ひとこと

  •  放送業界&家電業界では、4K、8Kのテレビ放送で盛り上がっているみたいです。皆さん、4Kのテレビって欲しいですか? 私は廉価ならば欲しいですが、高価ならばパスです。だって、ウチのテレビって42型だもの、そんなに大きくないもの。DVDとBlue-rayの画質の違いだって分からないくらいだもの、4Kや8Kの画面を見ても、たぶん、その美しさは分からないんじゃないかな? いや、それ以前に、アニメとかバラエティとかドラマとかを、そんなに美しすぎる画面で私は見たいのか…って話です。もちろん、廉価なら見たいですが、たぶん最初のうちは高価だよね。100万円以上もするようなテレビは、よう買わんですよ、私。私に買って欲しければ、まずは10万円程度にしてください。話はそれからです。

お知らせ

  • ●2018年秋の本番のお知らせです。●門下の発表会は、次の通りです。●2018年11月18日(日) 横浜市神奈川区民文化センター かなっくホール 13時開場 13時30分開演です。●こちらは一番下手っぴなのが私なので、最初から聞いても面白いと思います。全体で2時間程度の発表会です。私の出番は二回に分けてますが、最初の出番は14時前後になる予定です。●レスピーギ作曲「Invito alla danza/舞踏への誘い」●ドナウディ作曲「Amor s'apprende/ 愛は取り付いてしまう」●ヴェルディ作曲「椿姫」より「De'miei Bollenti spiriti/燃える心を」●そういうわけで、一つよろしくお願いします。
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2007年12月18日 (火)

ヴィブラートについて考えた その1 三種類のヴィブラート

 私はヴィブラートって言葉、使う人によって意味が違っている事があるなあ…と思ってます。

 まず私が普段使っているヴィブラート(これを仮に“ヴィブラートA”とします)は、だいたい以下のような感じ。

 いわゆる“ベルカント唱法”において、正しい発声が行われた時に、声に付帯する現象の一つ。あくまで自然なもので、故意につけたり辞めたりはできない性質のもの。声の揺れの周期と幅はある程度一定だが、揺れの量は声量と関係があるような気がします。声量が増えるとヴィブラートもよく聞こえるような気がします。揺れ幅もさほど大きくなく、声が揺れると言って半音も揺れることはありません。ですからヴィブラートは、あくまでも声に潤いをあたえるものであると認識しています。イメージ的には『上手いオペラ歌手の声』。ただし、現在の世界の声楽界ではオペラ歌手のみならず、リートの歌手であっても、宗教曲の歌手であっても、コーラスメンであっても、皆“ベルカント唱法”を志向していますので、プロの声楽家の歌声にデフォルトで付帯していると思ってます。

 ええと、ここで“ベルカント唱法”を“ ”付きにしているのは、私自身のベルカント唱法って奴に対する勉強不足からの遠慮です。ひとことでベルカント唱法と言っても、色々と流派や派閥や門閥がありそうで、なかなか明言できないので“ ”付きにしておきます。ベルカント唱法については、いずれ(本当に“いずれ”)考えてゆきたいと思ってます。

 対して、私自身も使ってしまうのだけれど、ヴィブラートAとは違った意味で使われるヴィブラートという言葉があります。これを仮にヴィブラートBとすると、Bは以下のような感じかな。

 意図的に声を揺らす歌唱技法。やり方は人それぞれで、下アゴをカクカクさせたり、ノドをブヨブヨさせたり、頭をブルブル振ったり、いずれも面妖な動作だけれど、やっている本人は真剣そのもの。おそらくはヴァイオリンのヴィブラートの再現を試みているのでしょう。あるいは[サウンドエフェクターの]エコーの効果を自力で出そうとしているのかな? どちらにせよ、声の揺れの周期や幅は極めて任意。声量とも関係はありません。イメージ的には『演歌歌手のロングトーン』。クラシック声楽には持ち込んではいけないと私は考えてます。以前記事に書いた時に批判したのは、このヴィブラートBのことです。

 さらにヴィブラートって言ってしまうけれど、AやBとはまた違ったヴィブラートがあります。これをヴィブラートCと呼ぶと、こんな感じ。

 意図せず声が揺れてしまう現象。全くコントロール不可。疲労や加齢などの筋力低下やテクニック不足によって起こるもの。本人に自覚がないまま、その声が震えていることもあります。揺れの周期は人それぞれ。揺れ幅はかなり広い事が多く、半音程度はザラで、それ以上の場合もあります。これも声量とは特に関係はなく、むしろ練習が長引くなどの疲労度が増すにつれ目立つようになります。以前の記事でAyaYaiさんがコメントくださったヴィブラートはおそらくコレ。イメージ的には『晩年の淡谷のり子の歌声』、淡谷のり子を知らない方には『シルバーな女声合唱団のソプラノな方々の歌声』(ごめんなさい)。

 こんなふうに「ヴィブラート」と言っても、その内容に違いがあり、その違いを確認しないまま、会話が進んだりするのが、声楽界の混乱の元でしょうね。誰かかきちんと言葉を定義しなおして整理しないとダメだろうと思うけど、どうなんでしょう。

 あと、ヴィブラートと似ているけれど、本当は全く違うのがトレモロ。ヴィブラートとトレモロを混同している人がたまにいるから、これまたやっかいなんだな。って言うか、トレモロとヴィブラートをほとんど同じ意味で使っちゃう人がいるのが問題?

 トレモロって本当はマンドリンなどにみられる、細かく打弦して旋律などを奏でるあの奏法でしょ。音程の揺れも若干あるけれど、主に音量を増減させて音を揺らす技法ね。たぶん本来、声楽にはトレモロって無いはずじゃないかな…と思ってます。でも「トレモロ=揺れる」ってイメージから、ヴィブラートの事をトレモロって言っちゃうんだろうね。私だって、ついつい、そこらへん混同して使っていることあるもん。ダメじゃん>自分

 トリルとかメリスマとかコロラトゥーラとか、他にもやはり音を揺らす歌唱技法がありますが、これらとヴィブラートを混同することは、たぶん、ないだろうと思うので、こいつらの説明は割愛します。

 長くなったので、以下、明日に続きます。

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コメント

私に言わせると、ビブラートは2種類です。
心地よいのと、不快なものです。('~`)

Aの声の潤いって表現、いいですね。まさにそうだと思います。
Bの表現がまた、下あごカクカク喉ブヨブヨというのがすごい。(笑)
私がコーラスで不快なのはBですね。ビブラートだけで歌っちゃう人もいるんですよ。(我ながらビブラートと表示するのもいやなので、ホヨホヨ声とでも言いましょうか。)これもまた一種のテクニーク? (笑)

>AyaYaiさん
ホヨホヨ声…っておもしろいネーミングですね。たしかにあの声、ヴィブラートというのも憚れますものね。下手な小細工などせずに素直に歌うのが一番いいと思うのですがねえ…、どうして下手な小細工をしたがるのでしょうね、あの方々は? 私には分かりません。

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