ひとこと

  •  やっとネット社会に復帰します。今後は日帰りで遊びに行く事はありますが、家を空ける事はないので、ネットでの反応も普通どおりに行けるんじゃないかと思ってます。とりあえず、外泊で使ってしまった体力の復活を目標に、しばらく大人しくしているつもりです。
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2018年8月18日 (土)

フルートのあれこれについて語ってみよう その5 C管とH管

 この“C管”とか“H管”とかいう用語は、フルート業界の特殊用語であって、一般的な音楽用語との使い方とは違います。

 一般的な音楽用語には“C管”とか“E♭管”とか“B♭管”などがあります。これらは管のすべてのトーンホールを塞いだ時に出る実音が管名になります。C管ならCが、E♭管ならE♭が、B♭管ならB♭になり、その音を楽譜上ではCとして表記して演奏するわけですね。つまり“~管”という表記はC管以外は移調楽器って扱いになり、管名になっている音を“ド”と呼ぶわけです。

 しかしフルートの場合は、ちょっと違います。C管は問題ないのですが、H管は、実際にはC管のようなものです。違うのは、最低音が半音拡張されているというだけの話です。そういった意味で言えば,すべてのフルートはC管であって、低い方に半音拡張されているのがH管なのです。ちょっと変だし、特殊な言葉の使い方ですが、慣れてしまいましょう。

 と言うわけで、フルートはC管もH管も、本質的には同じで、単純にオプションとして半音拡張されているのがH管、拡張なしの標準スタイルなのがC管って事になります。

 フルートを買い替える際に、C管にするべきなのかH管にするべきなのかは…これも好みだと思いますよ。フルートで低いHまで必要とする曲は多くはありません。ドップラーの作品とか、オーケストラ作品のいくつかにHまで必要とされる曲があるそうですから、そういう曲を積極的に吹きたいなら、是非H管を、そうでもなければ、好みで選べばいいと思います。

 あと、C管とH管の違いと言うと…H管の方が高音域の発音が安定するとか、C管の方は華やかな音色であるとか、H管の方が右小指の操作が面倒くさいとか…あるみたいですが、それらはそんなに大きな問題ではないと思います。

 まあ『大は小を兼ねる』という事もあるので、少しでも悩むようならH管にしておくのが無難だと思います。

 ただ、H管はC管と比べると重いので、そこは検討材料になるかな…って思います。実際、C管のフルートだって、長時間吹いていると疲れちゃいますからね。体力のない人やカラダの小さな人は、よくよく考えたほうがいいです。

 ちなみに、私が使っているフルートはC管です。特に不足はありません。別に重さに負けたわけではなく、買い替える時にH管にするという選択もなかったわけではありませんが、H管の楽器って少しばかり高価なので、H管の楽器を購入する予算で、ワンランク上のC管を買った…のですね。そういう買い物の仕方もあります。

 最終的には、やっぱり好き好きになるのかなって思います。

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2018年8月17日 (金)

フルートのあれこれについて語ってみよう その4 カバードとリング

 フルート関係のサイトを見ていると「フルートを買おうと思っているのだけれど、カバード式とリング式、どちらのフルートの方がいいですか?」みたいな質問が結構あります。たしかに、カバード式とリング式、見た目も大きく違うし、フルートは高い買い物だから、一度購入したら、そうそう買い替えるわけにいかないし、どちらを選択するべきか、そこは慎重になるのは分かります。で、悩みます。で、ネットで相談するわけだ。

 私なりの結論を言えば…正直、どっちでもいいです。指が細かったり短かったりして、リング式に不安を感じる方やフェミニンな手の持ち主は、無理せずカバード式でいいと思います。それ以外の人はリング式でいいと思います。

 ざっくり言えば“女性やカラダの小さめな男性はカバード式で、カラダが西欧人並のサイズの男性はリング式で”が理想かな…って思ってます。と言うのも、フルートって、そもそも、西欧の白人男性のサイズに合わせて作られているわけなので、そこまでカラダが大きくない人は、無理する必要はないと思います。

 ところが楽器屋さんに行くと、初心者向けの安価な楽器はカバード式で、中級者以上を対象にしている楽器はリング式が大半だから「上手くなったらリング式なんだ…」と思われる方もいらっしゃるでしょう、それはあながち間違いではないのですが、実はプロでもカバード式のフルートを吹いている人は大勢いらっしゃいますので、あまり気にしない方が良いです。

 あくまでも、中級者~上級者はリング式フルートと言うのは、一つのイメージでしかありません。

 例えば、プロ奏者である高木綾子氏は、へルムートハンミッヒ社のC管カバード式の楽器を使用されています。カバード式のフルートだからと言って、高木氏の演奏に問題があるか…と言えば、あるわけないので、楽器の選択は、自分の趣味とかカラダとかに合った楽器を使った方がいいです。

 カバード式のフルートを選ぶ時の、現実的な問題としては、楽器屋さんに並んでいる楽器のうち、中級者~上級者向けの良い楽器のほとんどはリング式であるという事です。カバード式は初心者モデル用のものしか用意されていないという事です。

 もちろん、注文してカバード式の良い楽器を仕入れてもらえば問題ないのですが、やはり店頭にある楽器の中から選択するのが、一般的だし現実的だったりします。そうなると、店頭在庫から良い楽器を選ぶと、必然的にリング式になってしまうので、カバード式の楽器を欲しい人は、カバード式の楽器を探す放浪の旅に出ざるを得ない事でしょうか?

 ほんと、カバード式の良い楽器って、店頭在庫にないんですよ。それ以前に、メーカーも多く作っていないんですね。

 これは楽器店および楽器メーカーのイメージ戦略なんだと思いますよ。わざと初心者向けはカバード式にして、その上のクラスの楽器をリング式にする事で、買い替えを暗に勧めているわけです。「上手くなったら、リング式の楽器を吹かないと、かっこ悪いよ…」ってね。

 でも、それは誤ったメッセージであって、実際、カバードの楽器でプロをやっている人もいるわけですから、そこは気の持ちようだと思います。

 カバード式の楽器からリング式の楽器に持ち帰るのは大変…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは大きな問題ではありません。

 リング式でもカバード式でも、フルート演奏上の基礎基本は変わりません。あえて言えば、リング式は、カバード式よりも、より正確にキーの中心を押さえないといけない(でないとキーに空いている穴が塞がらない)ので、そこらへんをいい加減にしていた人には大変なだけです。キーの中心を正確に押さえないといけないのは、フルートの基礎基本ですから、そこができていないからリング式が難しいと言うのは、本末転倒な話であって、それならば、まずはきちんとキーを押さえるように努力していくべき話です。と言うのも、それができないと、フルートの演奏そのものが上達しないからです。

 なので、指や手の問題がなければ、フルート買い替えの際は、現実的に考えるならば、素直にリング式にしておくのが無難と言えば無難なのです。その方が、楽器選択の幅が広がりますからね。

 実は私、普段の練習ではカバードのフルートで練習しています。それもプラ管フルートです。この楽器で日々の練習をして、レッスンの時だけ、総銀のリング式のフルートを吹いています。混乱しないか? 全然しません。問題ありません。慣れてしまえば、カバード式もリング式も、そんなに違わないんですよ。

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2018年8月16日 (木)

メトのライブビューイングで『エルナーニ』を見てきた

 連載を中断して、この記事をぶっこみます。

 今、東劇ではメトのライブビューイングのアンコール上映を行っています。アンコール上映とは、以前の上演目の中から、見逃した上演や、もう一度見たい上演を連日上映してくれる、有り難い企画です。私は毎年アンコール上映に行ってるくらいです。

 で、今年も何回かアンコール上映に行くつもりなのですが、まず今年最初に見てきたのが、ヴェルディ作曲の『エルナーニ』です。

 この上演は、2011-12年のシーズンのものなので、もう7年前のモノになります。目玉は、まだ元気なホヴォロストフスキーを見れる事かな?

 ディミトリー・ホヴォロストフスキー。昨年(2017年)の11月に55歳で亡くなった、ロシアのバリトンです。銀髪で、とにかくイケメンなバリトンです。たいていのテノールが容姿では彼に勝てません。声も芝居も水準以上ですから、長生きしたならばレジェンド歌手になれたはずの逸材です。惜しい人を亡くしました。

 その彼がまだ50歳になったばかりの上演を見てきたわけです。

 指揮 マルコ・アルミアート
 演出 ピエール・ルイジ・サマリターニ
 
 エルナーニ マルチェッロ・ジョルダーニ(テノール)
 エルヴィーラ アンジェラ・ミード(ソプラノ)
 国王カルロ ディミトリー・ホヴォロストフスキー(バリトン)
 シルヴァ フェルッチオ・フルラネット(バス)

 まず『エルナーニ』という作品の感想から。このオペラは実に無名なオペラで、ほぼ上演されるチャンスのない珍しい作品です。実際、日本でも21世紀になるまで上演される事の無かったというくらいに不遇な作品なのです。

 巨匠ヴェルディの作品なのに…ね。

 巨匠の作品なのに、なぜ上演されないのか? よほどの駄作なのか? …いいえ、違います。むしろ良作です。ただ、ヴェルディの他の作品と比べてしまうと、見劣りするというだけでの話で、これが他の一発屋オペラ作曲家の作品だったら、もっと上演されるチャンスもあったろうになあ…と思われるくらいの良作です。

 実際、ヴェルディが30歳の頃の、まだ駆け出しの頃の作品で、名作『ナブッコ』の次々回作として作曲された作品で、『ナブッコ』がイタリア国内でヴェルディの名前を知らしめた作品であるならば、『エルナーニ』はヴェルディにとって、最初に各国で翻訳版が上演されたオペラであって、いわば彼を国際的なオペラ作曲家として認知せしめた作品なのです。そんな作品が、悪いはずはありません。

 ストーリー的には少々複雑で分かりづらいオペラですが、とにかく、全編、歌いまくりです。メロディアスなオペラアリアはもちろん、パワフルな重唱や合唱がオペラ全体を導いていきます。悪いはずがありません。ただし、上演に際しては、歌手を選ぶことは必定でしょう。とにかく、歌いまくりですから、歌える歌手を揃える必要があります。

 ある意味、同じヴェルディ作品である『トロヴァトーレ』に似た作りのオペラと言えるかもしれません。

 さて、今回のメトの上演は、歌手たちを揃えた…という点では合格と言えるでしょう。特に主役のテノールのジョルダーニが素晴らしいと私は思います。そもそもジョルダーニは、この上演の三ヶ月前に交通事故死をしたサルヴァトーレ・リチートラの代役だったそうです。確かに、他のメンバーと比べて、実力はともかく、スター性に欠ける彼がここに入っているのには違和感がありますが、それはそういう理由だったからです。それにしても、ジョルダーニの声も歌も(バカっぽい)芝居も、実に良かったと思います。

 お目当てのホヴォロストフスキーは、例によってイケメン過ぎます。バリトンって、一部の役を除いて、そんなにカッコよくてはいけないのです。少なくとも、テノールの引き立て役じゃないと説得力がないのです。今回の『エルナーニ』においてもそうです。エルナーニ役のジョルダーニも(肥満体だけれど)まあカッコいい人ですが、ホヴォロストフスキーとは比較になりません。バリトンの方が、数段イケメンって、なんですか、これ? そのイケメンなバリトンが劇中で“王様 -> 皇帝様”に大出世しちゃうんだよ。そんなスーパーなバリトンを振って、ソプラノがお馬鹿なテノール(皇帝様のお慈悲で、山賊の頭から貴族に昇格)に走る必然性が分かりません。エルヴィーラって、ダメンズなの? まさか…。

 カッコ良すぎるホヴォロストフスキーには、トロヴァトーレのルーナ伯爵か、カルメンのエスカミーリョがお似合いですって。それ以外の役には、彼はイケメン過ぎるって。

 シルヴァを演じたフルラネットは、素晴らしすぎます。ラストシーンでの彼の演技は…演出家の意図だろうが、納得いきませんが、それ以外は素晴らしいです。

 問題のラストシーンでは、エルナーニのみならずエルヴィーラも自殺してしまうのが、この演出のキモなんだけれど、エルナーニはともかく、エルヴィーラの自殺も冷ややかに眺め「これでワシの復讐が終わりだ…」ってシルヴァが言うのは、絶対におかしいです。エルヴィーラが自殺した段階で、シルヴァは取り乱さないといけないし、彼女の救命に走るはずです。彼にとって、エルナーニはクソ生意気な小僧かもしれないけれど、エルヴィーラは最愛の姪にして、自分の元婚約者にして、今だって妻にしたい女性ナンバーワンなんだから、その死を冷静に受け入れられるはずはないのです。だから、演出がオカシイと思うわけですよ。最後にエルヴィーラを殺しちゃった演出家は、そこが甘いんですよ。エルヴィーラは、生き残って、シルヴァの嫁になって、悲劇が完成するんですって。

 そのエルヴィーラを演じたソプラノのミードは、容姿以外は及第点です。容姿は…3人の男を狂わせるほどの美貌もセクシーさも彼女には無いので、説得力に大いに欠けます。今の時代、オペラには役にふさわしい容姿も大切だからね。少なくとも、もう少し痩せてないと、この役を演じるには不足だし、もっと痩せていて歌の上手い、若手ソプラノなんて掃いて捨てるほどいるわけだから、そういう意味でも、ちょっと残念かな?

 マイナーオペラだから、レパートリーに入っている美人ソプラノがたまたまいなかっただけなのかもしれませんが…。ああ、残念。

 演出の一部には疑問がありますが、今回の上演は、概ね良い出来だと思います。1983年にオリジナル演出が作られたそうだけれど、やはり70~80年代のメトの演出はいいですね。ゴージャスで分かりやすいです。最近のメトの新演出はダメな演出が多いですから、たまに行われる、昔の演出での上演って、本当に楽しみです

 メトにも色々な都合はあるのだろうけれど、20世紀後半のようなテイストの演出を復活させてほしいなあって思います。そういう豪華さとわかり易さがメトのウリだと思うんだよね。

 とにかく、今回の『エルナーニ』の上演は、良かったですよ。

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2018年8月15日 (水)

フルートのあれこれについて語ってみよう その3 高いミと高いファ♯

 フルート初心者が最初の頃にぶつかる壁には色々ありますが、高いミとかファ♯も壁ですね。とにかく出ないんです。

 なにしろ、Eメカなんてギミックを搭載しているフルートがあるくらいですからね。たまたまEメカが無いフルートを吹かなきゃいけない時など、なんかもう軽く絶望しちゃうくらい、最初の頃は高いミとかファ♯を出すのは難しいです。

 でも、難しいのは初心者のうちだけで、やがて高いミとファ♯なんて、大抵の人が、全然気にも留めなくなってきます。別に普通の音になっちゃいます。むしろ、私などは、高いミとかファ♯よりも、高いシとかドなどの、めったに使わない音の方がきれいな音が出しづらいくらいです。

 つまり高いミとかファ♯というのは、初心者限定の壁なんです。

 ではなぜ、みんな吹けるようになるのかと言えば、実はカラダの問題なんです。筋肉の問題なんです。腹圧の問題なんです。

 フルートって優雅なイメージのある楽器ですが、実は結構、体力勝負な部分がある楽器です。だいたい、楽器を横向きに長時間地面に水平に持ち続ける事自体、無理ゲーでしょ?

 フルートって、息を大量に消費する楽器なんです。吐き出した息の半分以上を捨てないとうまく鳴らない楽器なんです。つまり、思っている以上に、たくさんの息を吐き出さないと吹けないのがフルートってわけです。

 ある人曰く「フルートは、構造上、高いミとファ♯は出づらい」のだそうです

 まあ、そうなのかもしれません。実際、初心者の頃って、この2つの音には苦労するものね。その出づらい音を出すために必要なのが、息の強さ…なんだと思います。

 息の強さ、であって、息の多さとか息の速さではありません。あくまでも息の強さです。強い息が楽に吐けるようになると、構造上無理がある高いミとファ♯が比較的楽に出せるようになるのです。もちろん、高い音ですから、他の音よりも速い息も必要ですし、息を出しすぎないようにセーブしながら息を吐かないといけません。それらに必要なのが、呼吸筋の強さです。

 つまり、なぜ初心者は、ほぼ例外なく高いミとファ♯に苦労し、それがやがて気にならなくなるのかと言えば、フルートの構造にそもそも無理があるのは前提として、その無理を乗り越えるためには、筋力が必要で、その筋力を身につけるためには、ある程度の時間、フルートを吹く経験をしてカラダを作っていくしかないのです。

 逆に言えば、ある程度の期間、フルートを吹き続けていたら、いやでも笛吹きのカラダができるわけで、笛吹きのカラダさえできてしまえば、高いミやファ♯は、さほど無理に感じなくなるってわけなのです。

蛇足  だからと言ってEメカが不要だとは思ってません。Eメカがあれば楽だと感じるなら、積極的に使えばいいと思います。あって邪魔になる事って…無いわけではないらしいけれど…無くて不安になるよりも、ずっとマシだと感じるからです。ま、一種のお守りみたいなものです。実際、プロの奏者の方も、その多くがEメカ搭載のフルートを愛用されていますしね。替え指の都合があるので、Eメカをノッチで切り替えるなんてギミックもありますよ。お財布に余裕があれば、そういうギミックも素敵ですよね。

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2018年8月14日 (火)

老犬ブログが、12年目に突入しました

 さて、毎年の事ですが、連載を中断してまでぶち込んじゃう記事とは…そう、本日8月14日は、老犬ブログのお誕生日なのです。老犬ブログの開始は、2007年の8月14日ですから、昨日で丸11年を迎えて、本日より12年目に突入したわけです。

  ★★★ 祝! 老犬ブログ、12年目、突入~! ★★★

 カウンターは…と言うと、460万を越えですね。昨年は400万を越えましたと書きましたから、この一年で60万ほどのアクセスがあったという勘定になります。感謝ですね。この数字は、昨年は例年よりも多くの人に訪れていただいたって事になるわけです。だって、60×11は660だもの。460じゃないもの。すごいよね、感謝ですってば、感謝です。

 昨今、ブログの順位があまりふるわなくて、やる気をかなり喪失していた私ですが、こうやって純粋にカウンターの数で考えてみると、多くの人に読んでもらっているわけで、落ち込んでいたり、ブログやめちゃおうかな~なんて拗ねてみたりしていた自分が、ちょっぴり恥ずかしく感じます。

 あとは、読みに来てくださった方々が、気持ちよくポチってできるような記事を書くように頑張ればいいだけ…って、それが難しいのですがね(汗)。

 とにかく、今回のカウンターの件を励みに、もうしばらく頑張っていくつもりなので、皆様には、どうぞお見捨てなきように、よろしくお願いします。

 というわけで、例年やってますが、この一年間の月間トップ3の記事を発表します。老犬ブログでは、こんな記事に皆さんの注目が集まっていたんですね。それではスタートします。

2017年 8月

1位 そういえば、最近はきちんとレッスンに通えています…ね

2位 手術の付き添いをしました

3位 ちょっとブログをお休みします

2017年 9月

1位 何のために音楽をやるのか?

2位 あなたはどこで練習していますか?

3位 先生って大変なんだと思う その2

2017年 10月

1位 ルイロットは本当に良い楽器なのか?

2位 言いたくないけれど…下手な歌を聞くと、苦しくなります(涙)

3位 喉声って、そんなに非難されるような声なのでしょうか?

2017年 11月

1位 高価なフルートは何のためにあるのか?

2位 知ってましたか? 日本の音楽大学って、全部私立学校なんですよ

3位 自己顕示欲の強い人間しか歌わない(?)

2017年 12月

1位 音楽演奏力にも段位認定があってもいいよね

2位 下手くそな音源でもアップする理由

3位 アンブシュアについて悩む人が多いのだけれど…

2018年 1月

1位 さて、今年[2018年]の抱負でございます

2位 第九の合唱はプロがいい? それともやっぱりアマチュア?

3位 声は賜物、ならば平凡な声しか持たない者は歌うべきではないのか?

2018年 2月

1位 プロにも幾つか種類がある

2位 人はなぜフルートを買ってしまうのでしょうか?

3位 アマチュアも、やはり幾つかの種類に分けられますね

2018年 3月

1位 フルートの場合、材質の差が音質の差となるのでしょうか?

2位 私は知りたい! 音大の指定校推薦ってヤツを!

3位 墓場に持っていくつもりです

2018年 4月

1位 高音の正体は…やっぱりファルセット?

2位 練習していないと、当然、下手になる

3位 やっぱりドレスって着たいみたいのですかね

2018年 5月

1位 あれこれ細かくご指導いただきました

2位 LFJ2018 その11 歌は楽に歌わないといけない

3位 LFJ2018 その3 “現代音楽”と“現代の音楽”は違うような気がする...

2018年 6月

1位 久しぶりのレッスンでは…なかなか上達しません

2位 帝国劇場で「モーツァルト!」を見てきました

3位 なぜ私はフルートの練習ができないのだろうか?

2018年 7月

1位 努力は必ずしも報われるものではない

2位 高いAを楽に出せたのが、うれしかったです

3位 ついにネタが切れました[2018年6月の落ち穂拾い]

 例年、どこかに入っていた“ヌーボのプラスチックフルートの記事”ですが、ついに見えなくなりましたね。さすがに時代はもう『プラスチックフルート』とか『安価なフルート』とかではないのかもしれません。

 でも私は、毎日、プラスチックフルートを吹いておりますが(笑)。

 前回同様、今回も、特に人気のある記事というのがなく、人気記事は、月替りとなり、実に健全な感じです。これは検索でやってくるご新規さんよりも、定期的にこのブログを訪れて読んでくださっている方が増えてきたという事なのかなって思ってます。有り難い事です。

 今年も拙文を書き連ねていく所存です。今後もぼちぼち頑張っていくつもりですので、12年目に突入した老犬ブログを、ぜひ、今年もご贔屓によろしくお願いいたします。

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2018年8月13日 (月)

フルートのあれこれについて語ってみよう その2 アンブシュアについて考える

 アンブシュアとは…簡単に言っちゃうと、フルートを吹く時のクチビルの形の事です。ネット検索をかけると、嫌になるくらい、あっちこっちのサイトで話題にしています。それくらい、初心者の皆さんには大きな関心事なんでしょうね。

 フルートを始めたばかりの初心者で、なかなか音が出ない人は、当然あれこれ悩むわけで、あれこれ悩んだ結果、クチビルの形とか息の出し方とかが悪いんじゃないのかな? つまり、業界用語で言うところのアンブシュアが上手くいってないんだな…って考えに至るわけです。

 まあ、ハズレじゃないです。およそ正解です。

 で、そこで、アンブシュアを良くしようと、あれこれ試行錯誤を始めるわけです。クチビルを尖らせたり、ほっぺを膨らませたり、口角をあげてみたり…そりゃあ涙ぐましい努力をするわけです。で、上手く行く人もいれば、上手く行かない人もいるわけです。

 そりゃあそうだよ、アンブシュアがいくらマズいからと言って、簡単にアンブシュアなんて直せるものじゃないんだから。

 確かに、初心者がいくらフルートを吹いても、フルートの音がうまく鳴らないのは、アンブシュアが上手く行っていないからです。だからと言って、理想的なクチビルの形に仕上げたところで、フルートは鳴らないものなのです。

 だいたい、プロの口元を見れば分かるけれど、皆さん、結構、独特なクチビルの形をしてフルート吹いてますよ。誰もが教科書どおりのアンブシュアってわけじゃないです。いやむしろ、教科書通りじゃない人があまりに多すぎます。アレを見ると分かるけれど、結局、いくつかのポイントさえ押さえちゃえば、後は自由にしちゃってもいいし、個性を発揮してもいいのが、アンブシュアなんですよ。だから、クチビルの形にばかりこだわっても、フルートは鳴らないわけです。

 要は、方向性のある息が、フルートの歌口の斜め上から、歌口の縁に当たるように吹ければ良いわけです。それ以上でもそれ以下でもないわけで、そこさえ守ればいいのです。だからフルートを吹くロボットなんてものが存在しちゃうんですよ。アンブシュアは大切だけれど、二の次三の次なんです。

 まず必要なのは、クチビルを軽く閉じたまま、一箇所から方向性のある息を吐き出せる事です。その箇所は正面だと良いけれど、別にクチビルの側面からでも全然構いません。クチビルの任意の一箇所から方向性のある息さえ出せれば、それでいいのです。

 息を吐き出すには頬とかノドの筋肉を使うとクチビルが固くなるので、息は腹圧で出します。たぶん、フルート初心者さんがうまくフルートを鳴らせない理由の多くは、これができないからです。息を頬とかノドとかの筋肉で出すと、息の方向性は保てないし、息を長く出せませんし、強くも弱くも出せません。うまく行かないのですよ。息は腹圧で出し、それが自然とクチビルから出てくるのが良いのです。

 息の方向性も大切です。息は上から下に出します。初心者の方は、息を前に出すと思っていますが、息を前に出したら、うまくフルートに息が当たりません。息は上から下に出します。そのためには、下アゴを引き気味にして息を出す必要があります。これも初心者には難しいです。と言うのも、最初のうちは誰もがアゴなんて、そんなに自由には動かせないものだからです。でも、やがてアゴを自由に動かせるようになると、音も楽に出るだけでなく、音程も自由に曲げられるようになりますよ。

 と言うわけで、アンブシュアは大切ですが、そればかりにこだわっていては、フルートを良い音では鳴らせません。アンブシュアだけでなく、腹圧とか、息の方向性、息の太さ、息の速さなどにも注意を払いたいものです。

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2018年8月12日 (日)

フルートのあれこれについて語ってみよう その1 管体の素材で音は変わるのか?

 今年も夏の連載を始めます。ここ数年…連載と言えば、声楽ネタが連続していたので、今年はフルートネタで攻めたいと思います。で、今年は、今まであっちこっちで書き散らしたことをベースに、フルートの小ネタ的な話題をやってみたいなと思いました

 で、初回の今回は、最近もあれこれ語った「管体の素材で音は変わるのか?」です。

 管体の素材で音は…変わって欲しいですよね。だって、素材が変わると、お値段、ググっと変わるしね。せっかく高いお金を出して買ったマイ楽器なのに「素材が変わっても音は変わりませんよ」なんて言われたら、ガックリしちゃうしね。

 …と言うわけで、ガックリしてください。フルートは管体の素材が違っても、音は変わりません。理由は簡単。フルートの音色と管体の素材は無関係だからです。

 弦楽器は弦が振動して鳴ります。だから弦を変えると音が変わります。金管楽器はクチビルを振動させて音を出します。クチビルは替えられませんが、クチビルを押さえるマウスピースは替えられます。マウスピースを替えると、クチビルの振動の仕方が若干変わるので楽器の音が変わります。フルート以外の木管楽器はリードを鳴らして音を出します。当然、リードを変えれば音が変わります。

 で、フルートは…って話になるのですが、フルートって、管の中の空気が鳴っているんです。管が鳴っているわけではありません。だから、管の中の空気を替えれば音が変わります…って、空気が変われば、我々の健康に害が出ます。わかりやすく言えば、ヘリウムガスの中で演奏すればフルートの音は変わるでしょうが…演奏している我々が酸欠で倒れちゃいます。

 管体ってのは、ただの空気の入れ物にしか過ぎないのです。例えて言うなら、水槽のガラスの壁面みたいなのが楽器なんですよ。大切なのは、水槽じゃなくて、水槽の中の水や金魚や水草でしょ? 金魚を飼うには水槽は必要だけれど、水槽で金魚の可愛らしさが変わるわけじゃなくて、金魚の可愛らしさは金魚自身の可愛らしさに頼っているわけです。

 なので、フルートの音って、楽器による違いじゃなくて、楽器はただの空気の入れ物にすぎなく、管体の中で振動している空気がフルートの音の正体なのです。

 試しに、友人にたくさんのフルートを試奏してもらってください。たぶん、どのフルートを吹いても、同じような音しか出ないと思います。

 次に古今東西の名フルーティストのCDを聴き比べてみてください。皆さん、同じフルートという楽器を吹いているのにも関わらず、結構音色のバリエーションってあるでしょ?

 これってフルートの場合、楽器の違いよりも、奏者の違いの方が音色に与える影響が大きいって事です。

 結論。フルートの場合、管体の素材の違いでは音は変わりません。あなたのフルートをあなたでは無い人が吹けば、あなたとはガラっと違った音色で鳴っちゃいますよ。

 さて、フルートって管体の素材では音色は変わりませんが、管体の素材が変わると、楽器の重量が変わりますので、音量は変わりますよ。全く同じつくりの楽器なら、重い楽器ほど遠鳴りするものです。これはオーディオの世界で「スピーカーは重いほど良い」というのと同じ原理です。はい。

 それと、フルートって楽器を買い換えなくても、奏者自身が腕を上げていけば、音色もそれにふさわしく美しくなっていく…とも言えます。

 あと、フルートの音は空気の振動なので、空気をどう振動させるかで、若干、音が変わります。具体的に言えば、頭部管の歌口のカットの違いで、若干の音の違いは発生します。ただし、これは振動のしやすさうんぬんには大きく関係しますが、音の違いはかなり微妙です。演奏者自身にはその音の違いが分かりますが、観客には違いが聞き取れないくらいの差異です。なので、頭部管を取り替えたくなったら、音色よりも歩きやすさを重視した方が現実的だと思います。

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2018年8月11日 (土)

ウルシが星になりました

 そうなんです、転覆を患っていたウルシが星になってしまいました。

 転覆って死病ですが、転覆そのもので死ぬのではなく、長期患いによる体力喪失が原因で徐々に衰弱して死んでしまうという厄介な病気なのですが、ウルシはどうやら体力を失う前に星になってしまったようなのです。

 実は私、詳しい事は知らないのです。

 ブログ記事にいずれ書きますが、フルート合宿から帰って、金魚水槽を見たらウルシがいなくて、よく探したら、水草の中で息を引き取っていたのでした。

 ウルシは体色が黒くて、以前から目につきづらく、元気な時から人の目から逃れた生活をしていましたし、転覆病になってからは、より人目を避けるように生きていたわけですし、私はフルート合宿に行っていた事もあって、誰も知らないうちにウルシは星になっていたようでした。

 死んだウルシは、誰かに食べられた様子もなく、ヒレもきちんとあったので、死後間もなく、私に見つけられたようでした。もしかしたら、私が帰ってきた時は、まだ生きていたのかもしれません。おそらく、死因は心臓関係だろうと思います。金魚って、そんなに心臓が強くないんですよ。金魚の突然死って、大抵は心臓なんです。びっくりしたり、どっきりしたり、あるいは極端に興奮すると、いきなり心臓が止まって、さっきまで元気だった子が急死しちゃうんです。おそらくウルシもそのパターンだったんだろうと思います。

 転覆になって、10日前後ですから、疲れもストレスもたくさんあったと思います。そこに、ウルシを驚かすような何かが起こって、それでビクっとして心臓が止まってしまったんだろうと思います。

 死んでしまった事は悲しい事ですが、長患いにならなくてよかったと思います。

 ウルシは元気な時から、あまり人に姿を見せなかった子ですが、もともとそんなにカラダの強い子ではなく、実は病気がちの病弱だった子なのかもしれません。それにしても、黒出目金は長生きしないなあ…。

 バイバイ、ウルシちゃん、あっちでも達者でね。

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2018年8月10日 (金)

実は四国に行ってました その5 今回のメインイベントは、観光ではなく帰り道だったのです。

 実は二日目と言うか、最終日は、台風12号がやってきた日だったんですよ。なので、朝から我々が飛行機で無事に帰れるかどうか、ヒヤヒヤだったのですが、お昼ごはんを食べるまでは、添乗員さんが言うには「我々が乗る飛行機は飛びます」という事で、予定通りの行動をしていたのですが、お昼ご飯を食べ終わったあたりで「我々の乗る予定だった飛行機の欠航が決まりました」と言うじゃない? ちなみに、台風はこちらに向かっているので、予定の飛行機が飛ばない以上、それ以降の飛行機も飛ばないし、明日もまず飛行機は飛びません。じゃあってんで、その一つ前の飛行機も欠航が決まったそうだし、そのもう一つ前の飛行機はもうすぐ飛んじゃうそうで、とても間に合う時間に空港にたどり着く事ができない事が判明です。

 で、どうするかって話になったのだけれど、添乗員さん曰く、悪天候の時の帰路については免責事項ってのがあって、航空会社も旅行会社もお客さんに損害賠償しなくていいんだそうな。つまり、こうなった以上、自力で勝手に帰ってくださいって事らしいです。なんか腑に落ちないけれど、ここで添乗員さんと喧嘩しても良いことは一つもないので、黙って添乗員さんの言うことを聞いてみました。

 添乗員さんが言うには、飛行機が飛ばない以上、松山空港に行っても無駄になるし、松山に延泊しても、明日飛行機が飛ぶ保証は無い…というか、まず明日は飛行機は飛ばないだろう。飛行機が再開するのは明後日になると思うので、松山延泊は現実的ではない。なので、早急に岡山に行くのが現実的な解決策となるはず。そこで、バスは急遽、松山駅に向かう事に決めたので、松山駅から鉄道で岡山に向かってほしいとの事です。

 松山から岡山までは、特急しおかぜが走っていて、それに乗れば、約3時間で岡山に着き、岡山から新幹線のぞみ号に乗れば、3時間半で東京に着きます。つまり、合計7時間で、なんとか今日のうち(この段階で午後2時過ぎてました)に東京まで帰れます。確かに時刻表的には、これから1時間ほどかけて松山駅について、切符を買って、待ち合わせとか乗り継ぎ時間とかを入れても、日付が変わるギリギリで東京駅到着の予定だし、それなら終電でなんとか帰れそうなんだけれど…。

 添乗員さん、この前の集中豪雨で予讃線が一部区間不通になっている事を忘れているよ。

 そこで、私、添乗員さんに、そのルートでは今日中に帰れないと伝えました。だって、特急しおかぜは、松山から多度津までしか走っていないもの。多度津から先の観音寺までは、集中豪雨のために電車が止まってしまって、そこから先は不定期の代行バスに乗らなきゃいけないし、バスで観音寺に着いたら、また特急電車に乗って、それでやっとやっと岡山に到着になるわけです。直通電車なら3時間でも、乗り継ぎ乗り継ぎで時間はロスするし、バスでどれくらい時間が消費するか全然分からないし、時間とお金と体力がかかるし、やっとの思いで岡山にたどり着いた頃には、もうどっぷり夜になっているだろうし、本日分の東京行の新幹線は終了しているはずだから、台風迫る夜半に岡山で宿探しになってしまう。

 運休情報を含め、各種情報は本社が把握しているはずだから、現地で添乗員さんが判断して決めるのではなく、本社と相談してみたら…と提案してみました。

 それでも添乗員さん、本社と相談したのかな? しばらくして、高松から特急は走っていないので、電車で帰るのは現実的ではありませんと説明し、その代わり、高松~岡山間は高速バスが発達しているので、その高速バスに乗れば、本日中に東京にたどり着く新幹線に間に合うので、そうして欲しいといってきました。

 おそらく、そう言ってくるだろうと、こちらも予測していたので、予め高速バスの運行状況を調べてみたら、確かに高速バスが頻繁に走っているし、便利みたいだけれど、本日分のチケットはすでに全席売り切れだと言う事も分かりました。なので、添乗員さんに、高速バスは良い手だけれど、すでに全便チケット売り切れだから、乗れないよと教えました。

 そんなはずはないと思います…と言ってたけれど、ここでようやく本社に連絡を入れて、上司と相談しはじめたようでした。私、添乗員さんがこれ以上つべこべ言うようだったら、客を代表して、直接運転手さんと交渉して、このバスをこのまま岡山まで走らせてもらうつもりで考えました。だって、それが一番現実的だもの。松山~岡山間の高速バスに乗れないなら、このバスをそのまま松山~岡山間の高速バスにしてしまえば、我々は問題なく岡山までたどり着けるし、その時間なら、東京行きの新幹線に余裕で間に合うもの。だからそう言おうと思っていたら、添乗員さんが本社の指令を我々に伝えてくれました。その内容は、私が考えていたのと同じで、このままバスを岡山まで走らせ、岡山で解散にしましたって事です。

 バスの中で歓声と拍手が巻き起こりました。私と添乗員さんのやりとりを皆さん見ていたわけだし、一応現実的な解決にたどり着いたわけだからね。実際、最初の添乗員さんの言う事を信じて、松山駅で解散になっていたら、みんながみんな、適切な情報をゲットして電車に乗れるわけじゃないから、ほんと、大変な事になっていたと思います。

 でもまあ、よしよしです。ただ、ツアー料金は、本来、帰りの羽田まで含まれていたはずだけれど、それが岡山までになって、岡山から先は自費で帰宅してくれというのは、いくら免責事項とは言え、なんか納得いかないです。後で帰りの飛行機代を精算してくれるんだろうけれど、だいたい飛行機のツアーチケット代なんて、たかがしれているわけで、それよりも新幹線代の方がずっと高いはずなので、余計な出費は、あんまりうれしくないです。

 そうと決まれば、ひとまず安心です。松山に寄る予定だったけれど、そのまま素通りし、愛媛から香川に入り、瀬戸大橋を渡って、岡山に行きました。今回の旅行で、通っただけだけど、ほぼ四国一周したような気分です(徳島は通ってないけど:笑)。

 岡山に着いて、新幹線の切符を買おうとしたけれど、結構満席で、最初に乗る予定だった新幹線はほぼ完売。バスの中で座席チェックをした時は、まだまだガラガラだったんだけれどな。山陽新幹線は登録してあればスマホでチケットが買えるけれど、私は登録していないので買えません、ちょっと残念。で、あれこれ座席を探したけれど、妻と座席が離れ離れになるのはイヤだったので、予定の便を諦めて、次の便にしました。少しでも早く帰りたかったんです。

 で、新幹線も決まったので、まだ出発まで1時間近くあったので、車内で食べる夕食を買いました。こんな時はケチっても仕方ないので、ドドーンと、さぼてんの三元麦豚ロースかつ弁当とミックス弁当にしました。美味かったです。

 岡山を定時に出発した新幹線は、途中、浜松付近までは快調に飛ばしていましたが、浜松付近で車内放送が入り「掛川~静岡間で強風が吹いているため、浜松で停車します」との事だったので、いよいよ台風圏内に入るわけで、そこから時間がかかっていくんだろうなあ…最悪、車中泊になるかな…仕方ないかな…と覚悟を決めたら、スルッと浜松駅を通過。車内放送によれば、強風が止んだので、このまま進みますとの事。いい感じじゃん。

 ところが、しばらくして新幹線が止まっちゃいました。理由は「掛川~静岡間で強風が…」ってわけで、まあ仕方ないよね。で、しばらく止まっていたと思ったら、割とすぐに走り始めました。なんでも、風が弱くなったから…って、JRって頑張るね。なんとしても、ちょっとでも、新幹線を前に進めようとする、その心意気がいいね。でも、結局、またしばらくして、停車しちゃいました。2度目の停車です。でも、これもしばらく休んだら、また走り出し、その後は順調に進んで、品川(私たちは東京ではなく品川で降りました)には、約25分の遅れで到着です。そこから東海道線に乗って、無事に帰宅しました。当初予定の羽田空港経由で帰るよりも、1時間ぐらい早かったかなって感じです。まあ、その分、お金がかかって、体力を消耗していますが…。

 そんなわけで、最後はハプニングだらけでしたが、無事に四国から帰ってまいりましたとさ。

 お終い。

蛇足 それから一週間もしないうちに、旅行会社から精算の案内が届きました。なんでも、帰りの飛行機に乗らなかったので、一人につき7千5百円の返金なんだそうです。ううむ、返金してくれるのはうれしいけれど、これって帰りの新幹線代の半額程度だよね。なんか納得しないけれど、まあ揉めるほどの金額ではないから、これでいい事にします。

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2018年8月 9日 (木)

実は四国に行ってました その4 やっぱり魚類が好きなんだな

 本日のお宿は、足摺岬のホテルでございました…とは言え、足摺温泉郷ではなく、そこから一軒だけ孤立した、周囲には本当に何もないホテルに宿泊したわけなのですよ。

 バスから降りて、ホテルに入って、部屋について、やっと休んでいるところに、妻が展望場に行きたいと言い出しました。このホテル、周りに何もないだけに、プライベート展望場があるんですよ。さっそく行ってみた所、これがなんとも絶景なんです。たぶん、この日一番の感動スポットだったりします。どれだけ絶景かと言うと…絶対に人間が死んでいそうな感じするほどの絶景なんです。なにしろ、海に向かって切り立った崖の上なんですもの。それも海から数十メートルもの高さがあるんです。おまけに、展望場は狭い上に、足場は超絶悪いです。床面がつるつるの岩で、海に向かって下がっているんです。手すりも何もありゃしない。足を滑らせたら、一巻のアウトです。ほんと、洒落にならない環境です。でもでも、ただただ絶景。青い空と青い海。波立つ岩々。なんだろうね、船越英一郎がいないのが不思議なくらい、2時間ドラマのロケ地っぽい展望場でした。

 私的に、このプライベート展望場が、今回の旅で、一番心に残った観光地でした。それくらいの、見事な絶景だったんですよ。

 展望場から戻ると夕食でした。夕食は、郷土料理の卓袱(しっぽく)料理との事でしたが、まあ簡単に言っちゃうと、大皿料理ですね。大皿に、その日のおかずが人数分盛られているわけです。で、食べる時は、そこから小皿に移して食べるのですが、小皿に移しちゃうと、小皿2枚分程度の量のおかずなわけで、見かけが豪華な割には、内容は案外質素な夕食だったわけです。でもまあ、宗田ガツオが名産という事で、カツオ系のおかずは美味しかったし、お吸い物もお出汁が濃くてよかったです。

 食事の後はお風呂ってわけで、温泉に入りました。お湯は…弱放射能冷泉ってわけで、俗に言う“ラドン温泉”です。もっとも、冷泉だから厳密には温泉じゃないんだけれどね。でも、お湯の温度は絶妙で良かったです。で、露天風呂に入ったのだけれど、露天風呂は真っ暗でした。電灯はあったのだけれど、お飾りのようで付いていなくて(スイッチもなければ、電線にもつながっていないのです)、お風呂場あたりは本当に真っ暗だったんですよ。月が出ていたので、月を見ながら、真っ暗なお風呂に浸かるのも、乙なもんです。泊まり客はそこそこいるはずなのに、誰もお風呂に来なかったので、私一人の貸し切り風呂っぽい感じで、なんとも贅沢な気分になりました。

 とまあ、私はお風呂で贅沢気分を満喫したのですが、妻はと言うと…お風呂で火傷をしてしまうというハプニングに会いました。なんでも、蛇口からいきなり熱湯が出てきたそうです。まあ、旅館風呂あるあるだよね。大事には至りませんでしたが、ちょっとドタバタしてしまいました。

 で、その日の夜は、妻は火傷した足が痛くて、私は気管支炎で咳が止まらずにゲホゲホゴホゴホとまあ、情緒もへったくれもなかったわけです。

 翌朝は、6時起床で、7時朝食。妻の火傷は一晩冷やしたせいか、だいぶ良くなっていました。私の気管支炎は全然良くならないのだけれど…ね。朝食は、普通の和定食。ただ、高知は西国なので、納豆はありませんでした。残念。あと、海苔が味付け海苔でした。おお、珍しい。あと、生卵にかける出汁醤油が、やたらと美味しかったです。さすがはカツオの名産地だけあるわな。

 朝食食べたら、ホテルを出て、足摺岬に向かいます。まずはジョン万次郎さんにご挨拶です。ジョン万さんも良い男でした。そこからてくてく森を歩いて、足摺岬に出ました。絶景…のはずですが、昨日のホテルのプライベート展望場の方が絶景だったので、ちょっぴりガックリです。でも、四国南端まで来た事には変わりありません。公式サイトは閉鎖中なので、こちらの観光サイトにリンクしておきます。

 足摺岬を見たら、その足で、金剛福寺へ参りました。金剛福寺は立派なお寺でした。蓮池の蓮がキレイで感動し、境内の池の魚類たち(鯉と金魚)たちが愛想よくて、なんともほのぼのしちゃいました。魚類たちを見ているだけで、一日が過ごせそうなくらいでしたが、心を鬼にして、時間ギリギリまでしか魚類たちとは遊びませんでした。お寺の公式サイトはこちらです。

 足摺岬の次は竜串海岸へ行きました。で、我々は竜串にある海底館に行きました。まず、駐車場にいた猫たちが可愛かったです(妻的には、今回の旅の一番の思い出が、竜串の猫たちなんだそうです。それくらい、超絶的に可愛かった…そうです)。で、その駐車場から海底館まで、500mほどありました。暑い日差しの中、この距離はちょっとキビシイです。で、やっとたどり着いた海底館は、この世の天国かと思うほど素晴らしい場所でした。なにしろ、天然の熱帯魚が見放題なんですよ。いやあ、素晴らしい、実に素晴らしい。このまま一日いても、絶対に飽きない自信があります。それくらいにお魚天国、魚類好きにはたまらないスポットです。でも、魚類に興味のない人には、実に退屈な場所なんだろうなあ…。公式サイトはこちらです。

 海底館でたっぷり時間を使ってしまったため、後は売店で紫蘇ジュースを飲んで、ここはお終い。まだ午前中だったけれど、これで本日の観光はお終い。後は帰るだけとなりました。なにしろ、まだ足摺岬周辺にいるのだけれど、帰りの飛行機は松山空港発だもの。遠くの空港だから、観光を切り上げて、さっさと空港に向かわないといけません。それでも帰宅は真夜中頃になってしまう予定なんですもの。

 で、バスは竜串海岸から、一路、松山空港を目指したわけですが、昼食を食べないわけにはいかないので、途中の愛媛の宇和島で、郷土料理の鯛めしをいただきました。これが美味しくてビックリ。このツアー中、一番美味しかったのがこの“鯛めし”だったのです。関東で鯛めしと言うと、炊き込みごはんですが、宇和島の鯛めしは漁師めしで、生の鯛で食べる鯛めしなんです。こちらのサイトにレシピが乗っていますので、これでお味をご想像くださいませ。

 ちなみに、鯛めしだけでなく、サメの刺し身とかもいただきました。美味しかったよ。
 で、昼飯も食べ終わり、いよいよ本格的に帰路に着こうという我々でしたが…続きはまた明日。

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