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  •  もうすぐ選挙ですね。選挙は、それぞれがご自分の思想信条に従って投票すれば良いことですが、その際に、枝葉の小さな問題に捕らわれて、大切な事を見失わないようにしないといけません。選挙は人気投票でもなければ、誰かを懲らしめるための手段でもありません。我々の子どもたちに、日本という国を安心安全に譲り渡すために、今何をしなければいけないのか、そしてそれを目指しているのは誰なのか、そこらへんを見極めていくことが大切なのです。問題は今ではなく、未来なのです。
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2008年1月の記事

2008年1月31日 (木)

声楽始めて1年たちました

 キング先生に初めて出会って、レッスンを受け始めたのが、昨年の今日、2007年1月31日です。ですから、ちょうど声楽を始めて1年たったことになります。

 もちろんキング先生の前にも、声楽の個人レッスンを受けたり、合唱団に入って歌ったりと色々とあったけれど、今思うと全然ダメダメで、なんか人生遠回りしていたなあと、今更ながら思います。きちんと歌に取り組んだのは、キング先生に出会ってから。だからその日をキャリア(と書くとおおげさですが)の出発点と考えたいと思います。

 キング先生について、声楽の基本の基礎を学び、発声を見直しました。すると、それまでの日々の努力が嘘のように、私の声がアレアレアレと変わってしまいました。特に最初の半年は、自分でも薄々気づいていたけれど、妻や先生から「すとんさんは声が変わりましたねえ」とよく言ってくださるほどに、劇的に変わっていったと思います。

 声が変わったと書きましたが、おそらくは、本当の自然な声を取り戻したと言うのが正解だと思います。

 一年前の録音があります。ひさしぶりに聞いてみました。かなりやばい声でした。最近の録音と比べると、まるで別人のようです。まあ、今もって大したことはないのは事実ですが、それでもすごく進歩していることが自分でも分かります。

 色々な人にアドバイスを受け、専門家の指導を受けたり、独学で苦労を重ねたりして、自分なりに声や歌の上達をめざしていたはずなのに、あの日々はなんだったの?と、ぼやきたくなるくらい、この一年の自分の変化に(いい意味で)戸惑ってます。

 本当に、自分と相性の合う、良い先生に出会えたのだと感謝しています。

 1年たって、だいぶ上達したとは言え、キング先生に言わせれば、まだまだようやくスタートラインに立ったところだそうです。ま、去年の今頃、とにかく3年頑張ってくださいと言われました。あれから1年たちました。私はキング先生の想像した程度には進歩しているでしょうか?

 欠点を探せば、それこそ海の砂の数ほどありますが、それでも一つ一つ克服してゆきたいと思ってます。本当にこの一年間、歌が楽しく、声を出すことに幸せを感じられた年はありませんでした。若い人のように、歌を習ったからといって、もはや私の場合、職業には結びつくことはありません、所詮は趣味で終わるものです。でも、趣味だからこそ、楽しくやってゆきたい、自分を高めてゆきたいと願っています。

 つまり、私は歌える爺さんになりたいのです。

2008年1月30日 (水)

消音ピアノ

 先日、息子君のピアノ購入の顛末の話をしましたが、実はこの段階では私、消音ピアノというものがこの世にあることを知りませんでした。消音ピアノの存在は、息子君のピアノを買ってから知りました。これではいかん。さっそくブログのネタにしよう!と言うわけで、先日、楽器屋に行きました。

 消音ピアノと言って色々と種類はあります。たまたまお店にあったのは、以前私がダメを出したピアノでした、あちゃ。でも今日は生音の部分は関係ない。消音機能のチェックだと思い、試奏してみました

 消音機能のオンオフは真ん中のペダルでします。このペダルを踏むと、キータッチが明らかに変わる、大きく変わる。これマズくね? 特に顕著に変わるのが、キーを押し込む深さ。オフ時を100%だとすると、オン時だと[冷静な判断で]70%くらいになる。70%と書いたけれど、印象的には50%に感じました。いきなり、かなり、浅くなります。オフ→オンでつまずくような感じです。

 さらに言うと、生音と消音した際のヘッドフォン越しのピアノ音が(当たり前)だけど違う。で、どっちが好きか言うと、へッドフォン越しの音の方(笑)。やっぱり、私は耳が悪い(笑)。それとオプションで外部スピーカーを増設するば良いのだろうけれど、デフォルトだと、消音した時はヘッドフォンでしか音が聞けない。まあ、使い方を考えれば、それで当然なのだろうけれどね。

 この消音時のピアノ音だけれど、私はてっきり弦をミュートして、そのミュート音をピックアップで拾って…という、現行のアコースティクなピアノの弱音機能の発展形かと思っていましたが、いやいや実に、消音時はデジタルピアノに切り替わってしまうようです。だから、消音時のピアノ音は私好みなのか…、ううむ、納得。

 さらにこの消音ピアノ。ピアノの楽音は消音するけれど、打鍵の音は全然消音されないので、案外ガコガコうるさい、結構、ウ・ル・サ・イ! 狭い我が家の居間で、テレビを見ている側でこれを弾かれたら、私は怒っちゃうかもしれない。

 でも、ある程度の広さの部屋に、好きな音のグランドピアノを置いて、それにこの消音機能を組み込めばOKだとも思った。昼間は生音で、夜は電子音で弾けるわけだしね。音やタッチは消音機能のOn/Offでだいぶ違うけれど、それはペダルを踏むと違う楽器になるんだと思えば、なんとかなる。

 そうそう、電子音と書いたけれど、これは「電気合成」の音ではなく、もちろん「シンセサイザーの音」でもなく、いわば「イミュレーター」の音です。おそらく電子の部分は、電子キーボードと同じ仕組み・同じ音源を使っているのでしょう。かなり高価なグランドピアノをそれなりの腕前の方が実際に演奏して出した音をサンプリングして、その実際の音を元にして、電子的に音階をつけて発音するタイプの電子音です。そりゃあ、いい音するよね。生の部分を素人が弾くよりもいい音するはずだよね。楽器も違えば奏者も違うのだから。ここが(悪く言ってしまうと)嘘っぽいところかな?

 組み込む消音機能のユニットによっては、ピアノ音だけでなく色々な楽器音や効果音も出せる。これも結構おもしろい。ただ、この時はイミュレーターなのかな? 音を聞いた感じだと、イミュレーターと言うよりもデジタルシンセっぽい音のような気がして、そこが私の気に入らないところかな?

 でもね、消音ピアノって、よくよく考えれば、ピアノと電子オルガンのハイブリッド楽器なんじゃないの? 

 さらにさらに、これって今までのピアノの延長線上にあるように見えるけれど、実は違う楽器なんじゃないかと思う。坂本龍一が、ライブ等で、同じグランドを弾きながら、ピアノの音色だったり、オーケストラの音色だったり、なんかシンセっぽい音色だったりするのは、これら消音ピアノの機能をうまく使っているのだと思う。ああ、そういう使い方もあり、そういう使い方が(ネーミングには反するけれど)正しい消音ピアノの使い方ではないかな…と、テレビなどで見るたび思います。だからこれ、ピアノに似ているけれど、ピアノが一歩進化した、新しい楽器(ハイブリッド・ピアノ?)なんだと思う。

 私が思うに、この楽器。さらにテルミンを付け加えたら、無敵な楽器になると思うのだが、それは考えすぎ? いやいや、案外いい線いってんじゃないの?

2008年1月29日 (火)

テノール・スイッチ、入りま~す!

 案外知られていない事実なのですが、テノールにはテノール・スイッチというものがあります。このテノール・スイッチをポチっと押すと、輝く高音(?)が出、声量が豊かになりますが、反面、理性とか知性とかが飛びます。

 うまくテノール・スイッチが押せないと、高音も声量も出ないのに、理性と知性だけが飛びます。困ったものです。

 さらにテノール・スイッチには、痛みとか限界とかを忘れさせる働きもありますので、うっかり、このスイッチを入れたまま、練習をすると、喉をツブすので要注意です。

 さらにさらにテノール・スイッチには、キザになるとか、目立ちたがるとか、恥を忘れるとかの副作用もあります。なので、スイッチを入れたまま日常生活をすごすと、変人扱いを受けます。いい年こいたオッサンが、場をわきまえずに、急に歌ったり、踊ったりします。何しろ、テノール・スイッチが入っている状態だと、世の中が美しくて、まるで劇中のように感じるんです。スイッチ・オンだと、誰でも王子様気分やヒーロー気分を楽しめます。だから、始末におえない。

 あなたの周りのテノールが、奇妙な言動をくり返したとしても、それは多めに見てやって欲しい。きっとその時の彼は、うっかりテノール・スイッチを入れたままの状態なのだろうから…

 テノール・スイッチを外部から強制的にオフにする方法。後頭部を上斜め45度の角度で平手打ちをすると、オフになります。お試しアレ。

 と、いうわけで、私は、男声のパート分けは、音域ではなく、テノール・スイッチの有無で分けるのが、正しい分け方だと思います(笑)。でないと、単に音域がテノールというだけの理由でテノール・スイッチを持たない人がテノールに入ると…とっても不幸でしょうね。

2008年1月28日 (月)

パート(声種)の分け方

 クラシック系の歌、とりわけ合唱をやりたいなあ…と思っている人が最初に思うことは「自分はどのパートを歌えばよいのか」という疑問。女声なら、ソプラノ、メゾソプラノ、アルト、男声なら、テノール、バリトン、バスの、どのパートを歌えばいいの? という疑問。

 ちなみに、ソプラノとテノールが高音歌手で、メゾソプラノとバリトンが中声歌手、アルトとバスが低音歌手になります。ただし混声四部合唱だと中声歌手は低音部にまわされので、メゾソプラノはアルトと一緒にされ「アルト」と呼ばれ、バリトンはバスと一緒にされ「バス」と呼ばれます。

 入団の時に、きちんと指導者に声を聞いてもらってパートを決めてもらった人は良いけれど、どの団も指導者がパート決めをするわけではないし、また指導者にしても実はピアノ出身とかで声の事はよく分からない人が指導していたり、経験だけが長い素人指導者だったりすることも多かったりして、必ずしも正しくパート分けしてもらえるわけでもない。

 それで長く歌っている人でも、自分のパートはこれで良いのだろうかという疑問が、当然出てくるわけ。

 ではちゃんと調べてみようと思っても、案外よく分からない。で結局、各声種の声域を調べて「きっと自分はこの声種だろう」と決めている人、多いんじゃない? それでいくと男性はほとんどがバリトンになっちゃうね。また女性の場合「私はハモるの苦手だしメロディ歌いたいから…」って理由でソプラノを強く希望してそのまま居すわっちゃう人も多いよね。

 かくして、日本の合唱団には、自称ソプラノとバリトンがたくさんいるわけだ。でも、それホント?

 そこで、私なりにパートの分け方を色々と考えたり、調べたりしてみた。で、私の結論は以下の通り。あ、文責は例によって、すとんと言うことで(笑)。

0)希望どおりにはならない事もある

 どういう事か言うと「ソプラノを希望したからと言って、ソプラノになれるわけではない」と言うこと。これは別にソプラノに限った話ではなく、すべてのパートで言えます。

 え? と思われる方も多いと思いますが、声は身体に依存します。私たちはどんなに願っても、この身体を取り替えるわけにはいきません。そして声も、訓練することは可能でも、取り替えることはできません。それぞれの声の個性は打ち消せないものであり、実はパート分けも、その持って生まれた声で、すでに定まっていますので、(残念ながら)希望どおりにならない事もあります。まずは、これを前提条件として、話を進めて参ります。

1)パートと声域は全く関係ない

 よく間違えのがこれ。でも実際の合唱団では、入団希望者の声域で、パートを決めているところの多いこと多いこと、目が眩むばかりです。

 声域とは音域と考えても結構ですが、つまりはどれだけ低い音から、どれだけ高い音まで出せるかという使える声の広さのこと。自分は低い方が得意だからバスとか、高い声ならなんとかなるからソプラノとかは間違い。自分の現在の声域とパートは全く関係ありません。しかし、そうは言っても、各パートごとに必要とされている声域はもちろん存在するので、自分のパートに必要な声域は訓練で獲得する事が必要ですし、パート分けが正しければ声域の方はなんとかなるって。

 でも現実的な話として、自分のパートに必要な声域を獲得するための訓練って、町の合唱団レベルだとなかなかできないところが多いです(だいたい、ほとんどボイトレの類をやらない団もありますしね…)し、少しでも高音が出せる人(男声)や低音が出せる人(女声)は貴重なので、そんな高音低音が出せる人は、何はともあれテノール・アルトにしてしまう団は、たくさんあります。ま、現場的対応と言うか、現実的対処方法というやつですな。

2)パートと声の太さも関係ない

 声域でパート分けをしないって事になると、次は声の太さで考えがちですが、これも間違い。声がかわいいからソプラノとか、太めの立派な声だからバスとかではありません。もちろん、かわいい声のアルトってありえないけれど、そのかわいい声は正しい発声ですか? また、オペラを聴くと分かるけれど、主役クラスのソプラノやテノールって、実に太い声です。細い声の低音歌手っていないけれど、太い声の高音歌手は主役ですから、声の太さでパートを決めてしまうと、主役クラスの高音歌手がみな低音にされてしまいます。これっておかしいでしょ? 脇役の声ばかり揃ったソプラノやテノールを聞きたいですか? ね、ですから、パートと声の太さは関係ありません。

 もちろん、曲によって必要とされる音色が違うのは当然です。だからこそ、そのための訓練をしたり、または団のレパートリーにその曲を加えたり加えなかったりするのです。 歌、とりわけクラシック系の歌は、声域が満たされているから(効果的に)歌えるというわけではありませんが…趣味レベルの場合、そこまで厳密に考えるべきかという問題もあるにはありますね。

3)結論…パートはチェンジの箇所で分けるべき

 では、何に注目してパートを分けるべきかと言うと、実は簡単。歌う側の都合で考えるから分からなくなるのであって、歌わせる側(つまり作曲家)がどう考えてパート分けをしているかを考えれば、答え一発です。

 作曲家は何を考えてそれぞれのパートを作曲しているかと言うと、それは歌手のチェンジの場所です。つまり作曲家は作曲する時、それぞれのパート(声種)のチェンジの箇所に注意しながら、そのパート(合唱パートの旋律)を作曲するのです(無論、チェンジの箇所以外にも色々考えて作曲しているのは当然としてネ)。だから自分のパートが何かと迷ったら、自分のチェンジの場所はどこで、そのチェンジだったら、どのパートがふさわしいのかと考えるがスジというものです。

 チェンジって何?って人のために説明すると、いわゆる地声と裏声との間で声が出しづらくなる部分をチェンジと言います。このあたりは誰でも声が出しづらく、たとえ訓練を十分に積んだ歌手であっても、やはり程度の問題はあれ、声を出しづらいところなのだそうです。だからこそ作曲家は、歌い手のチェンジの場所をきちんと頭に置いて作曲するわけだ。

 だからソプラノのメロディはソプラノのチェンジの場所に注意しながら、バスのメロディはバスのチェンジの場所に注意しながら作曲家は曲を書いています。だから、チェンジの場所が違う歌手がそのメロディを歌ってしまうと、作曲家の考えた意図や効果と違ってしまいます。

 では、具体的にそれぞれのパートのチェンジの場所はどこにあるかと言うと、固定ドでは…

   アルト&バスは「ド♯~レ」
   メゾソプラノ&バリトンは「ミ♭~ミ」
   ソプラノ&テノールは「ファ~ファ#」
      
 って感じ? と書くと「私は日によってチェンジの場所が違う」とか「私のチェンジはドより下だよ」とか「ソより上よ」という人も出てくるでしょう。そこで次の問題となります。

4)パートはある程度声が訓練された状態で考えること

 当たり前だけれど、一通りの訓練が終わった状態でないと、本来パートって決められないと思う。訓練をしていない状態では、声が出しづらいのは、単なる訓練不足なのか、それともチェンジなのかという判別は、なかなか付きません。だから、初心者の人はパートうんぬんに悩むよりも、まずは発声練習から…ってことです。 もちろん、成長期(変声期)にある人は、成長が終わり落ち着くまでは、パートが確定しないのは当然です。

 しかし今すぐに自分のパートを知りたい、すぐにも合唱団に入りたいとかの場合はどうするか…そういう場合でも自己判断は禁物。自分で自分の声は冷静に聞けないものです。やはりその場合は、声が分かる人に聞いてもらうしかないですね。経験豊富で声の分かる指導者は、未訓練の声を聞いて、その声の訓練された状態を想像して、パートを決定するという事ができるそうです。その点はさすがプロですな。

 パート分けの話を書きましたが、今回のは主に合唱のパート分けの話でした。リートの場合も同じような感じになるでしょうか? オペラの場合、パート分けというよりも声種と言った方がより良いでしょうが、これはまた、実に細かく分かれ、私の手に負えるものではありませんし、一般の合唱愛好者には縁のない世界ですネ。

 さらに、ポピュラー系の歌手の場合、パートとか声種とか考えても意味のないことです。ポピュラーの場合は、歌い手が自分のスタイルに曲を合わせて歌うので、歌いたい歌を歌えるようにアレンジしたりキーチェンジをしてしまいます。ある意味、歌はつねにオーダーメイドなのがポピュラーの世界。自分に合わて歌を変えるところから始まるので、そこがクラシック系とはかなり違います。だからこそ、カラオケには、キーを変えるスイッチがあるです。

2008年1月27日 (日)

風邪をひいたので…[1月第4週・通算2週]

体重:99.3㎏[-0.5㎏:-4.1㎏]
体脂肪率:30.4%[+0.2%:-0.1%]
BMI:31.7[-0.2:-1.3]
体脂肪質量:30.2㎏[+0.1㎏:-1.3㎏]
腹囲:101.0㎝[-0.8㎝:-5.0㎝]

 数値をご覧いただければ分かりますが、基本的には横ばいでしょうか? 体重が減っても体脂肪率が上昇し、結果、体脂肪質量に変化なしとは、今週は先週より体内水分量が少なめですね…という事で、私の本当の身体には変化なしということになります。本来なら、ダイエットを初めて2週間、まだまだぐんぐんと体重を減らしていても不思議はない時期なのに…。

 ダイエットを始めた途端、風邪をひきました。ダイエットは身を削ること、ダイエットとは自分を不健康に追い込むこと…なので、どうしてもダイエット中は体の調子を崩しがちなのは覚悟の上ですが、やってしまいました。体重が思ったより減らなかったのは、このせいかな? 風邪をひいたと自覚する前から、体が風邪に備えていたのでしょうね。

 風邪は歌にも影響をするので、しばらくは健康回復が優先で、ダイエットの手元は多少緩めないといけませんなあ…。

 そうそう、今回のダイエットでは、お菓子が止められません。食べるの止めようと思っても、ついつい食べてしまいます(一応、食べると記録してますが、食べないに越したことはないですね)。これも風邪のせい?

 ま、あせらず急がずにがんばってゆきたいと思ってます。

2008年1月26日 (土)

イカリムシ君、大暴れ!

 金魚たちの大怪我の原因がイカリムシだと気がついた話は先週しましたが、その後、バタバタとドジョウたちが星になりました。原因はおそらくイカリムシ。金魚と違ってドジョウたちは身体が小さいので、イカリムシにやられると簡単に星になってしまうようです。

 今、元気なドジョウは、セボネマガリと以前からいる大きめな縞ドジョウ(この子は個体識別ができるようになったので、そろそろ名前をつけてあげないとネ)の二匹だけ。この子たちは、いつもの水槽にいます。あと、緋ドジョウの大二匹と小一匹が、イカリムシを大量に体内に持っているようなので、今は隔離水槽にいます。

 最近ウチに来た、小さな縞ドジョウたちの全部と緋ドジョウ小一匹は星になりました。先日、星になったウナもおそらくはイカリムシの餌食だったと思います。

 そんな事を考えても、イカリムシは小さな緋ドジョウたちが持ってきたのかなあ…と思ってます。

 隔離水槽にいる緋ドジョウたちを見ていると、体内にイカリムシがいる様子が外から見て分かります。体内にいるムシには手出しができないのが腹立たしい。うむ、腹立たしい。とりあえず、お前たちは塩漬けだ!

2008年1月25日 (金)

初めて好きになった音楽は?

 あなたが、初めて好きになった音楽はなんでしょうか?

 もちろん子どもの頃に好きだった音楽なわけだから、子どもらしく、童謡とかアニメの主題歌とかでしょう。物心付く前からクラシック音楽やっていたピアノ少女やヴァイオリン少女だと、発表会で聞いた曲でしょうか? ちなみに息子君は、宇多田ヒカルの「AUTOMATIC」だったりします。

 根っからの庶民で、両親は生活に追われていたので、結果、大人にかまわれずに育った私が初めて好きになった音楽は、ラジオから流れてきた流行歌です。あ、当時の我が家はテレビはありませんでした…というより、テレビとか電話とかって、お金持ちの家にしかなく、私のところのような貧乏な家だとラジオがまだまだ主役でした。

 そのラジオから流れてきた音楽で、幼い私の心を惹きつけたのが、いしだあゆみの歌う「ブルー・ライト・ヨコハマ」です。知ってますか? なんかメランコリーでいい歌です。でも子どもが聴く曲じゃないかも。

 まあ、当時の流行歌はほとんど演歌だった時代で、そんな中、演歌ではなく、どっちかというと洋楽テイストのこの曲を好んだ、すとん少年は、なかなかのオマセさんだったと思いますよ。あっぱれ、誉めてつかわそう。でも今聞くと、いしだあゆみって、とんでもない『鼻声』だな。これって、今ならデビューできないんじゃないの?

 それはさておき…。

 クラシック系の歌は…オペラ「道化師」のアリア「衣装をつけろ!」ですね。マリオ・デル・モナコの歌唱です。就職して隣の席のオバサマ先生がオペラファンで、その人と色々話をして、色々なアリアを聴いた中、最初に私の心をつかんだのが、この曲・この歌唱でした。

 モナコの「衣装をつけろ!」を聴いて、それまでポピュラー音楽一辺倒のバンド青年だった私が、クラシック系の歌に目覚め、第九を歌い、合唱を始め、声楽を始めるようになったわけです。もう20年くらい前の話ですが…。

 でも道に迷ったよなあ…。最初のアイドルがモナコだもん。マネできないよ。おかげでキング先生に出会うまで、まったく見当違いのことばかりやっていたような気がします。罪深き歌手だよ、デル・モナコ。

2008年1月24日 (木)

テノール宣言!

 昨年は、キング先生とのレッスンも開始したばかりで、自分の声が大きく変わる最中だったし、『まずは基本的な発声でしょ』って感じだったので、声種について語ることも、自覚することもあまりなかったのですが、今年は宣言します。

 私はテノールです。誇り高きテノールの道を歩きます。

 ははは、なんで宣言したのかと言うと『覚悟を決めるため』です。もう二度と迷わないぞという気持ちの現れね。

 昨年の末、時々ブログで「マル秘行動をしてます」みたいな事を書いてましたが、アレは、某合唱団に入団を希望して、練習に参加したり、オーディションに参加したり…なんて事をしていたのです。結果が出てから、ブログに書こうと思っていたので、マル秘行動になっちゃったわけなんですけどね。

 結果は『条件付き合格』でした。それでしばらく悩んでしまったのです。

 その条件とは「バリトンとして合格」でした。おっと、私はテノール、それもトップテノールの志望なんだがな…。

 あちらの指導者の方と話をしました。私の声の強さとチェンジ部分の未熟さが問題になりました。

 声の強さ(声の大きさではない)は歌い始めた20年近く前からよく言われていたので、またかという感じ。チェンジの件は、自分ではよくなったと思っていたけれど、やっぱり他人から見れば『まだまだ』ってところなんでしょうね。

 練習に参加させていただきました。合唱中はハモリ重視で柔らかめの声で歌いました。しかし、オーディションの時は普段の歌声(つまり独唱系の声)で歌ったこともあり、指導者の方々も色々と考えてしまったようです。

 その合唱団にはテノールが約20名ほどいます。指導者の方がおっしゃるに、私は五線の上のF#の発声(チェンジ部分)に難がある。そこで万が一失敗される(声が裏返るという意味)と、ハーモニーがぶち壊しになるのが怖いとの事。

 私一人の失敗がそんなに影響ありますか?と尋ねると、あなたの声は良くも悪くも影響力のある声ですとのこと。正しく歌っている時は、パートから目立つということもなく、十分戦力になるけれど、失敗した時はパート全体が失敗したような印象になってしまう。あなたの声が、他のメンバーの声にかき消されてしまう程度のものなら、声が裏返ろうが、音をはずそうが大きな問題はないが、その強い声でやられると、とても困ると言われました。もちろん、きちんと歌っている時は戦力になって良いのだけれど、という話。

 合唱の時は、周りに合わせてハモリ重視で弱音気味に歌っていきますが…と言ったところ、いやいや、それはそれでもったいないという話(何がもったいないのでしょう?)。せっかくの声なんだから、ちゃんと歌うべきですとの事。

 そんなこんなで、F#がまだまだの状態では、ウチではテノールとしてはちょっと…。けれども、F#を避けるなら問題はないので、バリトンで是非入団してくれませんか? という話。

 どうやらよくよく聞いてみると、声の強さ自体が問題ではなく「チェンジの箇所はまだまだ」が問題なのです。チェンジより上のAなんて、むしろきれいに出てますね~って言われちゃったくらいだし(ちょっと自慢)。高音が出ないではなく、チェンジの箇所の数音がちゃんと出せないが問題なの(涙)。

 声の強さは合唱団の規模から考えると、むしろ歓迎らしいのですが、その声で失敗されてはかなわないということです。もちろん、声が強くなければ、チェンジの箇所がダメだろうとなんだろうと、それは大きな問題にはならない(音程を外すわけではないしね)ので、入団も可能らしいのですが…。

 はあ~、いわゆる『怠け者のテノール』の烙印を押されちゃいました。私は『怠け者』じゃなくて『初学者』なんだけどなあ…。

 きっと、私のようにチェンジがうまく乗り越えられないために、本来テノール声の人がバリトンに転向して、その結果、世間には「軽くて細い声のバリトン」があふれるようになったのだろうなあ…と思いました。事実、その合唱団には、本当はテノールなんだけれどバリトンで合格…で、そのままバリトンに居ついてしまった人がたくさんいます。

 返事はすぐせずに、持ち帰りました。

 悩みました、細かい話は端折りますが、本当に悩みました。別にバリトンというパートがどうとかこうとか言うつもりは全くありません。ただ「私がバリトンを歌う」「へ音の五線で歌う」「ハーモニーの一番下を歌う」「自分より高いメロディを歌っている男がいる」という事を考えるだけで、強烈な違和感が生じるのです。

 これは理屈ではありません。感情の問題なのです。

 妻と相談しました。キング先生にも相談しました。色々考えて、自分で結論を出しました。

 私はテノールとして生きる! 良いとか、悪いとかの問題ではなく、私はテノールであって、テノール以外の者ではない。テノールであることが自然であって、たとえそれが不利益をもたらす事となっても、やはり私はテノールである。ま、そんなところです。

 もちろん、チェンジのところは、なんとかする。時間がかかっても絶対に完璧にする。妥協はしない。

 他人から見れば、十分馬鹿らしく、こだわり過ぎの、肝っ玉の小さな奴と蔑まれることは覚悟の上だけれど、仕方がないじゃん。だって、オレ、テノールなんだもん。声も性格もテノールなんだから仕方ない。

 人はテノールになるのではない、テノールに生まれるのだ。テノールとして生まれてしまった以上、テノールをやるしかないではないか!

 しかし、すぐにでも入れる合唱団には気持ちが動かず、入りたい合唱団には入れてもらえず、趣味の世界の話とは言え、人生って、案外、ままならぬものです。

 はあ…。

2008年1月23日 (水)

私は耳が悪い or 電子キーボード購入顛末記 その2

 昨日の続き。

 そばに展示してあった電子キーボード類を弾いてみた。最近の電子楽器は、なかなか馬鹿にできないんだよなあ…などとつぶやきながら弾いてみたものの、やはりほとんどのものはフェイクでしかなかった。大人が遊びで弾くにはいいけれど、子どもの学習用には向かないなあ。やっぱり嫌いでもアップライトかなあ…と思っていた時に、ヤマハのCLPシリーズを弾いた。だまされた。電子キーボードなのに、大好きなグランドピアノの音がした。鍵盤の感じも、やや浅めのキータッチだが許容範囲内だと思えた。

 同じヤマハの電子キーボードでも、他のシリーズはダメ。ピアノの音もオーケストラの音も出ます、なんていう高機能な100万円以上もする高級機種であっても、私の耳にはフェイクなピアノにしか聴こえなかった。とりあえず、その日は何も買わずに帰宅した。

 それから何度もお店に通った。違う店でも試しに弾いてみた。CLPシリーズに対する印象は最初のものと変わらなかった。

 結局、CLPシリーズの中でもグレード差があったが、高いモデルと安いモデルの差は、私の耳や指では分からなかったので、CLP-230という一番安いモデルを買った。

 楽器屋からは、これで子どもに練習させると、子どもの指が壊れますという、優しいアドバイスをいただいたが、軽く無視した。教養の一部としてピアノを習わせるだけなので、指が壊れるほど練習させるつもりなど、最初から毛頭ないのである。だから、そんな心配をする必要は全くないのである。

 また、これではピアノタッチが学べませんよとも言われた。そりゃあそうだろ、これはグランドピアノではないのだから。でもまあ、これはこれで、タッチの強弱やキーを押し込む速さや深さに応じて違った音色が出てくる。大雑把に考えるなら、これで良いだろう。細かなタッチの違いを気にするなら、電子キーボードはもちろん、アップライトでもどうかと思う。細かなタッチの違いまで気にするなら、やはりグランドピアノにするしかないだろうが…音大入学をめざすならともかく、教養としてのピアノにそこまで求めるのかい? それにグランドピアノは習いに行った先生のお宅で弾いてくるだろうから、それで良しとしよう。

 エレピは弦を叩いているわけではなくスイッチがどうのこうの…で、長くは持ちませんよとも言われた。私は大量生産な工業製品に耐久性などは求めません。毎日弾いて、短くて5年、長くても10年持ってくれれば良しと考えてます。その頃になれば、息子君の状況も今と変わっているだろう。もうピアノは卒業して勉強に邁進するかもしれないし、逆にピアニストをめざして猛練習を始めるかもしれない。どんな状況になっているかは、親の私にも分からない。だから、今の電子キーボードが壊れるのはむしろ好都合で、その時に状況にあったものに買い換えるつもりだから、楽器屋的にはむしろ安心してほしい。

 もっとも息子君の状況を無視して考えるなら、近所のピアノ工房に家具調のスピネットピアノの製作を注文したいなあ…。一品物はたしかに高価だけれど、楽器って本来、高価なものだし、趣味のものだし、非実用品だし…。年をとったら、そういう贅沢もありでしょう…なんてね。

 ともかく、ピアノ弾きの方々から見れば、私の選択はムチャにしか思えないだろうなあ…。アップライトより電子キーボードの方が良いと思える私の感覚は、あぜんとするばかりだろう。

 だから「私の耳は悪い」のだと思う。本当に耳が悪い。

 息子君は、案外、夜の遅い時間にピアノの稽古をする。当然、ヘッドフォンでする。親は練習には関知しない。息子君のピアノは、ピアノの先生にまかせている。それでいいと思っている。もちろんピアノの先生とのコミニュケーションは密に取った上での話である。

 もし彼がアップライトピアノを弾いていたら、練習時間はほとんど確保されないだろう。学校が終わって、学童保育に行ったり、習い事をしたり、近所の友達と遊んだりで、彼は夕方遅くまで外にいる。帰って来て、風呂に入って食事をして、それからピアノの練習だなんて、私はそんなのは絶対に許さない。だいたい近所迷惑。だから、息子君の生活様式から考えても、電子キーボードでよかったと思う。

 この前、何気にヘッドフォンを外して練習させてみた。案外、上手だった。そして、普通にピアノを弾いているように聴こえた、彼の腕前も、ピアノの音も。

 ああ、やっぱり私は耳が悪いんだなあ!

 アップライトピアノだって消音ピアノにすれば…なんて選択肢、実はこの時はありませんでした。なぜなら私は、消音ピアノの存在について全く知らなかったのだから! これではいかんと、つい先日、またまた楽器屋さんに行って、消音ピアノに触ってきました…が、この話は、また今度ね。

2008年1月22日 (火)

私は耳が悪い or 電子キーボード購入顛末記 その1

 私は耳が悪いと思う。いや、ホントの話。私はつくづく耳が悪いと思いますよ。もっとも「耳が悪い」にも色々な意味がありますけれどね。

 我が家にはピアノがありません。何しろスペース的な余裕がないし、防音建築でもありません。高価な上に、調律などのメンテも面倒くさい! という理由で、ピアノは買いませんでした。

 代わりにあるのが、寝室に私がバンドをやっていた頃使っていたコルグの電子キーボード(20万円程度のモデル)が、私の書斎(&お歌の練習場)にカシオの電子キーボード(5万円程度のモデル)が、居間には息子君がピアノの練習用に使っているヤマハの電子キーボード(15万円程度のモデル)があります。

 コルグとカシオは、たとえ音色選択を「ピアノ」にしても、私の耳にはピアノには聞こえない。では何に聞こえるかと言うと「シンセサイザーでマネたピアノっぽい音」。所詮、フェイクはフェイクだよね、って感じです。

 でも、ウチのヤマハは違う。これはメーカーの違いというよりも、制作時期の問題だろう。ヤマハは目をつぶって聴くと、本物のグランドピアノに聴こえちゃうから困ったものだ。聴くだけではない、目をつぶって弾いてみても、私にはグランドピアノとの違いが分からない。本当に困ったものだ。

 このキーボード、ヤマハのクラビノーバのCLP-230という比較的安価な機種だ。もちろん、息子君のピアノのお稽古用に私が選んで買ったもので、私が普段ピアノピアノと言ってるのが、実はこのヤマハの電子キーボードだったりします。

 で、以下は、我が家のピアノ購入記になります。

 ある日のこと。家族総出で、息子君の練習用のピアノを買おうと、近所の楽器屋にピアノの下見に行きました。楽器屋からは「子どものレッスンならば、本物を使わなければいけません」と言われ、50万円程度のアップライトピアノを薦められた。ちょっと弾いてみて、この音色はイヤだなあと思ったので止めた。次に100万近いモデルを薦められた。瞬間いいかなと思ったけれど、少し長く弾いてみるとやっぱりイヤだった。それよりちょっとばかり高い値段だったけど、小型のグランドピアノがあった。これはいいなと思った。小型グランドよりも高価なアップライトピアノを弾いてみた。これもありだと思った。

 どうやら私は、基本的にはグランドピアノが好き。アップライトとグランドの音色差ってわずかなものだと思う。ブラインドで聴いて、その違いが分かるかと言われると自信はない。だけど、確かに好きなピアノの音と嫌いなピアノの音はある。で、大抵イヤだなと思うのは安価なアップライトピアノ。安価なアップライトピアノは弦が短いものが多いし、グランドとは共鳴体の仕組みが幾分違う。たぶんこの辺が好き嫌いの分かれ目なんだろうと思う。そして高価なアップライトピアノは、アップライトなのに弦が小型グランド程度には長かったりするから好きなのかもしれない。

 ま、これはピアノの善し悪しというより、私の個人的趣味の範疇に起因する問題でしょう。

 でも、一般家庭で使用する、子どもの習い事のためのピアノ購入のファースト・チョイスとして、グランドピアノは現実的ではない。だって大きすぎて、我が家に入れられないし、高価すぎる。大きさ的にはOKでも高価なアップライトピアノは、我が家ではもちろん買えない。

 使用目的は息子君の練習用なので、この際、オヤジの好き嫌いは横に置いておいて、小型のアップライトピアノを買うしかないかな…と思った。

 話は長くなりそうなので、続きはまた明日。

2008年1月21日 (月)

タンホイザーを見ました

 ウチの地元では年2回(夏・冬)、海外のオペラハウスがやってきてオペラを上演してくれます。いわゆる「海外歌劇場引っ越し公演」という奴ですね。海外とは言っても、メジャーレーベルと契約してレコードをバンバン出しているようなオペラハウスではなく、東欧の地味なオペラハウスがほとんどです。それでも、歌手やらオーケストラやら合唱団やらバレエ団やら大道具&小道具やその他諸々まで、会場ホール以外、全部持ってきてやってくれるのだから、本当にありがたいです。そのありがたい事が、自宅から徒歩10分の場所でやってくれるのだから、本当のホントにありがたいです(感謝)。

 私は2003年、エヴァ・マルトンがポーランド国立歌劇場と一緒にやってきた時以来、昨年のセヴィリアの理髪師(イタリア・スポレート歌劇場)を除いて、毎回見に行ってます。ちなみにこの時は、横浜でウィーン少年合唱団のリサイタルがあり、時期的に近かったので、経済的な理由から、どちらか一つに絞らなければいけなかったため、泣く泣くオペラを諦めたのでした。

 今回のタンホイザーは、チェコ国立ブルノ歌劇場でした。このオペラハウスは一年おきに地元にやって来てくれます。今までもオペラでは「アイーダ」や「カルメン」を、モーツァル・イヤーの時は「レクイエム」をやってくれて、とても楽しみなオペラハウスです。ここは、合唱とバレエが抜群に良いです。またソリストには有名な人は一人もいない(笑)のですが、チームワークが良く、パワフルな強い声のソリストばかりを揃えているにも関わらず、アンサンブルがとてもきれいなのも、このオペラハウスのチャームポイントの一つです。

 そんなブルノ歌劇場が、今年はワーグナー(分厚いオーケストラと強い声の歌手たちが必要)、それもタンホイザー(「歌の殿堂を讃えよう」や「巡礼の合唱」などの有名な合唱曲があります)、さらにそのタンホイザーでもバレエの場面が追加されて(!)グランド・オペラになったパリ版と聞いて、もう半年前からワクワクしっぱなしでした。

 で、行って参りました。

 当日のキャストは以下の通り、やはり有名な方はいませんが、私的には顔なじみな歌手たちが揃ってました。

 タンホイザー(主役・テノール):エルネスト・グリサレス
 エリーザベト(ヒロイン・ソプラノ)タグマル・ジャルドゥコヴァー:
 ヴェーヌス(敵役・メゾソプラノ):ペスティ=エメス・マグドルナ
 ヴォルフラム(「夕星の歌」を歌う役・バリトン):リハルド・ハーン
 ヘルマン(領主・バス):ユリィ・ゴルブノフ

 会場に行ったところ、さっそく変更点が2点ありました。まずはメゾソプラノ歌手の変更。事前に発表されていたメゾさんは病欠だそうですが、実は結果的にはうれしい変更だったりします。

 どっちかと言うと、もう一点の変更の方がショック! 使用楽譜のバージョンがパリ版からドレスデン版に急遽変更。つまり第1幕にあったはずのバレエシーンが削除されてしまったわけです。これには、すご~~~く、がっかり。聞いてないよ~~~!

 でもまあ、開演前のロビーコンサート(今回は金管の五重奏で、4曲もやってくれました)を聞きながら、機嫌を直しました。

 始まってしまえば、こっちのもの! いやあ、生演奏はいいですね。どんな音楽でも生演奏は良いのですが、とりわけワーグナーは録音と生演奏では、もう雲泥の差があります。ワーグナー音楽の、あのドロドロ感やネチョネチョ感は、きっと録音では収録しきれないのでしょうね。ブルノも思いっきりドロドロ・ネチョネチョやってくれました。

 予想を裏切らず、ソリストたちはパワフルな歌唱でしたし、合唱は筆舌で表せないほどの美しく力強い歌声でした。ホント、ここの合唱団はすごいです、改めて確認。とりわけ男声合唱は、これほど見事なものにはなかなかお目にかかれません。いやあ、すごかったです。

 演出は今時の象徴的なものでしたが、それでも設定などには手を加えてなく、衣装はオーソドックスなものを使用したので良かったです。最近は過激な演出のオペラハウスもたくさんありますが、ブルノは今の流行と昔からの伝統を適度にブレンドした感じで好きです。

 バレエは大きな見せ場こそなかったものの(だってドレスデン版だよ)、ほぼすべてのシーンに出ていて、演技の要を担っていました。それにしても、本当によく動く人達です。そうそう、バレリーナの衣装が???変でした。赤いレオタードの上に、衣装を着けていて、明らかにおかしかったです。おそらく本当は、全裸に近い格好に衣装を身につけるのでは…と思いました。あちらでは全裸に近い状態で踊るものでも、日本に持ってくると全裸でやれないから仕方ないんだろうなあ…。(色々な意味で)ちょっと残念。

 ソリストさんたちは、本当にすごかったです。どうして、あれだけの声で3時間も歌えるのでしょう。もはや人間業ではないですね。特に当日変更になったメゾソプラノのマグドルナさんは実に実にパワフルで良かったです。今度は彼女が主役のオペラ(カルメンあたりがいいかな)をぜひ見てみたいものです。

 最後のカーテンコールの時、テノールさんが手を思いっきり振ってはしゃいでいて、なんかかわいかったです。

 息子君は会場で託児(なんと託児料金は千円でした)してもらいましたが、そこへお迎えに行くときのエレベータの中で、オケの人たちと一緒になっちゃいました。社交性に欠ける私は困ってしまいましたが、妻はオケの人とたじろぐことなく挨拶&会話。女ってすごいなあ。聞けば、託児に行く時(私はロビーコンサートに行ってました)も同じ人とエレベータで一緒だったそうです。これも何かの縁ですな。

 そうそう、さすがに地元開催のオペラなので、昔の合唱仲間たちが大勢来ていました。幕間の休憩の時にどうしても顔を合わせてしまいますので、挨拶します。私は今どきの子ども(笑)なので、挨拶が苦手だったりします、私の社交性の無さにも困ったもんだ。「また一緒に…」なんて言葉も一種の社交辞令として受け流すことにしてます。だって、私には私の歌人生があるもん!

 最後にこれだけ私が楽しみにしている地元のオペラ公演なのですが、今回でしばらくお休みのようです(涙)。今度の夏はオペラではなく、西本智実&モンテカルロフィルのコンサートですし、冬に予定されていたプラハ国立歌劇場の「アイーダ」はウィーン交響楽団の「ニューイヤーコンサート」に変更になっちゃいました。ゲゲって感じです。西本智実氏には興味ないし、ニューイヤーコンサートってヨハン・シュトラウスのワルツでしょ、関心ないなあ…。来春はトン・コープマンがやってくると色めき立っている人もいるけれど古楽だしなあ…。オペラが無理なら、せめてリートコンサートとかやってくれればいいのに…。ああ。

 でも、タンホイザー、最高でした。よかったっス。

2008年1月20日 (日)

スタートダッシュと肝臓と血液の色の話[1月第3週・通算1週]

体重:99.8㎏[-3.6㎏]
体脂肪率:30.2%[-0.3%]
BMI:31.9[-1.1]
体脂肪質量:30.1㎏[-1.4㎏]
腹囲:101.8㎝[-4.2㎝]

 ダイエット再開一週目の数値です。スタートダッシュがかかっております。やっぱりダイエットはこうでないとね! ま、最初の一カ月程度は簡単に体重が落ちるものです。これで安心してはいけないわけで、地道に取り組まないと…。

 [ ]の中の数値は先週、つまりスタート時との差です。毎週、こんな感じで痩せていけたらうれしいけれど…毎週このような数値で体重が減ったら、逆に不健康か…。

 私は肝臓があまり強くないので、健康管理のために、定期的に主治医のところに行って血液検査をしています。ま、肝臓の状態をときおりチェックしているわけです。あと、デブなので、糖尿病のチェックもしてもらってます。

 先日も血液検査をしたところ、今のところ糖尿病のおそれは全くないのですが、体重が増えたため、肝臓関係の数値が悪くなり、主治医からも体重を減らしなさいと言われました。私の場合、体重と肝臓関係の数値はきれいに反比例(?)するので、体重増えると肝臓が悪くなり、体重が減ると肝臓が良くなるので、本当に分かりやすいです。

 肝臓が悪くなると、人生がカッタるくなります、シンドくなります、疲れやすくなります、積極性がなくなり不活発になります、気も短くなり、良いことは一つもありません。だからこそ、自分のためにも、周囲の人々のために、肝臓は元気でなければいけません。そのためにも頑張ってダイエットに励まないと…。

閑話休題

 血液検査の時、採血される血液をよく見ますが、これで体調って一発で分かりますね。体調が悪い時の血は、本当にドス黒い。赤と言うより黒に近い色になります。こんな色の血液が取れた時はなんかガッカリします。

 逆に体調が良い時は、実に美しく鮮やかな真紅です。愛おしく感じるほどきれいな血液です。そんな時は、身体の中も幸せなんだなと思います。

2008年1月19日 (土)

デビルちゃんの正体は…

 イカリムシでした。参った、参った。

 とにかく、見つけ次第、ピンセットで駆除です。イカリムシについては、こちらの写真をご覧あれ。大きさはだいたい1cmほどです。金魚に付く寄生虫としてはかなり大型のものとなります。

 金魚の出血箇所の真ん中に必ずいます。元気のなくなった緋ドジョウ(大型)の頭と口の周りとかにもいます(髭とは色が違うので、気をつけてみればよく分かる)。いやあ、それなりにたくさんいます。参った、参った。

 今思えば、ウナもイカリムシにやられていたのかもしれない。私、老眼だから、なかなかイカリムシも見えなくて…。可哀相なことをしました。

 ドジョウの場合は頭とか口の周りとか喉(つまり体内)とかエラとかにいます。金魚だと、胸ビレのそばとか、尻ビレの周辺とかによくいます。

 ウオジラミはパフたちが持ってきたんだけれど、イカリムシは覚えがない。ううむ、分からない。

 イカリムシは根絶が難しい寄生虫です。薬を使うと金魚がやられるし、水槽の中身を全部取り替えるのは大仕事だし、なかなかいい手がありません。イカリムシは寄生しなければ生きていけないので、ムシを見つけ次第駆除するという家内手工業的な方法が案外いいのかなあ…と思っています。でも、すごく時間がかかりそう…。

 ひとまず捕獲にエネルギーを要するドジョウたちは、別水槽に入れ、いつでもすぐに虫を駆除できるようにしました。金魚たちは簡単に捕まるし、図体もデカいので、普段の水槽に入れっぱなしにしました。

 とにかくムシさんとの長い戦いになりそうです…。

2008年1月18日 (金)

合唱人が声楽を勉強する際に支払う代価について その2

 昨日の続きです。

 合唱人が声楽を勉強する際の支払う代価について、さらに考えてゆきます。

 合唱だけをやられていた方は、いわゆる「合唱声」になっている方がいます。合唱声というのは、私の個人的な印象では、割と薄目で左右によく広がる柔らかい声といった感じ? これは声楽というか、独唱で必要とされる声とはかなり違います。

 またそうでなくても、合唱人には個人的なレッスンを受けたことのない方が多く、発声そのものに強い癖(そば鳴りとか喉声とか鼻声とか…)を持っている方も少なくありません。

 ですから多くの場合は、声楽を始めると、声の再構築というか、作り直しというか、スクラップ&ビルドをやることになります。

 どんな事をするかと言うと、色々の人の話を総合すると…

 ~合唱を含め、歌うことを禁じられる~ まずはこれですね。ひとまず歌を禁止して、徹底的に呼吸と発声を見直し、正しい発声を会得する。

 全く歌っちゃダメな人もいれば、限られた音域のみOKとか、そこは人それぞれ。また、歌えない期間も人それぞれで、短くて数カ月~一年近くでまちまち。私の場合は、一オクターブに満たない音域(中音域のレ~シ)のみ発声可で、その状態がだいたい三カ月くらいでした。

 もちろん、その歌えない数カ月を我慢すれば声が完成するのではなく、その数カ月を経なければ、スタートラインに立てないという事である。その歌えない数カ月を経て始めて声楽を学び始めることができるのである。

 つまり、今、合唱団で楽しく合唱している人が、声楽を習おうとして、まずは何カ月から一年近くも我慢して歌わない生活ができるかがポイント。

 声を作り直している時に、普通に歌ってしまうと、以前の歌い方が身体から抜けず、いつまでたっても声を作り直す事ができなくなってしまう(らしい)ので、この歌わない期間というのは、とても大切らしいです。習う前から理想的な発声ができている人は別でしょうが、まずは癖を取り、声を一度白紙に戻して、そこからリセットをかけて、声を声楽的なものに作り直すという事なのでしょう。

 何カ月も歌わずにいられますか? 私は案外苦しかったです。歌わない代わりに、呼吸の練習と、出していい音の範囲内でのスケール練習ばかりやってましたが、やっぱり歌いたいものです。だいたい歌が好きだから声楽を勉強しようと思ったんだしね。

 だからもし、声楽をきちんとやろうと思ったら、合唱団を最低1年は休団する覚悟が必要かもよ、だって歌えないのに合唱団にいてもダメでしょ。禁煙中の人が喫煙者の集団にいたら禁煙なんてできないと一緒です。

 さてさて、どうする?

 その3は無いつもりですが…なんか思いついたら、続編を書くかもしれません。

2008年1月17日 (木)

合唱人が声楽を勉強する際に支払う代価について その1

 “代価”とタイトルにありますが、これはリアルな金銭の問題ではなく、“失うもの”“犠牲にするもの”程度の言葉だと思ってください。

 とにかく…。

 なんであれ、向上心を持って学ぶことは大切。これは大前提の大原則です。だから合唱人が声楽を学ぶことは良いことです。しかし、そのことで失うものについても考えてみましょうというのが、本日の記事の趣旨です。

 「鋼の錬金術師」じゃないけれど、等価交換の原則です。一つを得ると一つを失う? 合唱人が声楽を勉強することで、立派な声は得られるだろうけれど、それに合わせて何かを失うわけで、その失うものについて考えてから声楽の勉強を始めてもよいのでは…という提案です。

 勉強して歌が上手くなるんだから、得るものばかりで失うものなんて無いでしょ? なんて、私も最初は思ってましたが、勉強していくと、やはり得られるものがある反面、失われるもの、あるいは、もう戻れない場所というのがあるなあと思います。

 まず声楽を学ぶことで得られるもの。
  1)よく通る歌声
  2)豊かな響き
  3)深い音色
  4)高音域の音域拡張
  5)美しいヴィブラート
  6)高度な歌唱技巧
 ま、大雑把に言えば、張りのある美しくて巧みな歌声が得られるというわけだ。

 次に特別に声楽を学ばなくても合唱団で身につくこと。
  1)正しい音程感覚
  2)正しいリズム感覚
  3)正しいハモリ感覚およびアンサンブルの感覚
  4)読譜能力
 要するに、調和の取れた美しい和声を仲間と一緒に奏でられるというわけだ。

 まず、自分のどのような能力を伸ばしたいかを考える。音程やリズムに関することなら、合唱団で経験を積んでいくことで十分学べると思うし、ハモリやアンサンブルに関することは合唱団の方がより深く学べる。

 対して、声楽を学ぶことで得られるもの…それは実は、大半が声に関すること。だったら、声楽勉強しても、合唱には何の問題もないじゃ~ん、と思うでしょ? でもホント??

 声楽で学ぶのは基本的に独唱。だから、声楽を学ぶと声が自然とスケールアップします。そのスケールアップした声が、今いる合唱団にふさしい声かが、実は問題。

 と言うのも、それぞれの合唱団には、それぞれにふさわしい歌声というのがあって、一人だけ異質な声を出されたら、それは合唱にならないでしょ、と言うか、合唱ぶち壊し?
 でも声楽を学ぶというのは、それは同時に声が変わるということも意味します。もちろん、良い方向に変えるのだけれど、今とは明らかに異質の声になります、って言うか、そうでなければ、声楽学ぶ理由ないよね。

 そこだ! 問題は!!

 今の合唱団でうまくやっているのに、なまじ声楽を学んで、声をスケールアップしたら、その合唱団のハーモニーを壊すことにならない?

 いやいや、私は周りをよく聴いて、それに合わせて歌うから大丈夫! とおっしゃるあなた。それでいいの? 実はそれって、結構キツいよ…。かつては自然に楽しく歌っていたのに、これからは毎回自分を抑えに抑えて歌わなければいけなくなるのだよ。楽しいはずの合唱が楽しくなくなるかもしれないよ。

 「新しいぶどう酒は、新しい酒袋に」という御言葉はご存じ?

 いや、実際、今の合唱団を辞めたいとか、今はどこの合唱団にも属してないのとかいう人なら、声楽を勉強することもやぶさかではないと思うけれど、今の合唱団に満足し、そこでがんばりたいと思っている人が声楽を学ぶのは、ホントのホントに要注意だと思う。いきなり声楽を習うのではなく、今の団の指導者に「声楽を習いたいのだけれど、どう思います?」って相談するところから始めるべきでしょうね。

 「一つを選択する事は、他の可能性を捨てる事」って、なんのセリフだっけ?

 明日に続きます。

2008年1月16日 (水)

縮緬ヴィブラートをやっつけろ!

 話題的には昨年からの続きになりますかね…。

 レッスン仲間のお姉様に縮緬ヴィブラート(私の言うところのヴィブラートC、加齢によるヴィブラートね)の方がいますが、その方へのキング先生のアドヴァイスが興味深かったので要約して書きます。

 まず、腹筋は使わない。腹筋で息のコントロールをすると、どうしても声が震えます。必ず背中を使ってください。次にアゴの力を抜きましょう。アゴが固いとやはり声が震えます。

 この二つの点だけでも注意すると、だいぶ縮緬ヴィブラートは押さえられるそうです。背中とアゴ…。町の合唱団レベルのボイトレだと、なかなか背中やアゴまで注意されるところってないんじゃないかな…。私の知っているところでも、背中を指摘する先生は一人だけかな? 指摘はするけど、使い方まではなかなか教えてくれないし(って、個人レッスンじゃなきゃ無理だね。キング先生はグループレッスンの最中に必ず一人一人の個人レッスンの時間も取ってくれるので感謝です)。アゴの使い方をしっかり注意する合唱団のボイトレというのも知らないなあ。私もアゴには苦労してますが、これも個人的に指導されないと無理だねえ。

 縮緬ヴィブラートも、個人レッスンやそれに準拠するようなレッスンを受ければ治せるわけだから、決して加齢が原因というわけでもなく、どっちかと言うと、テクニック不足が原因のようですね。その点は私の認識不足でした。

 年をとるに従って、身体が変わっていくわけだから、その変わっていく身体にふさわしいテクニックを、常に身につけていくことが、肝心なんだろうと思います。

 たとえ高齢であっても、一流のプロのソプラノ歌手に縮緬がいないのは、そこんところなんだろうね。

 撲滅!、縮緬ヴィブラート! …がんばって参りましょう。

2008年1月15日 (火)

ピアノ発表会を見学して思うこと 完結編 息子君はピアノ教室を変わりました

 タイトルの通り、息子君はピアノ教室を変わりました。ひとまず、私たち夫婦のピアノ発表会の見学ツアーも、これで一段落です。

 今度の先生は人柄も良く、熱心な指導で、息子君もやる気満々でいます。以前は、親が言っても、なかなかピアノの前に座らなかったのですが、今は教室が変わったばかりということもありますが、毎日きちんと練習しているようです。「毎日、バーナム」が合い言葉のようです。

 今度のO先生(ゼロ先生ではなくオー先生、女性)は、息子君の憧れのJ先生(少年合唱団の卒団生&現指導者、某音大の学生さんで音楽家の卵、もちろん男性です)が子どもの頃から音大受験までお世話になった先生です。我が家から徒歩10分ほどの場所がご自宅で、そこでお教室を開いています。息子君は、J先生の先生と知って、ワクワクな気分でレッスンに通ってます。

 O先生の教室には看板がありません。教室の名前もありません。生徒の募集もしてません。でも生徒さんはたくさんいて、O先生はエネルギッシュにピアノの先生をなされています。

 元々は演奏家だったそうですが、ご結婚を機に家庭に入られ、当地にやってきた方です。その話を聞きつけた近所の母親たちが「ウチの子にピアノを教えてください」と頼みに行ったのが事の始まりだそうです。それ以来、評判が口コミで広がって、今に至っているそうです。

 ウチの場合は、妻がJ先生の母君と知り合い(!)だったので、「どっか息子に合うピアノの先生を知りませんか~?」と軽い気持ちで相談したところ「だったらO先生なんていかが?」となって、話が進みました。

 ピアノ発表会の見学なんて、意味なかったじゃん。

 無論、知り合いの紹介だけで先生を決めたわけではなく、何度か(妻が)先生と連絡を取って話したり、息子君が余所の子のレッスンを見たり、お試しレッスンを受けたりして、その相性を何となく確認した上で決めました。

 O先生は、かなり熱心な指導をされる先生のようです。J先生から息子君に「O先生は厳しいから気合を入れていけよ」とアドバイスがあったそうです(笑)。ま、O先生は妻とも息子君とも良好なコミュニケーションを取れているみたいなので、私は安心です。

 ピアノを習いに通わせているつもりですが、お教室では、ピアノだけでなく、聴音とソルフェージュもやっているそうです。他の生徒さんたち(ほとんどが女性)は声楽も習っているそうですが、息子君は無し。たとえ子どもであっても、男性と女性では身体の使い方が違うので、歌は別の先生に習ってくださいとの事。その言いッ振りが潔くて良いですね。それに息子君は歌は合唱団でやってますので、別に問題ないし…。

 O先生のところの生徒さんたちは、大人や中高校生が多いので、息子君はかなり年下のお弟子さん(と言うか“坊や”)という事で、他の生徒さんたちからもかわいがられているようです。

 親としては、一安心ってところです。

 長く続きました「ピアノ発表会を見学して思うこと」のシリーズも今回で終了です。ありがとうございました。

2008年1月14日 (月)

地元の声楽教室の発表会を見ました

 例によって、ピアノ教室の発表会を見に行ったノリで、今度は地元の声楽教室の発表会を見に行きました。とは言っても、別に先生を変えようとか、そういうつもりは全く無しの、単なる興味本位な見物です。

 見に行った発表会の教室は、かなり以前からある教室で、音大受験をメインにやっているところです。そこの卒業生には、何人も演奏家として活躍している方がいて、教室の先生のお名前をインターネットで検索すると、色々な声楽家の方のプロフィールに「声楽を○○先生に師事」と書いてあるほどです。

 そんなわけで、結構ワクワクしながら発表会を見に行きました。

 当日発表した生徒さんたちは全部で25名(たくさん!)。それぞれ3曲ずつ歌っていました。午後3時に始まって、最後の方の歌が終わったのが午後8時。5時間もやってました。はっきり言うと、時々眠気と戦いましたが(特に前半)、全体的には、このレベルのコンサートが無料で見物できるとは、なんか得したような気になりました。

 休憩前の方々は中学生~高校生で、音大受験の準備をしている生徒さんたちです。みんな近所の中学校や高校の制服を着てました。ああ、この辺の子で音大の声楽科を受けたいなあと思ったら、この先生に習うんだなあ…と思いました。

 演奏の方は、声もろくに出てない子から、モーツァルトのオペラアリアを達者に歌っちゃう子まで、色々いましたが、学年が上がるにつれ、ドンドン上手い子が出てくるのがおもしろかったです。やっぱり子どもって、成長するんだな。

 中学生と高校生の間にシニアの方がお一人歌いました。おそらくこの方は、割と最近声楽を始められた方だと思います。ちょうど技術的にも中学生と高校生の間くらいの方でしたが、これがまた抜群に素晴らしい歌をお歌いにました。技巧は子どもに明らかに劣りますが、その表現の素晴らしさ、なんか最近ピアノ教室の発表会で感じたことと同じフィーリングををまたまた受けました。これってデジャヴ? ちなみに全体を通して「ブラヴォー」の掛け声があったのは、このシニアの方だけでした。もっとも、発表会でブラヴォーの声自体が掛かる事が珍しいのですけれどね。

 休憩後は、音大生とこのお教室出身の現役の歌手さんたちの出番でした。さすがに中高生とは一味も二味も違いました。特に、すでにプロとして活躍している方々の演奏は「ホントにお金要らないの?」って思うほど、素晴らしかったです。

 久々に生きのいいソプラノのマスケラ声を聞きました、極楽極楽。

 で、生徒さんが25名もいるのに、そのうちの24名が女の子。男の子はたった1人だけ。これが日本の音楽教育の実情なんでしょうね。

 そうそう、伴奏者がそれぞれの生徒さんごとに違っていたのが、印象的でした。それぞれ自分で伴奏者を調達してくるのかな? 音高や音大に通っている子は、お友達に頼んだんでしょうね。それ以外の子たちの伴奏者はどうやって調達したのでしょうか? ちょっと気になります。

 ここの教室は、毎年発表会をやっているそうだから、来年も必ず見にいけるように、今から要チェックだな。

 さあ、私もがんばって練習に励みましょう。いい刺激になりました。

2008年1月13日 (日)

では、仕切り直しです[2008年1月第2週・スタート時点]

体重:103.4㎏[+7.7㎏]
体脂肪率:30.5%[+1.2%]
BMI:33.0[+2.5]
体脂肪質量:31.5㎏[+3.4㎏]
腹囲:106㎝[+7.8㎝]

 この数字が現在の値です。[ ]の中は直近で一番やせていたと思われる、昨年の12月第2週との比較です。ま、約一カ月前です。

 一カ月で体重が約8㎏、腹囲が約8㎝ったあ、末広がりでめでたいね…ってわけない。いくら…

([腰を壊して安静]+[お正月太り]+[ダイエットしてないぞ~、今のうちに食っちゃえ、食っちゃえ])=[今の体重]

 …だとしても、これはリバウンドと呼ぶには、あまりにむごい数字だ~。

 さて、ここからダイエットを開始します。ダイエット方法は、メガダイエットをするわけだから、やはりレコーディング・ダイエットです。また、ちまちまメモして、食べすぎないようにします。

 とりあえず、目標は-13㎏の90㎏ってことで。これを約1年で達成できたら、すごくうれしいですわ。

 がんばりま~す。

2008年1月12日 (土)

ミイラ発見(哀)!

 新年早々、あれなんですけど…。

 ペットを飼う人としては、あるまじきことだと思いますが、つい先日、ミイラを発見してしまいました。ま、ミイラというよりは、干物って感じだったんですが…。

 それは最近見かけなくなった、チビな緋ドジョウの変わり果てた姿でした。ドジョウは姿が見えなくても、案外、砂利の中にいたりするので、あまり気にしないものです。それが水槽から少し離れた場所にある、古雑誌置き場(日頃あんまり片づけない場所)で無残な姿になっていようとは…。

 人がいない時に、水槽から飛び出して暴れ、古雑誌置き場に行ってしまったものと思われます。ドジョウは空気呼吸ができるので、体表さえ乾かなければ、数時間~数日はそこらにいても平気なのですが、古雑誌の上では、数時間で身体が乾いてしまったことでしょう。またその場所は、あまり人が注意をしない場所だったため、発見がおくれてしまったのでしょう。気づいたときは、丸干しになっていました。

 我が家の魚さんたちの共同墓地[庭のビワの木の根元]に埋めてあげました。合掌。

2008年1月11日 (金)

「絶対音感」という本を、久しぶりに読みました

 「最相葉月著 絶対音感 小学館」…ぎっくり腰になって、病院で5時間も待っちゃった時に読んだ本がコレ。我が家の本棚にあった本なので、初版の単行本[ハードカバー]です。現在は、新潮社から文庫化され(それも二回目)、内容も少し訂正してあるそうですが、そんな事は気にせず、単行本の方の感想でレビュー記事を書いちゃいます。

 いわゆるノンフィクションと言うジャンルの本、綿密な取材を基礎にしているから、ルポルタージュと言った方が良いのかな? ま、そんな感じの本。ちょっとばかりボリュームあります。

 タイトルどおり、絶対音感に関するアレコレを、結構、中立な立場で書いてます。出版された当時は、かなり話題になった本ですね。絶対音感神話を壊した本でもあります。絶対音感に対するヤッカミでしょうか、当時の論調は絶対音感に対する否定的なコメントが多かったような気がしますし、宣伝文もそっち系でしたね。

 著者は案外クールで、決してそんな風には書いてませんが…。

 絶対音感を持っている人の話、持っていない人の感想から始まって、絶対音感教育が日本で生まれ発展していった歴史、研究対象としての絶対音感の話、移動ド唱法と固定ド唱法と絶対音感の話、絶対音感と音楽家たちの音程の取り方の話、指揮者と絶対音感の話、コンピュータと絶対音感の話、五嶋みどりと龍と彼らの母親である五嶋節のファミリー・ヒストリーの話など、こんなチンケなブログでは書き切れないほど、多岐にわたるテーマで、ホント、興味深い内容の本でした。腰の痛さも忘れるほど夢中になって読んでしまいました、昔、一度読んだにも関わらず…。

 絶対音感について、きちんと調べてみよう、考えてみようという人は、まず手始めに読んだ方が良いです。絶対音感って、持っていない人には憧れですが、持っている人にとっては便利なはずだけれど、それほど便利さを感じないもので、持たされた人にとっては厄介なものらしいです。なんなんでしょ、この温度差?

 私自身は絶対音感を持っていません。それどころか、相対音感ですら危ない(笑)ので、絶対音感を持っている人がうらやましいです。音楽の先生の免許も持っているのに(笑)。私も人間音叉になりたいです。

 その一方、息子君には、絶対音感が身につかないように育てたつもりでした。そんなものを身につけて「僕は将来音楽家になるんだ!」なんて、寝ぼけた事を言わない様に、配慮して育てたつもりでしたが、先日試したら、アイツ、絶対音感持っているかもしれない…。ヤッベ~。彼には堅気な人生を歩んでもらおうと思っているのに…。

 この前まで「僕はお医者さんになるんだ[よし、がんばれ]」と言ってたのが「僕は歌手になる[おいおい]」と言い出した。ううむ、どこで間違えたんだか。ま、医者でなくてもいいけれど、堅気になって欲しいのだよ、オヤジとしては…。さあて、どうしましょう。

 妻も絶対音感は持っていないようですが、かなり優秀な相対音感を持っていますので、音楽をやるのに、全く不自由はないようです。うらやましいです。

 絶対音感を持っていると推測される知り合いの音楽家の方々は、ほぼ口を揃えて「絶対音感なんて不自由なもの(あるいは、不便なもの)は持っていない」と言い張りますね、決まったように。でも、あなたの人間音叉っぷりは、絶対音感とは違うのかねと、小一時間問い詰めてみたい心境です。

 ホント、持たない身としては、絶対音感はうらやましいですね。特に持っていたら、音大入試に便利だろうし…って、池田理代子じゃあるまいに、今更音大に入る予定もないけれどね。

 後半、キーが滑って、グダグタになりました、ごめんなさい。でも、この本は、ホント、お薦めです。

2008年1月10日 (木)

お正月休みのツケ

 年末に大怪我(ぎっくり腰の事!)をしたこともあり、お正月休みは思いっきり、かつ、積極的に、ゴロゴロしました。本を読んで、テレビ見て、たまにちょっとだけ出かけて、またゴロゴロする。たまに思い出したように、声を出す。

 ですが、声、まともに出ません(涙)。いや、話し声は特に問題ない(話し声は商売道具なので、これはこれで大切ですが…)のですが、歌声がちゃんと出ません。

 ちょっとロングトーンを出すと、すぐに音がぶら下がる! ちょっと音量を上げようとすると、声に縮緬ヴィヴラートみたいなものが付く! 五線の上を出すと(筋肉系の)頭痛がする!

 バレエを習っている人の間では「練習を、一日休むと自分が分かり、二日休むと指導者に分かり、三日休むと客に分かる」と言うそうです。昔の教え子がこれを理由に、修学旅行を欠席しました(バレエの練習を休みたくないという理由)。当時はなんておおげさなと思いましたが、今はちょっとだけ、その気持ちが分かります。

 無為にすごした時間は、いくら愚痴ろうと返ってきません。腰にもリハビリが必要ですが、声にもリハビリが必要みたいです。

 声楽では、身体は楽器。そんな事は分かっているはずですが、壊してみて、本当の意味で分かりました。壊れたからって、メーカーへ修理に出せないし、買換えもできない。地道に自分で修繕していかないとダメなのね。

 無理は禁物。ボチボチがんばってゆきましょう。

2008年1月 9日 (水)

ピアノ発表会を見学して思うこと その10 大人のピアノ教室に憧れます

 息子君のピアノ発表会の出場者は子どもだけでなく、幾人かの大人の方が混じってました。はっきり言うと、技量的には子どもたちの足元にも及ばない程の低技巧の方々でしたが、一つ一つの音に味があり、全体的な音楽としての仕上がりは、子どもたちの比ではなく、良い演奏をしていました。

 聞けば、それらの方々は『大人のピアノ教室』の方々だそうです。演奏の様子から、子どもの頃やっていたけれど、久しぶりに再開したという人でなく、大人になってから始めましたという感じの方々でした。

 なんかいいなあ…、そういうのも。子どもたちが技巧中心で感情表現皆無の、まるでMIDI音源のような演奏をする中、アラは目立つけど、良い意味での表現欲を感じさせてくれる演奏は、大人の私の心に沁みます。

 無論、技巧もちゃんとしていて、音楽としての表現も高みに達している演奏が聴ければ一番いいのだけれど、そういう演奏はお金を出して聴かないとね(笑)。

 そんな素朴な大人の演奏を聴きながら、ピアノっていいなあ…って思いました。

 ああ、ピアノやりたい!

 私、ピアノちゃんと弾けないんです。アマチュア・バンドをやっていたので、メロディ+コードの譜面があって練習の時間があれば、メロディ+簡単な伴奏って形のピアノ演奏はできるし、弾き語りだってできます。ガチガチのコピーバンドは無理だけど、自分たちの好きな音楽を好きなスタイルで演奏してゆく感じのバンドだったら十分な力は持っているつもりなんだけどね。

 …がしかし、いわゆるクラシック系は全くダメ。学生時代に大学のピアノ室に毎日1時間程度閉じこもって約三カ月間、自己流の特訓をしたのだけれど、結局バイエルの50番程度までしかできなかった(涙)。さすがにその程度では弾ける曲は皆無だね。

 試しに現在の力量はと…、バイエル30番程度っす(涙)。ますますダメじゃん。

 ああ、ピアノやりたい! ちょっぴりだけど切実にそう思います。

 でも、歌やんなきゃ。まずは歌っすね。社会人だから、音楽の練習に割ける時間は日々わずかしかないわけで、その貴重な時間は歌の練習に使わないと…。ピアノをやる時間の余裕は(本当に残念だけど)無いのよ。

 将来、事故とかケガとか病気とかで、声を失うことがあったら、ピアノを始めよう!

 と、固く心に決心した私でした。

 ああ、ピアノやりたい!

2008年1月 8日 (火)

浜崎あゆみはお好きですか?

 昨日の浜崎あゆみさん(リンク先は音が出るので注意してください)の報道はすごかったですね。突発性難聴という病気で、左耳が完全に聞こえなくなった、とかで芸能関係のニュースはそればかりでした。日本だけでなく、中国でも新華社通信が報道したとかで、そりゃ大騒ぎでしたね。

 歌手の方の片耳聴力喪失は、本当にかわいそうだし同情しますが、音楽活動への支障は、ステレオミックスの音源を聴く時に、片側に偏在した音が聞こえないくらいで、大きな障害はないでしょう。実際彼女もいきなり難聴になったのではなく、8年前に発病して、今日までだましだましやってきたそうですし。あえて言えば、彼女に提示する音源は、すべてモノラルミックスにする必要があるので、その点が面倒と言えば面倒でしょうね。

 片耳難聴であっても優秀なミュージシャンはたくさんいます。私がすぐに思いつくのが、ビーチ・ボーイズ(テレビドラマのタイトルではありませんよ)の作曲家兼プロデューサーのブライアン・ウィルソン。1960年代のアメリカで流行ったサーフィン・サウンド(湘南サウンドの原型みたいなもの)の立役者ですね。「グッド・ヴァイブレーション」「カリフォルニア・ガール」「ファン・ファン・ファン」などのメガヒットを作曲してます。「サーフィンUSA」のアレンジも彼の仕事ですね。

 ブライアン・ウィルソンの話はさておき、浜崎あゆみさんも病に負けずに、がんばっていただきたいなあと思います。

 さて、その彼女の話です。耳の件を除いても、すごい人気の方ですよね。J-Popの女王だとか? 実は私もJ-Pop嫌いじゃないです。でも、なぜか、この方の曲は私のアンテナに引っ掛からないというか、心の琴線に触れないというか、たぶん単純に「私の好みではない」のだろうなあと思います。

 ですから、この方に関して、あれこれ言うものを持たない私ですが、それでもスーパースターだということくらいは熟知していますし、紅白を見ていると「この人がJ-Popの女性ナンバーワンなんだなあ…」という感想を持って見てます。

 これだけの人気を誇る人なのですが、私、ちょっと気になることがあります。それはこの人の歌声。ハスキーな鼻声ですよね。

 「ハスキー」にせよ「鼻声」にせよ、クラシック系では嫌われる歌声じゃないですか。それが世間の人々の人気を集めているという事実。

 クラシック系で好まれる歌声は、豊かな響きのある声、俗称「オペラ声」って奴です。流行歌やポップス系の音楽ばかりを聞いていると、まず耳にしない声ですね。理想とは言えないかもしれませんが、最近では「千の風になって」の秋川さんの歌声がそれ。曲と歌っている人は人気ありますが、歌声の方のウケはあまり芳しくない? よく道端で小学生がマネしてますが、あれって「おもしろい歌声」って感じで受け止めているわけで、あの声が普通に受け入れられているわけでは、どうやらないようです。

 そう言えば私も子どもの頃は、クラシック系の歌手、とりわけソプラノが大嫌いだったなあ…。テレビ等で、童謡とかわらべ唄をソプラノ歌手が歌うと、あわててチャンネルを変えたものです。当時から音楽大好きっ子だったにも関わらず…

 今も昔も、クラシックで好まれる声がチャカされ、クラシックで嫌われる声が人々の人気を集める。これが我が国日本の現状?

 ヨーロッパ(特にイタリア?)の人々は話し声の段階で、すでに声が十分共鳴しているわけで、共鳴している声が普通の声。その普通の声で話すように歌うだけで、なかなか立派な歌声になります。

 対して、我々日本人の話し声は、共鳴の少ない明瞭な発音を主体としたもので、ある意味、ヨーロッパの人とは真逆。話すように歌うと、詩吟とか義太夫とかの世界とニアミスしそうな声になってしまいます。およそクラシック系の歌声とは程遠いものだし、だから、歌う人たちは“発声”で、とても苦労しているわけです。そして、クラシック系の歌声は一般の人々の感覚からすると、珍しい声、変わった声、耳慣れない声として認知されるのでしょう。

 遠いなあ…日本文化とクラシック音楽。

 私だって、子どもの頃は大嫌いだったソプラノが今では案外好きになり、結局オペラファンになったわけだから、日本文化とクラシック音楽、確かに互いに遠い存在かもしれないけれど、少しずつその距離は縮まっていると思いたいです。

 でないと、歌を趣味とする人間にとって、寂しいものね。

 話は最初に戻ります。

 浜崎あゆみさんは難聴を告白しましたが、明らかにしていないだけで、実はポップス系の歌手の方には難聴の方が少なからずいます。彼らは激務で休養もろくに取れない上に、いつも大音量の音や振動に曝されているので、普通の人よりも難聴になりやすいのでしょうね。耳は商売道具ですからね、本人はもちろんですが、スタッフの方々も、大切にしていただきたいと思います。

 一般の私たちも、ヘッドフォン難聴という文明病があります。浜崎あゆみさんの病気は、決して他人事ではありません。気をつけないといけませんな。

 最後は自分自身への自戒ってことで。

2008年1月 7日 (月)

ドクター・フィッシュと私

 ちょっと前の話です。先日(と行っても年末ですが)、湯治を兼ねて、箱根に行きました…と書くと、かなりのんびりした旅を想像されると思いますし、私自身もそれを望んでいたのですが、子連れとなると、なかなかどうして、そういうわけには参りません。

 箱根に行きました。それもユネッサンです。小湧園(こわきえん)温泉という昔の名称の方がまだ通りがよいでしょうか? 「on泉、off呂」のユネッサンです。コーヒー風呂、赤ワイン風呂、酒風呂、緑茶風呂、鬼柚子風呂、炭風呂…のユネッサンです。ローマ風呂、死海風呂、エーゲ海風呂、ビール風呂のユネッサンです。ええと、とにかくバラエティに富んだ、日帰り温泉宿のユネッサンです。当たり前ですが、温泉(ここは源泉を数本持ってます)もあります。

 ここが音楽系ブログではなく、日記系ブログだったら、一週間ほど連載できるほどのネタの豊富な温泉です。(私は関係者ではないのですが)東京近郊の方は、ぜひどうぞ。

 ちょっと書いたとおり、ここはバラエティに富んだ、お風呂の遊園地ともいうべきスーパー温泉です。小学生はやはりここでしょう。我が家は、箱根ならいくつか常宿があるのですが、息子君はそんな大人好みの渋い宿より、楽しいお風呂が好きなので、今年は彼の希望を入れることにしました。私の腰が悪くて、今年はディズニー・ランドに連れていってやれないので、まあ、その穴埋めです。

 まあ、色々とお風呂がありました。あっちこっちで長風呂をし、座敷でゴロゴロし、サウナで溶けるなど、私は私なりに温泉を楽しみました。

 さて、やっと本題です。

 数あるお風呂の中に「ドクター・フィッシュ風呂」があります。HPがあったので、詳しくはこちらをご覧ください。解説と動画があります。かわいいでしょ。

 ドクター・フィッシュ、ちょっと見では、まるで『クチボソ』。こいつらがたくさんいるお風呂に、足を入れると、あっという間にたかられます。そして、足の皮膚(古くなった角質…ってアカのことですか?)を食べます。足の表面から、足の裏、指の間も、なんとも言えない感触で食べてくれます。

 一人4分ずつの体験コースだったのですが、すごかったです。何がすごいと言っても、たかってきた魚の数がすごかった! ざっと少なめに見積もって、片足に50匹、もちろん両足だから、100匹前後のドクター・フィッシュが私の足にやってきました。金魚ラブ、お魚ラブの私の気持ちがドクター・フィッシュたちにも通じたのでしょうか? とにかくお魚さんたちの人気がすごかった。

 ドクター・フィッシュは私にしか来なかったわけではありません。参加者全員にところにやってきてます。例えば息子君のところは片足に1~2匹ずつ程度…。妻も5~6匹程度。他のお客さんも、多くても10匹どまり。つまり、私は魚に大人気なオジサンでした。本当にホントに大人気でした。

 おかげさまで周囲の注目浴びる浴びる。さらに一度に100匹の魚にたかられてご覧なさい、その感触たるや、空前絶後、筆舌に尽くしがたいものです。腰が痛いのに、4分間笑いが止まりませんでした。魚がたかるので、身体は足をジタバタさせたいのに、それを意志の力でジッとさせていたので、終いには足もつるし…。

 それでも、とても楽しい体験でした。時間があったら、もう一回体験したかったです。
 え、それは魚に大人気だったのではなく、単に、足が汚かったからだって…。それは言いっこ無しです。一応、ドクター・フィッシュの前にも、長時間入浴していたし、妻も丁寧に洗ってくれたので、それはないと思うのだけれど…。

 で、その件なのですが…。注目と言えば、ドクター・フィッシュ風呂に入る前に(魚の健康と安全を守るため)念入りに足を洗うのですが、私は腰が痛くて曲げられなくて、自分で足が洗えません。だから、妻がひざまづいて私の足を洗ってくれたのですが、これにも周りの人々の反応が…。「あの人、女の人に、足、洗わせているよ~」って感じ? フェミニストらしき人から『殺してやるぞオーラ』が…。人、それぞれに事情というものがあり、当人たちは別にそれに関して、どうとも思ってないのだから、勘弁して欲しいなあ…と思いました。ちなみに妻は私の面倒を見ることは、全然平気で、なんとも思ってないのですよ。

2008年1月 6日 (日)

妻とデートをしました or マジカル・サンザイ[散財]・ツアー

 お正月休みなので、息子君を二泊三日で爺婆に預けることにしました。もちろん初日は、息子君を預けがてら両親にご挨拶をしに行きました。その日のうちに夫婦で戻ってきて、せっかく息子君もいないから、明日は二人でデートをしようということになりました。

 でも、私は人込みが嫌いなので、人のいないところがいいなあ…ということになり、結局、家でビデオを一日中見てました。

 それじゃあダメじゃん、ってことで、最終日の昨日、東京方面に出かけることにしました。

 たっぷり朝寝をして、午前の遅い時間に起き出して、地元の吉野屋で豚丼特盛を朝食に食べて、電車に乗って一路、東京はお茶の水へ行きました。

 お茶の水と言えば、楽器街。まずは楽器屋巡り。もう少しでウクレレサイズのミニギターを買って帰るところでした(結局ミニすぎて演奏不可能なので買いませんでした)

 カザルスホールの前を通りました。ここ、主婦の友社のものだったはずだけど、今では日本大学の持ち物になったそうです。隣の敷地がちょっと広めの駐車場になってました。

 楽器街を抜けると、まずは新刊屋さんです。大好きな書泉グランデとブックマートに行きました…が、結局何も買いませんでした。

 次に三省堂書店の本店に行きました。デカい書店ですが、学生の頃から通っていたので、勝手知ったるなんとかです。ここでは、「ヨハン・スンドベリ著 歌声の科学 東京電機大学出版局」を買いました。音楽というよりも科学の本で、副題に「〈歌う〉とはどういう現象か? 音声学、音響学、医学・解剖学等を援用して歌唱における人間の声について解明する」とあります。まさにそんな感じの本。以前、地元の書店で見つけたのですが、その時は持ち合わせが無かったので、また今度と思っているうちに見かけなくなってしまった本です。再会を祝して、即、レジへゴーしました。

 いよいよ神田神保町の古書街です。古書街にある古書屋さんは、ブックオフのようなお店は一軒もなく、どこも専門書の古書屋さんばかりです。学生の頃通った古書屋さんを脇に見つつ、古賀書店に行きました。神田でも珍しい、クラシック系の音楽専門書の古書屋さんです。

 ええ、買いましたとも。
「マリオ・マラフィオッティ著 カルーソー発声の秘密 音楽之友社」
「エンリコ・カルーゾ&ルイーザ・テトラツィーニ著 カルーゾとテトラツィーニの歌唱法 シンフォニア社」
「エルンスト・ヘフリガー著 声楽の知識とテクニック シンフォニア社」
「マヌエル・ガルシア著 ベルカント唱法のヒント シンフォニア社」、以上4冊。

 いずれも絶版本の入手困難本ばかり。さすが専門書の古書屋さん。他にもウヒャーって感じの入手困難本がたくさんありましたが、財布と相談して止めました。お値段はここに書けませんが、思っていたよりは安かったですが、やはり私には散財でした(涙)。

 古書街を抜けて、水道橋の駅へ向かう。その途中のそば屋で、サービス価格ということなのか、単品のカツ丼よりも安い値段のカツ丼セットを食べる。私がカツ丼とたぬきそばのセットを、妻がカツ丼とたぬきうどんのセットを頼み、妻がカツ丼を、私がカツ丼とたぬきそばとたぬきうどんを食べる。東京なのに安価で、普通に美味しい。

 水道橋から世界の趣都、秋葉原へ向かう(何も買わない)。

 秋葉原から有楽町へ行く。駅を下りて、ふらふらと銀ブラをしながら、銀座七丁目のヤマハ銀座店へ。途中、お茶しようと思って、羊羹で有名なとらやの銀座店を見つけたけど、お値段が強気の銀座価格だったので止める。

 しかし、銀座も外国のブランド屋さんのビルが増えたね。エルメスとかグッチとかブルガリとか、あと他にもたくさんのブランド屋さんがあったよ。ブランド屋さんが自社ビルで商売始めたら、一流デパートの存在意義が危うくなるよね…。 

 そんなこんなで銀座をブラブラしているうちに、ヤマハに到着。着いてびっくり、ビルが無い。なんでも建て替え中との事で、仮店舗は銀座一丁目。仕方がないので、仮店舗へゴーと思ったら、途中の山野楽器本店(銀座四丁目)でひっかかる。

 楽譜売り場で「アヴェ・マリア 11 Songs(中声用) ショパン社」という楽譜を妻が買う。これはカッチーニ、ヴェルディ、サン・サーンス、グノー、トスティ、シューベルト、マスカーニ、ケルビーニ、メルカダンテ、アルカーデルトのアヴェ・マリアと、モーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスを一冊にまとめて、さらにカラオケCDをおまけにつけたという代物。これは以前から妻が欲しがっていた楽譜。絶版なので、在庫のあるお店を探していましたが、さすがは銀座山野楽器。在庫が豊富だね。

 クラシック声楽系CD売場には、すでにアマゾンでは入手不可能な在庫限りのCDとか、私家版のCDとか、こんなの知らね~よ~って感じの輸入CDとか、とにかく唸るほど欲しいCDがたくさんたくさんありました…が、古賀書店で散財した後なので買えませんでした(涙)。

 山野楽器を出ました。右隣の田崎真珠銀座店の門松が、あんまり素っ頓狂なので大笑いしました。

 左隣の木村屋総本店で、酒種の五色あんぱんを買いました。銀座価格でしたが、物があんぱんなので、思い切って買っちゃいました。ネット通販でも買えるみたいですね。桜あんぱんが私のお薦めです。

 有楽町駅に戻って、東京経由で帰りました。帰りの電車の中で、あんぱんを食べました。とても美味しくて、日本人に生まれてよかったなあ…と、しみじみ思いました。

 お金はたくさん使ったけれど、ネット通販では買えないものばかりを買ったので、結構、満足でした。

 地元の駅をおりて、ふらふらと家に帰ったら、そろそろ夕方です。一息ついたら、息子君が帰ってきました。もうすぐお正月休みも終わりだね。

2008年1月 5日 (土)

「響け!みんなの吹奏楽」見てます

 この番組、大好きです。NHK-BSとハイビジョン放送の番組なんですが、月に一回程度しか放送しないので、それがちょっぴり残念です。年末年始にまとめてBSでセレクションを再放送してくれたので、また見ちゃいました。

 番組内容は、何かしらの問題を抱えながらも、地域で活躍しているアマチュアの吹奏楽部に、ジャズやらクラシックやらの管楽器系のプロ奏者が尋ねていって、ちょっとしたアドバイスをして、一緒に発表会をする…というもの。言葉で書くと、陳腐だけれど、番組そのものは結構おもしろい。特に吹奏系の人は欠かさず見ているんじゃないの?

 おもしろい音楽番組ですが、歌系の人は見てるかな? 学生時代、私の周囲の音楽系の人は、ブラバンに属する楽器系の人と、合唱部に属する歌系の二種類がいて、この人たちが案外、反目してました。なんでしょ? 同類を毛嫌いする? ま、私の周辺だけの話かな?

 私は今でこそ歌ってますが、元々は楽器系の人です。バンドじゃ歌わないギタリストだったし、中学生の頃は吹奏楽部のトラをしてました。正式部員じゃなかった理由は「楽器は自分持ち」が我が校ブラバンのお約束だったから。ウチは貧乏だったので、楽器、買えなかったから、入部できませんでした。だって、ペットもクラも高いよ。貧乏な家庭の子どもにどうしろって言うの? でも、中学2~3年の担任が、ブラバン顧問だったので、大きな編成の曲をやる時は、パーカッションのトラ(バスドラムかシンバル)に時々呼んでくれました。

 だから吹奏楽も、関心ありありだったりします。

 でもね、この番組を見ながら、どの楽器に感情移入をしながら見ていたかと言うと…どれでもないんだね。昔パーカスをやっていたんだから、パーカスに感情移入をしてもいいのに、それはなし。クラとかフルートとかの旋律系に感情移入するでもなければ、チューバなどのベース系でもなし。あれあれ、いつのまにかブラバンが他人事になってる私がここにいるよ~。

 ううむ、どうしちゃったんだろ。

 ちなみに、一緒にテレビを見ている息子君に、どの楽器やりたいって尋ねたら、即答でトランペット、あと、ホルンもいいね、と言った。どうやら金管がやりたいらしい。ホルンはともかく、トランペットなら、安い奴を買ってやれそうだから、それはそれでOKだな。

 妻に尋ねたら、吹奏楽は聴くのはいいけど、やりたいとは思わないと答えた。あ、そうだった、彼女は歌系だったな。

 NHKさん、楽器系もいいけど歌系の番組作ってくれないかな? 「響け!みんなの吹奏楽」の向こうをはって「歌え!みんなの合唱団」とかサ。あ、吹奏楽と違って、出演者の大半がシルバーな人になっちゃうか…、ううむ。

2008年1月 4日 (金)

ベーゼルドルファー倒産の余波

 ベーゼンドルファー倒産というか、ヤマハによる買収というか、とにかく落ち着いたので、まとめてみます。途中経過については、こちらの記事に書きましたので、もしよかったらご覧ください。例によって、色々な報道をまとめました。文責はすとんってことでよろしく。

 結果的には、やはりと言ってはなんですが、ヤマハがベーゼルドルファーの全株式を買収という形で落ち着いたようです。2007年12月20日に、地元新聞が1400万ユーロ(約23億円)という売却価格を報道してますね。事前の報道よりも100万ユーロほど安くなってますね、値切ったか、ヤマハ!

 さらにヤマハはベーゼンドルファーの経営を安定させるために、1000万ユーロ(約16億円)の資金を投入することも同時に発表したそうです。しかしまあ、年間300台程度の生産しかできない会社のために、23億円[購入価格]+16億円[テコ入れ資金]も投入して大丈夫なの? 40億円近いお金を、これからのベーゼンドルファーの売り上げでペイするとしたら、何十年かかるんですか?

 ヤマハと最後まで競ったのが、地元のピアノメーカーのブロッドマンでした。1100万ユーロ(約18億円)という金額を提示したそうですが、所詮、ジャパン・マネーの敵ではなかったというわけです。このメーカー、元々がベーゼンドルファーの技術者たちが中心になって作った会社という話もあり、まあ血筋的には、このメーカーがベーゼンドルファーを引き継ぐのが筋ってもんでしょうが、先立つものがなければダメなのが、大人の世界の話ってことだ。

 生産態勢などはオーストリアにきちんと残すことで合意もできているので、これでベーゼンドルファーとヤマハの話は一応のケリがついたわけです。

 問題は、その余波ね。親会社である、ベーゼンドルファーが倒産したわけだから、当然子会社や代理店はアウトですね。

 日本ベーゼンドルファー社は倒産だそうです。総代理店だったのだから、仕方ないと言えば仕方ない。技術者たちは、新会社B-tech Japanを設立し、メンテナンス作業やレンタル業務を引き継ぐそうです。がんばれ!

 で、この日本ベーゼンドルファー社の本体は、ピアノ輸入業者である株式会社浜松ピアノセンターでして、この会社もほぼ同時に倒産だそうです。

 問題は、この浜松ピアノセンターの倒産。この会社、輸入ピアノ業者としては老舗だそうで、以前はベーゼンドルファー以外のドイツ系のピアノメーカーの代理店もしていたという事もあり、そのため本社のショールームにはアンティークピアノが約20台ほど、演奏可能な状態で展示保存されていたそうです。

 ここのショールームのピアノは、私もテレビで見たことあります。確かにすごい歴史的なピアノがたくさんありました。今のアップライト・ピアノの原形である、ジラフ・ピアノなんて、へえーって感じでしたね。一本足で回転して演奏の向きをグルグル変えられるピアノも驚き。モーツァルトの時代のピアノやベートーヴェンの時代のピアノ、ショパンの愛器と同じ型のプレイエル・ピアノとか、創業当時のベーレンライターのピアノ(っことは、リストが弾いていたピアノの親戚だよね)とかもあるそうです。なんか、すごいよね。

 …あるそうです、というのも、会社が倒産してしまったので、これらのコレクションも散逸の運命にあるそうです。ま、差し押さえ品? 管財人の方は一括売却の方向で買い主を探しているそうですが、できれば日本人に買って欲しいなあ…。いっそヤマハは買わないのかな?

 でもね、最近、バブリーで金満な中国人が世界中のお宝を買い漁っているから、うかうかしていると、このコレクションも上海あたりに持っていかれそうな、イヤ~な感じがしてます。日本人もバブルの頃は世界のお宝、買い漁って、顰蹙かってたから、エラそうなことは言えませんが。

 どんとはらい。

2008年1月 3日 (木)

ウィーン・フィルのニュー・イヤーズ・コンサートをテレビで見ました

 というタイトルだと、まるでウィーン・フィルの演奏を論評しそうだけれど、それはなし。あえて書けば「ウィーン・フィルってうまいなあ…。近所の市民オケとはダンチだなあ(両方に失礼!)」くらい。いやあ、実際に、オーケストラを論評する語彙を持ち合わせていないもので…。え、クラシックファンとしては失格だって?。ま、私はオペラ系テノール限定のクラファンなものでして…、へへへ。

 それはともかく、ニュー・イヤーズ・コンサートって、お正月恒例行事ですね。子どもの頃は「芸能人隠し芸大会」がそうでしたが、長じては、専らウィーン・フィルでお正月を感じてます。

 しかし、このコンサート。毎年、指揮者が変わります。音色とか、細かなリズムの癖とか、ハーモニーの重ね方などの部分は、指揮者が誰であれ、あまり変わらない。たぶん、この部分はウィーン・フィル独特のものだからだと思う。特にウィンナーワルツは、なんかいい。拍の独特の間延び感が絶妙。聴くだけだと、それこそ「間延び」なんだけれど、きっと踊るとバッチリなんだろうね。

 それでも、指揮者が変わると、音楽は変わる。もちろん選曲とか演奏される曲の速度なんかも変わるけれど、それ以外に、音楽の風味みたいなものが変わる。そういう意味では、指揮者って怖い。

 今年の指揮者、ジョルジュ・プレートルって、私には、マリア・カラスの[晩年の録音の]指揮者ってイメージなのね。トスカとかカルメンとかのね。どうしても、カラスとペアになってるのよ、私の頭の中だと。

 だから今年のニュー・イヤーズ・コンサートの指揮がジョルジュ・プレートルって聞いた時、え、カラス出るの?(そんな馬鹿な!)って思いました。いやあ、トンチンカンな奴ですね。

 2008年のジョルジュ・プレートルは御達者なおじいちゃん指揮者でした。こんな人がカラスと組んで、あの濃厚なカルメンを録音したなんて、信じられないなあ…。

 サラっとした後味の良い演奏でした。場を大切にし、オーケストラを大切にし、お客さんを大切にした、ほのぼのとした演奏でした。なんて言うのかな? 消え物っぽい演奏って言うのかな、その消え物感がグーだね。後に残らないって、普通はダメ出しに使う言葉だけれど、そうでなく、ほめ言葉として、後に残らない演奏。

 このウィーン・フィルのお正月公演の演奏は、イベントなんだし、新年を寿ぐための演奏なんだから、その辺をよく心得た、場に即した演奏でとても良かったと思います。ジョルジュおじいちゃん、ナイスジョブ!

 それに毎年挿入されるバレエが、また今年も良かったね。特にサッカーぽいバレエは、男性ダンサー中心で力強くて良かったです。あと、これも毎年だけれど、騎馬バレエって言うの? お馬さんのバレエというか、行進というか、馬場馬術がいいね。あと、客席まで来て踊ったカップルのダンスもグッね。

 そうそう、このコンサート。私の毎年の楽しみは、ちょっとだけ映す客席の様子。もちろんオーストリアなんだから、白人さんがたくさんなんだけれど、その中に混じって東洋人が映っているでしょ。男性はスーツ姿が大半だからよく分からないけれど、女性は洋装の方もいるけれど、和服姿の方が大勢いる。和服の方はおそらく日本人でしょ。和服の女性の隣に座っている男性もおそらく日本人でしょ。和服の女性の隣に座っている洋装の若い女性もきっと日本人でしょ。ああ、ウィーンにはたくさんの日本人がいるなあ。皆みんな、頑張っているんだなあ…と、なんか意味はないけれど、うれしくなりますし、励まされます。ウィーン在住のMegiさんは、どこにいるかなと探しました。顔も知らないし、コンサートに行ってるかどうかも分からないのにね、お馬鹿ちゃんな私。

 それにしても、和服ってキレイだよね、美しいよね。色々ある民族衣装の中でも、特にキレイな衣装だよね。まあ、その分、高価なんだけれどね。でも、ここ一発の和服姿の女性って、本当にキレイだよね。

 チャイナ・ドレスやチマ・チョゴリ姿の女性は、ニュー・イヤーズ・コンサートでは、今まで一度も発見できませんでした。いるのかなあ? ウィーンには中国人も韓国人もたくさんいるだろうに、皆さん楽友協会には行かないのかしら? それとも民族衣装は着ないで、専ら洋装なのかしらねえ? よく分からん。

 中国関係の曲をやる時にアップになった男性二人組は、きっと中国大使かなんかだろうね。その前にもあの二人は、アップになっていたけれど、「なんか楽しくないぞ~」オーラがバンバン出てて、なぜそんな人がここにいるの?って思っていたけれど、そういうわけだったのね。せっかくのウィーン・フィルなんだし、あのコンサート自体がお祭りみたいなものなんだから、もっと肩の力を抜いて楽しめばいいのに…なんて、よけいなお節介だよね。

蛇足。年越しはテレ東の「ジルベスター・コンサート」でした。これもここ数年の習慣。この番組のカウントダウンと一緒に、妻と「明けましておめでとうございます、今年もよろしくね」と新年の挨拶をしてます。今年の「アッピア街道の松」って曲、よく知らない曲だったな。やっぱ、カウントダウンは、なじみのある曲の方がいいな。

蛇足2。今日はNHKの「ニュー・イヤー・オペラ・コンサート」だ。これも毎年の楽しみ、楽しみ。

2008年1月 2日 (水)

記事削除の依頼があったため、削除しました

[2008年5月11日 記事削除の依頼があったため、削除しました]

2008年1月 1日 (火)

今年(2008年)の抱負

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 って、定型の挨拶を終えたところで、新年一発目というわけで、今年の抱負なぞを書きます。

1)体重をせめて10㎏くらい減らしたい

 「せめて」とか「くらい」などの表現が女々しい(漢字変換して驚いた!うわあ、ファミニスト団体に叱られそうな表記の言葉だな)のですが、ホント、10㎏くらい減らしたいっス。昨年はぎっくり腰のため、ダイエットに失敗してしまいましたが、でも4カ月でだいたい4㎏減らしていたので、12カ月(1年という事)で10㎏って、不可能な数字ではないと思います。ぜひ今年はこれにチャレンジってことで。

2)健康で暮らしたい

 何かと病気がちな私です。2~3年おきに救急車とか入院とかの騒ぎを起こしています。生き物としての経年劣化も激しいのですが、なんとか健康で一年を無事に暮らしたいと思ってます。

3)もっと歌がうまくなりたい

 具体的に書くと、以下の三点が具体的な今年の目標になります。

3-A)下一点イ音から二点ハ音まで[つまりテノールの音域]を充実した声で、過不足なく鳴らせるようになりたい。とりわけ、チェンジ付近はガッツリと!

3-B)音程が甘い!と言われない程度の相対音感を身につけたい。

3-C)イタリア古典歌曲を10曲程度、レパートリーに増やしたい。

 これらは、日々の練習の積み重ねの中で、やっていくしかないものなので、とにかく可能な限り毎日練習してゆきま~す。

4)妻が笑顔で毎日暮らせるように支えたい

 別にカッコつけているわけではなく、心の底からそう思ってます。なにしろ、妻は私の唯一無二の人生のパートナーですから、彼女が幸せなら私も幸せだし、お互い幸せなら、それで人生満点でしょ。

5)息子君が人の道を外れず生きて行けるように、より一層厳しく接してゆきたい

 今年は昨年以上に「恐ろしいオヤジ」でありたいと願っています。

6)もう少しブログを続けたい

 このブログに時々コメントくださるAyeyaiさんのブログが、昨年末に終了してしまいました。昨年は、他にも楽しみにしていたブログのいくつかが閉鎖または更新が滞るという状態になりました。

 「始めがあれば、終わりがある」 極々当たり前のことです。このブログとて、いつかは終わりがやってきます。でも、それはまだもう少し先であって欲しいと思ってます。

 少なくとも、ネタが尽きたり(ホント、ネタ切れは不安です…)、本業が忙しくなって更新の時間が無くなったり(ネタがあっても記事に書く時間が無くなる…これホントに恐怖です)しない限りは、もうしばらく続けたいです。少なくとも,今年の8月14日までは、なんとか石にかじりついても続けたいなあと思ってます。

 めざせ、毎日更新。でも、堅気の社会人には、結構キビしい課題なのよ。

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