ひとこと

  •  暑い…暑すぎる。なのにまだ仕事服は春秋モノを着ています。だって、衣替え前だもの。通勤時は上着着用、汗だくです。もっとも、オフィスに入ってしまえば、冷房が効いていて、むしろ上着がないと寒いくらいなのですが…。世の中、ままなりません。
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2019年5月27日 (月)

ロイヤルオペラのライブで「運命の力」を見てきた

 ロイヤルオペラ(コヴェントガーデンのこと)では、映画館での上演を“ライブビューイング”ではなく“ライブ”という言葉を使っているんだけれど、普通日本では“ライブ”って、生で直接コンサートを見る事を言うんだよね。事前に収録したものを映画館で見るのは“ライブ”とは言わないわけで、そこんとこ、関係者の皆様には考えていただきたいなあ…と思ったり思わなかったりします。

 まあ“ライブ”って“生中継”のつもりで使っているのだろうけれど(実際、日本以外では生注意らしいし、以前イオン系で配給されていた頃は生中継だったらしいけれど…東宝系に配給が変わってからの)日本じゃあ生中継じゃないし、日本語の(カタカナ語の)“ライブ”には生中継って意味は無いし…。最近は“ライブ中継”なんて言葉も見聞きしますが、まあせいぜいそんなところだよね。

 と、表題を書くのに悩んでしまったので、ついついグチが出てしまいました。

 それはさておき「運命の力」です。

指揮:アントニオ・パッパーノ
演出:クリストフ・ロイ

レオノーラ:アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)
ドン・アルヴァーロ:ヨナス・カウフマン(テノール)
ドン・カルロ:ルドヴィク・テジエ(バリトン)

 この「運命の力」というオペラは、ヴェルディの中期~後期にかけての作品で、音楽的には充実したピカイチの作品ですが、上演機会には恵まれない、ちょっぴりマイナーな作品になっています。でも、音楽的にはピカイチなんですね。ほぼ、捨て曲はありません。オペラ全曲での演奏はあまりありませんが、序曲やアリアなどは取り出して演奏されるチャンスもあり、オペラファンなら結構聞き知っている音楽だったりします。実際、とても聴きごたえのある面白いオペラです。

 特に今回の上演は、主人公の二人にスターを迎えた事もあり、本当にお薦めです。これ、DVDで発売されるのなら、マストアイテムになると思いますよ。

 オペラ好きにはたまらない公演ですが、じゃあ万人向けのオペラなのかと言うと、そうでは無いし、上演機会が極端に少ない理由も分かるオペラが、この「運命の力」なのです。

 まず、お話が分からないのです。これ、致命的ですね。登場人物たちの説明がオペラ内で圧倒的に不足しているうえに、幕が変わるたびに時が飛び、登場人物たちの立場が代わります。おまけに、お話はシリアスっぽいのに、実は荒唐無稽だし、ご都合主義だし、ストーリーなんて無いものと思わないと、とても見ていられません。それくらいに分からないストーリーのオペラなのです。これじゃあ、上演されなくても仕方ないです。

 おまけに劇場にとって、このオペラを上演するのは、かなりの負担になるんだろうなあと思いますし、それゆえに上演されづらいんだろうなあとも思いました。

 だって、ちゃんと歌えるソリストが11人も必要なんだよ。普通のオペラでは、ソリストなんて5~6人いれば十分なのに、このオペラはその倍のソリストが必要なのです。ギャラが掛かって仕方ないよね。おまけに合唱団とバレエ団は、そこそこ大規模に必要だし…。ああ、人件費がかかりそう。

 さらに言うと、このオペラは場面が7つあるのですが、それがほぼ全部別の場所なので、ト書きに忠実に舞台を作るなら、大道具のセットが7つも必要なのです。たいていの歌劇場では、構造上、大道具なんて3セットしか用意できません。メトのような大劇場でも5つが限界。7つのセットなんて…どないせいいうねん、って感じです。

 つまり「運命の力」というオペラは、音楽だけが突出して素晴らしいオペラであって、その他は金食い虫の上に、訳わからない感じになってます。ざっくり言えば「とても美しくて残念な駄作オペラ」という範疇に入ると思います。

 それをロイヤルオペラは頑張って上演したんだよ、そこを私は評価したいです。

 まず、歌手に関しては…ギャラを支払えるの?ってくらいに頑張ってます。ソリスト11人、皆、実に達者な歌手を揃えています。主役二人は大スターだしね。それも声と役が実にピッタリと合っている二人を選んでいます。今の時代、確かに「運命の力」をやるなら、この二人が一番の適任でしょうね。それくらい、歌手に関しては充実した公演になっています。ほんと、音だけなら、永久保存版ですよ。

 金のかかる大道具(舞台セット)に関しては、演出が頑張って、たった1つのセットですべてを乗り切っています。もちろん、あっちこっち無理はあるんだけれど、その無理の中でとても頑張っていると思います。でも、こうでもしないと、現実的には難しいだよねえ…。

 分からづらいお話も、演出家が頑張って、分かんないところは演技や映像で補って、なるべく観客に分かりやすくしています。それでも限界はあるものの、この演出は、まあお薦めかなって思うくらいです。

 ただ、根本のストーリーそのものは、やっぱりダメですね。

 このオペラのテーマって「魂の救済」なんです。いかにも19世紀的なテーマですが、そのテーマが、教会批判という辛口のオブラートに包まれて表現されています。ですから、ぱっと見だと、ただの教会批判のオペラに見えてしまいます。これじゃあ、西洋社会じゃあ受け入れられないよね。

 そのオブラートの部分を剥ぎ取って「魂の救済」に目を向けても…現代社会に生きる我々には、どうなんでしょう?ってテーマじゃない。今の人たちって、そこまで魂の救済なんて求めてないしね。そうなると、やっぱりお話は無視して、音楽だけを楽しむしか無い…って結論になります。

 でも、その音楽が絶品なんですよ。ほんともう、素晴らしいったらありゃしないんです。そんな、色々と残念なオペラだったんですよ、運命の力って。

お知らせ 明日はココログのメンテがあるので、念のためにブログはお休みします。明後日以降も、メンテの具合によってはお休みしますので、別にブログが更新されなかったとしても心配しないでくださいね。よろしく。

 

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2019年5月26日 (日)

実はすごいぞ、ファーウェイ!

 現在、アメリカと中国との間で起きている、貿易摩擦?/貿易戦争?で一躍注目を浴びるようになった、ファーウェイですが、実は結構すごい会社なんですよね。

 いわゆる通信機器メーカーで、そもそもは中国でインフラ整備やプロバイダー運営などをやっていた会社で、そこから発展して、スマホやタブレット、ノートパソコンなどの端末の販売にまで手を広げた会社です。社名を漢字表記するなら“華為”で、英語表記(ってか、ローマ字表記)をするなら“Huawei”となります。新聞などでは字数制限からか“華為”と表記されているのが、このファーウェイです。

 どれくらいすごい会社なのかと、スマホの販売台数で見てみると、こんな順位です。ちなみに、これは日本国内の2018年夏の順位です。

 第1位 アップル(38.4%)
 第2位 ファーウェイ(15.2%)
 第3位 シャープ(12.8%)
 第4位 ソニー(10.9%)
 その他(22.7%)

 なんと、アップルに続いてシェア第2位の会社だったのです。そんなに売れているんですよね。ちなみに、この会社の製品の強みは、コストパフォーマンスなんだそうです。値段が圧倒的に安いのに、スペック的には高価なスマホとほとんど同じ…なので、格安スマホの普及とともにシェアを伸ばしてきたんだそうです。

 つまり、安くて性能の良いスマホを作る庶民の味方がファーウェイってわけで、そりゃあ売れるよね(私は買わないけれど:笑)。でも、私の周囲の人でファーウェイを使っている人って皆無なんだけれど、そんなにたくさん売れているなら、どんな人たちが買っているのか、興味あります。

 ちなみに、日本国内ではなく、世界市場という規模で考えると、こんな順位になるそうです。

 第1位 サムソン(20.9%)
 第2位 ファーウェイ(15.8%)
 第3位 アップル(12.1%)
 第4位 シャオミ(9.3%)
 その他(41.9%)

 シャープもソニーも消えてなくなります。日本企業全敗! これが現実なんだな。もっとも、シャープはだいぶ前から日本企業ではなくなっていますが(涙)。

 第1位のサムソンは、韓国の家電メーカーです。サムソンって、こんなに世界で売れているのに、日本じゃ、そんなに売れてないわけです。残念。第4位のシャオミはファーウェイ同様、中華なメーカーさんです。漢字が書くと“小米”、ローマ字にすると“Xiaomi”なんだそうです。つまり、世界的な視点で見ると、スマホは韓国製か中国製がデフォルトなんだね。

 いやいや、アメリカのアップルがあるじゃないですか? 確かにアップルはアメリカの会社ですが、アップルは企画と販売だけで、製作はしていません。だいたい、工場持ってないし…ね。かつては日本の東芝がアイフォーンを作ってましたが、現行モデルは台湾のホンハイ(鴻海精密工業)が作ってます。ただし、ホンハイは台湾と言っても外省人の会社、つまりは中国共産党配下になる会社なわけで、台湾にある中華な会社と言えます。つまり、アイフォーンだって実質的には中国製みたいなモノなんです。そう考えると、世界のスマホは、やっぱり韓国製か中国製なんだな。

 サムソンが韓国を代表するメーカーなら、ファーウェイは中国を代表するメーカーってわけです。スマホの売上高だって、2017年で約10兆円だし…ね。で、スマホのような端末もすごいけれど、ファーウェイのすごいのは、基地局で使われている機材でのシェアなんだそうです。今でもかなりの数の基地局でファーウェイの機材が使われているのだけれど、今度、電波の規格が5Gに変わるわけで、そこで機材の一斉入れ替えが行われるのですが、そこでの一番手がファーウェイで、電波が5Gに変わると同時に、世界の基地局の機材がほぼほぼファーウェイ製になってしまう…という近未来がつい最近まであったそうです。

 で、中国は韓国を含む我々とは、経済体制が異なる国なわけで、ファーウェイは民間企業の皮をかぶっていますが、完全に民間企業とは言えず、せいぜい国策企業、もっとはっきり言っちゃえば、中国共産党が経営している民間企業(実質的には国営企業)とも言える会社なわけです。

 そうそう、ファーウェイの創業者は、中国人民解放軍の出身者だそうです。軍人さんが作った会社なんです。そもそも、ファーウェイは1980年代前半に、当時の最高指導者だった鄧小平の命令で作られた会社なんだよね。だから人民解放軍の人が創業者なんだよ。

 もっとも、中国人民解放軍の出身者が作った会社としては、他に、レノボやハイアールなどもそうなんだよ。ファーウェイがヤバイ会社なら、レノボも同程度にはヤバイだし、かつては日本パソコンの代表だった、NECも富士通のPC部門も(もっと以前にはアメリカを代表するIBMのPC部門も)今やレノボに買われてしまい、レノボの1ブランドでしかないのです。ちなみに、東芝のPC部門はホンハイに買われてしまっています。シャープなんて、会社ごとホンハイに買われちゃったわけだし…。なので、かつて世界でブイブイ言わせていた日の丸パソコンは、今や立派な中華なパソコンになってしまったのです。

 ブランドにだまされちゃいけません。

 安全なPCが欲しければ、今や自作にするか、立川製のパソコンぐらいしか無い時代になってしまったのです。日本メーカー、ダメじゃん。

 とにかく、そんなわけで、ちょっと前まで大成功していたのがファーウェイなのです。

 でも、今後はどうなるんでしょうね。多くの会社がファーウェイの取引を止めたり、中断したりしています。グーグルがそうだし、マイクロソフトやインテルもそう。アマゾンもファーウェイ製品の取扱を止めたそうです。日本でもパナソニックが取引を中止したそうです。こんなに世界中からいじめられたら、いくら中国共産党がバックについているファーウェイとは言え、潰れちゃうかもしれません。そんな事が起こったら…かつてのABC包囲網じゃないけれど、中国とアメリカでリアルな戦争が起こるかもしれません。

 もっとも、今の時代、色々な会社がつながっています。ファーウェイが潰れてしまうなら、ファーウェイと商売をしている日本の会社だって、潰れちゃうよ。なにしろ、ファーウェイは日本の会社から部品を毎年7千億円ほど買っているんだって。つまり、ファーウェイとのお付き合いを止めると、7千億円の赤字が生じるわけで、おそらく、ファーウェイが潰れる前に、多くの日本企業がつぶれてしまうような気がします。

 それくらい、ファーウェイって大きな会社なんだよ。それにあっちは国家がバックについているけれど、こっちはそうじゃないわけで、そこはルノー(フランス政府が最大株主)と日産の関係みたいなものかもしれません。ヤバイのは常に日本側なんだよね。

 とにかく、ファーウェイって、耳慣れない会社なんだけれど、実はあれこれすごい会社なわけで、だからアメリカ大統領が率先して潰しにかかっているわけです。

 年寄りは古い情報を後生大事に頭の中にしまいこんでいますが(それを世間では“頑固”と表現するわけです)、これからの時代、たとえ年寄りと言えども、情報は常にアップデートし続けていかないと、世間の常識から放り出されてしまう時代になっちゃったと言えます。

 

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2019年5月25日 (土)

気がつけば…一番デカイ

 なんの話かと言えば、ルデンの事です。

 ルデンなんて、つい最近(とは言え、実は1年半前に)、我が家にやってきた金魚で、一番のおチビさんだったはずなのに、あれからブクブク大きくなり、体色も変わり、今では、おそらく、我が家の水槽で、一番大きな子になりました。

 いやあ、シズカはもちろん、ヤヨイよりも大きいのよ。いや、体長的に、胴体の大きさだけなら、この三匹は大きく変わりません。ヒレの長さは、ヤヨイやシズカが圧倒的に長い(ルデンは短尾なんです)ので、バッと見ではまだまだヤヨイやシズカの方が大きく見えますが、実のところ、よくよく見ると、ルデンって太いんですよ。ヤヨイは案外スリムで、大きいけれど太くはないのです。まあ、シズカは太いのですが、それでも背部は割と筋肉質でスッキリしています。ところがルデンは、どこもかしこも丸くて太いのです。なんか、太巻きか握り寿司が泳いでいる感じなのです。

 体重的に、一番重いのは、明らかにルデンなのです。それくらいに、デカイのよ、ルデンは。

 まあ、雑種金魚だからね…雑種って強いし健康なんだよね。だから、ここまで短期間で大きくなれたのだろうと思うけれど、あんまり短期間で巨大化した子は、健康面で不安が残るので、ちょっと心配です。とは言え、今の所は全然元気です。

 ルデンはまだ若い金魚なので、まだまだ大きくなるかもしれません。もしかすると、以前、我が家にいた、ブニョのような大きさに育ってしまうかもしれません。それは、ちょっとカンベンです。

 一番の新入りなのに、一番態度がデカいルデンでした。

 

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2019年5月24日 (金)

合宿に行かない、発表会にも出ない

 フルートのレッスンに行ってきました。連休明け初です(笑)。実はここには書いてませんでしたが、連休の最後あたりから体調崩して、寝たり起きたりを繰り返していて、フルートのレッスンに行けなかったのです。ダメっすね。

 久しぶりのレッスンは、姉さんと時間的にかぶってました…ので、たっぷり姉さんのレッスンを見学させていただきました。いやあ、先生との二重奏、いいよね。私も先生と合わせモノをするけれど、曲の本格度が違うせいか、姉さんのレッスンは、ちょっとした演奏会のようです。

 ロングトーン練習も3人でやりました。だいたい、音が濁る時は、私が原因です(涙)。

 エルステユーブンゲンは、25番と26番です。結局は暗譜しきれなかったのですが、今回は暗譜に向けて、ちょっぴり頑張ったんですよ。でも、それも実を結ばなければ、意味は無いっと。

 旋律的練習曲は1番。ようやく合格いたしました。やっとやっとだね。「家できちんと復習してきなさい」という条件付き合格です(微笑)。次の2番は、楽譜が大幅に間違っているようで、いくつかの音程と、ほぼすべてのブレスを訂正しました。この楽譜のまま演奏しちゃいけませんって事ですね。

 40リトルピーセズは23番、シューマンの「刈り入れ人の歌」ですが、一発合格。やったね。次は24番のハイドンの「小品」です。何の小品なんでしょうね?

 で、雑談ですが、今年の合宿の話になりました…が、今年の合宿は、どうやら私行けそうにないんですね。仕事と合宿の日程がかぶってしまいました。そうなると、仕事優先なわけで、ああ、合宿に行けないなんて、残念だなあ。合宿に行けないと、発表会的なモノにも参加できないので、今年のフルートはひたすらレッスンに邁進って事になります。まあ、それはそれで仕方のない話です。

 日頃の練習不足を合宿で補っていた私なので、その合宿に行けないとなると、今年は本当に練習不足な年になりそうです。

 

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2019年5月23日 (木)

どうして、歌っているとノドが痛くなるんだろ?

 これは私個人の問題なので、皆さん方には何の役にもたたない話かもしれません。

 私、歌っていると、ノドが痛くなります。と言っても、いつも痛くなるわけではなく、ある一定の条件のもとで歌っていると、必ずノドが痛くなるのです。

 1)音域が低くて狭い曲
 2)間奏が無くて、歌いっぱなしの曲
 3-1)屋外または広くて反響のない会場
 3-2)モニタースピーカーの無い会場

 こんな感じです。

 1)は、音域が1オクターブちょっとで、下のシからミまでの約10度程度の曲です。それでも音が音域に満遍なく散っていればいいのですが、その大半がド~ラの中に収まっているような曲は、かなりキツイです。その程度の音域なら、楽に思えるかもしれませんが、私には地味にキツイです。

 2)は文字どおり間奏がなくて、最初っから最後まで歌いっぱなしの曲です。特に1)と条件がダブルで来ると、途中で咳き込んでしまう事すらあります。

 3)は、3-1)または3-2)って事ですが、結局、音の跳ね返りがなくて、自分の声が聞こえない状況だと、ノドが痛くなってしまうのです。たぶん、無意識に頑張っちゃうんだろうと思います。

 イメージしやすいように、具体的に言っちゃえば…野外で讃美歌を歌うとノドが痛くなる…と思っていただければ、間違ってはいません。なので、キャロリングは苦手です。

 まあ、実際のところ、讃美歌でなくても“誰でも歌える”ようにアレンジされている曲は、私には鬼門なんですね。みんなが歌いやすくても、私にはちょっぴりキツイんですね。つまり、私の声に合わない…んだと思います。

 私の場合、特にト音記号の五線譜の下の方(ド~ラ)に集まっているメロディーよりも、上の方(ソ~ミ)に集まっている曲の方が、断然歌うのも楽だし、ノドが痛くなりません。

 おそらく、メロディが五線譜の下の方に集まっている歌は、ちょっぴり無理をして歌っているんだろうと思います。自分でも感じるのですが、そのあたりの音域の曲を歌うと、息が出過ぎてしまうようです。必要以上の息が声帯に当たっていくようなのです。声帯もカラダの一部ですから、必要以上に大量の息が強めに当たり続ければ、痛くなっていくのは当然です。

 それでも間に休憩が入れば、また話が違うのでしょうが、休憩無しで、ずっと歌い続けると(讃美歌って、本当に間奏が無くて[間奏どころか休符すらない曲もゴロゴロあります]、最初から最後まで歌いっぱなしなんですよ)ノドが痛くなるんです。ほんの4小節でもいいから、間奏があれば、本当にかなり違うのですが…。

 とまあ、そんな感じで、低めの曲をずっと歌い続けていると、いつのまにかノドが痛くなってしまう私なのです。で、ノドが痛くなって、歌の途中で咳き込んだり、歌えなくなってしまうのです。なんとも悲しい事です。

 私もバカではありませんので、一応、対策は考えています。それは

 A)息は弱めで、軽く歌う
 B)独唱でなければ、途中で適当に休む
 C)そもそも声に合わない曲は歌わないで済むように逃げる

 ま、こんな感じです。私、そんなに歌が上手なわけではないので、何でも歌えるってわけじゃないんですよ。痛みと言うのは、カラダからのメッセージなわけで、痛いのを無理して歌っていると、絶対に声に支障が出てくるので、なるべく痛くならないように工夫しながら、歌ったり、逃げたりをしていきたいと思ってます。

 

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2019年5月22日 (水)

作曲家と演奏家、偉いのはどっち?

 たまに音楽ブログで話題に上がる鉄板ネタですが、皆さんはいかがお考えですか?

 この場合“偉い”の定義が難しいですが「より多くの人々にリスペクトされている」を“偉い”と定義したいと思います。“リスペクト”というカタカナ語で分かりづらければ“重要視されている”とか“良い仕事をした”とか読み替えてもらってもOKです。

 そうなると、私の答えは単純で、お二人とも現存されている場合は、ギャラの高い方が偉いと判定します。単純でしょ? この世はお金ですから、多くのギャラをもらえる方が、世の中から多くリスペクトされている…と私は判断するのです。

 では、片方が鬼籍に入っている場合はどうでしょうか? 鬼籍に入っている方はギャラがもらえないので、比較検討ができません。いやいや、両者ともに鬼籍に入っている場合も、二人ともギャラはもらえませんから、当然、ギャラでは比較できません。

 その際は、音源で考えます。“Aという作曲家の作品をBという演奏家が演奏している音源”を探し/思い浮かべ、その音源は、AまたはBのどちらの名前が前面に推されているかで判断します。

 ポピュラー音楽の場合は、ほぼほぼ演奏家が前面に推されているので、作曲家よりも演奏家の方が偉いと言えます。例えば、プレスリーの音源を入手した時に、それがプレスリーの音源だから入手したわけであり、その音源の作曲家が誰であるかなんて…ほとんど気にしないでしょ? そういう事です。

 では、作曲家至上主義であるクラシック音楽の場合は、どうでしょうか? 例えばベートーヴェンの「運命」なんて、超有名な作品の音源の場合、やはり人々は「運命」だから購入するわけで、そういう意味では、作曲家は偉いのです。

 でも、その「運命」ですら“カラヤンの運命”とか“クライバーの運命”とか“フルトヴェングラーの運命”とか言われて売られているモノもあるわけで、そうなってくると、いくらベートーヴェン御大であっても、カラヤンやクライバーやフルトヴェングラーに負けていると言わざるを得ません。

 このようなケースの場合、作曲家よりも演奏家の方が偉いと判断されます。ああ、ああ、作曲家と演奏家、どっちが偉いのか、もう分かんない。

 となってくると、私の場合、次に判断基準となってくるのは、ジャケットです。ジャケットで演奏家がアップになっているのは、演奏家が偉い。作曲家がアップになっている時は、作曲家が偉い。

 では風景写真などがジャケットになっていて、作曲家も演奏家もアップになっていない時は…作曲家が偉い…と考えるようになりました。と言うのも、そういう音源って、作曲家も演奏家も推されていないのですが、それって「ひとまず、この曲を聞いてくれ」というのが音源発売者の姿勢かなって思うからです。つまり、そこで推されているのは作品そのものであり、作品が推されているのですから、それは作曲家が偉い…と私は考えるからです。

 こんな感じで、私は作曲家と演奏家の偉さを考えています。なので、たいていの場合、作曲家よりも演奏家の方が偉いって事になりがちだったりします。

 

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2019年5月21日 (火)

声部と声域について、ちょっと気づいた事

 声部ってのは、ソプラノとかテノールとかってヤツの事で、四部合唱なら、4つに分かれているそれぞれのパートの事を言います。声域ってのは、その人が歌として使える最低音から最高音までの事です。その声部と声域の2つの関係について、今までは以下のように考えていました。

1)男女の音域の差は、基本的に1オクターブ。
2)高音歌手と低音歌手の音域の差は、4~5度。

 つまり、ソプラノ、アルト、テノール、バスと4つの声部で考えるなら、それぞれの声部は、約1/2オクターブずつ離れ、ソプラノとテノール、アルトとバスは、それぞれ1オクターブ程度離れている…ってね。

 たぶん、これは合唱では正解なんだと思います。で、私は今まで、合唱のノリで声部について考えていたわけです。

 でも、独唱をするようになって、自分はテノールだけれど、ソプラノ用の曲やアレンジを、1オクターブ下で歌うのは…案外キツイ事に気づきました。キツイどころか、曲によっては、ほぼ無理って思うほどです。だって、独唱ソプラノって、めっちゃ高いんですよ。

 1オクターブ下で歌うなら、ソプラノよりも、メゾソプラノだなって思うようになりました。実際、メゾソプラノの曲やアレンジだと、テノールの自分は歌いやすいのです。

 同じ目線で独唱曲で考えてみると、アルトの1オクターブ下は、バスではなくバリトンになるみたいです。

 合唱ならば、ソプラノとテノールは1オクターブ差の関係。アルトとバスも1オクターブ差の関係になるけれど、独唱だと、メゾソプラノとテノールが1オクターブ差の関係。アルトとバリトンが1オクターブ差の関係になるんじゃないかと思います。

 じゃあ、ソプラノやバスはどうなの?って言えば、ソプラノの2オクターブ下がバスなのかな?って思います。

 つまり、独唱でも、各声部は約1/2オクターブずつ離れているわけです。ただし、合唱が基本4部なのに対して、独唱は6部が基本になります。

 ですから、メゾソプラノの1オクターブ下がテノールであって、アルトの1オクターブ下がバリトン。ソプラノやバスは、メゾソプラノやバリトンよりも、1/2オクターブがもう少し、上下に離れているって感じになるのです。

 で、音域的には、合唱ソプラノ=独唱メゾ、合唱バス=独唱バリトンって感じかな? アルトとテノールに関しては、合唱も独唱も基本的な音域は同じ(独唱の方が、若干上下に広いかな?)。で、独唱ソプラノと独唱バスは、合唱のソプラノやバスよりも1/2オクターブほど、上下に広い音域を歌う…って感じですね。

 まあ、私の私感なので、間違っているかもしれませんが…。

 

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2019年5月20日 (月)

LFJ2019 その10 鈴木慶江さんのコンサート

 訳の分からない民族音楽を聞いた後は、東京国際フォーラムを後にして、京橋に向かいました。京橋のホテルで行っているエリアコンサートを聞きに行きました。

ソプラノコンサート
 京橋エドグラン 地下1階大階段
 鈴木慶江(S)、北原照久(ナビゲーター)

 1)アメージンググレイス
 2)ディズニー プリンセスメドレー
 3)シューベルトのアヴェマリア
 4)瑠璃色の地球
 5)カッチーニのアヴェマリア
 6)宇宙のファンタジー~威風堂々
 7)Time to say goodbye
 8)乾杯の歌(アンコール)

 場所は、京橋エドグランと言うホテルの地下広場ですが、客席部分は、その地下広場に至る階段なんです。外の公道から地下広場に降りる階段ですから、ほぼ吹きっさらし状態です。階段は石で出来ています。ホテル側がクッションや毛布を用意してくれますので、風がビュービュー吹いていたけれど、寒くて困る事はないのだけれど、これで雨が降ってきたら…濡れるなあと、ちょっぴり心配しました。

 まあ、無料コンサートなので、贅沢は言いっこなしです。

 肝心のコンサートですが、歌手と、ナビゲーターという名の司会者がいるだけで、ピアニストさんはいませんでした。会場は石造りの空間なので、音はよく響きます。実際、1)はマイク無しの伴奏無しのスタイルで歌われましたが、それで音響的には十分でした。しかし、やはり伴奏が無いのは、音楽的な広がりが失われますので、2)以降ではカラオケ伴奏で歌われました。伴奏がカラオケなので、その音とミックスする必要もあるのでしょう、歌もマイク使用となりました。オペラ歌手の声って、マイクを使うと、声の美しさのひだのような部分が失われてしまうんですよね。たぶん、声の微妙なところまでは、うまく拡声できないのだろうと思います。せっかくの鈴木慶江さんの美声を堪能できないのは残念でした。

 1曲歌うごとに、鈴木慶江と司会者のトークが挟まれるのですが、あれは一体、誰得なんでしょうね? トーク部分はつまらないというよりも、不愉快でした。有名人どうしの内輪話のような話ばかりで、うんざりしました。内輪話なら楽屋でやって欲しいものです。観客目線でトークができる司会者さんにお願いするか、いっそ司会者無しでやってくれればよかったのに…。

 司会者のギャラで、ピアノをレンタルしてピアニストさんを準備した方が、客的にはうれしいし、歌手的にも有難かったんじゃないかな? 次からは主催者さんに頑張ってもらいたい部分です。クラシック歌手がカラオケで歌うなんて、なんか悲しいでしょ?

 2)は、こういう無料コンサートでは、幅広い客層を相手にしないといけないので、これはこれでアリでしょう。ただし、ディズニーソングはポピュラーソングですから、オペラ歌手の歌声が曲に合っているか…と言うと、私はかなり疑問を感じました。

 3)は、再びマイクカラオケ無しで歌っていました。とてもよかったと思います。

 4)松田聖子の歌です。カバー曲と言うよりも別物でした。歌謡曲ではなく、日本歌曲として聞けば、これはこれでアリですが、カバーとして聞けば、圧倒的にオリジナルの松田聖子の勝ちです。歌の上手さなら鈴木慶江に軍配が上がるでしょうが、歌って上手さだけじゃないからね。特にポピュラーソングでは個性が大切なわけで、松田聖子の圧倒的な個性がこの歌の良さを支えているわけで、松田聖子を超える個性が無いと、なかなかカバー曲としては成功しません。

 あと、これは辰巳真理恵さんの時も感じたのだけれど、ソプラノの高い声と日本語は、相性が悪いのかもしれません。もっとも鈴木慶江さんの場合は、何を言っているのか分からない…なんて事はありませんでした。きちんと歌詞は伝わりました。それでも聞きやすい日本語かと言われると、返事に窮します。そこが松田聖子とは違います。松田聖子は歌詞うんぬんではなく、歌の世界を彼女の人間性を通して、きちんと伝えてくれますからね。

 考えてみれば、オペラでも、ソプラノの高い声は、歌詞をのせずに、母音だけで歌われることが多いわけです。歌詞を歌っているのなら、たとえ自分が高い声のソプラノであっても、あまり高い声は使わない方が良いのかもしれません。ソプラノの高い声は、言語伝達には向いていない、楽器のようなモノなんだろうと思います。

 実際、ポピュラー歌手って、女声であっても、そんなに音域は高くないしね。言葉を伝えたいなら、ソプラノの高い声は向いていないのかもしれません…ってか、ソプラノさんは、オペラ発声では、日本語の歌は歌わない方がいいのかも。

 オペラ歌手とカラオケと言えば、カラオケ★バトルが思い浮かびます。あのカラオケ★バトルに出場されている時の、オペラ歌手の翠千賀さんは、発声こそオペラ発声のままだけれど、舞台でソプラノとして歌う時と比べると、音域はかなり低めにし、響きも減らして歌っているでしょ? あれくらい大胆なことをやらないと、ソプラノがオペラ発声で日本語を伝えるのって難しいって事なのかもしれませんね。

 5)は一般のカラオケマシンに入っていない曲なので、鈴木慶江さんが自腹でピアニストを雇って作ってきたカラオケを使用して歌っていました。歌手に自前のカラオケを作らせるくらいならば、主催者がピアニストを用意すればいいじゃん!って、思わず心の中で叫んでしまいました。

 ポピュラー歌手じゃないんだから、クラシック系の歌手さんをお呼びする時は、必ずピアニストさん同時にお呼びください>主催者様。

 マイクを使うと、歌手の声がそもそも持っているビブラートに、カラオケが電気的に付加したビブラートとエコーがかかってしまい、なんか変な声になってしまいます。聞いていると、エコーに酔ってしまう感じ…って書くと分かるかな? ディズニーとか松田聖子を歌っている時は、あまり感じませんでしたが、気合を入れて、真面目にクラシック曲を歌うと、発声もクラシック的になるわけで、それと今回のカラオケマシンの相性があまり良くなかったのでしょうね。ちょっぴり残念な感じになっていました。歌そのものは良かっただけに…ねえ。

 6)は最初は日本語で、途中から英語に歌詞が変わりました。日本語歌唱の時は、少し残念な感じでしたが、歌詞が英語に切り替わった途端に、いい感じになりました。やはり、日本語とオペラ発声は相性が悪いのかもしれません。英語の場合は、ミュージカルっぽくなるので、むしろオペラ発声は大歓迎かもしれません。そう言えば、ミュージカルだって日本で上演する時は、日本語で歌うけれど、ミュージカルの日本語って、多少不思議な響きはあるものの、十分許容範囲内でしょ? ミュージカル発声とオペラ発声、いったいどう違うんだろう?

 7)ここからアンコールです。伴奏はカラオケですが、途中から歌のメロディーを3度上げて歌っていました。そういうのって、大好きです。8)はマイク&カラオケ無しで、ソプラノパートだけを歌ってました。これはこれでアリだし、最後は生声だったので良し良しです。

 これで私の今年のLFJは終了です。楽しかったです。来年はやってくれるのかな? 年々規模縮小しているから、来年はどうなんでしょうね。もっとも、規模縮小と言っても、42万5千人も集まったそうですから、ぜひ粛々と継続していってほしいなあと思います。ほんと、よろしくお願いします。

 

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2019年5月19日 (日)

LFJ2019 その9 オペラと民族音楽

 さて、マスタークラスが終わって、ホールEに降りてきました。今しがた、コンサートが終わったばかりだと言うのに、あまり人が動きません。仕方がないので、正面席だけれど、舞台からはかなり遠くの座席をキープしました。まあ、どうせ音はマイクで拡声されるだろうから、遠くても良しとする事にしました。

 なぜ、こんなに人が動かないのかと言うと…次の演目がオペラだからでしょう。

オペラ「椿姫」(ハイライト)
 東京国際ホール ホールE
 
 丸の内フェスティバルシンガーズ&丸の内交響楽団
 岸本祐有乃(総監督・指揮)
 田中維子(演出)
 高品綾野(ヴィオレッタ)
 浪川佳代(フローラ)
 直野良平(アルフレード)
 直野資(ジェルモン)
 志摩大喜(ガストーン)
 菅生悠太(バローネ)
 平賀僚太(マルケーゼ)
 アンジェロ デ ローザ(ナレーション)

 あのホールEが満席どころか、立ち見もたっぷりいるというほどの大人気公演となりました。座れただけ私は運が良かったのかもしれません。字幕無し(解説あり)、ミュージカルマイクによる拡声付きというシステムでの演奏ですが、まあ、この会場なら、それもアリだし、解説が面白いし上手だし有名曲だし…で、字幕無しもアリって感じです。

 とにかく、すごいハイライトでしたよ。何しろ、普通に演奏すれば2時間半のオペラを50分でやろうってんだから、そりゃあ、あっちこっちバッサバッサだよね。

 この公演の主体は合唱団(丸の内フェスティバルシンガーズ)なんでしょうね。合唱が登場する場面はカット無しです。その分、アリアや二重唱がバッサリです。一番驚いたのは、三幕を丸々カットした事。え、そこでぶった切っておしまい? びっくりしちゃいました。

 合唱団はアマチュアさんですから、その出来について野暮な事は言わないでおきます。それでも女声は水準に達した素晴らしい歌唱でしたとだけは書いておきます。男声は…私は好きだよ、ああいう歌も。

 1幕や2幕で歌われたソロ系の有名曲は「乾杯の歌」と「ヴィオレッタの一幕のアリア(そはかの人か~花から花へ)」「プロバンスの海と空」ぐらいかな! テノールのアリアはカットだし「乾杯の歌」以外の二重唱もほぼカットでした。

 ヴィオレッタを歌った高品綾野さんは素晴らしかったし、フローラの浪川佳代さんも良かったけれど、他のソリストさんたちは色々と問題アリだなあと思いました。バリトンの直野資氏は全盛期を知っているだけに、その衰えぶりが、とても残念だなあと思いました。全盛期を知らなければ、これはこれでアリなんだろうけれど、若い頃と比べると…ねえ。息子さんでテノールの直野良平氏は、まだまだ勉強をしてもらわないといけません。親父さんのバーターなのかもしれないけれど、世の中には無名だけれど良いテノールなんてゴロゴロいます。親の七光りが無くなったら、かなりヤバイと思いますよ。

 まあ、それでも楽しめたのは事実です。歌の上手さはさておき、ニコニコ歌っている合唱団の人たちを見ているだけでも、こちらも愉快な気分になるものですからね。また、来年もオペラやるなら、ぜひ見たいものてす。

 で、オペラが終わると、まるで波が引いていくように、人々が去っていきました。ガラガラのホールEになったので、私はもっと前の見やすい席に移動して、次の演目まで待ちました。

地中海系民族音楽バンド
 東京国際フォーラム ホールE
 カンティクム・ノーヴム(地中海系民族音楽バンド)

 曲目不明

 とにかく、摩訶不思議な人たちが摩訶不思議な音楽をやっていました。何もしゃべらない人たちだったので、何にも情報はありません。

 見たことのない楽器を使って、聞いたことのない音楽をやっていました。最初はインド系や中東系の音楽バンドかと思ったのですが、地中海系のバンドなんだそうです。ううむ、よく分かりません。

 あえて使用楽器の説明をすると、太鼓とチェロっぽい楽器、ビオラっぽい楽器、鍵盤ヴァイオリン、お琴っぽい楽器に尺八っぽい笛、それにティンフルートだよね、あれは…。そんな楽器で奏でる音楽で、想定の範囲外の音になっていました。

 楽器の音が極めて小さいためか、どの楽器も拡声していました。歌も入りましたが、なんかよく分かりませんでした。有料コンサートでは、日本人や中国人のアーチストたちとコラボをして、シルクロードの音楽として演奏したそうだけれど、無料コンサートでは東洋人たちがいなかったので、シルクロードの片側だけの音楽になったみたいです。

 面白いか面白くないかで言えば…興味深いけれど、すぐに飽きてしまう音楽でした。私の心の琴線には触れないタイプの音楽だったなあ…。

 というわけで、続きはまた明日っす。

 

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2019年5月18日 (土)

LFJ2019 その8 歌曲伴奏のマスタークラス

 日付が変わってから帰宅して、布団に入ったのが午前2時過ぎ。8時過ぎには起き出して、あれこれやる事やって家を出て、東京国際フォーラムに到着したのは、11時少し前でした。そのまま、真っ直ぐにガラス棟の会議室に行って、マスタークラスの整理券を入手してから、お昼ご飯を食べました。メニューは昨日と同じ、吉野家さんの牛丼です。昨日は大盛り牛丼だったけれど、今日は超特盛牛丼(笑)です。なんかすごそうだけれど、超特盛と言っても、ごはんの量は大盛りと実は同じなんです。ただ、上に乗っている牛肉が大盛りよりも倍増しているってだけの話です。肉はいっぱい食べたいじゃない? なので、これに生卵をかけて、タンパク質を増やしてからいただきました。で、食べ終わると、時間的にちょうど良い感じになったので、会場に向かいました。

マスタークラス
 東京国際フォーラムガラス棟 G402
 ヨアン・エロー(伴奏ピアノ)

 1)リスト「ローレライ」

 なんと珍しい、歌曲の伴奏ピアノのマスタークラスです。なので、生徒さんは、当然ですが、伴奏ピアノの人です。もちろん伴奏だけじゃ演奏は成り立ちませんので、歌手さんも同伴です。よく、歌手のレッスンにピアニストを同伴するってのは聞きますが、ピアニストのレッスンに歌手を同伴するってのは、なかなか珍しいなあと思いました。

 例によって、先生がおっしゃったあれこれの指示の中から、私の心に響いた事柄を書き残しておきます。

 リートは歌詞が大切。この詩はハイネが作詞したもので、ローレライとは、ライン川に棲んでいるセイレーン(人魚、川の神)の事です。彼女がよくいる岩山のすぐそばは、川下りの難所で、昔は多くの船が難破したそうです。ちなみに、この岩山のすぐそばに、ニーベルングの指輪のお話の原因となったラインの黄金があったという設定になっています。まあ、そういう有名な伝説系のお話です。なので、マスタークラスの一番始めに、歌手さんが歌詞の日本語訳を読んでくれました。

 で、ピアノの演奏になりますが、先生曰く「歌詞に即して、ピアノはもっと演劇的に弾いてください」との事です。具体的に言えば、もっと神秘的に…って事らしいです。

 この曲の伴奏部分は、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」に通じる部分があるので、それを意識して弾くのもアリという話です。もちろん、リストはワーグナーの義父(リストの娘のコジマがワーグナーの妻)なので、この曲の方が古い(約20年前)のだけれど、ワーグナーが「トリスタンとイゾルデ」を作曲する際に、この曲が念頭にあったのかもしれない…と思われるそうです。実際、リストとワーグナーは、お互いに影響を与え合う間柄でした。

 イントロ部分は欲望のフレーズです。セイレーンの魔的な雰囲気の中に、欲望を持った人間が飛び込んでくるのです。

 この曲にはオーケストラ版があるけれど、それは聞いたことがあるのか? と先生が生徒さんに質問をしました。音色に関しては、オーケストラ版を大いに参考にするべきとの話です。いや、参考にするどころか、自分のピアノがオーケストラになったかのように、豊かな音色で演奏するべきだとも言ってました。ピアノの音は、常にオーケストラの音色や発音の仕方を参考にするべきなんだそうです。例えば、クラリネットのフレーズなら、いきなり強い音で吹けるはずはないのだから、やさしく吹き始めて、徐々に音が強くなっていくのを、ピアノでも表現しないといけないとの話ですが…それって難しくない?。

 この曲にはピアノソロのバージョンもあるけれど、それは聞いたことがあるか?とも尋ねていました。ピアノソロ版は、歌曲のピアノよりもさらに細かな指示が書かれているのだそうです。それらの指示も頭に入れた上で演奏するべきだそうです。

 ピアノを弾いているとは言え、五線譜ばかり見ないで、歌詞もきちんと見ましょう。伴奏ピアノは、常に歌詞の世界に寄り添って弾かないといけないのです。

 一つのフレーズは、しっかりと一つのフレーズとして聞こえるように弾かなければいけません。もちろん、歌手のブレスの問題もあるけれど、音楽を延々と演奏してはいけないのだそうです。これは音楽に対する意識の問題でもあるのです。

 この曲は、基本的に霧の中が舞台なので、具体的なピアノの音が聞こえてはいけません。あくまでもピアノで霧のモヤモヤを表現しないといけないのです。歌がピアノと同じ音域で入ってきたら、ピアノはよく深くぼんやりとした霧の中に埋没していかないといけません。

 楽譜には、八分音符と三連符が混在しているけれど、その違いが聞いて分かるように弾いてはいけないそうです。その理由として、ソルフェージュの試験をしているわけではなく、ピアノで霧の演技をしているのだから、表現を優先するべきであるというのです。

 この曲は、実は舟歌なのです。

 楽譜に忠実で正しい演奏するのは、当たり前の話であり、その上で、より演劇的に、より感情を込めて演奏しないといけません。だからと言って、ピアニストが感情のおもむくままに、無闇に音楽のテンポを落としてはいけません。歌手がテンポを落としてきたら、それにつきあうのは大切だけれど、ピアニストの方からテンポを落とすのは厳禁です。なぜなら、テンポを落として苦しいのは歌手だから。ピアニストは歌手を助ける立場であって、苦しめてはいけないのです。

 同伴してきた歌手さんも、ピアニストさんと同世代という事もあり、先生は歌手さんにもいくつかのアドヴァイスをしていました…と言っても、そのほとんどは、ドイツ語の発音関係でした。歌手さんのドイツ語は、我々日本人の耳で聞くと、立派にドイツ語なのですが、ヨーロッパ人(先生はフランス人)の耳で聞くと、あっちこっち引っかかるようで、子音を中心に直していました。その違いは、カナでは書き表せないような微妙な違いなのですが、先生的にはすごく気になるようなのです。

 とにかく、歌曲伴奏のマスタークラスなんて、なかなか見れないモノですからね。とても楽しく勉強させていただきました。

 続きはまた明日。

 

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