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2007年12月 3日 (月)

ヤマハとベーゼンドルファー

 話も一段落したようなので記録のためにアップします。最終調整って奴に入ったそうだから、後は合併(あるいは吸収?)の発表を待つだけでしょう。今までの事柄を、朝日新聞と毎日新聞と日刊スポーツの記事を参考にまとめ、若干の補足も加えたのが、以下の文章。文責はすとんってことで一つよろしく。

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 オーストリア通信などの海外メディアでは、2007年11月20日までに、世界的に有名なオーストリアの老舗ピアノ製造会社「ベーゼンドルファー」が経営難などで売却されることになり、有力な買い手候補としてヤマハなどの名前が挙がっていると報じた。地元には外国企業への売却に反発もあるとされ、身売り話の行方に関心が集まっている。

 世界最大の楽器メーカー、ヤマハ(浜松市)は、2007年11月28日、オーストリアの世界的ピアノメーカー、ベーゼンドルファー(本社・ウィーン)の買収に向け、同社株を保有する現地銀行BAWAG[米投資会社サーベラス傘下のオーストリアの銀行]と基本合意し、優先交渉権を得たことを明らかにした。

 BAWAGは11月29日、ヤマハが全株式を取得する方向で最終調整している、と発表した。

 ベーゼンドルファーは、1828年創業で、米スタインウェイ、独ベヒシュタインとともにピアノメーカーの「世界御三家」と呼ばれる。

 ベーゼンドルファーは、著名な音楽家フランツ・リストが愛用したことでも知られ、職人による伝統的な製法により、製造台数は年間わずか350台程度、創業からの累計も5万台に満たないピアノメーカーだ。ウィーン郊外の工場で、約130人の職人たちによる丹念な手作業で、現在も作られている。

 ベーゼンドルファーの経営権は、1960年代に米企業に移った後、BAWAGが2002年に買い取り、オーストリアに戻った。しかし、BAWAGが経営難に陥り、売却先を探すこととなった。

 ヤマハはこの買収により、「名器の中の名器」とたたえられるベーゼンドルファーの技術を取り入れ、自社のブランド力を高める狙いがあると見られる。

 ウィーンでは「音楽の都のシンボル」として外国企業による買収に反発する声もあり、小沢征爾氏の後任として、ウィーン国立歌劇場の次期音楽監督に決定しているオーストリア人指揮者、フランツ・ウェルザーメスト氏は「べーゼンドルファーはオーストリア文化の代表的存在の1つ。国内に残すべきだ」と地元誌に語った。

 ヤマハは、ブランド名の継続とオーストリア内での生産体制維持で同意した模様だ。関係者によると、買収額は1500万ユーロ(約24億円)で詰めの交渉が進んでいるという。ヤマハは、ピアノの販売金額シェアでは世界一。販売力を生かしてベーゼンドルファーの経営を立て直し、高級ピアノ市場を開拓する考えだ

ヤマハのHPはこちら
日本ベーゼンドルファーのHPはこちら

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 幸せな結婚になるといいですね。

 私は、ヤマハにとっても、ベーゼンドルファーにとっても、いい話だと思うんですよ。

 ベーゼンドルファーにとっては、経済的な安定とそれに伴う心理的安定が得られ、今後もベーゼンドルファーの名前でピアノ作りに没頭してゆくことが可能になったわけだ。さらにヤマハの販売網を利用することで、新しい顧客の開拓も可能になったわけだし、ヤマハは職人を大切にする日本企業だから、職人がたくさんいるベーゼンドルファーには絶好のパートナーだと思う。

 ヤマハにとっては、ベーゼンドルファーのすぐれた技術を直接学ぶことができるようになったのは、何よりの収穫でしょう。さらにベーゼンドルファーのピアノを自社製品として、自社の販売網や特約店で販売できることは、商売的にうれしいことでしょう。さらに言えば、危機に直面した世界的なブランドを自分たちの力で助けることができるというのは、彼らにとって大いなる名誉なことでしょう。

 ヤマハもカワイもスタンウェイもベーゼンドルファーも聞き分けることができず、全部「ピアノの音」で済ませてしまう私にとって、ベーゼンドルファーのイメージと言うと「音域の広いグランドピアノ」ってところかな? 実際、低音域が通常のグランドピアノよりも拡張されているんですよね。

 それに私は、実物はもちろん、テレビでも見ることはあまりなく、レ・フレールが時々テレビで、この低音域が拡張されたグランドピアノを弾いているを見る程度かな。

 そうは言っても、一人のクラシック音楽ファンとしては無視することはできない話題だったので、ここに記事をアップしてみました。ピアノ弾きの方々は、また色々とご意見があることだろうと思います。

追記[2008年1月4日] この記事の続報「ベーゼンドルファー倒産の余波」をこちらに書きました。

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コメント

私も気になっていました。
お付き合いのあるピアノブログの方々の記事を見ると良く出てくるベーゼン・・・スタインウェイと比べてどうなのか・・・とかさっぱりわかりませんが、とにかくすごいピアノなのですよね?

テンプレート(so-netでは”スキン”と呼んでいる。)、いつまで金魚なのかな~と思っていました。(笑)
金魚がよほどお好きなのだろうと思っていました。
水色がとても素敵でしたよ。
これも暖かみがあっていいですね~。


>Ceciliaさん
 ベーゼンってきっとすごいピアノなんだと思います。スタインウェイはこんな私でも弾いたことありますが、ベーゼンはテレビで見ただけで、直接見たこともありません。私にとって、ある意味、幻のピアノです。

 金魚はもちろん大好きです。ラブです。おまけに美しいです。私にとっては「生きてる宝石」ですから。かわいいし、大切な存在です。

テンプレ、素敵ですね。落ち着いていい感じです。
今年の1月からブログを書いているのですが、夜の時間はすべてブログに費やしていて、音楽を聴かなくなってしまいました。
来年はどうしようかと迷っています。

>AyeYaiさん
 ブログって結構時間使うんですよね。私も(まだブログを始めて日が浅いにも関わらず)時々泣きが入る時があります。そんな時は、無理をしないことを自分に確認しています。そうすると気持ちが楽になります。
 誰に言われて始めたわけでもないし、これで生活しているわけでもないし、あくまでも趣味なんですから、実生活に支障が生じては元も子もありません。
 楽に考えて、自然体でやる。無理をせず、休む時は休み、サボる時はサボる。手を抜ける時は思いっきり手を抜く。それでいいじゃないですか。
 私はそんなふうに考えています。

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