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2008年6月 4日 (水)

チャイナ娘、見参!

 さて、お待ちかね。我が愛笛『チャイナ娘』のことを書きます。果たして笛先生は、チャイナ娘をどのように判断したか?

 なんと合格。問題なし。いい買い物をしましたねと誉められちゃいました。「値段を聴いて、おもちゃの類かと思ったけれど、しっかりと作られていますね」ときたもんだ。「ヤマハの6万円のフルート(一番安いスクールモデルって奴)と比べても遜色ない楽器ですね」とも言われました。これはチャイナ娘に対するほめ言葉として受け取っておきます。

 だって、チャイナ娘は約1万円[本当は1+α万円だけど、分かりやすく『1万円フルート』と呼称してます]ですからね。5~6倍の価格の楽器と同じようなものって言われるんだから、こいつは本当はすごいのかも。だって普通、これだけ価格差があったら、比較対象にならないはずなのにね。これってどういうことかと言うと、つまり、10万円のスクールモデルと50万円の総銀のフルートを比べちゃいけませんよね、はい。そういうことです。ぐはは、でかしたぞ、チャイナ娘!

 そのスクールモデル相当のチャイナ娘ですが、先生が吹くと、やはりいい音で鳴ります。低音は太めの倍音たっぷりのボーって感じで、それがそのまま高音になって、まろやかな感じで良いです。すべての音がきちんと出るそうです。「新品でこれだけ良い音が出るんだから、これからドンドン吹いてゆけば、もっと良い音が出てくるようになるでしょう」との話。「『当たり』の楽器です」とも言われました。

 案外、捨てたもんじゃなかったのね、チャイナ娘。「フルートをやってゆけば、そのうち、なんとなく、もっと高い楽器が欲しくなるから、そうなったら次の楽器を買えばいいのでは」とのアドバイス。そうなるまでは、十分チャイナ娘でいけるそうです。ふーん、もう明日にでもフルート買いに行くつもりだったのに、ちょっぴり残念な私。

 もっとも、チャイナ娘は修理とか調整とかは楽器屋さんでは、してもらえないそうです。「もし、壊れたり調子が悪くなったら、どうするんですか?」「自分で修理です」だそうです。自分で修理なんてできたら、楽器店にリペア職人なんていないよね。つまり私の場合、廃棄処分、『使い捨て』っ感じですかね、ちょっぴり残念。一体、新品のフルートって、いつまで調整せずに吹けるものなのでしょうね(涙)。

 それからやはり、チャイナ娘は重いそうです。「今まで持ったフルートの中で一番重いかもしれない」とおっしゃてました。ちなみに先生のフルートは総銀です。いかにも軽そう…って感じです。もっとも、その先生の総銀のフルート(メーカーまでは聞きませんでした)よりも、チャイナ娘の音色の方が良いかもしれないと言ってました。どうやら先生、チャイナ娘のことをかなり気に入った様子。こいつって、そんなにいい楽器だったの、へえ~って感じ。重いけど…。デブだけど…。

 「このフルートはとても重いので、普通の人には薦められないけれど、すとんさんの体格なら、この重さも問題にはなりませんよねえ」と来たもんだ。ヘビー級の人間には、ヘビー級の楽器を…ってわけですか? しかし、持ち主がデブだからと言って、楽器までデブである必要は全くないと思うのだけれど。

 そうそう、リッププレートの黒ずみは体質の問題なんだそうです。ある種の体質の人がフルートを吹くと、リッププレートがドンドン黒ずんでゆくそうです。「それはリッププレートを変えれば防げるのですか?」「あまり関係ないみたいです」だそうです。なんか、悔しい。でもゴールドなら変色しないだろうな。黒ずんだ金歯って見たことないし…。よーし、次に買う笛は、(全身ではなく)リッププレートがゴールドの奴にしてやる、忘れなければ…。

 「良い頭部管ですねえ…」とポツリと言ってましたっけ。頭部管は故障ってしないんだから、たとえチャイナ娘がご臨終の憂き目にあっても、頭部管だけは保存しておくという手もありかな? プラチナの管体にニッケル合金の頭部管を差して…ないない(大笑)。

 そうそう、チャイナ娘は良い音を出すフルートのようですが、とても鳴りづらいフルートだともおっしゃってました。独特の癖もあり、簡単には鳴ってくれないと、これまたポツリとおっしゃってましたね。そんな癖の強くて、鳴りづらい楽器を初心者が持っていていいのかい? フルートの音域は3オクターブ以上あるけれど、先生は「鳴らしづらいフルート」と言いながらも、全部の音を思いっきり鳴らしてました。つまりは腕があれば、鳴らしづらいだのなんだのは、あまり問題ではないってことだな。

 あと、私が吹いた時と、先生が吹いた時とでは、同じチャイナ娘なのに、別の楽器のように音が違いました。あれって一体何なんですかねえ? つまり音の善し悪しは楽器だけでなく、奏者との相性で決まるってことでしょうかね。だとしたら、高い楽器を買ったからと言って、いい音が出るというわけでもなさそうだな。

 とにかく、今しばらくは、チャイナ娘を吹き込むにしました。せっかくフルートを買おうと思って共済貯金をおろしたのに…。おろしたお金は、妻の提案で定期預金にすることにしました。これならいつでもフルートが買いたくなったら買えるわけだ。わっはっはっ。

 まとめ。チャイナ娘の特徴。

   ・作りは、ヤマハの最安モデルと同じくらいしっかりしてる。
   ・鳴りづらい。癖がある。しかし一度鳴るといい音で鳴る。
   ・やたらと重い。普通の人には薦められない。デブ専用楽器?
   ・壊れたり調子が悪くなったら、自分で修理か、廃棄処分。
   ・頭部管はなかなかもの、らしい。

 どっちにもせよ、チャイナ娘は、個性的な、実にキャラのキツい、One & Onlyな笛みたいです。

 メンテの問題さえなければ、チャイナ娘は、それなりに長く使える楽器なんだろうけれど、メンテがねえ…。いきなり明日、調子悪くならないという保障もないし、ほんと、いつでも次のフルートが買える様に、心金ともに、準備しておかないと。

 と言うか、用心深い人なら、すでに次の楽器を買っておくくらいのものが必要なんだろうけれど、私が今、楽器屋に行ったら、きっと店の餌食だな。よく分からないまま、高い楽器を、ローンかなんか組んでご購入ってことになりそうだ。ああ、怖い。そうならないためにも、チャイナ娘には、いつまでも健康で長生きであって欲しいものです。

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コメント

よかったですね~、チャイナ娘ちゃん!!
私も今のアップライトを買ったときに、新品が欲しいと思いながらも中古を買いましたが、調律師さんに「これはいい買い物ですね。」と言われたときはうれしかったです。
一応音はいい感じだったので選んだのですが、同じ時に電子オルガンを新品で購入した知人がいて、ちょっとだけ引け目を感じたのです。
でも買おうと思ったのが急でしたし、万が一娘がうまくなったらグレードアップすればいいやと考えて、展示してあったものの中では最安値くらいの中古に消音機能を付けてもらうことにしました。
それから消音ピアノとして売り出しているものよりそれのほうが良い・・・と言われました。

私のチャイナヴァイオリンも良い買い物だと思っております。

それにしてもすとんさんの体格ならって・・・!(笑)

>Ceciliaさん

 ひとまずはチャイナ娘を使うことにしましたが…。

 実は、フルートって消耗品らしいんです。あるいは生もの? 使えば使うほど、ドンドン消耗してゆくし、傷んでいくものなのだそうです。だから、調整したり修理したりといった、いわゆるメンテが定期的に必要になるらしいのです。

 ところが、チャイナ娘は職人さんにはメンテしてもらえないそうです。もちろん自分でやるのも、それは無理。そういう点では、すでに、チャイナ娘は終わりが決まっているんです、残念ですが。

 問題は、その終わりがいつか? という話。フルート関係のブログを読んでいると、早い人は、三カ月とか半年の周期でメンテをしているみたいです。買ってすぐにメンテという人もいるし…。

 普通に中国製のフルートの場合、修理しないで、どのくらいの期間使えるものなのか、平均的な数値が知りたいものです。今後のことも考える上でも…。

 そういう意味で、使い捨てフルートであるチャイナ娘はいつまで使えるのか、本当に気にかかっています。

中学の時に学校の楽器を使っていた話をしましたよね?
壊れた時に先生が部品を半田ごてで接着していました。
ちゃんとした修理屋さんはあんな乱暴なつけ方はしないのでしょうが・・・、いかに予算がなかったか・・・ですよね?

>Ceciliaさん

 半田ごてで修理って、さすが金管だなあ…。でも、乱暴だよな、気持ちは痛いほど分かるけど…。

 楽器のメンテ代って、もちろんその内容によるのだけれど、一般常識から考えると、かなり高額なんですよね。学校って、基本的に、お金ないから、高額な修理代なんて、出ないよね…。

 フルートは、穴を指でなく、キイで押さえるのですが、そのキイと管が接する部分の部品(タンポ)がフェルト状のものでできていて、これが消耗品なのです。このタンポが凹んだり、毛羽立ったりしたら、アウトなんだそうです。私はまだ経験がありませんが、フルート系のブログを読んでいると、これが結構簡単にダメになるみたいで…(怖)。

 そこへいくと、ホントに声楽は金がかからない(大笑)。

いや~、だって医者代がかかるじゃないですか~~~!!

>Ceciliaさん

 お医者には、声楽をしていようと、いなかろうと、万人等しく世話になるので、医者代は別会計です~ぅ!

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