンを受けているわけです。

 キング先生のところに行った最初の頃は、正直、自分の歌声がイヤでした。悪声だし、ピッチ悪いし、色々ダメだし。その頃の録音が残ってますので、たまに聴くのですが、ひどいですね、穴があったら入りたい…というか、ひきこもりたいですよ、ホント。

 それがキング先生のところに行って、一年ほどたったあたりですかねえ…、時折、自分の中から聞こえるしゃべり声が、まるで他人の声のように聞こえるようになりました。他人…というか、自分の知らない人? その声は、まごうことなく、自分の声なのですが、なんか自分の声ではないみたい感じ。ちょっと、美しい感じ? え、もしかすると、良い声なんとちゃう?

 何をバカなことを!とツッコム自分がいる一方で、でもなかなか響いて良い感じじゃんと感心する自分がおりました。特に歌の練習の後に、顕著にそれを感じ始めました。そのうち、だんだん普段のしゃべりの時にも、美しい瞬間がやって来るようになりました。

 うれしいです。だらしなく喋っている時は、ダメですが、ちょっと気を入れてしゃべると、すぐに良い感じになりました。そんな声で話している時の自分は、自分で自分の声に聞き惚れていたりします。うわあ、ナルシス! それを感じ取った時は、身の回りにある適当な文章を取り出して、まるで声優かアナウンサーにでもなった気分で、朗読なんかしちゃいます。朗読しながら、うわ~~って感じで自分の声に聞き惚れているんですよ、ほとんど変態だな。

 毎日のように“発声練習をして歌を歌って”の積み重ねで、自分の身体が自分の声によく響くようになったのだと思います。オーディオで言うところのエージング完了? 身体が自分の喋り声でよく鳴るんですよ。

 そこで落ち着いて振り返ってみると、たしかに歌声の方も、以前よりもだいぶ良い感じになってきたような気がします。

 それを確かめるために、最近、また歌を録音しました。カロ・ミオ・ベンです。

 聴けますね、恥ずかしくないですよ。もちろん、上手くはない。他人に聴かせるには、まだ躊躇しますが、自分で聞く分には十分許容範囲。まだ少し鼻にかかった感じで、そこはマイナスポイントですが、でも、ひどくはないですね。聞いていても、恥ずかしくもない。普通に歌っている感じです。声も悪声というほどでもないし、ピッチもOK。

 もちろん、習い始めの頃の録音と比べても違うけれど、ほんの三カ月前に録音したものとも、かなり違う。三カ月前のものは、まだちょっと聞いていて恥ずかしい。ってことは、ここ最近、歌の方もメキメキ上達してる?

 いやあ、長かったなあ…ここまで来るの。でも録音を聞いて分かったのは、これってほんのスタートラインだなあってこと。いや、まだスタートラインに達していないかもしれない。スタートに並ぶためには、もう少し頑張らないと…。でも、スタートが確実に見えてきました。

 スタートラインって言うのは、説明するのが難しいけれど、先生に習ったものをプラスに転化できるだけの準備が整っている状態のこと。今はまだ自分の欠点を探して、それを克服して、歌の練習ができるように、色々な穴を埋めている最中。その穴を埋めた所から、声楽の修行というか、勉強が始まる気がする。そこのところをスタートラインと呼んでます。

 いや、長かった。でも、本当にやっと、スタートが見えてきたような気がする。うれしい。とても、うれしい。だから、ナルシスになっても、今日のところは勘弁してください。

 しかし歌を習って、歌声のボイストレーニングを受けているのに、歌声よりも先に話し声が改善されるというのも、なんだか妙だね。まあ、職業上、歌うことはないけれど、しゃべることは多いので、話し声が改善されるというのは、とてもうれしいことだし、実益もあるわけなんだけれど…それだけ私の歌声は話し声に比べて、難点が多いというか、克服すべき点が多々あるってことなんだろうな、ふう。

2008年8月14日 (木)

一年間、よく頑張りました[2007-2008シーズンのまとめ]

 8月14日は、このブログの開設日です。ざっくり言えば、ブログのお誕生日です。当初は、スルーしようと思ったのですが、せっかく一年たったわけだし、何かひとつ、お祝いみたいなものというか、まとめ企画的なものというか、とにかく、何かその手のコトをやってみようと思いました。

 やってみる事にしたものの、何にしようかと悩みました。この一年間のアクセス数の移り変わり? 管理者的にはおもしろいけれど、読者的にはどうよ? 検索ワードトップ10? これは毎月まとめでやっているからパス。

 何かないかなあ…と思っていたところ、そうそう「人気記事ランキング」をまとめてみたらどうだろうと思いつきました。本当は一年分のトップ10でも表示できればいいのだけれど、ニフティではそんなことができないので、過去の月間トップ3でまとめることにしました(かなり残念)。

 あ、一応ランキングからは「トップページ」と「カテゴリーページ」と「削除されたページ」は除外しました。あしからず。では参ります。

2007年  8月
  第1位  「息子は囲碁、私はリコーダー?
  第2位  「タイトル解説みたいなこと
  第3位  「80%のチビと20%の巨漢で成り立つ世界

2007年  9月
  第1位  「巨星、落つ(パバロッティ追悼)
  第2位  「スコアメーカー
  第3位  「お腹を使わないで歌いなさい

2007年 10月
  第1位  「スコアメーカー」
  第2位  「運動会向けの曲?
  第3位  「NHK全国学校音楽コンクール[小学校の部]を(テレビで、それも録画して)見ました

2007年 11月
  第1位  「ピアノ発表会を見学して思うこと その5 低いピラミッド構造
  第2位  「スコアメーカーFX2が発売です
  第3位  「ピアノ発表会を見学して思うこと その4 連弾ってやっぱり大切だよね

2007年 12月
  第1位  「ヤマハとベーゼンドルファー
  第2位  「ピアノ発表会を見学して思うこと その7 演奏曲目は40年前から変わんないねえ…
  第3位  「どうして婆様の声は揺れるのだろうか?

2008年  1月
  第1位  「ヤマハとベーゼンドルファー」
  第2位  「ベーゼルドルファー倒産の余波
  第3位  「今年(2008年)の抱負

2008年  2月
  第1位  「テノールの血で歌え! または、高音の出し方
  第2位  「ヤマハとベーゼンドルファー」
  第3位  「ああ、悩ましきかな、ラ・フォル・ジュルネ

2008年  3月
  第1位  「ヤマハとベーゼンドルファー」
  第2位  「ベーゼンドルファーと喘息と私の声など[2008年3月]
  第3位  「パート(声種)の分け方

2008年  4月
  第1位  「日本の伝統音楽とハモり
  第2位  「映画「うた魂」を見てきました
  第3位  「フルート、買いました

2008年  5月
  第1位  「どうして一人だと歌えないの?」
  第2位  「フルートの先生と連絡を取りました
  第3位  「ヤマハとベーゼンドルファー」

2008年  6月
  第1位  「あなたなら、お子さんにどの楽器を買い与えますか?
  第2位  「みんな、もっと楽器をやろうよ
  第3位  「久しぶりに合唱をしたら、魂に火がつきました

2008年  7月
  第1位  「フルートの買換えを考えた方がいいかも、って言われました
  第2位  「男が「音楽好き」で、何が悪い!」
  第3位  「 “演奏バカ”の気持ちが分かります(涙)

 どうでしょうか? おもしろそうな記事ばかりでしょ(笑)。良かったら、リンクしてありますので、ご覧ください。コメントも歓迎してますよ。

 ま、ランキングを見てみると、だいたいが、その月の記事がランクインしていますが、例外もいくつかあって、前月の記事がランクインしていたりします。おもしろいですね。

 過去一年間の毎月のトップ3ページランキングを見ていて思うことは、とにかく「ベーゼンドルファー」関係の記事、読まれすぎ(笑)。私も興味があったけれど、みなさん、興味津々だったんですねえ…。

 ベーゼンドルファーに限らず、最近は書いてない(声楽とフルートで精一杯なんです)のですが、ピアノ関係の記事もよく読まれていますね。また、気にあるピアノ関係のことがあったら、ぜひ記事にしたいと思います。

 あと「スコアメーカー」関係の記事も案外読まれているようで意外です。楽譜清書ソフトのデファクトスタンダードは「フィナーレ」であることは重々承知していますが、でも国内メーカーにも頑張ってほしいなあと私は思ってます。私は密かに“スコアメーカー”を応援しています。これからも応援しつづけると思います。お仕事の方はどうしてもフィナーレに行ってしまうのでしょうが、ご趣味の方々、河合楽器のスコアメーカーもなかなかどうして良い楽譜清書ソフトですよ。ぜひ選択肢の一つに加えてやってください。

 一時期、映画やコンサートのレビューもたくさん書いていたと思いますが、結局、映画「うた魂」のレビューしかトップ3には入ってきませんでした。やはりコンサートのレビューは世界中の人(と言っても日本語を解する人限定です)が見るインターネットブログにはそぐわないのかな? 映画なら、いつでもどこでも見れるから、レビューを探して読んでみようと思うのかもしれないけれど、コンサートレビューはそこまでの需要がないということですね。結構、熱心に書いていただけに、ちょっと無力感?

 ちょっと無力感?と言えば、書き手として根性入れて書いていた記事とか連載シリーズとかが、軒並みランク外ってのは、どうよ? 書き手の思惑と読み手の所望が見事にずれているわけだ。ううむ、私はこのブログでは「読者に媚びない」をルールの一つにしているけれど「労多くして実り少なし」ってのはいかが? 自分のネタ選びのセンスのなさってやつが痛いです。

 4月以降はフルートネタが入るようになったのですが、ランキングで見ると、フルートネタは悪くはないですね。フルートネタって、当日のページビューが少ないので、書き手としてはがっくり来るのですが、こうしてみると、案外読まれているだなあと安心。つまり、声楽系の読者の方々は定期的に読みに来てくださるけれど、フルート系の読者の方々は検索で探して読みに来てくださる方が多いので、その日のページビューにカウントされづらいのでしょう。フルート系の読者の方は最新記事を読むというわけではなさそうですな。

 つまりフルート系の記事の時は、検索エンジンのことも考えて書いた方が良いわけですな。勉強になりました。

 そうそう、金魚とダイエットの記事はランキングに入ってませんでした。これは実は納得。というか、金魚やダイエットの記事がランキングに入ってきたら、音楽ブログとしてどうよ?って感じですね。

一年やってみての感想

 一年やれたんだねえ…ってのが、正直な感想。とにかく自分に課したのは「毎日更新する事」「記事は一日に一本だけ」という二つの約束。この約束が守れた事がうれしいです。

 後は姿勢というスタイルというか、ブログを始めるあたって自分で決めたルールというか、心得は以下のとおり。

 ・嘘はつかない
 ・背伸びはしない(または“エラぶらない”)
 ・他人の目は気にしない(または“あえて浮いてみせる”)
 ・読者に媚びない
 ・面倒な事はしない(または“お気楽極楽”)
 ・下ネタに走らない
 ・誰のためでなく自分のためにやる
 ・ブログランキングの上位はあえて狙わない
 ・素人目線を忘れない

 たぶんどのルールも一応、守れたかなあと思ってます。

 基本的にニッチなブログです。アルファブロガーになろうとは思ってませんし、ランキング上位に君臨する事も考えてません。でもやはり、読者が増えるのはうれしいです。だからと言って、今後、ババンと増えるとは思ってません。しかしこの一年は順調に読者数が増えてきたので、来年もこの調子で微増でいけたら、うれしいなあと思ってます。

ブログ通信簿

 最後に頑張ったら評価してもらわないと…。というわけで、ブログ通信簿をつけてもらうことにしました。通信簿は以下のとおり。

2008_08_14_tushinbo_img  さあ、これからも頑張ってゆきましょう。来年のお盆も、こうやってまとめ記事が書けたらうれしいなっと。

2008年8月13日 (水)

無人島に持ってゆきたいCD ベスト4(器楽系クラシック編)

 器楽系クラシックは、実はあまり得意な分野ではありません。ので、趣味モロ出しです。ごめんね。ある意味、私の趣味がよく分かるチョイスかもしれませんな。

 では、始めます。

ムターの「メンデルスゾーンのヴァンオリン協奏曲」
   作曲:メンデルスゾーン
   ヴァイオリン・ソロ:ムター
   指揮:カラヤン
   管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 まず前提として、私はこの曲が大好き。で、私は作為的なくらいにロマンチックな演奏というのが、実は大好き。でも音が悪いのは苦手。

 そんな私のメンコンのチョイスが、このムター盤。この頃のムターはまだ17歳。まだまだ少女の演奏です。おそらくはカラヤンの言いなりに演奏していたんじゃないかな? ヴァイオリニストの意志を感じさせる演奏ではなく、ひたすら美しい音色をコッテリとたっぷりと奏でる…このあたりに神経集中って感じの演奏です。

 カラヤンが苦手って人には、きっと見向きもされないCDだろうなあ…。だって、1から10までカラヤン臭い演奏だもん。実にあざといのよね、演奏が。でも、そのあざとさが素人受けしたわけでしょ。私は素人だもん、特にこの分野は苦手分野だし…。そんな私は(ムター盤と言うよりも)カラヤン盤をチョイスするのは、ある意味当然だよね。

 メンコンにロマンチックなものを求める人には、このディスク、良いと思います。

ヘブラーの「モーツァルのピアノ協奏曲第20番」(旧盤)
   作曲:モーツァルト
   ピアノ:ヘブラー
   指揮:ガリエラ
   管弦楽:ロンドン交響楽団

 ヘブラーはモーツァルト弾きとして一時代を作った人なので、20番もたくさんディスクがあるみたいだけれど、私が薦めるのは1965年録音の古い奴。当然、廃盤かと思っていたら、なんと廉価盤でありました。驚き。この演奏は、元々はLPで聞いて、すぐにツボにはまり、それこそ盤面がすり切れるくらい聴き込みました。

 CD時代になって「モーツァルトピアノ協奏曲全集(これは現在廃盤)」が出たので、えいやあと買い揃えました。いわゆる大人買いです。20番以外の曲ももちろん大好き。同時に出た「モーツァルトピアノ・ソナタ全集(これも現在廃盤)」も当然買いました。もう、私にとって、モーツァルトのピアノと言えば、ヘブラーの演奏しか考えられません。

 演奏は、コッテリ、ロマンチック系の演奏です。はっきり言って『あざとい』演奏です。ある意味、今、流行りのアカデミックな演奏の対極にある演奏と言ってもいいでしょう。その証拠と言ってはなんだけれど、アマゾンのレビューでの評価は最低になってます。最低…結構! 他人が最低の演奏だと評価しても、私はこれが最高の演奏だって信じるよ。自分のゴーストを信じられなくて、なにが趣味というものなんでしょうか。

 ああ、しかし私はなんて「あざとい」演奏が好きなんだ。ある意味、安っぽい、素人くさい好みだけど、そんな自分が結構好き。だって、CDの音楽聞いて、ロマンチックな気分になれるなら、こんな安上がりな幸せってないでしょ。大好き>自分。

 最近のモーツァルト演奏に、何か物足りなさを感じるなら、この手の、ちょっと古い、19世紀の香りのする演奏がいいっすよ。コッテリしたモーツァルトに出会えますよ。

ベームの「モーツァルトの交響曲第40番」(ベルリン・フィル盤)
   作曲:モーツァルト
   指揮:ベーム
   管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 ベームの「モーツァルトの交響曲40番」にはウィーン・フィルとの演奏もあり、一般的にはそっちの方が評価は高いですね。今でも主に販売されているのはウィーン・フィルとの方。でも、私はこっちのベルリン・フィルとの方が好きだな。

 ベームのモーツァルトは、やはり、コッテリ、コテコテ系のロマンチックな演奏です。で、このベルリン・フィル盤も当然、コッテリ、コテコテ系です。ウィーン・フィル盤もやはり濃厚でコテコテなんですけれど、ベルリン・フィル盤ほど私の心にはきません。 

 実は、最初に聴いたのはウィーン・フィル盤の方。まずはそれで「ベームの40番っていいなあ」と思いました。ベルリン・フィル盤は後から聞きました。普通は最初に聴いたものが良ければ、それが決定盤になるはずなのに、この曲に関してはそうではありませんでした。モーツァルトの40盤は、ベーム&ベルリン・フィルで決定です。

 あ、ちなみに40番は、私のお気に入りとしは、晩年のワルター&ウィーン・フィルというのもあり、こちらも捨てがたかったのですが、録音の古さで却下。やっぱりいくら名演奏でも、録音が古すぎるとねえ…。

スメタナ四重奏団の「モーツァルトの弦楽五重奏曲第4番」
   作曲:モーツァルト
   演奏:スメタナ四重奏団+スーク

 悲しい! ロマンチックな演奏とは、この演奏のことだろう。悲しさもここに極まれり、と言った感じに悲しいです。もちろん、曲そのものが悲しみを誘うけれど、元々悲しい曲を、こんなに感傷的に演奏するなんて、うれしい反則でしょう。

 さらに言うと、この演奏、悲しいと同時に、ちょっとドロ臭いです。スタイリッシュとか都会的とか言う言葉とは、ちょっと遠いかな。ここまで、古くてロマンチックな演奏を薦めてきましたが、このディスクは古くて、と言うより、泥臭くてロマンチックな感じです。「あざとい」というより「あつかましい」って感じかな? そう、あつかましい演奏だと思うよ、これ。

 あつかましい演奏って、聞いてて、疲れるよね。この演奏も疲れます。全然、癒されません。音楽に癒しを求めない人向きかな? なにしろこれも、コッテリ系ですから。ラーメンに例えると、背脂系の演奏ですね。悲しい背脂? なんか、書いていて、わけ分からなくなりました。

 と言うわけで、私のお薦めのクラシック系器楽曲は、以上のとおり。つまり私は「ロマンチックなモーツァルトが好き」という結論ですね、はい。

 あ、フルート音楽が、一曲も入っていない。な、なんたることだ~!

2008年8月12日 (火)

無人島に持ってゆきたいCD ベスト3(声楽曲編)

 今回のベスト3は声楽曲編です。前回のオペラ編が割とまともな、八方美人的な選択だったけれど、今回はちょっと違うかもね。

 では、さっそく始めます。

ベルゴンツィの「トスティ歌曲集」
   作曲:トスティ
   テノール:カルロ・ベルゴンツィ
   指揮:エドアルド・ミューラー
   管弦楽:ローマ室内管弦楽団

 私の持っているディスクも輸入盤ですが、アマゾンのも輸入盤みたいです。このディスクの国内盤ってあるのかしら?

 それはともかく、これいいですよ。トスティの歌曲は多くの歌手が歌ってますし、またそれらはそれぞれに良いところを持ってます(だから販売されているのですしね)。このディスクの良いところは、中庸な演奏ってところかな。過度に声を響かせずに、過度に歌い込まずに、過度にヒロイックにならず、かと言って、過度にきちんとせず、過度にロマンチックに流れない。歌を以て歌わせる。そんな感じの演奏です。ベルゴンツィを聴くというよりも、トスティを聴くって感じです。

 もしかしたら、ベルゴンツィという人は、テノールなのに、知性派なのかしら?

ガーディナーの「ハ短調ミサ曲(グレートミサ)」
   作曲:モーツァルト
   指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
   管弦楽:イギリス・バロック管弦楽団
   合唱:モンテヴェルディ合唱団

 モーツァルトの声楽曲を一曲というなら、普通はレクイエムをチョイスするでしょうが、私はグレートミサです。と言うのも、私が一番最初に歌ったクラシックの大曲が、このグレートミサだからです。そして、このディスクは、その時に勉強に使った思い出深きディスクなのです。もう、本当に隅々まで聴き込みました。

 グレートミサもレクイエム同様、未完成品を後世の作曲家や研究者が補筆したものが通常演奏されます。このディスクはシュミット版という、ちょっとマイナーな楽譜に、指揮者のガーディナー自身がさらに加筆修正したもので演奏してます。

 グレートミサはレクイエム同様、色々な方が楽譜の校訂をしていますので、様々なバージョンがあります。お好きな方は、レクイエム同様、色々なバージョンで聴き比べをするのでしょう。私も、実際、レクイエムに関しては、色々なバージョンで聴き比べをしてます。しかし、このグレートミサに関しては、このディスクオンリーな私です。鳥が初めて見た動くものを母親と認識するのと同様、私にとって、このディスクのグレートミサがグレートミサであって、他は「ちょっと違う」のです。つまり、これが定盤で他はいらないって感じです。

 このディスクのどこが魅力かと言うと『モンテヴェルディ合唱団が超絶!』 この一言かな。

リャベーツの「スタバト・マーテル
   作曲:ペルゴレージ
   指揮:ベズロードナヤ
   管弦楽:ヴィヴェルディ室内管弦楽団
   男声ソプラノ:リャベーツ
   カウンターテナー:カガン=パレイ

 ペルゴレージの「スタバト・マーテル」は、私にとって、お気に入りの音楽のなかでも特別扱いの、本当の本当に好きな曲です。ここにあげたディスクはおそらくもう二度と手に入らないのではないかと思ってます。と言うのも、ロシアのマイナーレーベルである、メジクニーガという会社のCDだからです。当然、アマゾンでは取り扱ってません。

 なぜそんなチョ~マイナーなレーベルのCDを持っているかと言うと、15年ほど前のある日、横浜のとても小さな輸入レコード専門店(すでに廃業してます)の片隅の売れ残りの大処分段ボールの中に転がっていたのを、なぜか、たまたま見つけて買ってしまったからです。

 なぜ買ったのかは、今でも分かりません。私は普通、その手のマイナーレーベルには見向きもしない人間なのですが…その時は一体どうしたことなのでしょう。さらに言えば、ウチに帰って聞いてみて驚いた。モロ、私のツボに直撃の演奏なのですよ。他にもスタバト・マーテルのディスクは持っているのに、このディスクに一発ノックアウトって感じでした。それ以来、スタバト・マーテルと言うと、このディスクでしか聴きません。

 なんか一目惚れって感じのディスクなので、どこが素晴らしいとかは書けません。すべてが素晴らしいのです。

 というわけで、今回の声楽曲編は、オペラ編と違って、定盤というより、オタク趣味な感じのチョイスかな?

 明日は器楽系クラシック編です。

2008年8月11日 (月)

無人島に持ってゆきたいCD ベスト3(オペラ編)

 お盆休み特別企画で~す。

 要するに「すとんの究極のお薦めCDベスト3(オペラ編)」というわけです。この後に「声楽曲編」と「器楽系クラシック編」と続けて、最終的には「すとんの究極のお薦めCDベスト10」になる予定です。

 一応、お薦めの基準を示しますと…。

 1)とにかく大好きなCD。評論家が何と言おうと、好きで好きでたまらないCDであること。当たり前の基準ですな。

 2)実際にCDを私すとんが所有していること。何しろタイトルが「無人島に持ってゆきたい」なので、他人に借りて聞いたものではなく、現物を所有していることが肝心です。

 3)現在廃盤でもOK。何しろ現物を持っているわけですから。一応輸入盤があればアマゾンへのリンクもしてますが、ない時はごめんなさいネ。

 4)組物でも1枚と数える。レンタルCD屋さんと同じ発想ですね。

 「ベスト3」とか「ベスト10」とか言っても、登場順と順位は関係ないです…というよりも、順位付けは特に考えてません。クラオタは何かと言うと、すぐに順位付けたがりますが、演奏者の気持ちを考えると、順位付けなど私にはできません。ただ、今の私が「無人島に持ってゆくなら…」という状況の時に「選ぶならコレかな…」程度の話です。

 来年になったら、ピックアップするCDも変わっているかもしれませんしね。

 それでは始めます。で、今日はオペラ編です。

 まずはこれです。

クライバーの「椿姫」
   作曲:ヴェルディ
   指揮:カルロス・クライバー
   管弦楽:バイエルン国立管弦楽団
   ヴィオレッタ:イレアーナ・コトルバス(ソプラノ)
   アルフレード:プラシド・ドミンゴ(テノール)
   アルフレードの父:シェリル・ミルンズ(バリトン)

 定盤すぎてごめんなさい。でも、いきなり国内盤は廃盤ですよ、参りましたね。もう我が国では、オペラはDVDの時代なのかもしれませんね。とりあえず輸入盤でリンクを貼りました。でもね、曲といい、演奏といい。私、このCDが大好きです。特に、悲しくて、はかない感じのコトルバスのヴィオレッタが大好きです。

 「椿姫」と言うと、やはりマリア・カラスを外せませんが、私の中のヴィオレッタはコトルバスなので、たとえカラスと言えども、なんか違和感を感じるほどです。それほど、このCDが好きということですね。オペラ初心者にもお薦めできます。

 あえてこのCDの欠点をあげると、テノールのドミンゴが立派すぎることかな? ここのテノールは、少し頼りなげの歌唱が求められていると思うし、ドミンゴも頑張って頼りなげに歌っているものの、やはり声がかっこ良すぎて…。残念です。その点以外には、不満はありません。

 次はこれです。

カラヤンの「カルメン(新盤)」
   作曲:ビゼー
   指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
   管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   カルメン:アグスネ・バルツァ(メゾ・ソプラノ)
   ドン・ホセ:ホセ・カレーラス(テノール)
   エスカミーリョ(闘牛士):ホセ・ヴァン・ダム
   ミカエラ:カーティア・リッチャレッリ(ソプラノ)

 カラヤンの「カルメン」でも、レオンタイン・プライスの歌う方ではなく、バルツァの方です。

 実は、これには悩みました。「カルメン」は無人島に持ってゆきたいCDなので、すぐに曲は決まったのですが、具体的なCDを決める段階で、これにするべきか、あるいはマリア・カラスの「カルメン」にするべきか、最後の最後まで悩んだ結果、総合的な判断でこれに決めました。

 このCDは、まず主役を歌うバルツァが最高。バルツァの歌うカルメンは、カラスよりも、ずっと下品で、アバズレで、そしてタフでしたたかな女です。物語をグイグイ引っ張ってゆく女です。

 対するテノールのカレーラスがまたまた最高。カルメンに翻弄され、巻き込まれ、人生を棒に振る、そんなダメ男を見事に歌ってます。とりわけ、テノールの名アリアである「花の歌」は絶品。ppの美しいことと言ったら、そりゃもう…。

 闘牛士のダムの歌唱も立派。ミカエラのリッチャレッリも立派…なので、困っちゃいますね。ミカエラは立派というよりも、か弱い感じでないといけないのですが、リッチャレッリのミカエラは少々気丈な感じがしてしまいます。ここがこのCDの弱点かな?

 オーケストラも盛大に鳴り響き、派手な印象で、いかにも「カルメン」って感じのCDです。これもオペラ初心者にお薦めできますね。

 最後はこれです。

ショルティの「魔笛(旧盤)」
   作曲:モーツァルト
   指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
   管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   夜の女王:クリスティーナ・ドイテコム(ソプラノ)
   パパゲーノ:ヘルマン・プライ(バリトン)
   タミーノ:ステュアート・バロウズ(テノール)
   ザラストロ:マルッティ・タルヴェラ(バス)

 同じショルティの「魔笛」でも、スミ・ジョーが夜の女王を歌っている新盤ではなく、ドイテコムが歌っている方です。

 とにかく、ドイテコムの夜の女王と、プライのパパゲーノです。これにつきるCDです。これだけ書いたら、もうそれで十分って感じのするCDです。とにかく、ドイテコムの超人的な歌唱とプライの名人芸。もう、これだけでお腹一杯になれるCDです。

 もちろん、他の歌手たちにも、これと言った弱点はありません。皆さん、美声だし、端正な歌唱スタイルだし、キャストの力量のバランスもグッド。あえて弱点をあげると、録音が古いかな…ってところでしょうか? 録音自体は優秀な録音だと思いますが、いかんせん、時代の好みというのがあって、空気感が少し昔っぽいのが弱点と言えば弱点かな?

 以上が、私すとんが無人島に持ってゆきたい、オペラのCD、ベスト3でした。イタリアもの、フランスもの、ドイツものと、案外バランスいいなあ、ワシ。

 もちろん、これ以外にも、大好きなオペラのCDはあるのだけれど、それはまた次の機会に。特に大好きな、マリオ・デル・モナコのCDが1枚も入らなかったのは残念。ああ、残念。

 でも、こうして見ると、さすがオッサン、やっぱり選択するCDが少し古いですな。若手の現役のオペラ歌手のCDも聴くのだけれど、なかなかどうして、ベスト3となると、入りづらいですね。

 明日は、声楽曲編です

[2008年9月17日追記] ココログのサービスに「帰って来た トラックバック野郎」というのがあるのですが、おもしろそうなので、この記事をトラックバックとして送ってみました。「トラックバック野郎」って何? って方は、こちらをどうぞ。

2008年8月10日 (日)

歌なんか辞めちまえ!?[8月第2週・通算30週]

体重:101.2kg[+0.3kg:-2.2kg]
体脂肪率:29.4%[-0.3%:-1.1%]
BMI:32.3[+0.1:-0.4]
体脂肪質量:30.6kg[+0.6kg:+-0.0kg]
腹囲:101.0cm[+0.2cm:-5.6cm]
     [先週との差:2008年当初との差]

 数字は以上のとおりです。ううむ、ぜんぜん横ばいですな。本人的には結構頑張って運動しているつもりですが、なかなか運動では効果が出ないみたいですな。

 それはともかく今週は“人間ドック”に行ってきました。メタボ健診付きの人間ドックです。メタボ健診? そう、今年から“デブ検定”が義務化されましたね。なかなか気が重い人間ドックです。

 まあ、誰に言われるでもなく、自分がデブでメタボという名の悪人だという事は自覚してまして、だからこそ、こうやってダイエットをしているわけなんだけれどね。

 人間ドックって、色々と検査をした後、最後にお医者さんの健診ってのがあります。そこで色々注意を受けるわけなんだけれど、今年は診察室に入って席に着くなり、いきなり「アンタは生命保険に入れないよ。社会の迷惑になっているって自覚はあるかね」ときたもんだ。アンタだよ、アンタ。

 出会い頭の一発って奴だな。強烈だったね、ガツーンと効きましたよ。デブの自覚はあるけれど、それが即座に社会の迷惑だという自覚は全くなかったね。

 「アンタがメタボだと、会社にだって色々と迷惑がかかるんだよ。少しは努力くらいしたらどうなんだ。自己責任ってことは知っている? メタボってことは責任能力がないってことなんだヨ!」とキツイ言葉が間髪入れずに続いたよ。

 デブが一定数以上いると、社会保険だっけ、会社の負担分が増えるんだよね。それは知っているし、申し訳ないと思っているサ。これが将来的には、デブ >> 解雇 >> 再就職不可能 >> 家庭崩壊&自殺 と社会の流れが変わっていたら、イヤだなあと思っているさ。人を見かけや体型で差別し、その生活基盤すら奪うような国に日本がなったら悲しいなあとも思っているさ。

 でも、この年で、いきなり頭から、努力してないという前提で叱られるのは、結構つらいぞ。責任能力が無いって決めつけられると、ホントつらいぞ。

 「アンタ、運動はしないの? 運動はサ!」とラフに(笑)尋ねられたから「以前はしてましたけれど、今ははっきり言って運動不足だという自覚はあります」って控えめに答えたサ。

 一応、通勤は徒歩だし、休日だって移動は徒歩(昨日は近所の水族館まで片道3時間歩いたよ)だから、毎日なんだかんだ言って、1~2時間程度は歩いているから、全くの運動不足というわけではないだろうけれど、今はスポーツジムに通っているわけでもなければ、草野球チームに入っているわけでもないし、以前は毎日トレーニングしていたわけだから、それと比べたら、やっぱり運動不足なんだよ。

 「以前はしてた? じゃあ、なんでやめちゃったの! どうせ、続かなかったんでしょ!」 直球ですね。

 「趣味で歌を始めまして、歌の練習に時間が取られて、トレーニングがおろそかになってしまったのです」と正直に答えました。医者に嘘言っても仕方無いしね。

 「歌? ああ、カラオケね。アンタ、カラオケと自分の命とどっちが大切なの。いいかげんにしなさいヨ」ときたもんだ。カラオケじゃなくて声楽なんですけど。いや、仮にカラオケだとしても、それと命を天秤にかけるって発想は、いかがよ。まるで「仕事と私のどっちが大切なの!」って尋ねる、おバカなかわいこちゃんみたいな発想だな。

 お医者さんも、朝から愚にもつかない人間ドックの患者の健診ばっかりやって、いいかげん嫌気が差しているのかもしれないけれど、こっちだって、前日の夕方から飲まず食わずで、いいかげん参っているわけだし、バリウム飲まされて気持ち悪いし、これでニコニコしていろってのはムリだよね。

 「どうせ、ろくに医者にも行ってないんだろ!」と決めつけられちゃいましたので、「M先生が主治医で、毎月健康診断してもらってます」とボソッて言ったら、いやあ、M先生の悪口が始まっちゃッたよ。同業者の悪口って、どういうもんなの?

 後は、心のシャッターを閉めて、先生の言葉は右から左に受け流して、適当にあいづちをして、質問には生返事で通しました。やってらんねえな。これって、いわゆる“パワー・ハラスメント”って奴だよね。医者の立場を利用して、患者をいたぶって、何がおもしろいの?

 ここの病院の先生方は、たしかにいつもイライラしているし、色々と余裕無い事は知っている。基本的に激務だし、休憩だってろくにとれないだろうしサ。それでも患者には常にプロとして接している方ばかりだし、仕事は呆れるくらいきちんとする先生ばかりだから、そういう点では、この病院の事は信頼しているんだけどね。

 たまにハズれもいるってわけだね。去年も同じ様な数値だったけど、去年の先生は、前向きな気持ちになれるように言葉に注意しながら話してくれたよ。あれがプロってもんだろうなあ。『医は仁術』って言葉があるよね。『仁』って『他人に対する優しさ』って意味だよ、知ってますかー>お医者様。

 医者の健診の後に、栄養指導ってのにも呼ばれたよ。何を言われるか分かっているから、今年はパスって事前にお願いしておいたんだけどネ。デブだから強制招集なんだろうね。

 想定の範囲内のことをグダグダ言って下さった後の、最後の最後に「もっと野菜を食べてくださいね」っ言われちゃったよ。「メタボの方って野菜嫌いの方が多いのですけれど、そこは我慢をしても食べてくださいね」だってさ。若い娘が微笑めば、オジサンは何でも言いなりになると思ったら、大間違いだな。

 私、野菜大好きよ。実は毎日、草食動物のような食事をしているんだよ。私の食事は、穀類と豆類と野菜で成り立っているのよ。動物性タンパク質は、チーズとヨーグルトと卵がメインで、それに魚とトリがたまに加わる程度。豚とか牛とかの四つ足は、食べないわけではないけれど、まあ普段は食べない。その事は、事前に提出している栄養指導の紙にもイヤになるくらい、ちゃんと書いたんだけどな。

 ここでもハズレかよ。事前に提出された用紙くらい目を通しておけよ。もっとも、ここの病院の管理栄養士さんって、いつもみなさん、こんな感じだけどね。あんまり想定の範囲内だから、がっかりもしないさ。

 医者と栄養士には疲れることばかりだったけれど、看護婦さんはアタリだったよ。特に採血担当の看護婦さんは、もう神業のような採血技術だったね。私は太っていることもあって、いつも採血の時は苦労させられて、いやな思いばかりしているのだけれど、今回の看護婦さんは、にこやかに談笑しているうちに、痛みもなく、針さして、さっさと血を抜いちゃったよ。プロだね、プロ。これはプロの仕事だね。ほれぼれしました。

 お医者様に言われなくても、いつも心の片隅にはダイエットの事があるさ。うまくいってないことだって自覚している。どうにかしないといけないと言うことだって、身に沁みるほど分かっているつもり。毎日体重計に乗っては反省と自己否定の毎日だよ。そのうち、ダイエットが原因でウツになったりしてね。笑えないジョークだけど。

 「ウツになる」と言える人間はウツにはならないそうだから、まだ、私は大丈夫なんでしょうけれど。

 ふう。好きでデブやっているわけではないのだがら、もう少し優しい目でデブのことを見ていて欲しいと思うのは、甘えなのかなあ…。

 あ、そうそう。今年は肺活量が大減少したんだよ。例年は約6000cc程度あったのに、今年は4000ccちょいだよ。2/3に減ったよ。なんか、病気か? それを先生に質問しようと思ってたのに、「あんた、生命保険入れないよ」だもんな。聞きそびれちまったよ。健診を受けて不安になったから質問したかったのに、そんな質問をさせてくれる間も与えてくれなかったよ。これじゃ、なんのための人間ドックだか! まったく、もう。

2008年8月 9日 (土)

アカネ君が星になりました

 すでに「ひとこと」には書きましたが、アカネ君が8月4日(月)の日付が変わって間もない頃、星になってしまいました。

 死んでしまう少し前まで、元気でピンピンしていました。それが急に動きが悪くなり、転覆してしまい、助けてあげたものの、まもなく静かに息をひきとりました。おそらく心臓発作でも起こしたのでしょうね。外傷はひとつもなく、美しい魚体のまま、あっちの世界に逝ってしまいました。

 アカネ君は、我が家に来た、ひさしぶりの男の子で、図鑑に出てくるような美しい金魚でした。繁殖期には大暴れをして、いっぱいベビーも作りました(全滅しましたが)。我が家に来たのは、昨年の9月なので、約一年しか飼ってやれませんでした。今、水槽には弱っている子や病気やケガの子がいて、いつ逝ってしまうか心配している子がいますが、まさか元気いっぱいのアカネ君が先に逝ってしまうとは、夢にも思っていませんでした。

 この子が我が家に来た時は、私の親指程度の大きさで、小さくてかわいかったのですが、一年のうちに、とても大きく成長しました。最後のお別れの時は、私の手からはみ出すほどの大きさになってました。一体、どんだけ大きくなったんだい!

 よく言うと、水槽の支配者、はっきり言うと暴君であるアカネ君が星になって、約一週間、善くも悪しくも、水槽内の人間関係というか魚関係には、あきらかな変化がありました。どう変わったかというと、みんな、とってもノビノビしてます。いやあ、いかにアカネ君がブイブイ言わせていたかということですね。隅っこに隠れていたカスミさんも、普通に水槽を泳いでいます。いきなり水槽の中が狭くなりました。

 今までは食事の時でも、アカネ君が満腹になるまで、誰も食べれなかったし、カスミなんてアカネのそばに寄れなかったから、何度も食いっぱぐれていたけれど、今じゃ食事の時間になると、金魚たちが総出でエサをねだっています。当然、みんな一緒にエサを食べてます。

 つまり王様(というよりも暴君)だったわけだよ、アカネ君は。

 水槽内の王位継承という話では、サクラ女王の後が、アカネ王だったわけで、さあて、次の王位継承者は誰でしょうか? 妻とは「次はきっと、チヅルだよ」って噂してますが、いやはやはてさて。

 夏は金魚の季節ですが、実は金魚には鬼門の季節でもあります。夏に星になる子たちの多いこと多いこと。毎年、注意しているのですが、やはり暑いのは魚にも色々とキビシイのでしょうね。

 男の子を飼うのは、本当に難しいです。水槽には、まだ二匹の男の子がいますが、この子たちは、なんとか天寿を全うさせてあげたいです。

 [2008年8月10日追記] アカネの写真を貼りました。

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2008年8月 8日 (金)

メトロノームと私

 私はどうもメトロノームって奴が苦手です。たぶんに技術不足の側面も否定はしませんが、それよりも何よりも不自由を感じるので、キライです。

 フルート教則本のアルテはメトロノームが必須です。必ずメトロノームをカチカチ鳴らしながら練習しないといけません。で、このメトロノームを聴きながら、この速さに合わせて吹かないといけないのですが…。

 私、明らかにズレます。理由は分かっているんです。それは気持ちよく吹いている時は、たいてい「メトロノームを聴いてないから」です。ダメじゃん。だから、時折ふと我に返って「いかん、いかん、メトロノームに合わせないといけん」と思います。で思い出して、カチカチを聴くと、たいていズレてます。ほんと、ダメじゃん。

 では、なぜメトロノームを聴かないのか? それは聞こえづらいからですが…言い訳ですね。たしかにメトロノームのカチカチよりもフルートの音の方が明らかに大きいし、いわゆる「マスキング効果」って奴でほとんと聞こえないけれど、耳をすませば、かろうじて聴けるのだから、やはり気持ちの問題ですね。

 ですから、メトロノームの事を忘れていることに気づくと、反省します。それで、よくよく耳をすませて、メトロノームを聴こうとします。そこで最初に戻って、メトロノームに合わせて演奏再開です。

 今度は「合わせること」を第一義にして練習します。もちろん、合わせようと思えば合わせられますよ、メトロノームくらい。でもね、それだと、すご~くつまんない。で、いつのまにかメトロノームのことを忘れて、好き勝手に吹いて、またズレる。

 ああ、本当にダメな私。

 もう少し上達すれば、メトロノームに合わせても楽しく演奏できるんだろうけれど、今の私のレベルでは、メトロノームに合わせることと、楽しく演奏するは両立しない。困ってます。

 別にメトロノームと合わない、ズレるとか言っても、ミスをしたり、ヨレたりするのではなく、どうも私の体内の自然なリズムがちょびっとシャッフル系? 1拍目と3拍目がほんの心持ち長め? ちょびっと、本当にちょびっとなんだけれど、跳ねてるリズムが好きみたい。だからメトロノームのきちんとした等間隔のリズムに合わせると、すこし窮屈かなあ…って感じます。

 あと、ブレスかな? メトロノームと合わせる時は、拍内ブレスというのは頭では分かっているんだけれど、ついつい拍の外でブレスをしたくなるというか、やっぱり拍いっぱいまで音を伸ばしたいというか…。特に大きなフレーズの終了したところ、文章で言えば、段落の終わりみたいなところは、きっちり伸ばして、たっぷりとブレスを取りたいのですよ。で、拍内ブレスにも関わらず、そんなことやって、拍いっぱい音を伸ばして、たっぷりブレスを取った結果、ブレスの部分でズレる? 当たり前だよね。

 でも、それは正確な演奏って奴とは違うわけで、そこは練習なんだから正確さを旨としなければいけないにも関わらず、そんな窮屈さがいやで、ついつい無意識に自由に同じ速さ(のつもり)で吹くと、だんだんズレてくるわけだ。

 はい、おっしゃるとおり、未熟なだけです。

 たった4拍のリズムを機械に合わせて等間隔に刻むだけなのに、厳密にやろうとすると、結構難しい。でも、まだ、フルートだからマシ。これ、歌でメトロノームに合わせろって言われたら、たぶん私、全く歌えなくなってしまう。いや、本当の話、無理だと思う。

 メトロノームのきちんとしたリズムに合わせた上で、メロディーを歌わせなければいけないだろうに、今の私の音楽センスでは無理ムリムリ…。音楽って難しいねえ…。

 いやあ、勉強をするって、自分の無知を思い知ることなんだけれど、メトロノームを使うことで、私が結構わがままにリズムを扱っていたことに気づきました。

 しかしリズムの癖を取るのって、難しそう。なんか、先が思いやられるなあ。

2008年8月 7日 (木)

お腹の支えについて、ちょっと考えた(あるいは迷った)

 あらかじめ書いておくと、今日の記事はボイトレ系の話です。

 「モイーズとの対話」という本がある。

 最近は目がアレ(ずばり老眼)なので、なかなか読み進まないのだが、フルート系では名著の誉れ高い本である。この本を読んでいて、ハッと思ったことがあったので、引用して、感想をグダグダ書いてみたいと思う。

 この本の中に「フル・トーンへの道」という章がある。その冒頭で、腹式呼吸の大切さに、著者は触れている。フル・トーンと言うのは、充実した音のこと。フルートも吹き方で、中身の詰まった美しい充実した音も出れば、スカスカの音、さらには息だけで音になっていない音と、色々な音が出る。単に楽器を構えて息を吹き込んでも、即座に鳴ってくれる楽器ではないので、より美しい音、より充実した音を出せるようにしましょう。

 と、その美しくて充実した音を「フル・トーン」と呼んでいます。

 で、そのフル・トーンの出し方なんだけれど…。しっかり腹式呼吸をすれば、必ず出るというのです。で、問題は腹式呼吸だ。

 腹式呼吸の一番の問題は、腹を使って息を吸う呼吸だと勘違いされている事だと著者は書いている。無論、腹を使って呼吸するのだが、肝心なのは、吸う方ではなくて、吐く方なんだと著者は力説しているわけで、吸う方はサラとしか書いていないが、吐く方がそれなりにページを割いて書いている。その部分をチョコチョコと引用すると…。

はき出す息はロケットの噴射のように、それを支える土台がなければならない。ロケットの発射台が真綿みたいなものだったら、いくら噴射しても逆の方向に飛ぼうとする力を減じてしまう。下がコンクリートならば直接的に逆方向に飛び上がる力になる。息の柱はロケットの噴射と同じでその支えがなければぐらぐらしてしまう。それを支えるのが横隔膜である。(145ページ)

横隔膜は逆すりばち状に胸部に入っているのがそれが圧えられて広がるので、腹部のまわりがあたかも息が入ったかのように膨張する。つまり吹奏している間中その息の柱の底は、横隔膜にかかっていなければならないので、腹部はその圧力におされて張り放しでなければならない。吹くときにお腹がすーとへこんできてはいけないのである。(146ページ)

この腹に支えさせながら排気する方法を腹式呼吸だと考えた方が正しい。「腹の底で吹く」のを「腹の底で吸う」のと勘違いしてはならない。大げさに言えば「吸う」ときなどどうでもよいのである。(146ページ)

 お分かりですか? うまく引用したり、まとめたりすればいいのでしょうか、なんか難しくて…、分かりづらかったらすいません。

 よく「声をお腹で支える」「息をお腹で支える」と言いますよね。もちろんこれはオカルト的表現なんだけれど、分かったようで分かりづらい用語ですね。で「モイーズとの対話」の中のこの部分の説明も、明らかにオカルト。分からない人には全く分からない表現だと思うけれど、私はこの部分を読んで、ピンときました。私にとって分かりやすいオカルト表現だったんです。それもフルート的ではなく、声楽的に。

 床が硬くないと、うまくジャンプできない。まさにその通り。だから、著者の意見に全く同意します。その“床を硬くする”が腹圧で腹部を張る、ひいてはそれが息を支える原動力になる。納得です。

 でも私はさらに先を考えます。床がたとえ柔らかくても、真綿のような柔らかさではなく、バネのようなしなやかな柔らかさだったら、硬い床よりも、もっとうまくジャンプできるんじゃないだろうか? 例えば、武道場の床のように、ボクシングのマットのように、器械体操で使うロイター板のように、さらにはトランポリンなんか、いい感じじゃない?

 真綿のような柔らかさは、息のエネルギーを吸収し殺してしまう柔らかさ。それならば、しっかりと固めて、息のエネルギーはきちんと跳ね返す固さの方が良い。

 しかし、しっかりと固めるだけでは、息のエネルギーだけしか利用できない。床を固めるではなく、息にエネルギーを加える方向で動くなら、しっかり固めるよりも、なおよろしくないだろうか? 息のエネルギーに床のエネルギーが加わるじゃない。

 ううむ、考え過ぎかなあ…。しっかり、ばっちり、固める方がよいのか、固めつつもエネルギーを加える方向で動いていった方がよいのか? ああ、分からない。分からなくなったら、考えないことが一番。というわけで、とりあえず今日のところは、ここらへんで思考停止にしておくけれど、本当はどうなんだろ? 呼吸の森で迷子になりそう。

 ま、だいたい、オカルトにオカルトで考えても、解決できるわけがないし…。

 それにしても、腹式呼吸って、歌だけでなく、笛でも大切なキーワードのようですね。

[2008年8月8日追記] 松尾さんがこの問題に関する記事を書かれています。私のようなオカルトではなく、きちんとした内容の記事です。よろしかったら、そちらもご覧ください。

2008年8月 6日 (水)

にゅうおいらんずを聴きました

 実はフルートの試奏をした日は、別にフルートの試奏に東京に行った訳ではなく、本当の目的は、にゅうおいらんずを聴きに行ったのでした。

 にゅうおいらんず?

 はい、“にゅうおいらんず”です。ジャズバンドです。ディキシーランドジャズのバンドです。ライブ会場は浅草演芸ホールです。

 演芸ホール?

 はい、いわゆる寄席で、八月上席公演の大喜利として、にゅうおんらんずが出演します。

 混乱しました? そうでしょうねえ、知る人しか知らないバンドですもの、にゅうおいらんずって。私も数年前にその存在を知って以来、ぜひ聴きたいと思いつつも、なかなか日程が合わず、今年ようやく聴くことができたというくらいのバンドですもの。

 メンバーには有名人がいますよ。

 三遊亭小遊三(トランペット)、春風亭昇太(トロンボーン)、三遊亭右紋(司会&バンジョー)、三遊亭円雀(クラリネット)、桂伸之介(電子ピアノ)、ベン片岡(ベース)の六人のメンバーにゲストドラマーとしてプロの方が日替わりで参加してます。ちなみに本来のドラマーは神田山陽です。

 そうです、噺家バンドです。笑点にご出演の方もお二人いらっしゃいます。なあんだ、お笑いさんの隠し芸か!とは思わない方が良いです。と言うのも、彼ら、今年でデビュー12年の活動歴がありますし、あれで結構コンスタントに活動しているんです。では、プロ並の凄腕バンドなのかと言うと、それも違う。いや、一応入場料を取っているわけだから、プロのバンドと言えばプロなのだけれど、腕前は割と普通なアマチュアバンドレベル。演奏レベル的にはそれがウリになるレベルではないです。

 では何かウリなのかと言うと、楽しさおもしろさ。もちろん噺家さんのバンドなんだから、コミカルなトークはたっぷりありますが、演奏は至ってシリアス。そのシリアスな部分が楽しくておもしろいのです。

 なんて言うのかなあ…演奏者たちが本当に音楽が好きで、愛していて、正面から取り組んでいて、それが客席にまで伝わってくるんですよ。だから、聴いている方も楽しくておもしろくなっちゃうんですよ。

 決して、落語的なお笑いの部分だけで楽しませてくれるのではなく、演奏も十分楽しいバンドなんです。

 興味のある方は、DVDが発売されてますので、チェックしてみてください。実はこのDVD、会場で売っていたので、メンバーのサイン付で購入しました。ちなみに小遊三師匠には息子君の名前まで入れてもらいました。家宝です。DVDの中身は、当日のステージとほぼ同じです。メンバーの腕前はDVDより上手くなってましたが…。

 上手くなっていた…。そう上手くなっているんですよ。このバンドが私の気を引く理由の一つが、花形プレイヤーである金管の二人(小遊三と昇太)に、実は楽器経験がなく、にゅうおいらんず結成時に楽器を買ってきて、初めて楽器に触れ、練習を始めて、今日に至るというわけなんです。つまり、音楽が好きで好きで、でも子どもの頃は色々な事情があって出来なくて、大人になってようやく楽器を買ってバンドを組みました…ってパターンなんですね。だからこそ、伝わる“何か”があるんです。それにしても小遊三師匠は五十の手習いですよ、すごいですねえ。

 実にほほえましいバンドです。ちなみに金管の二人以外は、なかなか侮れない演奏をします。ドラムはプロだからともかくとして、ベースの方は実は噺家さんではありません。落語芸術協会の事務員だそうですが、元はプロのベーシストさんだそうです。そりゃ演奏も安定しているはずだ。

 このリズム隊の磐石のビートの上に、メンバーたちの音が載ります。

 他のメンバーたち。ピアノの伸之介やバンジョーの右紋、クラリネットの円雀は若い頃から、楽器をやっている人たちです。そりゃあ、上手だよね。その彼らと、アマチュアむき出しの金管二人の対比がまた楽しいんです。他のメンバーがクールに演奏している中、金管の二人が実に熱く演奏してます。

 クール。そう、まさにクールなんです。特に円雀師匠のクラリネットは、素敵にクールです。そして実はかなり上手いです。きちんとジャズしてます。金管の二人がノリでババンと派手にやっている裏で、地味に細かいところをキチンキチンと押さえて、ノリノリに演奏しているのがクラリネットなんです。あのクラリネットがあるから、単なる合奏ではなく、ジャズになっているんだと思います。

 右紋師匠のバンジョーは、またいい味出しています。ピアノの伸之介師匠は…調子が悪かったみたいです、ピアノが。しかし噺家さんですよねえ、楽器の調子が悪くて音が出なくても、それで笑いを取りにいくところはなかなかと思いました。

 いやあ、楽しかったなあ、にゅうおいらんず。きっと来年の八月上席も浅草演芸ホールでライブをするだろうから、また来年も聴きに行けるといいなあと思う。それに彼らのライブを聴きに行くと、もれなく彼らの落語も聞ける。これは一挙両得だねって、そりゃあ、本末転倒な話だねっと。

2008年8月 5日 (火)

フルートの試奏をしてきました その2

 昨日の記事の続きからです。

 とにかく、A社のインライン・リング式総銀モデル、B社のカバード・オフライン総銀モデル。B社のインライン・リング式ゴールドモデル。C社のリング式・オフライン総銀モデルの4本を、たっぷり一時間かけて、ピーヒャラピーヒャラ試奏をしたところまで、お話は進んでいたと思います。

 しばらくして、店員さんがやってきたので、店員さんにこの四本のフルートを吹いてもらうことにしました。私よりもずっと上手な人に吹いてもらえば、また笛の印象も変わるかもしれないと思ったからです。あと、聴く人の立場になって、これらのフルートの音色を観察したいと思ったからもあります。

 店員さんは持ってきてくれた順番で快く吹いてくれました。「ほんのアマチュアなんですが…」と言ってましたが、どうしてどうして、メチャメチャうまい人でした。

 A社のフルートは…店員さんが吹いても私が吹いても音色には大差なし。店員さんの方がずっと上手なので、高音を巧みに出してましたが、所詮それだけの話です。きっと、この笛は誰が吹いても同じ音しか出ないんだと思います。A社のフルートは絶対に買わないぞと心の中で決めました。

 B社の総銀のフルート…店員さんの音は私の音とは、別の楽器かと思うくらい、全く違います。どっちが良いとか悪いとかの問題ではなく、それは好みというか個性というか、そのレベルの違い(もちろん技術面は大いに違いますが)だと思いました。演奏者によって、これだけ音の変わる楽器は、きっと購入しても、こちらの上達度に応じて、その音を変えてくれるのではないかと思いました。すこしばかり高価ですが、それだけの価値はあるフルートだなあと思いました。

 C社のフルートは…店員さんの音は、とてもきれいで私の好きな音です。私の中のフルートの美しい音のイメージにまさにぴったり。私の吹く音とは違いますが、全く違うというわけではなく、私の出す音の延長線上に店員さんの音がある感じです。ですから、奏者の腕前に応じた音を出しますが、それでも楽器としての自己主張もきちんとしているという、B社の総銀ほど幅広い音色は持ち合わせていないようですが、これはこれで、購入したら楽しめる楽器だなあと思いました。とにかく美しい音を奏でるフルートです。

 ゴールド・フルートは同じB社のフルートとは思えません。B社の総銀フルートは深みと潤いのある音を出しましたが、ゴールド・フルートは音も固めであんまり好きではありません。吹いているとあんなに楽しいのに、聞いている分には取り立てて、どおってことない感じです。私が吹いても、店員さんが吹いても、好印象にはならないって、金って、プレイヤーズフルートなのかな?

 店員さんに感想を求められたので、正直に伝えたところ、さらに二本のフルートをもってきてくれました。

 D社のフルートは総銀ですが、吹いてみたところ、すごくいい音がします。なんか身がよじれるくらい美しい…。C社のフルートの音が気に入っていた私ですが「C社もいいけど、D社もね」って感じになりました。聞けば、D社のフルート。これもハンドメイドだそうです。さらに言うと、他のフルートとは使っている銀の純度が違うそうです。「お客様はこちらのような音がお好みではないかと思いまして…」と来たもんだ。短時間で客の好みを見抜くとは、凄腕店員だ。ちなみに店員さんが言うには「銀の純度が違うと音が変わる」んだそうです。で、私の耳は純度の高い銀の音が好きってわけだ。でもこいつ、総銀のくせにメッチャ高いのよ。

 このあたりで、さすがに「イエスタデイ・ワンス・モア」に飽きたので、今度は音を探しながら、ビートルズの「イエスデイ」を吹き始めた私です。はい、イエスタデイつながりで~す。

 E社のフルートは「これはどうでしょうか…」と何やら言いたげに渡してくれました。このフルート、リッププレートとかその他のところに部分的に金を使った銀のフルートです。吹いてみました。ゴールド・フルートほどではありませんが、これもなかなか気持ちの良い笛です。リッププレートだけでも金だとやはり違いますね。演奏している感じはなかなか良いです。ゴールド・フルートが欲しくなった私ですが、リッププレートが金ってだけでも、かなり満足できるかもしれない。しかし、このフルートの音は、全く私の好みではありません。これはおそらく素材のせいだけではなく、メーカー自体の目指している音色がキライなんだと思う。

 E社の部分的にゴールド・フルートは吹いていて気持ちいいけれど、その音は全く好みではないので、なんか吹いていて不思議な気分になりました。でも、このメーカーの音が好きという人の気持ちは分かるような気はします。なんか華やかな音なんだよなあ、薄っぺらだけど。繊細でたおやかな感じだね。低音ですら頼りなげではかなげで…。私の購入リストからは、A社同様消えました。

 ちなみに今回、有名な国内有力フルートメーカーである、F社のフルートは試奏しませんでした。それは私を観察した店員さんが、これは合わないと思って出さなかったのだろうと思います。だいたい、色々なフルートブログで、C社とE社&F社の音色は対極にあるように解説されている事が多いですが、私の好みはたぶんC社の音色なんだと思う。そんな私の好みを短時間で見抜いた店員さんは、だからF社のフルートを持ってこなかったんだと思う。私はこの店員さんに、すっかり笛の好みを見抜かれていたわけです。すごいぞ、店員さん。

 と言うわけで、試奏してないけれど、F社も購入リストから消しておこうっと。

 六本のフルートを取っ替えひっかえ吹いていたら、あっと言う間に2時間が経ってしまいました。試奏って、本当に楽しい! もう夜も遅くなっていたので、やめましたが、時間さえ許されれば、あと4~5時間は吹いていたい。

 っていうか、よくも2時間も笛が吹けたものです。それもラクラクと。

 チャイナ娘を2時間吹き続けるのは、たぶんできません。だって、そんなに楽に吹けないもの、チャイナ娘。

 今回吹いた、六本の笛は、好き嫌いはたしかにあるけれど、みなどれも、良い笛だと思います。最初こそ、音が出しづらかったりしましたが、すぐに慣れてしまい、慣れてしまえば逆に楽に吹けました。

 初心者の頃より、いい笛を持って練習を始める人は、すぐに上達する、という話を時折耳にしますが、納得しました。音を出す、ピッチを合わせるというところに気を使わずに、すぐに音楽と面と迎えることができるのは、とても良い条件でスタートラインに立っているのも同然です。道具は良いに越したことはありません。

 私のチャイナ娘も、もう少し道具として、良いレベルのものだったら良かったのになあと思いますが…値段が値段なんだから、文句を言ってはいけませんね。

 ちなみに、今回冷やかしたフルートの総額は約400万円ですよ。余裕で乗用車が買えちゃいますね。すごいですね。六本合わせても、私、片手で持てますよ。それで400万円。ほんと、フルートって高価な楽器です。

今回の試奏のまとめ

 1)インラインでもオフラインでも、とにかく私的には問題なし。

 2)リング式は練習をすれば、きっとすぐに乗り越えられる。それまでは部材で穴を塞げば問題なし。

 3)素材や設計による音の差もあるだろうけれど、メーカーによる差はかなり大きい。とにかく、A社はありえない。E社は好みではない。おそらくF社も好きにはなれないだろう。買うなら、B社かC社かD社の三択だな。

 4)現時点の力量や好みやお財布の中身で考えればC社で決定だが、将来に渡って使用する渾身の一本と考えるとB社の総銀もあり得る。予算に余裕があればD社の純度の高い総銀モデルも良い。

 5)予算にもっともっと余裕があれば、ゴールド・フルートもありと言うか、予算に余裕がなくてもゴールドが欲しい。B社のゴールドは音色的には取り立てて言うべきことは無いけれど、何より吹いている自分がとても楽しいのが良い。ああ、ゴールドが欲しい。

 6)リッププレートだけゴールドと言うのもかなり良い。今回は試奏しなかったけれど、C社には総銀(だけどリッププレートだけゴールド)というフルートが何本がある。これなら、ゴールドのレスポンスにC社の総銀の音色になるので、無敵ちゃうだろうか?

 7)今回試さなかったけれど、金メッキのフルートってどうなんだろう? 総銀に金メッキなら、これもなかなか良いような気がする。

 8)外国製のフルートも今回試せなかったけれど、外国製であってもなかなか良いものがありそうな気がする。

 9)楽器の音の善し悪しは、楽器だけの性能では決まらないみたい。演奏者の技量というか、ずばりクチビルの個性が大いに関係していそうだ。フルートは実に演奏者によって出てくる音がかなり違う。ブランドで楽器を選ぶと失敗するかもしれない。そういう意味では他人の意見(インターネットやブログを含む)はあくまで参考意見。ただただ自分のフォースを信じて楽器選びをしないとね。

 10)Eメカのようなギミックはたぶん無くても大丈夫。自分にぴったりの楽器を選ぶことができれば、なんとかなりそうな気がする。

 11)木管やプラチナを吹いてくるのを忘れた! 残念。

 12)試奏はやっぱり根性が試される。一人で行ったら、勇気ある撤退をしていたかもしれない。そういう意味では同伴者がいると、後に引けないので、良いかもしれない。

 13)試奏は楽しい。時間があっと言う間に過ぎてしまう。私もまたやりたい気がするけど…最初のハードルが高いんだよ。でも、そのハードルを乗り越えてしまうと、とっても楽しいものよ、試奏って。

 ああ、B社のゴールド・フルートが欲し~~~い。とお~~~っても高いけど。ああ、欲しい欲しい欲しい、ゴールド・フルートが欲しい! こうなるのを恐れていたのに、予感的中、私混乱中。

 今回は、総銀という共通項で各メーカーごとの音色の違いについて検討した試奏でした。これでそれぞれのメーカーごとの音の傾向というのを、だいたい把握できたような気がする。次はメーカーを一つに絞って、材質の違いによる音色の違いについて試奏できるといいのだけれど…また、あのゴージャスな雰囲気のところに行って試奏する? そりゃあ、やっぱりムリムリムリって感じ。でも、した方がいいんだよなあ、楽しいし…。

 そうそう、ゴールド・フルートばかりを並べて、試奏したら、うっとり天国にいるような気持ちがするだろうなあ…。でもさすがに冷やかしで、そこまではできないよねえ…。

 ところで、試奏して帰って来たら、チャイナ娘がとっても不憫で貧弱でみすぼらしい笛に感じられました。だって、東京で会ってきた娘さんたちとは、全然違うんだもん。特にオンチなのは困りもの。さらに思ったのは、チャイナ娘、絶対に故障しているね、これ。低音のドがあれだけ出づらいのは、個性ではなく、故障でしょう。というか、欠陥? まだ、アルテに低音のドは出てこないからいいようなものの、これでは練習にも差し支えるね。

 やっぱり、チャイナ娘は引退だね。でも次のフルートと言っても、すぐには買えないよ。だって、良いフルートって高いもん。はあ、どーしましょ。

2008年8月 4日 (月)

フルートの試奏をしてきました その1

 全く予定外だったのですが、東京に遊びに行って、夕方にポカンと空き時間ができてしまったので、このまま真っ直ぐウチに帰ってもいいのだけれど、せっかく都会に来たんだし、ここは一発、大型楽器店に行ってみて、笛先生のミッションをコンプリートしてくんべか? と思って、さっそく妻と二人で大型楽器店に行っちゃいました。

 私は、夏休みの宿題を7月中に終わらせちゃうタイプなんですよ。小心者なんですね、宿題を先延ばしには絶対できない人なんです。ああ、因果な性格。

 全くの予定外だったのですが、さっそく心臓バクバクのまま、某大型楽器店へ突入。あ、しまった。まだ試奏用の曲は「イエスタデイ・ワンス・モア」しかマスターしてないぞ!

 フルート売場に行ってみたところ、さすが都会だね。山のようにたくさんの笛がある。それも安いものから「嘘でしょ」って言うくらい高いのまで、本当に山のよう。しっかり鍵のかかったショーケースの中を見ているだけでも、いい勉強になります。

 しかし都会の楽器屋さんはウチの地元とは違うね。なんでああも“高級感”にあふれているんだい。確かに扱っている楽器のランクというか、お値段というかには、すごい差はあるけどねえ…。ビビっちゃうじゃない。

 はっきり言って、周りの空気に飲まれました。フルート売場で店員さんをつかまえて「フルートを試奏させてください」とは、とても言えない。それはムリムリ。あんなゴージャスな場所は、居心地悪い、と言うよりも、なんか私、場違いなところにいるみたいな感じがします。

 かと言って、帰るわけにもいかず、仕方がないので、ショーウィンドウの前で、ああでもない、こうでもないと、妻とつまらぬフルート談義をしていたら、そこへ店員さんがやってきて「吹いてみますか?」ときたもんだ。

 キターーーーーーーーっ!

 私のすぐそばでは、めっちゃうまい人が、何やらピーヒョロ試奏しているんですよ。その反対側では、親子連れがフルートのご商談中。他にも私たち同様に冷やかしの客もいるし、他の店員さんはショーケースを開けたり閉めたりして、100万円クラスの外国製フルートを出し入れしているし…そんな環境の中で、フルートを吹く? 試奏をする? そりゃ、試奏したくて来たのだけれど、そ、それはちょっと、ムリじゃねえ?

 なんかしどろもどろに、軽くパニクっていると店員さんが「試奏室がご用意できますよ」とニッコリ。

 ええ、試奏室ですか…そりゃ、渡りに船というものではないですかあ…。そ、そうですか。で、では…そのお申し出、ありがたくお受け致します。

 どの楽器を吹きますかと尋ねるから、総銀のモデルを一通り、あと一本でいいからゴールドを必ずと答えたところ、かしこまりましたと言って、試奏室に案内されました。

 だって、あのゴージャスな雰囲気の中「安い奴を中心に。スクールモデルとか頭部管銀製の奴をオンパレードで!」とは言えません。いや、地元の楽器屋さんなら平気で言っちゃうかもしれませんが、そこは田舎者の悲しさ。完全に都会の空気に負けてます。「総銀モデルを…」が精一杯の抵抗です。だって、試奏室にご案内だよ。わざわざお部屋まで用意してもらっているのだから…ねえ?

 試奏室(どうやらフルート専用の試奏室だったみたいです。都会の楽器店ってすごいね)に入って、しばらくすると、店員さんが二本のフルートを持ってきました。A社とB社の総銀モデルです。あ、今回の記事ではメーカー名は伏せることにしました。その理由は…追々分かると思います。

 「割とよく出るのはこの二本です」と言って、人気の総銀フルートを二本を持ってきてくれました。確かに二本とも有名ブランドの有名モデルだもんなあ、でもこれ、高いんだよなあ…これがここではよく売れるのか…。

 意を決して、試奏です。

 まずはA社から吹いてみました。インラインのリング式という奴です。インラインは別に問題ないけれど、リング式…つまり穴あきモデルはやはり最初は難しいです。きちんとふさいだつもりでも、何かどっかに隙間があるみたいで、うまく音が出ません。店員さんは「穴は塞げますから安心してください」と言って、透明な部材で塞いでくれました。穴さえ塞げば、こっちのもの。音を出すコツをつかむまでの数秒はちょっと苦労しましたが、すぐに割ときれいに音が出ました。特に低音のドがすんなり出たのは驚き。この音、チャイナ娘だと未だに出せない音なんだけどなあ…。ちなみにA社では、低音と中音は問題なく吹けるけれど、高音はオンチになってしまいます。まあ、まだアルテの第3課な人だから仕方ないよね。

 ちなみにチャイナ娘だと高い方は高音のラまでは曲中にあっても平気。一般的に難しいと言われる高音のミもすんなり出ますが…A社のフルートでは高音はレまで。ミは全然ダメ。後になって思えば、このフルート、Eメカが付いていたんだから、それを使ってみれば良かったのにと思いました2008年8月11日追記 Eメカとは普通に高音のミの運指をすると、本来ならば塞ぐべきなのに、指の数が足りなくて塞げないでいて、そのためにミの音が出しづらいという現状を、自分の指で塞げないなら、メカで塞いでしまいましょう、という機能。つまりEメカ付きのフルートなら、普通に高音ミの運指をすると、勝手にEメカが連動して機能を果たすようにできてます。というわけで、Eメカが付いているにも関わらず、高音ミが出せなかった私は、実はA社とは徹底的に相性が悪かったのでした] が、その時はそんなことなど思いもつきませんでした。ああ、高音のミは難しいなあと思いながら、さすがに値段が高くなると、扱いも難しくなるんだなあと思いました。いやいや、チャイナ娘は本当に音が出しやすい、いい感じの笛だと分かりました。ただしオンチですけど…。ちなみに試奏で吹いた曲は、当然「イエスタディ・ワンス・モア」でした。

 次にB社です。こちらはハンドメイドだそうです。

 吹いてみました…スカー、スカーって感じで、音、出ません(涙)。これ、難しいです。心を落ち着けて、しっかり息を腰で支え直して吹き直してみたところ、音が出てくれました。私は声楽もやっているから、笛の初心者としては、比較的呼吸がしっかりしている人だと思う。それでこれよ。本当の笛初心者だと、きっと音すら出せないよ、このフルート。

 出てきた音は、太めのボサーとしたさえない、どんくさい音。な、なんだ、これは? ってびっくりしちゃいました。いやあ、尺八かい、こいつ! あまりにフルートっぽくない音じゃん、これ。

 この段階では、私はA社のフルートの方に好意を持っていました。

 そうこうしているうちに、店員さんが次のフルートを持ってきてくれました。「こちらのフルートはおすすめ」なんだそうです。

 店員さんおすすめのC社のフルートは、すごくいい感じでした。最初の一息で気に入りました。音も深みがあって私好み。操作性もいいし、低音はレから高音はソまで比較的ラクに出てくれます。低音のドはちょっと出しづらいかったです。また、高音のミとファは出るには出ますが、ちょっとヒステリック気味な音ですな。でも、今までのA社、B社とは比較にならないくらい良い感じ。高音のミとファも、すぐに優しい感じの音が出せるようになると思う。このフルートなら、購入して、じっくり吹き込めば、とてもいい感じになりそうな予感がします。お値段もグッドな感じなので、先生の「絶対に買っちゃダメ」のひとことがなければ、買って帰ったかもしれない。それくらい気に入りました。さほど有名なブランドではないけれど、いいものはいいなあと思いました。さすが、店員さんのお薦めだけある。

 楽器の善し悪しはブランドの有名度では決まらないかもしれないと思いました。

 そこへ店員さんが次のフルートを持ってきてくれました。ゴールド・フルートです。やったね。

 持ってきてくれたのはB社のゴールド・フルートの中で一番安いものだそうです。これもハンドメイドだそうです。

 さっそく吹いてみました。驚きました。今までの総銀のフルートとは全く違います。吹いていて、すごく気持ちいいですよ、これ。音がすごくラクに出る。レスポンスがとても良い。低音のドから高音のラまで、高音は確かにちょびっと苦労するし、ちょっと曲にはまだ使えない感じだけれど、そんなのを忘れさせるくらい、ラクラク吹ける。吹いていて、とても楽しいです。な、なんと。金と銀では、まったく別の楽器です、フルートって。

 いやあ、このゴールド・フルート、吹いているだけで楽しい気分になります。C社のフルートの事は、もうどっかに飛んで行ってしまいました。今はただ「このゴールド・フルートが欲しい」という気持ちでいっぱいになりました。それくらい気持ちのいい笛です。とにかく吹き込んだ息が無駄なく即座に音になるって感じ。分かりますか?

 ただし、音色は???かな。吹いていて、とても気持ち良いのですが、それは操作性の問題であって、音色はそんなに好みじゃないです。これはメーカーのせいではなく、素材の持つ音質の問題だと思います(後からakyさんのご紹介のゴールウェイのビデオを見てそう思いました。こちらの記事のコメントに解説があります)。どうやら私はそれほど金の音が好きではないみたいです…と言うよりも、音色自体は銀の方が好きみたいです。

 とにかく、この四本のフルートをとっかえひっかり吹き比べてみました。一時間も吹いていると、だいぶ印象が変わってきました。

 B社の総銀のフルート。最初はどんくさい音だなあと思っていましたが、吹き込んでいくうちにドンドン音が変わってゆきました。なんか華やかで潤いのある音に変わってゆきます。この音色、好きだな。とにかく吹き方をちょっと変えるだけで、色々な音色が出てくる。これ、おもしろいかもしれない。フルートって、こんなにカラフルな楽器だったんだ。とにかく万能なフルートだと思いました。

 同じB社のゴールド・フルートはとにかく楽しいです。試奏の時間の半分は、実はこの笛を吹いていました。だって、すごく楽しいんだよ、これ。音はちょっと好みとは違うけれど、そんなものを吹き飛ばすくらい、吹いていて気持ちいい。この笛を買ったら、たぶん歌の練習はしないで笛ばっかり吹いてしまうかもしれない。それくらい気持ちが良いです。欲しいなあ、これ。

 C社は第一印象が良かったフルートです。さらにこれは、吹き込んでいくほどに、ますます好きになっていく感じの笛でした。ただ、B社のフルートほど劇的に音色が変わるという印象はありませんでした。ただ渋い深みのある音がします。私はこの音、大好きです。美音が求められるクラシック向けの笛だと思いました。でもボサノヴァのあのノリにこの音色はどうだろ? そういう意味では、音楽ジャンルを選ぶかな。もしこの笛を買ったなら、ポップス用のフルートをもう一本買う必要がありそうだな。

 A社は…ありえないと思い始めました。最初こそ取っつきやすい感じがして好意をもっていましたが、それでなんかお終いって感じがして、底の浅い楽器だなあと思いました。買って帰っても後悔しそう。正直、これならチャイナ娘の方がいいかもって思いました。

 話はまだまだ続きます。店員さんはさらに新しいフルートを持ってきてくれます。でも、記事も長くなったので、今日はここまで。あ、メーカー名とかの推察がついても、心の中に仕舞っておいてくださいね。大人の約束だよ(笑)。

 続きはこちら

2008年8月 3日 (日)

音楽の練習、サボりっぱなしです。[8月第1週・通算29週]

体重:100.9kg[-0.3kg:-2.5kg]
体脂肪率:29.7%[-0.2%:-0.8%]
BMI:32.2[+-0.0:-0.5]
体脂肪質量:30.0kg[-0.3kg:-0.6kg]
腹囲:100.8cm[-0.2cm:-5.8cm][先週との差:2008年当初との差]

 先週書きましたが、最近の私は結構熱心にウォーキングを中心に運動しています。毎日、2~3時間、多い日は5時間前後、歩いております。歩いたからと言って、体重が簡単に減るわけではないのは経験済み。だから「一生懸命運動しているのに、体重が減らないぞ~」とは言わない。運動して体重が減るなら、ダイエッターのみなさんは、もっとマジメに運動しているはず。結局、運動するよりも減食をした方がダイエットには効果的なのは自明の理。

 でも、運動をしないと健康が維持できないのは、事実。だからダイエットのためというよりも健康を維持するために運動をするというのが本当の話。特に血圧と肝機能関係は、運動が癖になると、嘘のように数値が良くなるので、むしろそっちを期待して運動に励んでいます。

 私は本来、始めると熱心になるタイプなので、夏の間は運動をするぞと決めたら、割ときちんとやってます。しかし一日の24時間というのは、誰にでも平等に与えられたものだから、そこに運動が割り込んでくると、当然しわ寄せがやってくるわけで、それが音楽の練習だ。

 夏になってから、めっきり音楽の練習時間が減りました。結局、音楽の練習に支障が出ないように運動から戻ってきても、ヘトヘトになっているので、音楽どころではない。休憩をしているうちに、(夜遅くは音楽の練習はできませんので)時間切れになってしまいます。運動をしてからだと音楽の練習に支障が出る。だったら順番を替えて…というのはこれも無理。だって、夜、日が暮れてから、山道を歩くと危ないよ。海辺なんか、夜になると怖いお兄さんたちがたむろしているし、からまれたら厄介だな。運動(ウォーキング)するなら、やはり昼間だね。

 実は音楽の練習を始める前は、熱心に運動してました。歌を始めて何となく運動ができなくなってしまいました。で、この夏は運動に力を入れようと思うと…音楽の練習ができません。

 私のライフスタイルだと、音楽と運動の両立は無理なのかな? なんかいい方法はないか考えないとね。

 音楽も運動も、毎日コツコツやらないと意味がないのに、両方をコツコツやれないのは、キビシイね。

2008年8月 2日 (土)

なぜか広い水槽

 どうやら困ったことが起きてます。

 ケガ多発のために、あの枯れ木のオブジェを撤去したまではいいのですが、あそこの後ろというか、オブジェと背面のガラスの間が大好きだったカスミさんの居場所がなくなったと言うべきか、新たな居場所を探して、ついに見つけてしまいました。

 そこはどこかというと、ポンプ(ウチは上部濾過装置を使用)の吸い込みパイプとガラスの間。約5cm程度の隙間です。そのパイプに沿って、縦になってカスミさんが入ります。要するにパイプの影に隠れるわけです。

 今までも、オブジェの影にいましたが、あそこは単にお気に入りの場所だという認識しかなかったのですが、実はあそこに隠れていたんですね。で、そこが撤去されてしまったので、新しい隠れ場所に移ったわけですが、そこは縦に長い場所なので、金魚なのに尾びれで直立した格好で隠れているわけなんです。

 それだけでも、ちょっと頭を抱える状況(だって金魚がずっと直立しているのよ)なのち、さらに追い打ちをかけるように、アオイが全く同じ格好でそこに入り、カスミをポンプパイプやらガラスやらに押しつけるわけだ。

 そう言えば、以前もオブジェとガラスの間に二匹で縦にならんで隠れていたけれど、今度は縦に入る隙間がないので、横に並ぶわけなんだな…。

 この二匹がほぼ一日中そこに隠れています。ずっとそこにいるので、パイプの影響でしょうか、カスミさんのパイプ側の体側が広く浅く血がにじんでいます。困ったものです。

 以前は、カスミだって他の金魚たちと一緒に天真爛漫に水槽を泳いでいたのですが、いつからそうなったのかと言うと、やはり繁殖期後ですね。繁殖期に散々アカネ君に追い回されて、何度も何度も産卵させられたのが原因なんじゃないかな…。あれっきり、大きな体(重量的には水槽で一番重い子です)を小さくして物陰に隠れるようになりました。カスミからすれば、自分を追っかけまわして産卵させるアカネが怖くて怖くてたまらないのかもしれません。今でもパイプのうらの隠れ家に何気にアカネがやってくると、スーッと逃げます。よっぽどアカネは嫌われているようです。

 もっともアカネくんは、繁殖期も終わり、今では憑き物が落ちたような無邪気な金魚になってますので、カスミさんの事は全然アウト・オブ・ガンチューのようなのですが…。

 アオイさんは、おそらくメス仲間として、カスミに寄り添っているのだろうと思います。どんな種族であれ、メスというのは、群れというか、グループというか、そういうものを作りたがるもので…。

 というわけで、ただ今、我が家の水槽は、男の子三匹(アカネ・カエデ・チヅル)と性別不明…おそらく繁殖期前の女の子であるフウカの4匹が、ユラユラしています。チヅルとフウカは小さな子なので、実際にはアカネとカエデの2匹のための水槽みたいになっています。

 本来は、大型な金魚4匹が泳げば、それなりに狭い水槽のはずなのですが、実質2匹しかいないので、広い広い水槽が広いです。

 ふう、しかし困った。女の子たちをどうにかしないといけないかなあ…。ケガもしているから、本来なら小型水槽に入院治療なんだろうけれど、今、入院用の小型水槽には、カミキリ君がいるんだよね。カスミさんとカミキリ君を同じ水槽に入れるわけにはいかないし…参った参った。

2008年8月 1日 (金)

スペシャル・ミッション:ゴールド・フルートを吹いてこい!

 笛先生から指令が下りました。

 …楽器屋さんに行って、ゴールド・フルート(金で出来たフルート、半端なく高価)を吹いていらっしゃい。ただし、絶対に買ってはいけません。

 ラジャー! って、どうしろというのですか、この私に?

 いやあ、どうにもこうにも、そろそろチャイナ娘から卒業しましょうと笛先生がおっしゃいました。次のフルートの購入を考え始める時期だと思いますとのことです。

 で、そのために、まず、フルートには色々な音色の楽器があることを知りましょうということで『楽器屋フルート冷やかしツアー』をしなさいという命令です。

 特にゴールド・フルートの、音色を含めた特徴を、きちんと把握しておきなさい、というのです。もちろん、ゴールド・フルートだけでなく、総銀や洋銀、日本のメーカー品から外国のものまで、可能な限り、色々なメーカーの色々なランクのフルートを吹いて、音の傾向を感じてきましょうということですが、ゴールドは必ず吹いてきてネという命令です。

 フルートには色々な音色があって、色々な癖があって、そういう事を感じた上で、自分の好みの音色、自分の好みの操作性などを絞っていって、最終的には予算と好みで一本のフルートを買うのだそうです。おそらくゴールドうんぬんは、その比較対象の原点というか、スタンダードなフルートとして知っておきましょう、というところなんだと思います。

 実際に買う時には、笛先生と一緒に、笛先生行きつけのお店に、お出かけすることになりますが、まずはその前準備として、楽器店フルート冷やかしツアーをして来なさいというわけです。

 言われたのでやりますが、冷やかしかあ…小心者には荷が重いなあ。でも、そこをやらないと自分好みのフルートを選ぶことさえできないとなると、いいかげんな気持ちではできないぞ。結果として買わなくても、買うつもりでお店に行かないと、ダメだな。

 よし、気合を入れて…そのうち…行こおっと。

 でも、ゴールドフルートを吹いて、気に入っちゃったら、どうするんだい。そんな高価な笛(ヤマハの一番安価なモデルでも約160万円。標準的な総銀フルートの2~3倍の値段)は絶対に買えないぞ。私的には、絶対に買えないものには触りたくないのが本音なんだけれどなあ…。これも後学のためですかねえ…。

 ゴールドも買えないけれど、もっと買えないと言えば、プラチナも買えない。ところで、プラチナ・フルートって試奏できるのかしら? もしできるなら、話のネタに吹いてみたいわ。

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